※この作品はR-18です。

蛍は何処へ   作:パリピブラゾール

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原作シリアス最高潮の中にぶちこむKYぶりに初投稿です。

ヒロインに偏りがあるのは、ひとえに作者がキャラをうまく掴めない力量不足に由来します。


妻妾同衾(環ルート)

最も伴部に近い立ち位置と言えば、蛍夜環をおいて他にない。ゲームでは主人公と言う役柄、最も能動的に行動し、また、行動次第で異なる相手と結ばれる。

 

 

ゲーム特有の無限の可能性。

だが、それとこれとは別だろう、と伴部は心の中で呟く。

 

 

「伴部くん、そろそろ君の覚悟を聞かせてよ」

「うん、君はどんな選択をするのか……僕たちは、待っているんだから」

 

 

蛍夜環、×2。

どちらを選ぶか、どちらを切り捨てるか、というほど深刻な問題ではない。

単純に、区別できない同一人物の、どちらから先に愛し合うかと言うだけの話である。

 

 

地主や庄屋といった大きな家では、公然の秘密とばかりに、妾がいることも珍しくはない。個人の概念が現代より希薄な世界では、性の知識も共同体の中で経験的に知っていくものであり、頑なに子供を排除しようとするわけでもない、言ってみれば一種のおおらかさが残っていた。

 

 

それでも、二股同然の仕打ちを受けて、男にも、関係した女にも嫉妬の目を向けないのは珍しい。こればかりは、生来の蛍夜環の人柄によるとしか言えないであろう。

 

 

それでも伴部からすれば、付き合っていた相手がいきなり二人に増え、双生児のようなわざとらしい競争を求めてくるのには、色々と困惑させられるのだが。

 

 

「そもそも、姫様方。……そんな選択肢、用意していないでしょう」

 

 

温泉で暖められた肌は卵のように白く、蝋燭に灯る火を受けてつるりと光る。その白い肌は惜しげもなく晒されていて、それでも本人たちからすれば恥ずかしいのか、わざとらしく隠される部位は、ちょうどもう一人の自分の体の影で隠されている……つまりは、二人は体を重ねて、伴部に二人仲良く、三人で、愛し合うことを始めから決めているのだった。

 

 

形のよい乳房は同じ膨らみにぶつかり合っても形を崩すことはなく、朱色に染まる乳首は葡萄のように固くなり、少女たちの肌を押し合う。上気する相手の体に腕を回してくっつきあえば、冷やされた湯気が雫となって二人の肌を流れ落ちていく。上になった環が腕をぐいと回せば、下になった環は両足を山のように立て、もう一人の自分を受け止める。重なりあった秘部からはとろとろと、半透明の蜜が糸を引きながら二人の太ももを濡らしていく。

 

 

 

否が応でも、熱は高まる。無意識に唾を飲んでいた。震える手で、腰のくびれから、うつ伏せになった環のなだらかに盛り上がる尻を、手で包むようにして、触れる。ぴく、と上の環が反応するのがわかった。下の環は、とろんとした目で、体を反らしていくもう一人の自分を見上げている。

 

 

 

ややあって、意を決した伴部は、そそりたつ己の分身を、重なりあう二つの部位の間へ、じりじりとねじ込んでいった。海藻で作られた潤滑液を、腰から尻へととろとろと流し込めば、ひんやりとしたそれが、肉棒を優しく撫でる。少し痛みさえ感じさせた熱さが癒され、ぬぽぬぽと気の抜ける音を立てる。及び腰だった動きが、徐々に激しく早くなる。上の環は敏感な箇所を擦られて、下の環は上滑りする伴部の勢いに押されるように、あう、あう、と声にならない悲鳴を上げる。天井を見上げる環の白い喉が嚥下を繰り返すように上下し、そんなもう一人の自分を見下ろす環は、肩越しのい草が、どんどん湿って影になっていく様子を、三人が溶け合う姿と重ね、笑みを浮かべる。

 

 

 

やがて、股間や太ももを濡らすのが、体液か潤滑液かわからなくなった頃、三人は改めて抱き合い、二人ずつに分かれなければ、孕むことが出来ない不都合に唇を尖らせるのであった。

 

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