蛍は何処へ 作:パリピブラゾール
今話題の下人!伴部の正体、年齢、職業は? まとめ
こんにちは!最近妖が活気づいてきて不安ですね……。
しかし、世の安全を守るために働いている人々がいます!退魔士と呼ばれる人々です!
今日は、近頃話題に上がる歴史ある退魔士の家系、鬼月家の下人、伴部についてまとめてみました!
伴部とは何者なのか?
検索しても、よくわかりませんね……あまり有名な人ではないのかもしれません。
ただ、消耗品とされる下人の中で、名前が挙がるだけあって、とても強いのかもしれませんね!
一方、名前さえ覚えられない下人が話題に上がる時点で、それは悪評とも言えるかもしれません。良い意味でも悪い意味でも有名になってしまうのが下人という職業のようです。
また、未確認の情報ですが、座敷わらしに好かれている、という話がありました!
座敷わらしと言えばその家に幸せをもたらす妖怪として有名です。そんな素敵な存在からも好意を寄せられている伴部。羨ましいですね!
いかがだったでしょうか?このまとめブログでは今後も伴部について気になる情報、最新のネタを補足していきます。気になる方は是非、フォローやブックマークをお願いします!
伝統ある退魔士の家で何が?取り入り上手な下人による、「支配された王国」
「あれほど傍若無人な奴はみたことがありませんよ」
鬼月家に長年勤める家人はそう吐き捨てる。ずばり、疑惑の渦中にある下人、伴部のことだ。
下人の中でも高い地位を与えられた青年は、鬼月葵という二の姫に仕えていた。
「二の姫は気難しく、傲岸不遜な態度で評価が分かれていた。けれどそれも、幼い頃妖に襲われたから、という事実があったためです。しかし、それを救い出したのが伴部だった。家人の中には、伴部が敢えて姫君を危険にさらした、と考えるものもいるほどです」
記者の脳裏に身の毛もよだつ想像がよぎるーー伴部は、姫君を危機に陥れ、謀殺しようとしたのではないか?姫君の命は彼の手中にあった。彼としては死んでも生きていても構わなかったのだろう……危機を演出して自分で救い出す、洗脳のやり口である。
「姫君のあの態度は、伴部の性格を反映したものだったのかもしれません。そう思うと、自分は葵姫が不憫で……」
家人は声を詰まらせた。
疑惑の中にある伴部だが、彼は今、鬼月家の当主に引き立てられ、これまで親しくしていた人々にも掌を返したように冷淡になっているという。若さゆえの増長、これも伴部が当主に取り入った結果ではないか……暗雲立ち込める鬼月の家、恐るべき下克上は当分終わりそうもない。
必ずしも誠実な語り手とは言えなかった。鬼月家当主直々に、別れの言葉が投げ掛けられました。人気実況者伴部、亡くなる。あまりにも突然の死でした。
伝統ある退魔士の家、鬼月家。ここで彼は、家人同然に可愛がられたと言います。
「あの人は常に人気者でした。一の姫、二の姫、当主夫婦はもとより、橘商会のお嬢さんまで。とにかく、人の良い青年といった感じでしたね」
「……兄貴が自殺……いえ、家の方々は自裁と。過去の不祥事を苦にして自分を裁いたと聞いています(不自然に編集された語尾)」
識字率をあげ、下人がいかに消耗するのを防ぐか、知恵を絞ったと言います。
彼をよく知るという人物に話を聞きましたが、
生まれも育ちも悪い下人がろくに思い出を語ることはできない、
それどころか信頼できる情報とは思えなかったので、今回取材班は、インタビューをすべてカットしました。
一方、話題に挙がった一の姫、二の姫、また橘商会は、沈黙を貫きました。
下人に対して異例の、当主直々による追悼の言葉。
この名誉に、人々は「下人でなければ」と故人を惜しんでいます。