優柔不断は切り捨てろ:周りの美少女は全員他人のモノ 作:エルサイズ
――――――――――――――圭介視点
「...」
翌日。僕はリビングの床で目を覚ました。
時刻は...まだ日が昇ったばかりの頃だ。
「うわぁ...」
改めて自身の格好を見ると呆れてくる。
下半身は何も身に着けておらず、萎れた分身を曝け出したままだ。
フローリングで気絶するように眠っていたので体中が痛い。
ちらりと壁を見ると、薄く黄色い液体が飛び散った跡と、鼻腔にツンと沁みる刺激臭がした。
「うっ...」
徐々に昨夜の記憶が蘇って来た。
...あれは夢だったのではないか?
そう思ってしまいたかった。
「はぁ...」
とりあえず、片付けと身支度をしよう。
僕はアルコールティッシュと雑巾を取り出し、壁の清掃から始めた。
幸いなことに、付着してさほど時間が経過していなかったので綺麗にふき取ることが出来た。
次に身支度だ。右手と股間はかぴかぴになっており、風呂にも入っていなかったので不快だ。
「パンツだけで良いか...」
下着だけを持って風呂場に向かい、身を清める。
熱いシャワーを浴びていると、段々と意識がはっきりとしてきた。
「夕華...」
幼馴染の女の子。
本人にその気は無いけれど、男子からは高嶺の花だと思われている。
そんな彼女と家が近所で仲が良いのは少し自慢だった。
「っ...」
僕は一瀬さんと付き合っているので、夕華に対して色々言える立場ではないし、そもそも誰であっても彼女の恋路に口出しする権利なんてあるはずが無い。
しかし...しかし......いざ、夕華が恋人であろう男と交わっている現場を目の当たりにすると...さすがに少しショックだった。
脳裏に焼き付いている夕華の甘い嬌声。
幼い頃から耳にしているあの可愛らしいソプラノボイス。その声で喘いでいる彼女の姿を想像するだけで胸が締め付けられてしまう。
「...」
しかし...どうしたモノか。脳内で妄想していた夕華の姿に、僕以外の男の姿が見えたそのとき...股間が更に硬くなって昂奮が高まってしまったのだ。
刃を丸めたナイフで心をズタズタにされているような気分の中、性的には興奮が止まらずに勃起した股間をしごく手が止まらない。そして...射精の後に訪れる虚無感は更に強烈に胸を締め付けた。
「...ふぅ」
体を洗うと少し気分が晴れた。
...色々考えても仕方ない。それに、僕は夕華と付き合っているわけでは無いのだ。
ちらりとスマートフォンを見る。まだ時間には余裕が有る。
「木曜日か...」
今日はアルバイトの日だ。
確か...一瀬さんも同じシフトだったはず。仕事中なので積極的に話しかけるわけにはいかないけれど、恋人にこの気持ちのざわめきを治めて貰おう。
「...」
恋人...
恋人であるはずの一瀬さんだけど...最初にホテルに行くきっかけになったのは、彼女が体育教師と援助交際をしている現場を目撃したからである。
...まあ、実際に交わっている様を目撃したわけではないけど。
しかし...先程の夕華の痴態を想像した際に感じたあの感情は...一瀬さんが体育教師の逞しい体に組み伏せられて犯されている様を妄想しても、同じくらい...いや、夕華以上に股間が硬くなる気がした。
「...違う。違う違う...っ...!」
慌てて思考を振り払う。...振り払おうとする。
...しかし、脳内に溢れ出した妄想はどんどん膨らんでいく。
見える...一瀬さんの痴態が見える....制服を脱ぐ暇さえ惜しんで事に及んでいる。ブラウスを乱暴に開かれて、乳房を揉みしだかれながらもその表情は甘く蕩けており、男の左手が彼女のスカートの中に伸び、レースの装飾が施された黒いショーツに手を突っ込んで、クチュクチュと彼女の秘所をまさぐっている。
その愛撫で表情を蕩けさせ、甘い嬌声を上げ続けている。...一瀬さんは男の腕に縋りつき、甘い嬌声を上げながらガクガクと腰を震わせている...
やがて愛撫も終わり、仁王立ちになったお兄さんの足元に座り込み、上目遣いで男の顔を見つめながら大きな股間に唇を近づける...そして、手を使わずにガチガチに勃起した肉棒を咥えこみ、舌を絡めながらお兄さんに奉仕している。
男は一通り満足すると、一瀬さんをその場に押し倒した。細い両脚を大きく広げ、一瀬さんは秘所を広げながら男を見つめる。物欲しそうに、焦がれるように見つめている。...そして、お兄さんが一瀬さんの頬を優しく撫でると、ガチガチに勃起した肉棒を...一気に膣内に挿入した。
一瀬さんは男に抱き着きながらひと際大きな嬌声を上げ、再びガクガクと身体を震わせた。
しかし、男はバチュン...バチュンと抽挿を繰り返し、一瀬さんが首を激しく振りながら快楽に翻弄されていても構わずに続けている。
バチュン...バチュン...バチュンバチュンバチュン...パンパンパンパンパン....と、腰を振る速度はドンドン増していく。
一瀬さんは狂ったように喘ぎ声をあげ、お兄さんの体に抱き着きながら....自らも男に合わせて腰をくねらせていた。
「はぁ...はぁ...」
きっと...膣奥を一突きされる度に、全ての愛情がこの硬い肉棒を持つ男へと向かっているのだろう。
ズルズルと肉棒が引き抜かれる度に僕の事は抜け落ちて行くのだろう。
抽挿が一層激しくなり、お兄さんは一瀬さんの身体をベッドに押し付けながら、激しく腰を打ち付けていく。
一瀬さんは涎や涙をまき散らしながらも...笑っていた。顔を真っ赤にしながら、好き...好き...と繰り返していた。
そして...バチュン!と激しく膣奥を突くと、お兄さんはガクガクと腰を震わせたのだった。
ああ...
絶望して座り込みそうになる僕の耳には...再びお兄さんが腰を打ち付ける音と、快楽に翻弄されながらお兄さんへの愛を叫ぶ一瀬さんの嬌声が聞こえてきていた...
「うっ...!」
パタパタと精液がバスルームの壁に張り付いていた。
情けなく精を放った僕の股間は、まだまだ硬いままだった。
....あれ?いつの間に...
一瀬さんと...無意識のうちに相手の男がお兄さんになっていた妄想の世界に入り込んでいくうちに、いつの間にか自身の股間をしごいていたらしい。
「はぁ...はぁ...ふぅ...」
息を整えると、普段よりも更に重い倦怠感と絶望感が襲ってきた。
...いわゆる賢者タイムというやつに、胸を引き裂かれるような絶望感が上乗せされたような状態だ。
しかし...しかし、股間をしごく手が止まらないほど興奮したのも事実。
「うぅ...」
ポロポロと涙が溢れて来た。
ここ最近で感じた違和感...具体的に言うと一瀬さんとの映画デート。夕華との放課後デート。そのどちらもお兄さんが居て、そのどちらも小さな違和感を感じた。
気のせいだと思いたいけど、先ほどの妄想のせいで嫌な光景がますます鮮明に想像できてしまう。
「夕華...」
夕華は...どのように交わっていたのだろうか。
.....ダメだ。考えるな。
夕華は...風呂から上がると、夏場はラフな格好ですごしていることが多い。ショートパンツにキャミソールなどという...その気になれば一瞬で剥ぎ取られてしまうような...無防備な格好。
同じ部屋の風呂場から出て来たお兄さんが、ソファでくつろぐ夕華のすぐ隣に腰掛けて...そのまま唇を奪った。
舌を絡め合いながら抱き合う義兄妹。キャミソールの肩紐をずらして夕華の豊満な胸を曝け出す。お兄さんの大きな手が乳房を揉みしだき、夕華は甘い声を漏らしながらお兄さんの腕を掴んでいる。
そして、お兄さんの手は夕華の下腹部に伸びて、ショートパンツの中へと侵入していく。
「はぁ...はぁ...」
クチュクチュと聞こえ始めると、夕華はビクンと震えて快楽に顔を歪ませた。湿った音は激しさを増していき、お兄さんの指で強引に絶頂まで連れ去られてしまう夕華。
やがてその瞬間は訪れ、可愛らしいソプラノボイスを情欲に濡らしながら絶頂を知らせる淫らな歌を口にしたのだった。
間髪入れずにお兄さんはショートパンツとショーツを剥ぎ取り、背中から夕華をソファに押し倒す。
夕華はすぐに腰だけを上げて、後背位でお兄さんを受け入れる準備を整えた。トロトロになった膣口に向けて、ガチガチに勃起した肉棒をあてがうお兄さん。そして....一気に膣奥まで捻じ込んだ。ひと際大きな声で快楽を歌う夕華。
お兄さんは後から夕華の身体をガッシリと捕まえて、絶対に逃げられないようにしていた。そして...抽挿が始まった。
バチュン...バチュン...一番深い所を執拗に責めるように繰り返される抽挿。狂ったように声を上げながら身を捩る夕華。快楽で最愛の妹が壊れようとしているにも関わらず、お兄さんは抽挿を止めない。
段々と早くなる腰遣い。"イク"と"好き"を繰り返してお兄さんの大きな肉棒で貫かれている夕華。速く、遅く、円を描いたり、上下に擦り付けたり。変幻自在な腰遣いで夕華を狂わせていく。
ふと...お兄さんは一度動きを止めた。
夕華は物欲しそうにお兄さんを見つめ、お兄さんはそんな彼女に優しく微笑みかけた。
そして...お兄さんは体勢を少し変えた。...もっと深く肉棒が突き刺さり、もっと激しく抽挿が出来る姿勢に。
お兄さんは再び夕華の腰を掴み、今度は愛液が飛び散るほど激しい抽挿を始めた。もはや絶叫に近い嬌声を上げる夕華。激しい抽挿のせいでただただ強引に快楽を捻じ込まれることしか許されていないらしい。
このまま僕の幼馴染は壊されるのではないか、と思うほど長い時間ピストン運動が続いていた。そして...ようやく最後の瞬間が訪れた。
"
一層激しくなるピストン運動。そして...
「うっ...!!」
再び...薄くなった精液がバスルームの壁を滴り落ちた。
「うぅ...うう....」
ガクガクと腰を震わせながら床に座り込んだ。
情けなく勃起した股間からは薄い精液が垂れており、いつの間にか2度目の自慰行為をしていた事に気が付いて更に気が滅入ってしまった。
....僕が妄想の世界に浸っている間も、世間では普通に時間が経過していた。長針も短針も朝礼の時間を指しており、僕は入学以来初めて遅刻をしたのだった。