優柔不断は切り捨てろ:周りの美少女は全員他人のモノ 作:エルサイズ
――――――――――――――――――――主人公視点
翌朝、朝食を作ったので麻衣の部屋まで運んでいる。
「...冷えるな」
この建物はかなり山奥にあるので、朝はそれなりに寒い。
「よっ...と」
片手でトレイを持って監禁部屋の扉を開いた。
扉を開くと...麻衣は部屋に備え付けてあるトイレに行こうとしていたところだった。
「ぁ...お、おはようございます...」
トイレの扉から手を離して、恐る恐るといった様子で挨拶をしている。
「おはよう。身体は大丈夫か?」
部屋の隅に置いてある小さなテーブルに朝食を置いた。
「は、はい...」
すっかり怯え切っている様子だ。
「ほら、おいで?」
背もたれの無い丸椅子が二つ、シンプルなテーブルをはさんで置いてある。
その片方に座るように促した。
「...わかりました」
フラフラとした足取りでこちらに向かってきた。
しかし、椅子に座る前に、何故か俺の目の前で立ち止まった。
「どうした?」
「あ、あの...トイレに行きたいのですが...」
「構わないよ。行っておいで」
椅子に座ったまま用便を促した。
「っ...」
ほんのりと頬を染めている。
まあ、それもそうだろう。
何しろこの部屋に備え付けてあるトイレは...大きな強化ガラスで仕切られているのだ。扉もガラス戸なのでトイレの中は丸見えだ。
更に、トイレの中には集音マイク設置されており、それなりの音量で部屋の中のスピーカーから出力されるという...なんとも悪趣味なトイレだ。ちなみに、その音はカメラ越しにモニター室でも確認できる程の音量だ。
...まあ、個人的には金属製の便器が冷たくて好きじゃない。
「我慢することは無いぞ。行ってこい」
昨日の夜に、麻衣はこの悪趣味なトイレを使用していることは確認している。その際にマイクとスピーカーの仕掛けにも気が付いている様子だった。
「そ、その...っ...」
まともな羞恥心が残っていれば、異性が目の前に居るのにこの悪趣味なトイレを使用することには大きな抵抗があるだろう。
「まさか...ここで漏らすつもりなのか?そんなことをすれば...どうなるか分からないのか?」
低い声を出して詰め寄り、細い首に手を掛けた。
「ご、ごめんなさい...っ!」
顔を青くして必死な形相で謝り始めた。
...恐怖を与えることは成功しているな。
「ほら、行ってこい」
「わ、わかりました...」
膀胱も本当に限界だったのだろう。
尊厳の破壊と激しい暴力。その2択で前者を選んだだけの事だ。
「っ...」
カチャ...と扉を閉じた音が部屋のスピーカーから聞こえた。
集音マイクは扉の開放と共に電源が入り、30分後に自動で電源が落ちる。そういう仕組みだ。
「...」
気を遣って視線を逸らすことなどしない。椅子に腰かけたままじっと麻衣を見据えている。
『うぅ...』
下着をゆっくりと下ろし、冷たい金属製の便座に腰掛けた。
『ひゃっ...!』
冷たかったのだろう。思わず漏れ出た声も部屋のスピーカーから聞こえている。
『っ...うぅ...』
チョロチョロと水音がスピーカーから響く。
麻衣は耳まで真っ赤になりながら顔を隠している。
「...」
まあ...あまり愉快なモノではない。
とはいえ、恥ずかしがる女の子は可愛い。
「...失礼しました」
麻衣は、赤面したまま手を洗って戻って来た。
「ああ。食べようか」
「はい...」
消え入るような声だった。
しかし、俺の言う事を聞かないという事は無く、もそもそと朝食を食べ始めた。
「...」
見苦しいほどでは無いが、あまり上品な食べ方では無い。
自分なりに直す努力はしているのだろうが、幼少期にきちんとした躾を受けていない証拠だ。
「...?あ...ご、ごめんなさい...っ...!」
俺の視線に気が付いた麻衣は、理由も聞かずに謝罪の姿勢に入った。
「何でも無いよ。大丈夫だから」
その度に優しく頭を撫でる事にしている。
...命令に反しているワケではないのだ。叱る必要は無い。
「ぁ...」
ぽーっとした表情で俺の手を見つめていた。
「...」
時折、似たような表情を見せる機会があった。
命令通りの行動を褒めたとき、飴と鞭の調教の一環で優しく接しているとき、...特に理由も無く頭を撫でたとき。
「ありがとうございます...」
...年齢不相応な幼い笑顔だった。
男をとっかえひっかえしていたアバズレの噂からは想像できない...無邪気な笑顔だ。
「...」
何となく、心当たりはある。
問題行動を起こす少年少女には、両親からの愛情が足りずに非行に走るパターンが多い。
麻衣もその類なのだろう。
「...?」
不思議そうに俺を見つめている。
「...食べようか」
「は、はい...」
再び食事に戻った麻衣。
トーストの次は、かぼちゃのポタージュに手を伸ばした。
「ぁ...美味しい...」
「それなら良かったよ」
食事は十分に。そして美味しく。
食事を与えずに虐待する方法もあるのだが、あえて甘やかすという方法もある。
「っ...!」
食事のペースが上がった。余程気に入ったのだろう。
ちなみに、飲み物はコーヒーと多めの水だ。
残すとひどい目に遭うと思っているだろうから、恐らく全ての飲食物を平らげるだろう。
「のどに詰まらせないようにゆっくり食べなさい」
「...!は、はい...」
ビクンと身体を震わせていた。
その後、びくびくしながらも食事を済ませたのだった。
「...」
「っ...」
何も言わずに麻衣を見つめていると、冷や汗を流しながらチラチラと俺の方を向いていた。
「麻衣」
「は、はい...っ...!」
「ちょっと待ってろ」
「...はい...」
少し安心した様子だ。
部屋の中に有る金庫を開き、中から救急セットを取り出した。
「...?」
不思議そうに俺を見つめている。
「動くなよ」
「は、はいっ...!」
救急セットにはナイフやハサミも入っている。
それらの刃物が目に入ったのだろう。麻衣は目を見開いてガクガク震えている。
「少し沁みるぞ」
「...え?...っ...!」
ビクンと身体を震わせた麻衣。それもそのはず。昨日、美咲にしこたま殴られた傷の手当をしているのだから。
「ぁ...」
意表を突かれたという表情を浮かべていた。
「...これでよし、と。動いても良いぞ」
「ぁ...は、はい...」
「俺は食器を片付けてくるから、その間にトイレは済ませておけ。その後にいくつか聞きたいことが有るから聞かせてもらう」
「わ、わかり...ました」
意外そうな表情だった。
まあ、急に優しくされると困惑するだろうな。...それも計画の内だが。
その後、"扉を少しだけ開けたまま"部屋を後にしたのだった。
―――――――――――――――――――――
食器をコテージのキッチンに運び、呼び鈴を鳴らした。
「美紀、来い」
「はい...ご主人様...♡」
頬を赤らめ、白い太ももを愛液で濡らしながら現れたメイド服の少女。
顔立ちは整っており、スタイルも悪くない。
彼女の名前は
「美紀、仕事だ」
しかし、その可愛らしい顔は正気には見えず、色素の薄い焦げ茶色のロングヘアは乱れ、股の間を濡らしている液体も粗相によるものではない。それは...激しい調教による人格の破壊のせいで、常に欲情させられているが故に溢れ出している愛液だ。
「はぁ...はぁ...♡...ご主人様...ようやく抱いてくださるのですね...♡」
メイド服はスカートが短くなるように改造されており、胸元は大きく開かれているという...なんとも非常に煽情的なデザインだ。
ちなみに、最初からこんなデザインではない。彼女が自分で改造したのだ。...海外に売り飛ばす為に料理や裁縫の技術を叩きこんだ事がある意味失敗だったかもしれない。
美紀はこちらが何も言う前から俺の前で膝立ちになり、カチャカチャとベルトを外し始めた。
「やめろ」
「はい...」
あからさまに気を落としてベルトから手を離した。
「よしよし、良い子だ」
「ぁ...えへへ...♡」
言う事を聞けば褒めて理解させる。
....そう。動物の調教と同じだ。悪戯や命令以外の行為を働けば折檻する。
「立て」
「はいっ」
ニコニコと嬉しそうな笑顔を浮かべながら立ち上がった。
「皿を洗え」
「はいっ!...あ、あの、その後は...?」
そわそわとした様子で尋ねている。
ちなみに、"その後はどんな仕事をすれば良いか?"などという知的な意味合いの質問ではない。
「待機だ。命令が有るまで動くな」
「そんなぁ...」
明らかに落ち込んだ様子だった。
「...口答えしたな?」
「ぁ...ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」
瞬く間に地面に頭を擦り付け始めた。
しかし、許さない。
「美紀、顔を上げろ」
「ご主人様...許してください...」
ボロボロと涙を流しながら許しを請いている。
「ダメだ。そこに四つん這いになれ」
「ぁ...あぁ...そんな...」
壁に掛けられている竹刀や木刀、鞭や警策の中から、短めな警策を取り出した。
「今日はこれだけで許してやる」
「は、はい...っ」
美紀の真横に立ち、警策を振り上げた。
「3つ数えたら始めるぞ」
「はい...っ」
美紀は覚悟を決めたらしい。ぎゅっと目を瞑ってその瞬間を待っている。
「3...っ!!」
「きゃあっ!!!」
3つ数える前に思い切り振り下ろした。
バシン!!!と鈍い音が響き、美紀は思わず声を上げた。
「声を出すなと言った...だろ...!!!」
バシン!!!と再び響く打撃音。
「んぐ...っ...!!ごめん...なさい...っ...!」
「...よし。それでいい」
今回はこの2回で折檻を終える事にした。
「美紀、顔を上げろ」
「...?」
涙を目じり一杯に溜めながら俺を見上げていた。
「よしよし、よく頑張ったな。また後で相手してやるから、もう少し我慢出来るな?」
頭を撫でながら出来るだけ優しい声で語りかけた。
「ぁ...は、はいっ!ありがとうございます!」
再び表情を蕩けさせている美紀だった。
...この場で犯しても良いのだが、とりあえず今は麻衣が優先だ。
―――――――――――――――――――――
麻衣の部屋に戻り、扉を閉めて施錠した。
「悪いな、待たせて」
「あ、い、いえ...」
少し青い顔をしている。
恐らく、美紀に折檻していた音が聞こえていたのだろう。...まあ、ワザと聞かせていたのだが。
「どうした?顔色が悪いぞ?」
「ひっ...!」
頬にそっと触れると、身体をビクンと震わせて怯えた表情を見せた。
「大丈夫、大丈夫だから」
安心させるように優しく頭を撫でた。
「ぁ...」
怯えた表情が緩み、段々と頬が上気していった。
「...」
また、だ。
これは痛い目に遭わなくて済む、という安心の表情だけには見えない。
まるで...父性に甘えるような表情だ。
「...よし。それでは質問を始めるぞ」
「ぁ...はい...」
下着姿の麻衣を丸椅子に座らせ、対面に俺も腰掛けた。
「まず最初に...君の異性関係について聞こうか」
「はい...その、今は...彼氏は居ません」
「他には?」
「その...身体だけの関係の人なら居ます」
「何人くらい?」
一応、数人は把握しているが、全てではない。
「えっと...一度だけの人はもう覚えてないですけど、ときどき会ってる人は...バイト先の店長と、バイト先の同僚の大学生と、近所に住んでる単身赴任のサラリーマンと、大学のサークルの先輩と、クラブでナンパしてきた男と、逮捕された元カレの友達...くらいです」
...想像より多いな。
バイト関係は大した問題はない。大学関係は少し気になるが...まあ、それは後で聞こう。サラリーマンの方は身元が割れている。今頃は奥さんの所に写真と録音データが届いている事だろう。
気になるのは...逮捕された元カレの友達とナンパ男だな。
ナンパ男の方は面割れしているのだが、素性がよく分からない。元カレ友達に至っては初耳だ。
「ナンパしてきた男の名前と電話番号は分かるか?」
「名前は...ちょっと分からないです。電話番号はスマホを見れば分かります」
「そうか...とりあえず電話帳に登録してる名前を教えてくれ」
「わかりました...名前は―――」
登録されている名前を聞き出し、スマホで桜にメッセージを送った。...番号が分かればすぐに素性が掴めるだろう。
「元カレの友達の名前と電話番号は分かるか?」
「は、はい。そっちは分かります。それもスマホに入ってます」
そちらの名前も聞き出して、桜にメッセージを送った。
「次に...君と東阪店長の事を聞こうか」
「は、はい...店長と私は...あの、身体だけの関係でした。最初は、顔も良くて優しかったから...つい、誘われるがままに家に行ってました」
「それで?店長とはどんなセックスをしていたんだ?」
赤裸々に語ってもらおう。
「えっと...最初は、普通にホテルに連れていかれました。ソファに座ってお酒を飲んで...店長がタバコを吸い始めたら、なんだか私もスイッチが入っちゃって...そのままベッドに押し倒されて、変なローションを使われた後は...もうワケが分からなくてドロドロになってるような...そんなセックスでした」
タバコとローション...薬物だな。
「最初は...わけが分かりませんでした。でも、すっごく気持ちよかったことは覚えていて、次からは簡単に誘いに乗るようになりました。3回目に家に連れ込まれたときに、クスリを使われている事を言われました。別にクスリが欲しいとは思わなかったんですけど...あの快楽が強烈で...それが忘れられなかったです」
結局、この子もクスリの被害者なのだ。
「クスリで釣られて、何度も店長の家に行って...その時に聞かされたんです。私も共犯だと。捕まれば私も処罰されるって」
「...それで、大学のサークルにも薬物を流したのか?」
「...はい。その...脅されて...」
そういう経緯だったのか...
「君が流した薬物で、新入生の女の子が襲われたことは...勿論知ってるな?」
「...はい。噂程度...ですけど」
本当にその程度しか知らないのだろう。
「麻衣。...歯を食いしばれ」
「っ...!!」
ギュッと目を瞑った麻衣。
その頬にめがけて、思い切り平手打ちをした。
「っ...」
ポロポロと涙を流している。
「続けるぞ。次は美咲の件だ」
「...はい」
目を真っ赤にしたまま、こちらに向き直った麻衣だった。
さて...次が麻衣の最大の罪の尋問だ。
そして、一生このコテージから自由に出られないという事を知る時間だ。