帝都のマッサージ店 作:ただの石
「んあーー気持ちいい……すみません」
「なんでしょうか」
強張った筋肉を揉みほぐしていると、とろけた声を出していた彼女が頭を上げようとしたので、俺は施術の手を止める。
「今日はその、夢のリクエストがしたいのですが」
ほとんど裸の格好で肌を触らせている彼女が、目をつぶったまま今さら恥ずかしそうに言い出したので、俺はクスリと笑った。
「わかりました。思っただけで夢を操作出来ますので、口にしなくても大丈夫ですよ」
「……ぁ……お願いしますぅ」
赤面する彼女をみて、俺は手のオイルを一度タオルで拭いて、専用のオイルをスポイトで吸って頭皮に馴染ませる。
「今からヘッドスパをしますが、寝てしまう方が多いんですよ」
「そうなんですね……ん」
頭のツボを指圧する。
「お加減はどうですか」
「あ゛ぁ゛ーーすごくいいですぅ」
そんな穏やかな会話を楽しみながら、あまり効果の無い顔を触ったり、ひたすら気持ちいいツボでリラックスさせて、耳をコロコロと揉んでいると、寝息をたて始めた。
俺は頭を鷲掴み<抵抗突破力上昇>、<睡眠深度操作>、<夢食みの言霊>を発動する。
◆
「ドロテアさん、起きてください」
その声が耳に入ると、バネ仕掛けの人形のように上体が起き上がり、頭の中がスッキリとした、私史上最高の目覚めだった。
私はマッサージの寝台の上にいて、マッサージ師が側に立っている。
「ここはまだ夢の世界です。見覚えのある景色ですが、私があなたの記憶を補助してこの空間をつくっています。なので、好きなように変化させることが可能です」
「きゃっ!?」
草原を駈ける馬、暗い海に巨大な魚の口、大空を翔る白竜……目まぐるしく景色が変化し、元の部屋に戻ると私の心拍数は跳ね上がっていた。
「それで、あなたはどんな夢がみたいですか?」
問いかけられて、思い出す。
帝国の魔術師を育成する士官学校の卒業生でありながら冒険者となった幼馴染み──初恋の相手だったリュオンが一月前に死んだ。
深く落ち込んでいた私は、同僚からの紹介でこのマッサージ屋の存在を聞き、可能なら夢でもう一度リュオンに会いたいと願ってここへきたのだ。
私は気持ちを落ち着けるように深呼吸をして、姿勢を正した。
「私は……学生だった頃に戻って、若いリュオンと相思相愛甘々セックスで孕んで家族になりたい!」
◆
彼女の頭をマーキングした俺は、頭を鷲掴んでいた手を離す。
彼女は今頃、夢をマクロ化した導入を楽しんでいるところだろう。
「ドロテア、目を開いて。歳はいくつだ」
「24歳です」
深い催眠状態で目の焦点が合っていない彼女は今、睡眠時のみに成立する俺の<夢食みの言霊>のスキルによって支配されている。
俺は今になってねっとりと彼女──ドロテアを観察する。
帝国人らしい色白な肌に静脈血のような赤茶色の髪は顎のラインに切り揃えられていて、小ぶりな耳には翠の宝石が綺麗なピアスがあり、長めの前髪をずらすと平行の細い眉、額に触れたことでくすぐったそうに笑う瞳はピアスの宝石と同じ色をしていて、ぷっくりとした唇を割って指を入れると白い歯が見えた。
香油の効果によって触覚の強化と代謝を高めたドロテアの体は汗をかき、金持ちの後衛職らしい少し肉のついたお腹を擦ると、ピチャピチャ、と汗の水音が鳴った。
「これからクンニをするから、エッチな気持ちになるように努力して、それを『にゃん』や『にゃあ』みたいな猫の鳴き声のみで表現すること」
そう言って寝台を回り込んだ俺はドロテアの脚を掴んで股を開き、防御力皆無な紙パンツを破り捨てた。
オイルで濡れてテラリとした陰毛の房に鼻を埋め、肉厚のあるまんこの筋に舌を這わせる。
「にゃん、にゃあ」
両腕で太股を外から引き絞るようにすると、肉の圧力が心地いい。
太股をたっぷりと堪能しながら、這わせていた舌を割れ目にねじ込んだ。
臭くて酸っぱいが、興奮した俺は半勃起しているのを感じる。
「んなぁ、にゃぁお……ふっ、ふっ、ふっ」
「股を自分で開いて、オナニーしろ」
「んにゃぁおん」
命令すると、ドロテアは片手で自分の乳首をコネながら、自分の唾で濡らした薬指と中指をズッポリまんこに挿し込み、摘まむようにクリトリスを揉み始めた。
「んふー、んふー」
口を尖らせ、鼻息を荒くするドロテアに何をしようかと考え、服を脱いで寝台に乗り、ドロテアの頭を跨いだ。
「オナニーを続けながら、金玉に奉仕しろ」
「にゃぁ~ん♡」
ドロテアがとびっきり媚びた返事をして、ズゾゾゾゾ、と金玉を吸う口の上でマイペースにしごき始めた俺は、ぺちぺちと半勃起のふにゃちんで頬を叩き、溢れてきたカウパーを鼻先に塗りつけた。
「幸せそうに嗅げ」
丸めた唇で金玉をコリコリ甘噛しながら、スゥーー、と深呼吸するドロテアのうっとりとした顔を眺めていると、ムクムク、と射精欲が強まって、反り返るほどギンギンに勃起していた。
「次に進めるか」
俺は再びドロテアの頭を鷲掴み、思考のレールを引いてそちらへと誘導する。
◆
「上手だよ、ドロテア……ああっ!気持ちいい!」
「んっふふ、イキそうなのね?」
気持ちいい、心がどんどん満たされていく。
「今度はまた、僕がドロテアを気持ちよくさせる番だ」
「そんなところ、汚いよ……ああん♡」
「──そんなとないよ。俺はドロテアの全部を知りたい。愛してるから」
一瞬、人が変わったような気がした。
私の知らない一面を覗かせたあまりにも嬉しい言葉に、ジュン、と膣が濡れて、一生懸命にクンニをしてくれているリュオンの頭を抱え込んでしまった。
はぁ、幸せ……本当はずっと、こうしたかったんだ。
いつの間にか昔に通っていた学校の教室に立ち尽くしていて、大人になった姿のままな私が制服を着ていて。
「ドロテア、好きだ。愛してる。ぼ、僕と付き合ってくださいっ!」
あの頃のままのリュオンに告白されて、伸ばされた手を掴んで「幸せにして?」と言うと、喜色満面に浮かれるリュオンを抱き寄せて、キスをして。
「セックス、しよっ」
「赤ちゃん、出来ちゃうよ?」
「大丈夫。あれから私頑張って、帝国の宮廷魔道士になったから貯蓄もたくさんあるの」
「ドロテア、頑張ったんだね。凄いよ」
「うん、そうなの……だから。寂しかった分、いっぱいいっぱい愛し合って、リュオンの赤ちゃんの種でお腹いっぱいにするの」
「ちょっ、ドロテア、えっちすぎるよ……。俺もドロテアを孕ませたいっ、ううっ、もう我慢出来ないッ!!」
「きゃっ♡」
リュオンに押し倒されて、甘い唾液と舌が口に入り込んでくる。乱暴に胸を揉まれて少し痛かったけれどそれも一種のスパイスとなって、さらに気持ちが昂ってくる。
「いれるよ」
「きてっ」
愛液が奥からどんどん溢れてきて、グショグショに濡れたまんこにブニブニとしたリュオンの性器の感触がして──息を飲む。
◆
「んみゃああぁあん♡お゛うっ♡お゛っ♡」
ぱちゅん、ぱちゅん、と腰を打ちつける度に尻肉が波打って、大洪水な愛液に血が混じったピンクの泡がお互いの陰毛にこびりつく。
口の中に舌をねじ込むと絡みついてきて、唾液を流し込むと舌に吸いつかれた。
<睡眠深度操作>で現実と夢を繋げられたドロテアは、俺をリュオンと誤認したまま、幸せな明晰夢の中にいる状態だ。
唾液交換を欲するドロテアを強引に剥がし、ちんぽに力を入れて膣の刺激を楽しむ。
「ネコ語はもういいから。応援して」
「うん!頑張れっ♡頑張れっ♡孕ませっクス頑張れ♡1・2・パコパコ♡1・2・パコパコ♡オ゛ッオ゛オ゛ッ♡」
リズムに合わせて腰を打ち付けると、ブピュッ、と腹に熱いのが掛かり、シャーーッ、と勢いよくドロテアの尿が出てきたので、親指で膀胱を指圧しながらピストンを継続した。
「次は卑屈に媚びて」
「はひっ、おばさんのクソ雑魚まんこは、んん゛っ♡リュオン様のおちんぽに負けました……あんっ♡子宮も降伏しました、のでぇ……つよつよ精子に卵子を貫かれて必ず孕みます♡捨てられても孕みます♡私の赤ちゃんの部屋にドピュドピュッと、ちり紙感覚で精子を恵んでくださいぃぃ」
「捨てたりなんかしないよ。愛してる、ドロテアは?」
<夢食みの言霊>を解除する。
「しゅきぃ♡……愛してるわっ!リュオンの赤ちゃんたくさん欲しい!」
「う゛っ」
覆い被さり、タパパッ、とドロテアの腹の上に白濁した液体がかかり、まんこから抜いたちんぽがヒクヒクと蠕動する。
「え……どうして、どうして?」
涙が溢れてきた様子のドロテアを確認し、<夢食みの言霊>を発動する。
「今ならまだ、精子をすくってまんこの奥に押し込んだら孕めるかもね」
「ひどい、ひどい……」
泣きながら、必死に腹の上にかかった白濁した液体を押し込もうとするドロテアを見ながら、ちんぽをしごく。
「……嘘だよ、さっきのは液体は媚薬なんだ。ってもう聞こえてないか」
「んお゛おう゛っ♡イグぅ♡イギ死ぬぅ♡」
必死に指でまんこへ押し込んだ物の正体は媚薬の入ったカプセルで、強力な催淫作用が効いてきたようで、ドロテアの膣からブピュッ、ブピュッと栓が壊れた蛇口のように愛液が溢れていた。
そこへ追加のオイルをかけて、ヌルヌルのネバネバのテカテカとしたドロテアのおっぱいにちんぽを挟む。
白くてポリュームのあるふかふかなおっぱいに挟むと全てが隠れてしまうほどで、ヌチャヌチャ音をたてて揺れるおっぱいに征服欲が満たされる。
薄茶色の服のボタンのような小さな乳首の先はギンギンに勃起し、こねるとドロテアが汚く鳴いた。
「仔猫みたいに甘えて、バックで射精すよ」
「にゃん♡」
尻を突き出して、フリフリ、と誘ってくるドロテアの大きな尻を鷲掴んで拡げると、アナルがヒクヒクと動いていて愛らしい。
我慢汁を垂らす亀頭をまんこの割れ目に当て押し込み、腰から背骨、うなじまでの美しい女体の曲線に感動しながら、ドロテアの腰を掴んだ。
パンッ、バンッ、パンッ。
「ぐっ、さっきより締まるっ」
「ふにゅ~あ゛~っ気持ちいいにゃ♡幸せにゃ♡」
「射精しそうだ」
「んみゅ♡顔みせてにゃん♡」
繋がったまま正常位になり、ゴリゴリと音が聞こえてきそうなぐらいにうねり精子を搾りとろうとするマン圧の快感に頭が白む。
ニチャッ、ニチャッ、と肌が離れる度に糸を引くオイルによってお互いの境界線があやふやとなり、ドロテアの存在が自分の体の一部かのように近くに感じる。
もっと深く繋がりたい一心に腰をこれでもかと押しつけると、亀頭の先端が子宮口の輪と密接し、降りて拡がる口に食いつかれた。
「捕まえたっ、孕ませてほしいにゃん♡」
ビュル、ドポッ、ドピュルルルルル!!
ぱちゅん、ぱちゅん、ぱちゅん──
「にゃっ!んふゅ♡んん゛おごお゛っ♡いひっえへへへっ♡あんっ♡あんっ♡──」
そのまま何度も何度も射精した。
顔射もしたし、尻コキで背中も汚した。
子宮のキャパを超えた精子をちんぽと密接した子宮口が圧力を閉じ込めて、拳ほど膨らんだ腹を押し込むと白目を剥いて気絶したドロテアの膣からゴポォ…ッと精子が溢れて、また子宮口に密着中出しをして満タンにすると、気づいたドロテアが喜んだ。
俺はアイテムボックスからカメラを取り出すと、精子で膨らんだお腹のドロテアに挿入したままダブルピースをしてもらったのを撮影し、続けてお掃除フェラといろんな音声をデータクリスタルに残した。
◆
「おはようございます」
「ありがとうごさいました!凄く晴れやかな気分です」
「仕事冥利につきます」
目が覚めた彼女はとてもいい笑顔を浮かべると、全裸で股にシールを貼った姿で寝台を下りた。
横を通り過ぎるとき、粘っこい水音が聞こえた気がしたのは幻聴ではないだろう。
「着替えるのを、手伝ってもらえませんか?まだ股が痛くて」
「もちろんです」
肩を貸しながら最後に靴を履き終えた彼女は立ち上がると、小さく微笑んだ。
「また会いに来ます、元気でね!」
肉体まで変化する高度な降霊術だと暗示を信じた彼女はリュオンの死を受け入れながら、俺の子供を産んで愛してくれるだろう。
その事実がとても嬉しい。
思いをはせていると、チリン、とドアベルが鳴り、次のお客様がやってきた。
「いらっしゃいませ」
「予約していたメーベルです」
「帳簿を確認しますね。はい、確かに──」
メモに死蔵してたヤツを気まぐれに投稿しただけで、続けるつもりはなかった()
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