優柔不断は切り捨てろ:周りの美少女は全員他人のモノ 作:エルサイズ
――――――――――――――美咲視点
アルバイト先であるスーパーまでの道のり。今日は別にシフトに入っているわけではないけれど、それでも行かなきゃいけない。
「はぁ...」
...どうしても足取りが重い。
部活の類には所属しておらず、学校に行き、アルバイトをして、そして家では勉強漬け。
そうでもしないと特待生という身分を維持できない。
それだけで疲弊しているというのに...
「お、来たな」
従業員入口を通り過ぎて裏手の倉庫。
第二倉庫という札を掛けられた鉄扉を開くと、中には既に店長が待ち構えていた。
「...っ...」
「そう睨むなよ。...ほら、早く」
後ろ手で鍵を掛けて中に入る。
この第二倉庫に保管されているのは、特売や年末年始のセール用ののぼり旗、店長会議用の長机やパイプ椅子などの普段は使わないモノばかりだ。
...つまり、この倉庫には他の従業員が近寄らない。
「...はい」
パイプ椅子に腰かけて足を広げている店長の前に座り込んだ。
ちなみに店長会議はこの部屋で行われるので、倉庫と言う割には空調機が設置されており、床もコンクリート打ち放しでは無い。
「舐めろ」
「...はい」
私は...この男に逆らえない。
スラックスのファスナーを降ろし、下着をまさぐって肉棒を引き出した。
「っ...」
今はまだ柔らかいけれど、ガチガチに勃起した状態のコレは...まさに凶器だ。
理性をトばされて...快楽に狂うメスへと堕とされてしまう。
「れ...ぅ...」
亀頭に舌を這わせると、段々と隆起してきた。
「いいぞ...」
「んっ...」
根元から丁寧に舐め上げて、歯が当たらないように大きく口を開いて亀頭を口に含む。
「あぁ...」
「んっ...んっ...」
店長の手が私の後頭部に添えられている。
...これは、別にフェラチオへの感謝でも愛情表現でも無く、ただただ奉仕に不満が有れば無理やり押さえつけてイラマチオをする為である。
喉奥に大きいソレを捻じ込まれながら無理やり頭を揺さぶられると...本当に苦しい。だから一生懸命フェラチオをする。
ちなみに、翔太さんにも同じ要領でフェラチオをした事があるけれど、その時の彼は驚くほど早く射精してしまったものだ。
「んぅ...っ...」
苦しい...
翔太さんのより大きな肉棒は...私の小さな口では咥えるだけで精一杯だ。
更に無理やり口を大きく開いているのだから...終わる頃には顎が痛くなっている。
「...もういいぞ」
「...っ!!」
ビクンと身体が跳ねた。
もういい、と店長が言うときは...フェラチオが不満なので今から頭を押さえつけるという場合。もしくは―――
「下着を脱いでケツを向けろ」
―――これから犯すという合図だ。
どちらにせよ...私に逃げ場は無い。
「はぁ...はぁ...はい」
肉棒を口腔内から引き抜かれたばかりで息が荒い。
それでも、私は下着を脱いで机に手をついた。
そして...店長に向けてお尻を突き出した。
「まだまだ乾いてるな」
「っ...」
当然だ。好きでもない男の肉棒を舐めたところで興奮などするわけがない。
「よっ...と」
「あっ...」
店長が私の身体に覆いかぶさり、背後から抱きしめられた。
「ココかな...?」
「っ...!」
乳房を優しく揉みし抱きながら、反対の手は私の膣口を弄んでいる。
「お?濡れて来たな?」
店長の手つきは...妙に丁寧で巧妙だった。
最低な男であることは変わりないのに、メスを快楽に堕とす術をよく理解していた。
「あぁっ...!」
勝手に声が漏れる程、私の意識は快楽に飲み込まれていく。
「可愛い声が出始めたな」
「っ...!」
せめてもの抵抗と、口を押えて声が漏れるのを防ぐ。
「はははっ。無駄な事を」
バカにしたように笑いながら、店長は愛撫の手つきを更に激しくした。
「んぅ...んぅっっ!!」
「ん?イキそうなのか?」
その通りだった。
認めたくない。認めたくない...けれど、私の脳内は甘い快楽に染められてゆく。
「んぅ!」
首を横に振るけれど、絶頂が近い事はバレているだろう。
「そうか...じゃあ仕方ないな」
「え...?」
唐突に責めの手が緩められた。
「どうした?何か物欲しそうな顔だな」
意地の悪い...下卑た笑みだ。
「...ください...っ...」
快楽で脳を焼かれている私の口は...勝手に口走っていた。
「あ?」
バカにしたような笑み。恥ずかしい言葉でおねだりしないと...きっと、永遠に快楽を与えてくれない。
「お願いします...おちんちんをいれてください...っ...」
私は...とっくの昔に屈していた。
この男の肉棒に...虜にされていた。
「まずは...これだ」
店長は半透明のボトルを取り出した。中には粘質で透明な液体で満たされている。
その液体が何か。私は良く知っている。
「て、店長...今日は...それ、止めませんか...?」
懇願するように店長を見つめた。
..."アレ"はダメだ。
見た目はただのローションだけど、"アレ"を使われると...もう何も考えられなくなる。
「ダメだ」
手慣れた手つきでコンドームを装着し、その上にローションを塗布している。
「そんな...っ...」
滴るほどローションで濡れた肉棒。
「ほら、お待ちかねのおちんちんだぞ」
既にスカートはたくし上げられ、私の大切な部分は無防備にも曝け出されていた。
「いや...まって...まっ―――あぁっ...あああっっ!!」
じゅぷじゅぷと膣奥まで捻じ込まれている。
膣壁にローションをなじませるように...ゆっくりと。
「おおっ...相変わらず良い締め付けだ...!」
私のお尻を掴みながら、店長はゆっくりと挿入していく。
...熱い...
ローションが触れている場所がどんどん熱を帯びていく。
一体どんな薬品が使用されているのか想像もしたくないけれど、このローションを使われると恐ろしいほど感じてしまう。
更に悪いことに、この男の性技は非常に巧妙だ。
翔太さんのように乱暴に腰を振るだけはない...巧みな腰遣い。
それに加えて感度を増すローションだ。
「あああっっ!!だめだめだめぇぇ!!」
パン!パン!と響く程激しい抽挿。繰り返されているうちに、パチュンパチュンと湿った音に変化していく。
「もうびしょびしょじゃねえか。相変わらず変態だな」
「あああああっっ!!!」
もう店長の声は聞こえていなかった。
薬品と肉棒に塗り潰された私の理性。
既に膝はガクガクと震えており、長机に抱き着きながら体重を支えていないと今にも崩れ落ちそうになる。
「あああああっっっ!!!ぎもぢいいいっっ!!!」
激しい抽挿によって私の限界が近づいていた。
「くっ...」
同時に店長も限界が近いらしい。
快楽でトロトロにされているので、私の身体の自由は効かない。
しかし、心の一部で冷静な私が残っていた。
イヤだ。
嫌だイヤだいやだ嫌だ嫌だ嫌だ。
憎い男に犯されているこの状況が...心の底から不快で仕方ない。
しかし、最後に残った私の理性も...強引な絶頂によって塗り潰された。
「だめっ...イグっ...あああああっっっ!!!!」
ガクガクと全身を震わせながらの絶頂。
視界が真っ白になって明滅している。
脳裏に浮かべていた愛しい
「ぐっ...!!」
店長が私の腰を掴み、膣奥に肉棒を押し付けて震えている。
ああ...この男もイったんだ。
「っ...はぁ...はぁ...」
...やっと終わる。
そう思って安心している自分と―――
...もう終わってしまう。
―――という
「ふう...」
机の上でガクガクと痙攣している私を放置して、店長は早々に後始末を始めた。
「この前休憩室でフェラさせたときみたいに興奮はしねえな...次のプレイを考えておくから期待してろよ」
この前...ああ、あの時だ。
後始末で店長が消臭剤を休憩室に撒いて、後から来た茜先輩に"何か"を勘付かれたときだ。
「はぁ...はぁ...」
「それじゃあ片付けよろしく」
店長は自分だけ後始末を終えて倉庫を後にした。
「っ...」
ひとり残された第二倉庫。
早く...扉に鍵を掛けないと...
ガクガクと震える膝で体重を支え、どうにか扉に鍵を掛ける事が出来た。
「...」
愛液が飛び散った床と長机。
放置された使用済みのコンドームも私が片付けなければならない。
ああ...どうしてあんな男に好き放題されているのだろうか。
「だめ...まだ、だめ」
このまま告発してしまいたいけれど、そんな事をすれば...私の逃げ場は無くなる。
店長が持っている..."あの動画"を公開されると...私の心安らぐ場所が無くなってしまう。
「っ...」
...誰か...
...誰か...助けて...
性臭が残る第二倉庫を片付けながら...私は静かに涙した。
―――――――――――――――――
「...」
誰にも見られないように倉庫を出て、今度は自宅に向かう。
「はぁ...」
気が重い。でも...帰ったら勉強しないと...
ウチは...正直に言って経済的に余裕は無い。
私立高校の授業料は無償になったけれど、他にもいろいろと費用は掛かる。それに、学力特待生のままそれなりの大学に合格すれば、なんと大学の費用も一部学校が負担してくれるという破格の条件なのだ。
故に...私は学校内におけるこの身分を維持しなくてはならない。
「おかえり、美咲」
「あ...お母さん...」
もうすぐ帰りつくという頃に、アパートの近くでお母さんとすれ違った。
「ごめんね美咲。お母さん、地区の会合に行ってくるから。その後に懇親会もあるから帰りは遅くなるわね」
「え...?」
お母さんが居ない。
それは...凄く好ましくない情報だった。
「美咲?」
固まっている私の顔を、お母さんは心配そうに見つめていた。
「あ...ううん、なんでもない。いってらっしゃい。気を付けてね?」
「はーい。ご飯は作ってるから、温めてお父さんと一緒に食べてね」
お父さん...あの男はそんなに良いモノではない。
「っ...う、うん」
「?」
何とも不思議そうな様子だったけれど、どうにか誤魔化すことが出来た。
地域の人は良い人ばかりだし、お年寄りが多いからお母さんの身に危険が及ぶなんてことはない。
むしろ...
「ただいま」
...危ないのは私の方かもしれない。
「帰ったか...美咲、分かるよな?」
少し派手な格好の男。顔はそれなりに整っている。
「...はい」
後ろ手に玄関の鍵を掛けた。
「よし...良い子だ」
継父の下卑た笑みは先程の店長とそっくりだった。
お互いに全く面識のない人たちなのに、最低な男同士そっくりだ。
「っ...」
カバンを置いて、継父の寝室へと先に入った。
私の一日は....まだ終わらない。