※この作品はR-18です。

やはり我が国の一夫多妻制はまちがっている。   作:滝 

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やはり我が国の一夫多妻制は乱れすぎている。続

 

「あなたの誕生日には温泉旅行に行きましょう」

 

 ──と言ったのは俺の妻である雪乃で。

 

「いいね、すっごい楽しみ!」

 

 ──と言ったのも俺の妻である結衣であり。

 

「いいですね! 癒やされちゃいましょう。わたしたちが」

 

 ──と言ったのもまた俺の妻であるいろはだった。

 

 少し長くなるが説明しよう。

 我が国日本において、ある法律が制定された。少子高齢化を防ぐ事を目的とした、一夫多妻制に関する法律である。だから俺は大学時代以降爛れた関係を築いていた雪乃、結衣、いろはと結婚した。以上。全然長くねぇな。

 

 話が決まれば早いもので、あっという間に本日八月八日は俺の誕生日である。

 そして三人と結婚して初めて迎える誕生日であり、人里離れた温泉宿にやってきたとなれば、やる事は一つだった。

 

「んっ、んんっっ、は⋯⋯んっ♡」

 

 源泉かけ流しの露天風呂に湯が注がれる音に、悦楽にまみれた水音が交じる。風呂の縁に腰掛けた俺の脚の間で、雪乃は湯船に浸かりながら懸命に膨張したそれをしゃぶっていた。

「ん、れろ、は、ん⋯⋯っ♡ 今日は随分敏感ね?」

「う、おぉ⋯⋯」

「ん⋯⋯。そりゃ、こんなシチュエーションですもんね~?」

「あはは⋯⋯。外はちょっと恥ずかしいけどね」

 いろはは俺の乳首を舐め上げながら俺を見上げ、結衣は後ろから抱きついてきてその豊満で頭を挟んできている。

 俺たちが今いるのは、所謂(いわゆる)貸し切りの露天風呂だ。旅館の説明では予約制の家族風呂、と書いてあったが、まあ全員家族だから使い方はまちがっていないはずだ。やっている行為は正しいとは言えないが。

「んっ、んぅ、はぁ、んっ、れろ、んん⋯⋯」

 さっきから俺のペニスを咥え込んでいる雪乃の口内は、温泉で身体の芯まで温まったのか、いつもよりも熱い気がした。それに加えて生まれたままの姿のいろはと結衣に愛撫されているのだ。これで興奮しないわけがない。

「なんかイキそうなってません?」

「は、あぁ⋯⋯そりゃな⋯⋯」

 基本的にエッチする時以外は出してないし⋯⋯と心中(ひと)()つ間も、射精感は待ったなしにせり上がってくる。彼女たちとする時以外に射精しない、という事はもう一週間近くも溜め込んでいるという事だ。非日常なシチュエーションも相まって、全然我慢出来る気がしない。

「じゃあまずは、いつものですね?」

 そう言っていろはは結衣に視線を向ける。耳元で苦笑が漏れると、後ろから俺を抱きしめていた結衣がそっと離れる。

「やっぱり? ⋯⋯外でするのって、ちょっと恥ずかしいけど」

 そう言いながらも結衣は露天風呂の中に身を浸すと、雪乃と場所を変わって俺の正面にやってくる。いろはの言ういつもの──つまりは結衣のその豊か過ぎる乳房で、カチコチになった男性器を包むために。

「んしょ⋯⋯っと」

 結衣はそのマシュマロおっぱいで俺のペニスを挟み込むと、もっちもっちとそれを変形させながらシゴきあげてくる。パイズリ自体には流石に慣れてきたが、結衣の言うように外でするのは初めてだったし、明るい分その行為がよく見えてしまう。たゆんたゆんと揺れながら快楽を与えてくる結衣の胸を見ていると、興奮を抑えられない。

「なんか、いつもと感覚が違うね」

 頬が染まっているのは羞恥か温泉が熱いのか。結衣は僅かに頬を上気させながら、たぷたぷと形のいい乳房を上下に揺する。

 確かに結衣の言うように、水気がある分擦れるというより竿全体がシゴきあげられるような感覚だ。

「ん、ちゅっ⋯⋯んんっ、んぅ、んー⋯⋯っ♡」

「は、うぉ、ぉお⋯⋯」

 結衣は何を思ったのか乳房から飛び出た亀頭を咥え込むと、ジュプジュプと吸い付きながら頭を上下に動かした。予想もしていなかったその行為から得られる快感の強さに、急に我慢ができなくなる。

「は、あ⋯⋯っ。結衣、出るっ、イク!」

「んっ、れろ、ん、ンっ、ん~~──♡」

 口を窄めてバキュームし出した瞬間に、俺は結衣の口内で射精していた。おっぱいに挟まれたままのペニスをビクンビクンと脈打たせて、結衣の舌の上にたっぷりと溜め込んだザーメンを出していく。

「あら、もう出したのね」

「う、あぁ⋯⋯。無理⋯⋯うっ!」

 雪乃に横からじっと見られながら、俺は結衣の胸の谷間に挟まれたまま射精を続ける。その間も吸い付くのを止めない結衣の行為は、まるで全ての精を搾り取ろうとしているかのようだった。

「はぁ、あー⋯⋯めっちゃ出た⋯⋯」

「んンっ⋯⋯、ん⋯⋯♡」

 射精完了を宣言して結衣の頭を撫でると、彼女は名残惜しそうに俺の肉棒から口を離した。そんな搾精の一部始終を、雪乃は物欲しそうな表情で見詰め続けている。

 結衣は彼女の方を向いて小首を傾げると、意図を理解したらしい雪乃はこくりと頷く。

「ん、ふっ⋯⋯あ⋯⋯」

「んんっ、はぁ、ん⋯⋯っ」

 僅かな時間見詰め合ったかと思うと、雪乃と結衣は舌を絡ませ合う濃厚なキスをしながら、搾りたてのザーメンを口移ししていく。一頻り彼女たちは精液を舌で弄ぶと、ゆっくりと口を離した。艷やかな唇と唇の間に、銀糸が光る。

「ん⋯⋯。ヒッキーの、濃いね」

「はぁ⋯⋯。二人で分けてこの量だなんて、相当溜まっていたのね?」

 精液をこくんと嚥下した二人は、艶やかに笑いながら俺に視線を向ける。興奮し過ぎて、頭が沸騰しそうだった。

「ダーリンの、大きくなったままですね♡」

 二人の艶姿を見てびくんびくんと肉竿を振り回す俺の耳に、いろは熱い吐息を吹きかける。いろはが俺を"ダーリン"と呼ぶのは、決まって雪乃と結衣をけしかける時だ。彼女たちは鼻息荒く愚息を滾らせる俺を見て、唾を飲み込んだように見えた。

「なんかわたしだけ置いてけぼりなので、一番はもらってもいいですよねー?」

 いろはは俺のペニスをシコシコと手でしごき出すと、チュッと音を鳴らして頬にキスしてくる。天を向いたままのペニスが、ぐりんと更に反り返った気がした。

 頷く俺を見て、いろはは露天風呂の縁に手を置いて尻を上げる。あられもなくその裸の尻を俺に向けると、どこまでも深く誘い込むような瞳に艶笑を浮かべ、誘いの呪文をかける。

「ダーリンの硬くなったそれ、そのまま(・・・・)わたしの中に入れて下さい♡」

「────」

 俺は生唾を飲み込むよりも早く、気付けば立ち上がっていろはの尻を掴み、ズブンと裸のままのペニスを挿入していた。

「あぁあ♡ ダーリンの、おっきい♡ あ♡」

 間近で雪乃と結衣に凝視されているのにもかかわらず、俺は挿入するなり腰を前後に振り始める。パンパンと肉のぶつかり合う音に混じって、足元でちゃぷちゃぷと波打つ湯の水音が聞こえた。

「は、あぁっ、はっ、これ、すっげぇいい⋯⋯」

「ふふっ♡ ダーリン、すっごい興奮してる♡」

 いろはは後背位で突かれながら、酷く蠱惑的な笑みを俺に向けてくる。その様子をじっと見ていた雪乃と結衣は何事かを囁き合うと、結衣はいろはの隣に、雪乃は結衣の隣に並んで、その綺麗なお尻をこちらに向けてくる。

「ヒッキー⋯⋯」

 振り返る結衣の瞳は、情欲に濡れている。その隣で、雪乃も振り返ると俺に言う。

「私たちも⋯⋯ね?」

 ドクン、と一際大きく心臓が跳ねた。気付けば腰の動きは止まり、ぬるんと勃起した肉棒がいろはの中から抜き出される。

「結衣、入れるぞ」

「うん、入れて⋯⋯♡ あ♡ あぁぁっ♡♡」

 結衣の膣口に鈴口をつけると、そのままズブンと挿入する。いろはも結衣も前戯もなしに濡れていたらしく、滑らかに俺を迎え入れてくれる。

「は、あぁ⋯⋯。本当、すげぇな⋯⋯」

 俺はそう言うと、間髪置かずに腰を振り始める。ぱちゅんぱちゅんと鳴る性交の音が、耳朶にいつまでも絡みつく。

「あ♡んんっ♡ ヒッキー、奥、まで⋯⋯♡ あ♡ あぁぁっ♡♡」

「はぁ、はぁっ⋯⋯。もうちょっと、声抑えてくれ」

「あぁぁ♡ 分かってる、けどっ♡ あ♡ これ、無理♡ んんっ♡」

 結衣は口に手を当てて必死に喘ぎを我慢しようとしているが、それでも口からは次々と嬌声が溢れ出てくる。腰を打ち付ける度に、背中の向こうでたゆんたゆんと乳房が揺れるのが見えた。

「はっ、はっ、はっ⋯⋯」

「ひぅ、んっ♡ ヒッキー、それ、あ♡ 奥まできて、あ♡ あぁぁっ♡♡」

 短く息を吐きながら、結衣の中を何度も何度も往復する。必死で腰を動かしていると、くすりといろはが密やかな笑いを漏らした。

「ダーリン、いいんですか? 相手は一人だけじゃないんですよ?」

 その言葉に、俺ははっとして雪乃の方を見る。どうやらずっとこちらを見ていたらしく、振り返ったままの雪乃は俺と目が合うと眉毛をハの字にさせる。

「その⋯⋯。急かすわけではないのだけど⋯⋯」

「お、おう⋯⋯」

 そう言われてしまうと、相手をしないわけにはいかないわけで。俺は結衣の背中を撫でると、ぬるんとペニスを抜き取り、今度は雪乃の後ろからその硬くなったものを彼女の入り口に擦り付ける。

「いくぞ、雪乃⋯⋯」

「はい⋯⋯。⋯⋯あ♡ んんっ♡ あぁぁっ♡♡」

 一息に挿入すると、先に入れた二人にも負けないぐらい大きな声で、脳を蕩かすような喘ぎが漏れる。いくら周りが塀に囲まれているとは言え、ここは露天風呂でありつまりは屋外。あまり大きな声を出せば誰に聞かれるとも分からないというのに、俺も彼女たちも我慢ができそうになかった。

「は♡ぁん♡ ん、ふ⋯⋯っ♡ あ♡ いつもより、おっきぃっ♡ んんっ♡」

「だよね。絶対いつもよりおっきいし」

「ダーリン、のってきましたねー。次はわたしですよ?」

 二人に見られながら、俺はその動きを止められるわけもなくひたすらに腰を振る。ずっと温泉に浸かっていたからか、雪乃の膣内はいつもよりも熱い。

「あぁ♡んっ♡ は♡ ああぁぁっ♡ん♡ 奥、まで♡あ♡ 入って♡ んんっ⋯⋯♡」

 いつの間にやらパンパンと大きな音を立てながら、俺は腰を打ち付けていた。熱くて狭い雪乃の中でうっかりイカされそうになってしまい、俺は一息にその膣内から生殖器を抜き取る。

「いろは⋯⋯」

「あ⋯⋯♡ いいですよ、もう一回入れてください♡ あ♡あぁぁっ♡♡」

 俺はいろはに挿入し直すと、射精しないよう我慢できるギリギリの速度で腰を動かし始める。いろはは相当期待して待っていたのか、挿入するなりかなりの圧力で俺のペニスを締め付けてきていた。

「は、あぁぁ⋯⋯。なんかめっちゃ、締まってるんだけど⋯⋯」

「んんっ♡ ふふっ♡ 気の所為、です♡ あぁぁっ♡」

 いろはの中で往復していると、あっという間にイキそうになってくる。挿入してから三分と経ってもいなかったが、俺は射精感を誤魔化すようにいろはの中からペニスを引き抜く。

「はぁ、うぁ⋯⋯。結衣⋯⋯」

「あ⋯⋯♡ うん、もう一回、入れて⋯⋯あ♡」

 ぬぷんっ、と結衣の中に剛直を突き入れると、背中越しでも見えるほどに彼女のたわわな部分が揺れ動く。蠱惑的なその尻がぶるると震え、俺のペニスは更に硬度を増した気がした。

「は、あぁ⋯⋯すっげぇ、いい⋯⋯」

「ふふっ、ダーリン⋯⋯♡」

 いろはは色欲に塗れた目で俺を見ると、艷やかな唇を蠱惑的に歪める。

「子作りロシアンルーレットですね♡」

 それから俺は、射精しそうになる度に挿入する相手を変え、腰を振り続けた。いろはの膣内は常より狭く、結衣の膣内は吸い付くように絡みつき、雪乃の膣内はずっと熱いままだった。

 

「は、あぁぁ⋯⋯。もう、出るっ! 雪乃、出すぞっ!」

「あんっ♡ あ♡ あっ♡ いいわ、出してっ♡ あぁぁっ♡ 八幡っ♡ 中に、出してっ♡ んンんっ♡♡」

 

 彼女たちとの結合を、何度か繰り返した後。

 雪乃は絶頂に達した瞬間に口元を押さえると、背中をビクビクと仰け反らせた。キュウゥ、と膣内が一際狭くなった瞬間、俺も彼女の中に放出する。

 ドクン、ドクンと、震える雪乃の膣内に、俺はありったけの生殖液を注ぎ込む。今日が危険日か安全日かも確かめないまま、当然のように俺は雪乃に膣内射精していた。

「はぁ、はぁ⋯⋯。すっげ、吸い付いてくる⋯⋯」

「ひぁ♡ あぁぁあっ♡♡」

 俺の肉竿がその膣内でいななくと、雪乃はガクガクと身を震わせながら快楽に耐えていた。尚もビュービューと射出される精液は、彼女を孕ませようと奥へ奥へと入っていく。

「あー、今日は雪乃さんでしたか。もうちょっと我慢してくれたら、わたしの番だったのに」

「んー⋯⋯。あたし、もうちょっと締めた方がよかったかなぁ」

 そんな悔恨とも誘惑とも分からない声を聞きながら、俺は最後にビクンと雪乃の中でペニスを脈打たせた。ようやく射精が終わると、俺はぬるんと一息に肉棒を抜き去る。

「あ⋯⋯♡」

 栓をなくした雪乃の膣内から、ブリュッと中出しされた精液が溢れ出てくる。トロトロと絶え間なく零れ出るそれは、湯船に落ちる度に白く固まっていく。

 

「⋯⋯出しすぎ、よ。そんなに私を妊娠させたいのかしら?」

「いやもう、我慢出来ないでしょこんなの⋯⋯」

 

 彼女たちの視線を一身に受けながら、俺は捻りもなければ情けも無い言い訳を口にして、露天風呂の縁に腰掛けて天を仰ぐ。

 まだまだ元気な下半身とは相反して、俺の身体はこもりすぎた熱に悲鳴を上げるかのように、気怠く重くなっているのだった。

 

 

   *   *   *

 

 

 目を開くと、見慣れない天井が広がっていた。

 

「あ、起きましたか?」

 

 ひょいと覗き込んできたのはいろはで、口元には柔らかな微笑みを浮かべている。どうやらいろはの膝枕で、俺は一眠りしてしまったらしい。

「⋯⋯ああ。もう起きる」

「ええ、ちょうど食事も来たところよ」

 のそりと起き上がると、雪乃が言う通りテーブルには鯛の活造りやら牛肉の陶板焼きやらと豪華な食事が並んでいる。のぼせて膝枕してもらっている所を中居さんに見られていたのかと思うと、少し気恥ずかしい。

「それじゃ、乾杯しよっか」

 結衣は俺のグラスにビールを御酌してくれると、一人ひとりに目線をやってそう言った。皆が頷きを返すと、結衣はこほんと小さく咳払いをする。

「じゃあ⋯⋯。ヒッキーお誕生日おめでとう! かんぱーい!」

 乾杯、と妻たちの声が揃うと、軽くグラスとお猪口を合わせた。どうやらビールを飲んでいるのは俺だけらしく、彼女たちは日本酒を頼んだようだ。

 それにしても、温泉旅行まで用意してもらって祝われるというのは、ちょっと予想が出来なかった。本当、うちの奥さんたちやらしい⋯⋯じゃなかった、優しい。それでもって綺麗で可愛くてあざとい。こんな幸せがあっていいのだろうかと思うぐらいに、俺の感じる幸福感は現実離れしていた。

「で、次は誰からします?」

 それぞれに料理に箸を伸ばし始めると、そんな聞き捨てならない言葉が聞こえてくる。あれ⋯⋯うちの奥さんたち、優しい、よね?

「順番的にいろはちゃんじゃないの?」

「ですよねー」

「⋯⋯八幡に決めて貰ってもいいと思うけれど」

 雪乃がそう言った瞬間、三人の視線が俺に集まる。いやーははは何の話をしているのかなマジで何これどうして俺に振るの?

「まあ、別にそれでもいいんですけどー⋯⋯」

「でもそういう時って、ゆきのんが最初になること多くない?」

「そうかしら?」

 すーっと俺から視線を逸らすと、雪乃は誤魔化すようにくいとお猪口を煽る。今日は妙に、飲むペースが早い。

「それは絶対そうですよね。拗ねたら一番面倒くさいですし」

「あなたも大概でしょう⋯⋯」

「あ、でも拗ねた時のゆきのんも可愛いよ! ね、ヒッキー?」

「⋯⋯そうですね」

 俺はボソボソとそう答えると、グイグイっとビールを半分ほど飲み干した。八幡、料理もお酒も味が分かんなくなってきたよぉ⋯⋯。

「あ、ダーリンは飲み過ぎちゃ駄目ですよ。使い物にならなくなったら困るので」

 いや本当、うちの奥さんたちは優しいなぁ。

 

 ⋯⋯俺の下半身には、厳しいけど。

 

 

   *   *   *

 

 

 ちょっと夜風に当たってくる、と言って部屋を後にしてから、二十分は経っただろうか。

 

「おかえりなさい」

 

 ボチボチ戻るか、と帰ってきた部屋には既に布団が並べられ、何故か既に照明まで落とされている。

 先程よりも僅かに乱れた彼女たちの浴衣姿が行灯の明かりで浮かび上がり、思わず俺は唾を飲み込んだ。

 

「遅かったわね」

 

 そういう雪乃の顔は、下から行灯で照らされているというのも相まってか、常よりずっと妖艶に見えた。もちろんそれは、彼女に限った事ではない。

 

「うん。遅いよ⋯⋯」

 

 どうやら結衣は飲みすぎてしまったのか、すでに声は甘ったるく舌のまわりですら怪しくなっている。

 

「まあこうやって待っているのも、焦らされるみたいでわたしは嫌いじゃないですけどね」

 

 さあ、とでも言わんばかりにいろはは手を伸ばすと、二つくっついた布団の上に俺を誘い込む。これじゃまるで、飛んで火に入るなんとやら。無論俺が、彼女たちの誘いを断る事なんて、できるはずもない。

 

「では旦那さま、今宵の相手は誰からにいたしましょう?」

 

 悪戯っぽいいろはの言葉に、トクンと心臓が跳ねた。いい加減慣れろという思いと、浴衣姿という妄想がかき立てられる姿に冷静でいられる理由がないだろうという思いがぶつかり合う。

 そして俺は本能のままに──動けたらよかったのだが、それも非常に難しい。何故ならば宣告の会話の通り、彼女たちの間のバランスを取るのは至難の業だからだ。

 順番で言ったら、いろはからだろうか。けどこうやって選べと言われた時に最初に選ぶのは雪乃かいろはが多い気がする。結衣が怒ったり拗ねたりするの稀だし、そんな部分に甘えてしまっていたのかも知れない。

 などと考えていると、いろはが何やら結衣に耳打ちする。結衣は顔を赤くすると、何やら戸惑い気味に身体を捩る。そのちょっとした仕草が、妙に悩めかしい。

「えっと⋯⋯。ヒッキー⋯⋯」

 結衣はぽしょぽしょと言いながら、浴衣をはだけさせる。ぽろん、とその豊満なものを俺の眼前に顕にすると、頬を赤くさせたまま言う。

「大丈夫? おっぱい揉む?」

「揉む」

 秒で答えて気付いた時には結衣のおっぱい、通称ゆい乳を両手で揉みしだいていた。ふおぉぉぉ⋯⋯我が手中に宇宙が広がっておるぅ⋯⋯。

 ゆい乳に夢中になっている呆けたように見ていた雪乃は、はっと顔を上げると浴衣を肩から滑り落とした。

「は、八幡⋯⋯。その、私も⋯⋯」

「揉む」

 秒で答えて気付いた時には雪乃のおっぱい、通称ゆき乳を左手で揉みしだいていた。右手は結衣のおっぱいを揉んでいるままだから、これがかの有名な『両手におっぱい』だ。何それ初めて聞いたわ。

 これが結雪乳か⋯⋯と天を仰ぎながらその柔らかさを堪能していると、もぞもぞと腰の辺りを(まさぐ)る感触に気付く。あれ、俺の浴衣の帯はいずこへ──。

「ダーリンのここ、準備万端ですねぇ」

 ふふっ、と耳元で蠱惑的な笑みが零れたかと思うと、俺は一瞬の内に半裸になる。かろうじて残っていたボクサーパンツの中で、愚息は完全に昂ぶっていた。

「胸を揉んでるだけで勃起するとか、ダーリン童貞みたい」

 チュッ、とわざとらしく音を立てて、いろはは俺の耳元にキスをする。

 その指摘には、反論する必要があるだろう。これは童貞のように初な反応ではなく、パブロフの犬的な反応だからだ。あんまり変わってねぇな。

「ということで」

 いろははそう言うと、一気に俺のパンツを脱がしとってその張り詰めたものを開放させた。ブルンッと飛び出たモノを見て、雪乃も結衣も一瞬息を止める。

 

「それで旦那さま、今宵の相手は誰からにいたしましょう?」

 

 先程と同じ台詞を言った後に、いろはは敷布団の上に仰向けになって脚を開く。はだけた浴衣の中から、下着も何も身につけていない下半身が顕になる。こいつ、本当に──。

「あぁぁっ♡♡」

 本当にあざといし、エロ過ぎだろ。俺はいろはの誘惑にのせられるがまま、二人の胸を揉むのを止めて彼女に覆いかぶさり、反り返ったものをその膣内に沈み込ませていた。

「ちゃんと順番、守ってくれたんですね? あ♡」

「は、あぁ⋯⋯。こんなの。順番とか関係ないだろ⋯⋯」

 あんな誘われ方したら、順番など気にしている余裕なんてない。ずっぷりと奥まで挿入された肉棒を見下ろすと、俺は腰を振り始める。

「あ♡ん♡ ダーリンの、おっきぃ♡ あ♡ あぁぁっ♡♡」

「ヒッキー、なんか凄い興奮してない?」

「⋯⋯してやられたわね」

 何やら奥様方は聞き捨てならない会話をしているが、もはやそこに意識を向ける場合でもなかった。いくら二回出した後とは言え、彼女たちと交わるようになってから五回戦十回戦が当然のようになってきた俺には、まだまだ感覚は鋭敏でちょっとでも気を抜いたら射精してしまいそうだった。

「はぁっ、はぁっ⋯⋯いろはの中、すっげぇ締まるっ⋯⋯は、あぁ」

「あぁ♡ん♡ だってわたしも、興奮してるから♡ あぁ♡」

 いろはの蕩けた目で見詰められると、それだけで高まって射精が近くなってくる気がした。ずん、ずんっと最奥をノックする度に、行灯の光で照らされたいろはの胸が揺れる。

「すご⋯⋯。ヒッキー、最初からめっちゃ動いてるし⋯⋯」

 じっと座ってその様子を見ていた結衣は、何を思ったのかいろはの隣に並んで脚を開いた。浴衣のはだけた部分から見える下半身には何も身につけておらず、俺は腰を振りながらごくりとまた唾を飲み込んだ。部屋に戻ってきた時に彼女たちの浴衣が乱れているように感じたのは、俺を待つ間に下着を脱いでいたからなのだろうと、今更ながらに気付く。

「は、あぁ⋯⋯。結衣も、興奮してるんだろ?」

「あっ⋯⋯♡ んんっ♡」

 俺は左手で結衣の入り口に触れると、クリトリスを中指で撫でた瞬間びくんと彼女の身体が跳ねた。ぷるんと皿に開けられたプリンのようなそれが揺れ、俺はまたペニスが硬くなった気がした。

「マジでいやらしいな、二人とも⋯⋯」

 きっと酒が入っていなければ、結衣が自らこんな風に触って欲しそうにする事はないだろう。さてもう一人の奥さんは、と雪乃の方を見るとその瞬間ばっちり目が合う。どうやらずっと行為の様子ではなく、俺の表情を見ていたらしい。

「あなたも相当興奮している顔ね」

 艶やかに微笑まれてしまうと、何も言い返せない。図星なほど興奮して、動物の交尾のように腰を振っているのだから。

「⋯⋯いろは、後ろからするぞ」

「あ♡ はい♡」

 俺はいろはからペニスが抜けてしまわないように注意しながら、彼女の身体を百八十度回転させる。自然と結衣の上で四つん這いになる形になり、中途半端に挿入されたペニスの向こうに結衣の入り口が見えた。

「は、あぁ⋯⋯」

「あぁ♡ん♡ これ、奥まで♡ ああぁっ♡♡」

 いろはの膣内に滾った肉棒が出し入れされるのを見ながら、俺は大きなストロークで彼女の最奥を突く。腰のくびれをしっかりと掴み、彼女の身体の芯まで届くように腰を振り続けた。

「あは♡ いろはちゃん、すっごい気持ちよさそうな顔してる」

 結衣はいろはに笑いかけながら、彼女の胸を両手で揉みしだき始めた。一体何が結衣をそこまでいやらしくさせたのか、常の彼女からは想像も出来ないぐらい煽情的な光景だった。

「あ♡ 結衣、さんっ♡ それ、ダメですっ♡ あ♡ あぁぁっ♡」

「ヒッキーに突かれている時のいろはちゃんって、素直だよね」

 結衣はまるで愛しい人でも招き入れるかのように、いろはの頭に腕を回すと彼女を抱き寄せた。後背位で突いている俺からはよく見えないが、確かめるまでもなく彼女たちは深いキスを交わしているようだった。

 俺が後ろからいろはの奥をずぶんと突く度に、くぐもった喘ぎが漏れる。何これエロ過ぎるでしょ⋯⋯と思っていると、一人様子を見ていたはずの雪乃がいろはの目の前にやってくる。

「いろは。私の肩に手を置いて」

「あぁぁ♡ はいぃぃ⋯⋯♡」

「ふふっ。結衣の言う通り、本当に素直ね」

 いろはが言われた通りに雪乃の肩により掛かるように手を置くと、一瞬彼女の蕩けた表情が目に入る。バックでよかったと、心底そう思う。あんなエロ可愛いトロ顔を正面から見せられたら、一瞬で射精してしまう。

「いろは⋯⋯」

 雪乃はいろはの顎に手をやり、くいと上を向かせると彼女とキスを始める。先程までの結衣とのキスに対抗するかのような、激しく深い口吻だった。

「うわぁ⋯⋯すっご⋯⋯」

 結衣は真上で激しく舌を絡ませ合う二人を見ながら、またいろはの胸を揉み始めた。いろはの膣内が、キュッと急に締まり始める。精液がせり上がってくる感覚の中で、俺はパンパンと音を立てながら腰を振る事しか出来なくなっていた。

「ん♡ふぅぅ⋯⋯っ♡ あ♡ あぁっ♡ 雪乃、さんっ♡ 結衣、さんっ♡ それ、ダメぇぇっ♡」

「いろはちゃん、カラダびくびくしてるよ。可愛い⋯⋯」

「イキそうなのね。いろは、ちゃんとお願いしないと」

 二人のお姉さま方から愛されながら、いろはは雪乃の肩に縋りついたまま俺を振り返る。だらしなく開かれた口元は、もはや誰のものかも分からない唾液でぬらりと光っていた。

「せん、ぱぁい⋯⋯。思いっきり突いて⋯⋯わたしをイカせてくださいぃ⋯⋯♡」

 情欲に濡れた瞳に捉えられて、俺は一瞬腰の動きを止めた。そして次の瞬間、全速力で彼女の中を往復し始める。

「あら、昔の呼び方に戻っているわよ」

「ふふっ。素になると言い方戻るよね」

「あぁぁ♡ これっ♡ すごいっ♡ あ♡あ♡あぁぁっ♡ 先輩ので、イッちゃう♡ これ、来ちゃうっ♡ あ♡ あぁぁっ♡」

 酒のお陰もあるのだろう、いろははいつになく感じている様子で、俺を振り返りながら物欲しそうな視線を送り続けてくる。結衣の手で揉みしだかれている乳房が、柔らかそうに形を変え続ける。

「いろはは愛しのダーリン(・・・・)に、どこに出して欲しいのかしら?」

 愉悦に塗れた目でいろはを見ながら、雪乃は彼女の髪を撫で優しい声音で問いかける。いろはの喘ぎ声が、高く甘く耳朶を突き抜けていく。

「中、なかぁっ♡ 先輩、わたしの中に、出してくださいぃぅっ♡ ひぁ♡ん♡ は♡あぁぁっ♡」

「はっ、はっ、はぁっ⋯⋯。いろは⋯⋯っ、中に出すぞっ⋯⋯!」

「はいっ♡ ください♡ 先輩の精子♡ あ♡ わたしの中に♡ 奥にいっぱい出して♡ 先輩ので、妊娠させてくださいぃっ♡♡」

「いろはっ、いろは⋯⋯っ、は、うっ⋯⋯! あ、出るっ、イク!」

 ズブンッ、といろはの一番奥まで勃起しきった肉棒を突き入れると、俺は彼女の膣内で思いっきり射精する。何度も何度もペニスを脈打たせて、ドプドプといろはの膣内に生殖液を注ぎ込む。

「は♡ああぁぁぁっ♡ 先輩の、出てる♡ あぁっ♡ 赤ちゃん、できちゃうぅっ♡」

「あら、いろはは妊娠して何か困る事があるのかしら?」

 雪乃の問いかけに言葉すらも出せなくなったいろはは、彼女の肩に寄りかかったままイヤイヤをするようにかぶりを振った。雪乃に支えられてようやく四つん這いになれている状況のいろはに、俺は欲望のまま、容赦も何もなく精液を送り込み続ける。

「ヒッキー、全部中に出した?」

「はぁ、はぁ⋯⋯。ああ、全部出た⋯⋯」

 俺は結衣の問いかけを合図に、ぬるんといろはの膣内から射精の終わったペニスを引き抜いた。いろはは俺から開放されると耐えかねたかのように崩折れ、結衣の隣に横たわる。

「はぁ、はぁー、あ♡ 妊娠、しちゃう⋯⋯♡ あ♡ 先輩ので、はぁぁ⋯⋯♡」

 いろはは方で息をしながら、さっきまで結合していた部分からトロトロと白濁液を溢れさせる。恍惚としたままイキ続けているらしい彼女を見ているとまた入れたくなってくるが、俺にはまだ二人も満足させなくてはいけない相手がいるのだ。

「⋯⋯次は結衣な」

「うん♡ ヒッキー、入れて⋯⋯♡ あ♡ あぁぁっ♡♡」

 俺は仰向けになったままの結衣に覆いかぶさると、手も何も使わずに腰を突き出した。それだけで挿入できるぐらい結衣の膣内は濡れていて、俺のペニスも愛液と精液でヌルヌルになっていた。

「あ♡ これ、すごい♡ ヒッキーの、やっぱり今日は特におっきいかも♡」

「そりゃな⋯⋯」

 トロントロンに酔っ払って乱れまくる可愛い奥さんに、興奮しない理由がない。俺は結衣の両脇に手をつくと、そのままぬっぽぬっぽとペニスを出し入れする。

「あぁ♡ん♡ なんか、いつもより反り返って、あ♡ 気持ちいいところ、当たってる⋯⋯♡ あ♡ あぁぁっ♡」

 結衣の唇から零れ出るセックスの実況に、段々と頭が沸いていくみたいだった。俺を見詰めてくる目はとろんと蕩け、可愛らしい唇からは腰を動かす度に快楽が漏れてきている。

「本当に気持ちよさそうな顔をするのね」

「ゆきのん⋯⋯。あ♡ふっ♡ん♡ あぁっ♡」

 雪乃は結衣の隣に寝そべると、先程いろはとそうしていたみたいに、いきなり舌を絡ませ合う激しいキスを始める。右手で結衣の乳房を揉みながらそうする姿は、彼女をイカせようとしているようにも見えた。

「はぁ、はぁ⋯⋯お前ら、エロ過ぎ⋯⋯」

「あら、私たちをこんな身体にしたのはどこの誰だったかしら?」

 雪乃は身を起こすと、腰を振り続ける俺の肩に手を置いてしなだれかかってくる。肩から上を動かさないように腰を動かしていると、耳元に雪乃の唇が寄せられる。

あなた(・・・)が私たちをメチャクチャにしたのよ。私たちの処女をことごとく奪って、快楽を身体に覚え込ませて、開発されてしまったの」

 蠱惑的に上がった口角は雪乃を酷く妖艶に彩っていて、心臓がバクバクとうるさい。頭の中で、プチプチと細い糸がいくつも引き千切られていくような、そんな錯覚を覚える。

「私たちを満足させる事ができるのはあなただけよ、比企谷くん(・・・・・)

 昔の呼び方に戻った雪乃の言葉に、俺は思わず射精してしまうかと思った。雪乃の言葉で今まで彼女たち積み重ねてきた行為を走馬灯のように思い出し、バカみたいに興奮しているのだ、俺は。

「あぁぁ♡ もう、ゆきのん? ダメだよ、ヒッキー誘惑しちゃ。そんな事したら、すぐイッちゃうじゃん」

「あらごめんなさい。つい、ね」

 ふふっ、と雪乃は微笑むと、俺から離れて結衣の身体に覆いかぶさった。右の手でぷるぷると揺れる乳房を包み、空いている方の胸を舌で転がし出す。

「あ♡ ゆき、のんっ♡ ダメ、それ♡ ん♡ふぅぅ⋯⋯っ♡」

「ん⋯⋯。結衣も、今日はとても素直ね」

 結衣は雪乃に愛撫され、俺に正常位で突かれながら、その快楽から逃げるように顔を逸らす。雪乃の言葉によって昂ぶった俺の情動は落ち着く事を知らず、その腰は結衣を貫くためだけの機械のようにピストンを繰り返していた。

「ひぁ、う♡ んんっ♡ これ、だ、めぇっ♡ 胸触られながらするの、だめ⋯⋯♡ あぁぁっ♡♡」

「ふふっ⋯⋯。結衣も八幡も、イキたそうな顔をしているわ」

 雪乃は結衣の胸を揉みしだきながら、頬にキスをするかのように顔を近づけていく。結衣の耳元に唇を添えると、俺に聞こえるように彼女は問いかける。

「教えて。結衣は八幡に、どうして欲しいの?」

「あ♡ あぁっ♡ 一緒に、あ♡ 一緒にイキたいの⋯⋯っ♡ あぁっ♡ ヒッキー、一緒にイこ♡」

「はぁ、はぁ⋯⋯っ。ああ、俺もそろそろ、イク⋯⋯っ」

 雪乃にされるがままになっている結衣の腰をしっかりと掴むと、俺は最大限の速度で腰を動かし始める。パンパンと肉のぶつかり合う音に混じって、結衣の蕩けきった喘ぎ声が部屋に響く。

「あぁぁ♡ イッ、クぅっ♡ あ♡あ♡ん♡ はぁ♡んんっ♡ あたしも、イッちゃうぅぅっ♡♡」

「素敵ね、結衣。このままだと膣内に射精されてしまうけれど、それでいいのかしら?」

「うん♡ うんっ♡ いいよっ♡ あぁっ♡ 今日は、あたしだけまだ中に出してもらってないもん♡ あ♡ ヒッキー♡ 最後は、中に出して♡」

 目は熱に浮かされて蕩けきり、恍惚とした表情の結衣を見ながら俺はせり上がってくる精液を押し止める事を諦めた。最奥を突く度に形をかえる胸を見ながら、俺は最後の瞬間まで強く、強く結衣を突く。

「は、あぁ⋯⋯。結衣、イクっ⋯⋯! 中に出すぞっ! は、あぁ⋯⋯っ!」

「いいよっ♡ 一緒に、あ♡ 一緒にイッて♡ あたしの中にっ♡ ヒッキーのちょうだいっ♡ 思いっきり、中に出してっ♡♡」

「うっ、あ⋯⋯、は、あぁっ⋯⋯!」

 裸のままのペニスを全て結衣の膣内に突っ込んだまま、俺はその一番奥に向かって発射した。どくんどくんと肉棒を脈動させ、結衣の中でありったけの精液を放っていく。

「あぁあぁぁ♡ ヒッキーの、出てる♡ あ♡ ね、全部中に出してね? あ♡んんっ♡」

 俺は肩で息をしながら、びくびくと肉竿を暴れさせるがままに結衣の膣内で射精する。脳が焼かれるほどの快楽に背筋をゾクゾクと震わせながら、最後の一滴まで彼女の中に注ぎ込んだ。

「は、あぁ⋯⋯。抜くぞ」

「あ⋯⋯♡ んっ♡」

 射精が完全に終わると、俺はぬぽっと結衣の膣内から硬くなったままの肉棒を引き抜いた。途端に逆流してきた精液がビュプッと音を立てながら溢れて、布団に垂れていく。濃密な性の匂いとその光景に、頭がどうにかなってしまいそうだった。

「まだこんなに出せるのね⋯⋯。さあ、次は私の番よ」

 雪乃はヒクヒクとイキ続けている結衣の隣で仰向けになると、その細く美しい脚をM字に開脚させてその入口を露わにさせた。雪乃も雪乃で相当ハードなスイッチが入ってしまっているらしいが⋯⋯。

「はぁ、はぁ⋯⋯。ちょっと、休憩⋯⋯」

 いろはに結衣にと全速力で腰を振り続けたお陰で、もう息が上がって動けそうもなかった。俺が雪乃の隣で仰向けになると、はぁはぁと肩で息をする。

 雪乃は暫く何か思案していたかと思うと、不意にチュッと俺の頬に唇をつけた。そしておもむろに俺に跨ると、硬くなったままのペニスを握る。

「は、あぁ⋯⋯。雪乃?」

「あなたが動けないなら、私が動けばいい話よね?」

 雪乃はそう言うと、ゆっくりと腰を落として──裸のままのペニスをその膣内に誘い込み、性的に結合する。さっきから愛撫も何もされていないはずの膣内は濡れそぼり、俺の性器をその狭さで抵抗しながらも受け入れる。

「う、おぉ⋯⋯っ」

「あ♡ あぁっ♡ 入った、わ♡」

 悦びの声を漏らし、雪乃は俺の上から微笑みかけてくる。今日の雪乃さん、痴女のんというよりサキュのんだな⋯⋯などと考えいると、雪乃は慣れた動きで前後に腰を振り始める。

「あぁ♡んっ♡ 硬いままなのに休憩なんて、させないわ。あぁ♡ は、あぁっ♡」

 かろうじて帯で繋ぎ止められた浴衣を乱して、雪乃は俺の上で妖艶に性の運動を続ける。イッたばかりのペニスが快感に耐えかねるようにびくんびくんと脈打ち、まるで射精しているかのようだった。

「ちょっ、待っ⋯⋯っ。イッたばっかで、それは⋯⋯っ」

「あぁ♡ やめないわよ。あ♡ ふぅっ♡」

 雪乃の腰を掴もうと伸ばした手を、逆に彼女に捉えられてしまう。両手を絡め取られ、雪乃は俺と両手を繋ぐようにして更に深く、激しく腰を動かしていく。

「おま、これ⋯⋯。は、あぁ⋯⋯やばいって⋯⋯っ!」

「ん♡ ふふっ♡ 今日はあなたも素直なのね?」

 奈落を思わせるような深い快楽と、悦楽に塗れた表情。ダメだ、今日の雪乃に勝てる気がしない──と思っていると、急に彼女の声は可愛く跳ねた。

「きゃっ、ん⋯⋯っ♡」

「ふふっ、雪乃さん、随分愉しんでますね」

 見れば快楽の向こう側から帰ってきたらしいいろはが、騎乗位で腰を振る雪乃の胸を両手で揉みしだいていた。形のいいゆき乳が、いろはの華奢な手によって一時も同じ形を留めることなく、ふにふにと弄ばれている。

「いろは⋯⋯っ。何を⋯⋯」

「さっきの仕返⋯⋯お返しです」

 今の仕返しって言おうとしたよね? といろはの方を見るが、彼女は俺より雪乃に夢中なようだった。小悪魔と呼ぶには淫ら過ぎる表情を浮かべて、雪乃の頬にキスをする。

「雪乃さん、口開けてください」

「んっ♡あっ♡ ふ、ぅぅっ♡♡」

 雪乃は腰を振る速度を落としながら、いろはに唇を舌で割られてその口内の蹂躙を許してしまっている。いろはに愛撫され、雪乃の腟内がキュンっと一気に締まりを増した。

「ん、はぁ⋯⋯。ふふっ。今度はダーリンが、雪乃さんを気持ちよくさせて上げる番ですよ♡」

 いろはの提案に、雪乃の中に入ったのペニスがぐりんと反り返った気がした。彼女が言うように、俺も今日は相当に素直であるらしい。

「ああ⋯⋯。いくぞ、雪乃」

「ちょっと、待っ⋯⋯ん♡ は♡ あぁぁぅうっ♡♡」

 聞いた事もないような、高く大きな喘ぎ声。それが俺を焚きつけ、下から突き上げる腰の動きが止められない。

 雪乃の腰をしっかりと掴んで、上に向かってひたすらに腰を動かす。その快感の強さから腰を上げようとする雪乃を、いろはが押さえつけて逃さない。

「雪乃さん、ダメですよ逃げちゃ。これ、さっきダーリンにしてたことですからね」

「これ、あ♡ だ、めぇっ♡ 気持ちよすぎて、あ♡ 壊れ、ちゃうっ♡ うぅぅっ♡♡」

 騎乗位でセックスするという行為自体に変わりは無いというのに、胸を愛撫されながら突かれている雪乃は、珍しいぐらいの乱れっぷりだった。さっきよりも締め付けが増している分、彼女の快感も大きくなっているのかも知れない。

「は、あ、はぁっ⋯⋯。雪乃⋯⋯っ」

「あ♡ あぁぁっ♡ 八幡、止まって、あ♡ もう、ダメ♡ あ♡ あぁぁっ♡♡」

 雪乃はそう言うと腰の動きを緩める時間すらなく、俺に跨ったままびくんびくんとイキ始めた。不随意に蠢く膣襞は、まるで俺の精液を搾り取ろうとしているかのように蠢く。

「雪乃さん、イクの早い♡ ⋯⋯あ、ダーリンは手加減しちゃダメですよ」

「はぁ、あぁ⋯⋯そう、だな」

 ぶっちゃけこっちもイキそうだったが、ここまで乱れる雪乃は珍しいから、一体どこまでいけるのか試したくなってしまう。いろはの言う通り、さっきまで彼女は好き放題やっていたのだから、ちょっとぐらいお返ししてもバチは当たらないだろう。

「雪乃⋯⋯」

「あぁ⋯⋯♡ はち、まん⋯⋯? あ♡ あぁっ♡ふっ♡あぁぁぁっ♡♡」

 未だに絶頂の最中にある雪乃を下から突き上げると、彼女はいろはのキスから逃れて顔を逸らす。行灯の光に照らされた白い首筋が見えて、それですら俺を興奮させていく。

「まだ、イッてる♡ からぁっ♡ お願い、許して、あ♡ 八幡っ♡ ねぇっ♡ あ♡あ♡ お願い、お願いぃっ♡♡」

 びくんとまた雪乃の背中が反って、再び膣内が収縮を始める。完全に暴走を始めた嗜虐心は、もう俺ですら止められない。止めたくない──。

「止めて欲しかったらもう、イカせちゃう方が早いと思うんですよねー。ほら、ダーリンの顔、早く雪乃さんの中に出したいって表情してますよ♡」

 顔を逸したままの雪乃の耳元に、いろはがふっと息を吹きかける。その僅かな快感に雪乃の身体は敏感に反応して、腰がプルプルと震えている。

「さあ、雪乃さんもちゃんとお願いしましょう。ほら、ダーリンの方を見て言うんですよ」

 もはややりたい放題のいろはは尚も雪乃の胸を揉みしだきながら、そう彼女に促した。ようやく俺と目を合わせた雪乃は、快楽に蕩けきった表情でその完璧な形の唇を開いた。

「は、あぁぁっ♡ 八幡⋯⋯の、中に出して欲しい、の⋯⋯。あっ♡ あなたの全部、ここに出して♡」

 雪乃はそう言って、自らの下腹部の辺りを撫でた。その仕草だけでもう、俺は堪えきれずに発射してしまいそうになる。

「あなたの濃くて沢山の精子を、膣内で受け止めたいの。あ♡はぁぁぅっ♡ だからあなたの全部、中に出して⋯⋯♡」

「⋯⋯ああ、分かった」

 俺は雪乃の言葉を聞き届けた瞬間から、彼女を突き上げていた。ぱちゅんぱちゅんと音がするほど激しく、彼女の無防備な膣内を往復する。

「あ♡あぁぁっ♡ これ、すごい、のっ♡ イクっ、あ♡ またイッちゃう♡ イッ、くぅぅぅっ♡♡」

「はっ、はっ、はぁ⋯⋯っ! 雪乃、イクぞっ、はっ、はっ⋯⋯中に、出すぞ⋯⋯っ!」

「あ♡あ♡あぁぁっ♡ きて♡ きてっ♡ 八幡っ♡ 私の中に♡ あなたの全部、注ぎ込んで♡ ああぁぁぁあぁぁっっ♡♡」

「はぁ、ふっ、う⋯⋯っ! 出る、あ、出るぅっ!」

 脳髄まで響くような喘ぎ声を浴びながら、俺はずぶんと雪乃を突き上げると彼女の膣内で射精した。唸りを上げるように脈打ちまくる肉棒が、雪乃の膣内を精液で満たそうと何度も何度も白濁液を吐き出していく。

「ん♡あぁぁぁっ♡ す、ごいっ♡ これ、すごい、のっ♡ ああぁ♡ 八幡のが、いっぱい♡ ふぁぅうっ♡♡」

「は、あぁぁ⋯⋯。まだ、出るぞっ⋯⋯うっ!」

 どくん、どくんと快楽に任せて生殖器を跳ねさせ、雪乃の膣奥に何度目かも分からない精の放出を続ける。重力に逆らいながら卵子に向かって精子が泳ぐ姿が見えてくるような、そんな錯覚すら覚える、強烈な快感だった。

「あ、全部出ました?」

「はぁ、はぁ⋯⋯、ああ、全部、な⋯⋯」

「ふふっ。じゃあ雪乃さん、どれだけ中に出されちゃったか見せてください」

「あ♡ ふぁ、ぁあ♡ んっ⋯⋯♡♡」

 いろはに促されて雪乃が腰を上げると、肉棒の栓が抜かれた瞬間にコプッと音を立てて精液が溢れくる。未だに勃起しっぱなしの俺のペニスにトロトロと白濁液が垂れていく──。

「うわぁ⋯⋯。これすっごいやらしい⋯⋯」

「⋯⋯ん、あれ? ひょっとして、ゆきのんの番おわった?」

 雪乃の大きな喘ぎ声に意識の底から戻ってきたのか、結衣は未だに膣内から精液を溢れさせながらのっそりと起き上がる。雪乃の膣内から零れ出てくる精液を見ると、うわっと声を上げる。

「ヒッキー、出し過ぎ。これ何回目?」

「まだ五回目ですよ。まだ(・・)

 雪乃を支えていたいろはがその力を抜いていくと、雪乃は俺の太ももを枕にするようにへたり込んでしまう。はぁはぁと吐き出される息がペニスにかかり、それですら俺を興奮させて性器は萎える事を知らない。

「ドロドロになっちゃったんで、綺麗にしてあげましょうか」

「うん、そうだね」

 いろはがかぷっと精液と愛液に塗れた亀頭を咥え込むと、結衣は横から竿を舐めあげる。飛んでしまったと思っていた雪乃も辛うじて意識はあるのか、睾丸に垂れていく精液を舐め取っていた。

「うぉ、ぉぉお⋯⋯。これ、凄い⋯⋯っ」

「ん、ふぅ⋯⋯っ♡ あれ、ダーリンひょっとして、またイキたい感じですか?」

 彼女たちの膣内の感覚からすれば優しいぐらいの快感のはずなのに、視覚的な興奮から俺はゾクゾクと背筋を走るものに耐えていた。愛欲に濡れた表情のままの彼女たちを見ているだけで、どんどんと精液が尿道をせり上がってくる。

「んんっ⋯⋯。え、もう出せるの⋯⋯?」

 結衣は俺を見上げながら、ペロペロと血管の浮いた肉棒を舐めあげる。雪乃ははむっと睾丸を口に含むと、薄く目を開けてこちらを見てくる。彼女の股からは未だに精液が溢れているのか、細い太ももに伝う白いものに俺は異常なまでに興奮する。

 ──ああ、ダメだ。

 こんなの、耐えられるわけがない。物理的な快感よりも圧倒的に強大な精神的快感に突き動かされて、熱く滾ったものが出口を求めて駆け上がる。

「あは♡ いいですよ。思いっきり出しちゃいましょう♡」

 そう言っていろはがカリ首に舌を這わせた瞬間に、俺は呆気なくも盛大に射精していた。ビュービューと噴水のように噴き出したザーメンが、彼女たちの美しい顔を白く汚していく──。

「あぁ♡ ヒッキー、本当に出しちゃった♡」

「は、あぁ⋯⋯♡ 無断で顔にかけるなんて、相変わらずね⋯⋯」

「うわ、まだ出るんですか? 三人一気に顔射だなんて、贅沢ですね♡」

 俺のペニスは蛇口が壊れてしまったかのように、ぶるんぶるんと暴れまわりながら精液を発射し続ける。雪乃の鼻に、結衣の頬に、いろはの唇にとザーメンを降り注いで、ようやく射精が収まってくる。

 彼女たちは快楽の残滓にどろどろになったままの顔で、期待を込めた目で、俺を見詰めた。そしていろはは、先程とまったく同じ声音で、この行為に終わりなどない事を告げるのだ──。

 

 

「では旦那さま、今宵の相手は誰からにいたしましょう?」

 

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