優柔不断は切り捨てろ:周りの美少女は全員他人のモノ 作:エルサイズ
――――――――――――――美咲視点
アパートの寝室。お母さんとこの男の部屋には...むせかえるような性臭と、なんだか甘ったるい臭いで満たされていた。
まるで...つい先ほどまでこの場で性交渉が行われていたかのような...
そんな事を考えていると、突然両肩を掴まれた。
「ひっ...」
思わず悲鳴を上げてしまった。
「おいおい。まるで俺が無理強いしているみたいじゃないか」
「...」
まるで合意の上のような事を言わないで欲しい。
しかし...最初こそ強引に犯されたとはいえ、それ以降のセックスは...
「...いつも美咲がイきまくってるくせによ」
「それは...っ...」
事実だった。この男も...非常にセックスが巧い。
「華織と一緒で...イヤらしい身体だよなぁ」
「っ...」
背後から乳房を揉みしだかれた。
決して乱暴ではなく...的確にポイントを抑えたいやらしい触り方。
そして...継父の手はスカートの中へと入って来た。
「あっ...!」
くちゅり...と、湿った音が響く。...まだまだ、店長に犯された余韻で愛液が残っていた。
「ん?...なんだお前...ひょっとして彼氏とヤってきたのか?」
「っ...!」
私は小さく頷いた。...翔太さんには悪いけど、その方が都合が良いので利用させてもらおう。
「はっ。お盛んな事だな」
ぐちゅぐちゅと私の膣内をかき回す長い指。
「あぁっ...だめ...っ...」
ビクンと身体が跳ねてしまう。
まだまだ敏感なアソコを弄り回されて、私は情けなく喘いでしまった。
「ダメじゃねえだろ?もっと下さい、だ」
継父の愛撫は更に激しくなった。
「あああっ...っ!!」
ガクガクと身体が震え始めた。
また...無理やり絶頂させられる。
「ほら...イけよ」
いつの間にかブラウスの中に手を入れられて、私の乳房を直に揉みしだかれていた。
「いや...いやです...っ...」
首を横に振って抵抗するけれど...結局無駄に終わるだろう。
「強情だな...これならどうだ?」
直に触られている乳房の頂点、既に開発されている乳首を...継父は思い切りつね上げた。
「あああああっっっ!!!」
ガクガクと震えながらの絶頂。
そのまま脱力して...布団にうつ伏せで倒れ込んだ。
「はぁ...はぁ...」
布団は生暖かい。
やっぱり...先程までお母さんとセックスしてたんだ。
「お前ら母娘は本当にそっくりだな。まあ...」
ゴソゴソと小物入れを漁り、何かを取り出している。
「...?」
...コンドームだった。
「こっちの具合は、お前の方が上だけど...なっ!」
ズプン!と膣奥まで一気に捻じ込まれた。
「あああっっ!!」
自分でも驚くほど快楽に濡れた声。
愛液とローションが残る私の膣内は、嫌悪感を感じながらも驚くほど容易に肉棒を受け入れた。
「これが良いんだ...ろっ!」
パンパンパンと響くほど激しい抽挿。
愛など一切ないセックス。
もはやそれは...私の身体を使った自慰行為なのではないだろうか。
「まさか...華織を堕としたらこんなおまけが付いてくるなんてな」
お母さんは...男の人に依存しないと生きていけない。
そして...セックスが巧い男の人に弱いのだ。
誰彼構わず股を開いているわけではないので病気や妊娠のリスクは避けているけれど、セックスが巧い男の人にはすぐに夢中になってしまう。
でも...普段は身体だけの関係に嫌気がさして自分から別れを告げるんだけど、この男は違った。
一度だけ、お母さんとこの男がセックスしてるところを見たことがあるけれど...その姿は発情した獣そのものだった。
この男の肉棒に夢中になって、ついに再婚までしてしまったのだ。
そして...同じアパートで暮らすようになって、私が犯されるまでは...それほど長くはかからなかった。
最初は無理やり押さえつけられて肉棒を捻じ込まれたけど、その最初のセックスも終わる頃には頭がトロトロになって腰を振っていた。
薬品を使う店長より...更に危険な男だった。
アソコの大きさが特別大きいわけじゃないけど、ピンポイントで弱い所を狙われるのかな...?
「あああっ!!」
思考が快楽で塗り潰される...
もう、翔太さんの顔も思い出せない。
私の脳内には、身体を貫いている継父のおちんちんで絶頂することしか考えられない。
「まだまだ終わらねえ...ぞ!」
「あああああっっっ!!!」
頭がチカチカするような快楽。
激しい絶頂を最後に...私の記憶は途切れていた....
―――――――――――――――――
そんな日々が続いていたある日、今日も茜先輩と同じシフトだった。
「あ、2人とも来週の金曜日の夜は空いてる?」
レジの精算処理を事務所で行っていたその時、私と茜先輩に社員さんが声をかけて来た。
「今のところは開いてますけど...どうしました?」
大学生の人たちは、金曜日のバイト終わりにドライブに行ったり飲みに行ったりしているらしいけど...さすがに私たちは行くわけにはいかない。
「金曜日は店休日なのは知ってるよね?」
「ええ」
茜先輩が即答した。ああ...そういえば建物の改修工事の関係で店休日にするとのことだった。
「せっかくだから夜のバイトの子みんなで飲み会をしよう、って店長が言ってたんだけど...良かったら2人も来ない?翔太君や斉川君も来るからさ」
翔太さんが来るなら...良いかな。
「私は良いですよ」
「おっけー。花園さんは参加ね。一瀬さんは?」
「ちょっと...せんs―――家の人に聞いてみます」
恋人の事かな?
そう言って茜先輩は事務所を出て電話をかけ始めた。
そして、直ぐに戻って来た。
「大丈夫だそうです。ただし帰りは迎えに来るとのことなので」
「あ...そ、そう」
少し残念そうな様子の社員さん。
...まさか、誘い出すつもりだったのかな。
「精算終わりました。では失礼します」
テキパキと精算処理を終えた茜先輩。
仕事を覚えるのも早かったけど、この手の事務作業が異様に速い...なんだかすごい人だ。
「私も終わりです。お疲れ様でした~」
「2人ともお疲れ様~」
私はそのまま帰り支度をして茜先輩と一緒にお店を出た。
「茜先輩、一緒に帰りませんか?」
目の前を歩く小柄な先輩に声をかけた。
「美咲さん...今日は、その...」
少し困った様子の茜先輩。
最初はクールな印象だったけれど、話してみると結構可愛らしい人なんだよね。
顔も可愛い系だし、身長はあまり高くないけど、細身なのにメリハリが有るスタイルは本当に羨ましい。
今も何やらいろいろと悩んでいる様子で、表情がコロコロ変化している。
「あ、ごめんなさい。ひょっとして何か用事がありましたか...?」
「いえ...そういうことじゃないけれど...」
胸のあたりで手を握っている茜先輩...可愛い。
けれど、何だか先輩をイジメているような気がしてきた...
「あの、私―――」
大丈夫ですから、と言おうとしたその時、先輩の背後から声をかけられた。
「茜、お待たせ」
少し年上の...優しそうなお兄さんだった。
「...!」
ビクンと身体を震わせた茜先輩。その顔は驚愕や恐怖ではなく、明らかに歓喜の...少し頬を染めた恋する女の子の笑顔だった。
「ひょっとしてお邪魔したかな?」
「あ、いえ。大丈夫ですよ」
申し訳なさそうな表情のお兄さんだった。
「あ、その...この子が花園美咲さんよ」
呆けていた茜先輩が紹介してくれた。
「ああ、君が噂の花園さんか。確かに、綺麗な子だね」
そう言って微笑むお兄さん。いきなりそんな事を言われると普通は警戒するけれど、お兄さんの優しい笑顔で警戒心も薄れてしまった。
「そ、そんな事は...ない、です」
綺麗なんかじゃない。
私は...綺麗じゃない。
「美咲さん、この人は...えっと...」
そして私にお兄さんの事を紹介しようとしてくれているけれど...上手く説明できない様子だ。
...複雑な関係らしいから説明が難しいのかな?
「俺は...そうだな...茜の法的な保護者だよ」
「...そうなの」
明らかに声のトーンが下がっていた。
この人どうしてこんなに可愛いのかな...少し意地悪したくなっちゃった
「あれ?茜先輩...彼氏と同棲してるって言ってませんでした?」
「なっ...!」
真っ赤になる茜先輩...可愛い。
「...茜」
複雑そうな表情で茜先輩を見つめているお兄さんだった。
「し、仕方ないでしょう?だって...私は先生の事が...あっ」
え?
「せん...せい?」
そういうプレイなのだろうか...?
「...えっと、美咲さん?帰り道が一緒なら送っていくよ?」
あからさまに話題を変えたお兄さん改め先生(仮)。
「えっと...それじゃあお願いします」
「っ...」
真っ赤になったままの茜先輩はトコトコとお兄さんの隣を歩いていた。
(あれ...?)
ふと疑問に思った。
何となく、2人の歩くペースに合わせていたけれど...どうにも普段より遅い気がする。
おしゃべりしながら歩いていると遅くなったりするけれど、なんとなく...普段、先輩と一緒に並んで歩くより遅い気がする。
偏見かもしれないけれど、このお兄さんのような成人男性であればもう少し歩くペースが速いと思う。私も翔太さんと歩くときはいつもより少し早足で歩いている気がする。
(あ...)
ふと気が付いた。お兄さんは時折茜先輩の方を見て歩幅を変えている。
...茜先輩に歩くペースを合わせているんだ。
小柄な茜先輩は...いつも私に合わせて少し早足で歩いてくれていたんだ。
そんな2人の気遣いと優しさに気が付いて、ほんのりと心が温かくなった。
...同時に、ものすごく羨ましくなってしまった。
「さあどうぞ」
お兄さんは運転席の後ろのドアを開いてくれた。
このLのマークが高級車のブランドであることは何となく知っている。私の学校でも迎えに来ている保護者の人達が同じ車種に乗っている姿を見たことがある。
「あ、ありがとうございます」
それでいて...あの大きなマンションに住んでいるんだ。賃貸ではない...分譲の大きなマンションに。
「いえいえ」
優しい笑顔で返してくれた。
...なんだか、お嬢様になった気分だ。
「それじゃあ出発するけど...お家は途中にあるんだよね?」
ルームミラー越しにお兄さんが問いかけてきた。
「あ...はい。この先の公園で下ろしていただければ...」
「.....わかった」
何か少し考えた後に、お兄さんはそう返してくれた。
「あの...」
まだ、私は聞きたいことがあった。
「うん?」
「2人は付き合っているんですか?」
ズバリ尋ねた。
答えが返ってこなくても、反応で何となく察することが出来るから。
...というか、茜先輩は明らかに恋人に近い関係だと明言していたので、どちらかというと確認作業に近いのかもしれない。
「....何とも言えないね」
「えっ...」
悲しそうな声を漏らす茜先輩。
その声に一番動揺していたのは...お兄さんだった。
「茜...そんなに悲しそうな顔をしないでくれ。...ちゃんと、君の事は愛してるから」
「...それなら...良いけど」
ほんのりと笑顔が戻る茜先輩。
えぇ...なんでこんなに可愛いのこの人...
「恋人、という言葉だけで説明できないんだ。俺は...茜の先生でもあるし、未成年後見人でもある」
未成年後見人...このお兄さんが茜先輩の親戚の可能性はあるけれど、茜先輩には法的に血のつながりがある親兄弟祖父母親戚が一人も居ない...かもしれないのだ。
「それって...」
「そう...私にはもう血のつながった家族が居ないの。私の家族は...先生と夕華だけ」
夕華さん...橋本先輩と仲が良いのは知っていたけれど、まさかそんなに深い仲だとは思わなかった。
「だから...俺と茜は一言では言い表せない関係なんだ。強いて言うならば...」
信号停車。お兄さんは茜先輩を見つめながら優しい声で告げた。
「家族...かな」
茜先輩も...穏やかな笑顔でお兄さんを見つめていた。
「...そうなんですね」
お互いを心から思いあって愛し合っている。
そんな男女の関係が...たまらなく羨ましかった。