優柔不断は切り捨てろ:周りの美少女は全員他人のモノ 作:エルサイズ
「...店長と継父に関する報告は以上です。もうあなた方母娘に危害を加える者は誰も居ません」
淡々と説明する桜。
終始青い顔をしていた花園母娘だが、最後まで真剣に話を聞いてくれた。
...勿論、店長と継父の末路はぼかして伝えているが、既にこの世に居ないことは何となく察している事だろう。
「...わかりました。ご迷惑をおかけしてしまいましたね...」
暗い表情で呟く華織。
「...そんなことはありませんよ。俺も桜も、元々あの薬の関係者を全て洗い出すことが目的でしたので。あなた方はその過程で助けたに過ぎません」
こう言えば下手に恩義を感じることなく気が楽になるだろう。
「...お兄ちゃんって優しいから嘘が下手くそだよね」
「...私はそんなところも可愛いと思うわよ」
コソコソと話し合う夕華と茜。
「そこ、静かにしなさい」
「あ...先生っぽい...」
ぼそっと呟いた美咲だった。
「ふふ...先輩はこう言っていますけれど、あなた方母娘の境遇を知った瞬間から目の色が変わっていましたよ」
「...なんでわざわざ言うかな」
「あんなに怖い顔の先輩は久々に見ましたからね」
そう言いながらクスクスと笑う桜。
「本当に...何から何までありがとうございました」
「ありがとうございました」
ペコリと頭を下げる花園母娘。
「頭を上げてください。お二人は何も悪くないのですから」
再び母娘と視線を合わせ、これからの生活について説明を始めた。
「華織さん、美咲さん。これからのあなた方母娘の生活について説明します。まずは住居について。あのアパートは引っ越してもらいます。とりあえず貴重品だけ持ち出していただきましたが、私と桜が同行しますので一緒に必要なものを運び出しましょう。その後は直ちに処分します」
一応、追っ手が来ないように売人側の組織の人間は根絶やしにしたのだが、花園母娘の安全に関して万全を期すとすれば引っ越すべきだろう。
「それは構わないのですが...その、引っ越し先が決まっていませんので、一時的に荷物を置く為のレンタル倉庫を契約したいのですが、よろしいでしょうか?」
華織が申し訳なさそうに提案している。
「その点に関しては心配ありません。このフロアの一室がもうすぐ空き家になる予定ですので、空き次第そこに住んで頂いて構いません。私の持ち家ですので家賃も結構です。ですが、空室になるまでは私の部屋か夕華の部屋を好きに使っていただいて結構です。荷物に関しても十分に置くスペースが有ります。家具家電についてもこの部屋のモノを使用していただいて結構です」
「そんな...!そこまで迷惑をお掛けするわけには...」
「どうせ3人では持て余してしまうので。だからお気になさらないでください。それに...まだまだ不安要素が無いわけではありません。出来れば私や桜の目が届く安全な住居に住んで頂きたい」
見えている脅威は排除したつもりだが、まだまだ相手の全貌が見えたわけではない。店長の方は大した問題では無いが、継父の繋がりが少し厄介だった。
まだまだこの母娘の身の安全が確立されたわけではないので、せめて安全な住居に住んでもらいたいものだ。
「...わかりました。では、引き続きご迷惑をお掛けします」
「いえいえ、迷惑だなんて思っていませんよ。これからはよろしくお願いします」
ペコペコと頭を下げ合った。
...さて、もうひと仕事残っている。
「では、先にアパートの方に車を回します。連絡が来れば私たちも向かいましょう」
「わかりました」
「...」
何やら美咲は複雑な表情を浮かべている。
「美咲?どうしたの?」
流石は母親。娘の様子に一番早く気が付いたらしい。
「あ...ううん。大丈夫」
「そう...?」
チラリと俺の方を見た。...何やら母親には言い辛い事らしい。
「それじゃあ...俺は美咲ちゃんと先に行ってるよ。準備が出来たら桜も来てくれ」
「わかりました」
桜も美咲の視線には気が付いていたのだろう。
俺は美咲と一緒に駐車場へと向かった。
「...」
「...」
無言のエレベーター内。
直ぐに話せる内容でも無いのだろう。特に会話も無いままに駐車場に到着した。
「さあどうぞ」
「あ、ありがとうございます...」
助手席に乗り込んだ美咲。
扉を閉めた後で俺も運転席に乗り込んだ。
「さて...何か俺に聞きたかったんじゃないか?」
「...はい」
車を発進させながら尋ねた。
「それは...小井川と麻衣の事か?」
「...はい」
気になるよな...さすがに。
「麻衣は店長の...いわゆるセックスフレンドだ。詳しい調査は必要だが...恐らく彼女も薬を使われている。それに...大学のサークルにも薬が流れていた。恐らく麻衣が流したのだろう」
「...本当にクソ女ですね」
きっぱりと言い切った。
「まあ...その通りだな。サークル内でも新入生の女の子に使用した形跡がある。警察に相談されているが、証拠不十分故に調書が遺されているだけなので断言は出来ないけどな」
その辺りは麻衣本人に聞いてみよう。
「今回は...君を貶めて小井川と関係を持つために店長と結託したみたいだな」
「そう...ですか」
苦しそうな声だ。...辛いよな。
「小井川は...まだ麻衣の家に居るらしい。どうする?麻衣は拉致して滅茶苦茶にするけど...小井川も攫って来ようか?」
小井川には特に用事が無いからな。
「...いえ、自分で聞きに行きます。でも、麻衣に一言くらい言いたいので、攫うときは教えてください」
「わかった。...恐らく、近いうちに実行する事になるはずだ」
「...わかりました」
その後、アパートの荷物を一通り引き上げて来た。
家財道具や家電は全て処分。服や学校関係の荷物、化粧品や生理用品などは全て持ち出して、残りは継父に関わる荷物のみとなった。
書類の類は全て溶解処理。残りの荷物は桜の組織が運営する産廃処理会社が全て再資源化を済ませる手筈になっている。
アパートに関しては壁紙やフローリング、畳やサッシに至るまで全て交換し、専門の美装工事業者を入れて指紋や髪の毛一本残さずに清掃した。
配管に関しても溶剤を一日中流していたので何も出てこないだろう。
――――――――――――――――――――翔太視点
オレンジ色のカーテン、お揃いの掛け布団に白いシーツのダブルベッド。小物の類は彼女のイメージ通り可愛らしいチョイスだ。
「はぁ...はぁ...くっ...!」
「...」
ギシギシと激しくベッドを軋ませ、力いっぱい麻衣さんの膣奥に向かって腰を振る。
「麻衣さん...麻衣さんっ...!」
網膜に焼き付いている最悪な光景をかき消すように、誤魔化すように...俺は腰を振り続ける。
「くっ...!」
腰を打ち付ける度に、麻衣さんの豊満な乳房が大きく揺れている。
...美咲も力いっぱい腰を振ったら気持ちよさそうにしていたんだ。だから、きっと麻衣さんも―――
「...」
「...!?」
夢中なって腰を振っていたので気が付かなかったのだが、麻衣さんが無表情でこちらを見ていた。
「ま、麻衣さん...?」
「うん?なあに?」
いつも通りの笑顔だった。...俺の見間違えだろうか?
「あ...い、いえ...き、気持ち良いですか...?」
恐る恐る尋ねてみた。
「....」
「...っ」
...直ぐには答えてくれなかった。
しかし、麻衣さんは優しく微笑んでくれた。
「そんなこと気にしないで?ほら...好きに動いて良いから」
とびきりの美人に頬を撫でられながらそんなことを言われてしまえば...我慢何て出来なくなる...!
「麻衣さんっ...!!」
「っ...」
脳裏に浮かんでくる美咲の痴態を振り払うように...俺は全力で腰を振った。
「麻衣さんっ...うっ!!」
びゅるるっと亀頭から欲望が放出された感覚と共に、腰が抜ける程の快楽が全身を駆け巡る。
「くぅ...っ...!」
ガクガクと身体を震わせ、ゴム越しなので無駄だと分かっていながらも肉竿を膣の深い所に押し付けてしまう。
「...はぁ...」
絶頂の快楽に夢中になっていた俺は...麻衣さんのため息には気が付かなかった。
「はぁ...はぁ...麻衣さん...」
「よしよし...気持ち良かった?」
俺の頬を撫でながら優しく微笑んでくれた。
...その優しさが...傷ついた心を包み込んでくれるようで...落ち込んだ気分が上向きになっていく気がした。
「はい...凄く気持ちよかったです...」
「...うん。それなら良かった」
ふわりと微笑む麻衣さん。
「はぁ...はぁ...麻衣さん...っ」
思わず、麻衣さんの豊満な胸元に顔を埋めるように抱き着いてしまった。
「あっ...もう...甘えん坊さんなんだから...」
嫌な声一つ上げずに、俺の頭を撫でてくれる麻衣さん。
その優しさは...傷心の心には劇薬と呼べるほど良く効いた。
...良いよな?
しかも...俺とセックスしてるときには見せたことないくらい気持ち良さそうな顔で腰を振ってたんだ。それに...麻衣さんが言うには前から店長と関係を持っているという噂があるらしい。
だから...何も知らない俺が不憫で...優しい麻衣さんが助けてくれたんだ。
「麻衣さん...」
「よしよし...」
柔らかい感触と、麻衣さんの甘い香りで...俺の意識は曖昧になっていった....
................................
「ん...」
暗い寝室で目が覚めた。
ここは麻衣さんの部屋だ。
「...」
何度目の朝だろうか...両親にはしばらく友人の家に泊まるとは言っているが、そろそろ帰らないと心配されるのではないだろうか?
「あれ...?」
シャワーを浴びている音が聞こえる。いつもは俺の方が早く目が覚めるのだが、何故か今朝は麻衣さんの方が早起きらしい。
「ん...?」
今朝...と言ったのだが、やけに外が暗い。今は何時だ?
手探りでスマートフォンを探して、ロックを解除した。
「5時...」
そのままぼんやりと画面を眺めていたのだが、メッセージが2通届いている事に気が付いた。
「ん?麻衣さんか...えっと...?...ああ、コンビニに行ってたのか...」
1通目は午前2時頃。一文字だけ『か』と送られていた。そして2通目は4時過ぎに『コンビニに行ってます』とだけ。
ちなみに、麻衣さんの家からコンビニまでは片道で10分程度だ。
「早起きだなぁ...」
4時頃に起きて出かけたのだろうか?まあ、その辺りの話も聞いてみよう。
寝ぼけた頭で考えていると、麻衣さんが丁度良く浴室から出て来た。
「うん?あ、起きてたんだ。おはよう、翔太くん」
麻衣さんは全裸だったのだが、俺に気が付いてすぐに手に持っていたバスタオルを身体に巻き付けた。
「おはようございます...またシャワー浴びたんですか?」
昨夜のセックスを終えた後、一緒にお風呂に入ったはずだ。
「あ...う、うん。寝癖が酷かったからね」
「そう...ですか...?」
まあ、寝汗なども有るので不思議では無い。
「ふぅ...」
バスタオル一枚巻き付けただけという扇情的な姿。
「...っ...」
豊満なバストとヒップに細いウエスト。抱きしめると柔らかい彼女の身体。濡れた肌に真っ白なバスタオルが張り付いており、扇情的なボディラインが浮き上がっていた。
「うん?...ふふふっ...もう、そんなにジロジロ見ちゃダメよ?」
いたずらっぽい笑みを浮かべながらベッドに近寄って来た麻衣さん。
「そんな格好されたら誰でも見ちゃいますってば」
「翔太くんのえっち~」
ぐりぐりと頬を指で突かれてしまった。
...緩んだ胸元から、推定Fカップの双丘が零れ落ちそうになっている。
「...っ」
ゴクリと喉が鳴ってしまった。
「うん?...あっ...♪」
ガチガチに勃起した肉棒に気が付かれてしまったらしい。
「麻衣さん...」
麻衣さんの細い肩に手を乗せて、そのまま顔を寄せた。
...しかし―――
「あ、ちょ、ちょっとまって...っ」
慌てた様子の麻衣さんに肩を押し返されてしまった。
「麻衣さん?」
すっかり"その気"になっていたので複雑な気分だ。
「ごめんね...今はエッチしたい気分じゃないの...」
申し訳なさそうに眉をハの字にしている麻衣さん。
「そうですか...」
「あ...ごめんね。でも...その代わりにおクチでシてあげるから...」
非常に魅力的な提案だった。
麻衣さんはその美貌から経験豊富らしく、彼女のフェラチオは腰が抜ける程気持ち良い。
「でも...疲れているんじゃ...」
「大丈夫よ。ほら、横になって?」
「...はい」
...欲望には逆らえなかった。
「よいしょ...と。わぁ...カチカチだね♪」
勃起した肉棒を目の前にすると、麻衣さんが本当に小顔である事が分かる。
「麻衣さん...」
「はいはい。もう...せっかちさんなんだから。んっ...」
麻衣さんの真っ赤な舌が肉棒を這い、まるで別の生き物かのように絡みついてくる。
「くっ...」
まだ咥えてもいないというのに、既に腰が抜けそうなほど気持ち良い。
「ん...ふふふっ...♪」
そんな俺を上目遣いで見つめながら、麻衣さんのフェラチオは本格的に始まっていく。
「んっ...んちゅっ...」
舌を絡められながらゆっくりと麻衣さんの口腔内へと飲み込まれていく...ガチガチに勃起した陰茎。
「んっ...んっ...んっ...」
始めは優しく...ゆったりと。
唾液に濡れた肉竿が、麻衣さんの桜色の唇から出入りしている。
「くっ...うあっ...」
思わず声が漏れてしまう。
それほど気持ち良かった。
...一体何本の肉棒を咥えると...これほどの性技を身に着けることができるのだろう。
「んっ...んっ...んっ...んっ...」
段々と頭を振るペースが上がる麻衣さん。
...どんな男に調教されると...この性技を身に着ける事ができるのだろう。
「んぶっ...んっ...んぐっ...んぅっ...!」
激しさを増していく麻衣さんの口淫。
柔らかくも激しいフェラチオに、肉竿の感覚が曖昧になって来た。
「麻衣さん...イきそうです...っ...!」
「んっ...ぷは...良いよ...ほら...イって?」
麻衣さんは、ぬちぬちと音を立てながら俺の肉棒をしごいた。
柔らかく、少し冷たい麻衣さんの右手が気持ち良すぎる...っ...。
「麻衣さん...っ...!!」
「...」
もう限界だ。
そう悟った瞬間、麻衣さんは俺の亀頭をティッシュで包み込んだ。
そして―――
「ほら...イっちゃえ...♪」
より一層激しく、その手を上下にストロークさせた。
「くっ...うあっ...!!」
ドクン、ドクンと脈を打つように精を放つ肉棒。
「ふふふっ...イっちゃったね?」
「はぁ...はぁ...はい...ありがとうございました...」
「いえいえ♪」
凄く気持ちよかった...しかし、何とも一抹の寂しさが残ったのだった...