優柔不断は切り捨てろ:周りの美少女は全員他人のモノ 作:エルサイズ
――――――――――――――――――――主人公視点
「はぁ...はぁ...ご主人様ぁ...♡♡♡」
甘ったるい声で俺を呼ぶ美紀。
「よしよし。気持ちよかったよ」
実の父親を跨いだまま半裸で頭を撫でられている美紀。中途半端にずり降ろされた川元のズボンには、白濁した精液と愛液がボタボタと垂れ落ちていた。
理性があればかなり異常な光景であるが、彼女はもう何も理解していない。...かなりの悪童とはいえ、ここまで壊れてしまえば哀れに思う。それに、彼女の境遇には多少は同情する面もある。
とはいえ―――
「おい。さっきから俺が極悪非道かのように叫んでいるが...コイツの悪行を知らないわけじゃないよな?」
この父親の態度は頭にくる。
"コイツの悪行"と悪口を言っているのだが、言われている本人は俺に抱き着いて無邪気に甘えている。...そんな彼女を抱き返しながら言葉を続ける俺もどこかおかしいのだろう。
「うぅ...」
ただただ情けなく咽び泣く川元。
そこには執念深いベテラン刑事ではなく、情けなく射精して絶望している中年男性が座っていた。
「買春を覚えたコイツは、半グレから貰う端金に満足できず、更に稼げる悪事に手を染め始めたんだ。それが美人局だ」
半グレは子供が貰うには十二分な金額を渡していたのだが、客から提示される金額を聞いて自分の価値に見合わない報酬であると気が付いたらしい。そして、本来は自分が法的には守られる存在であるという事も。
その段階で誰か他の大人に助けを求めていれば...もう少し違う未来もあったのかもしれない。
「マッチングアプリやSNSで若い会社員や大学生を誘い、ホテルに入った瞬間にチンピラ共が登場する。よくあるやり方だが、こいつらは被害者の身元を押さえ、会社や家族にバラすと脅しながら搾り取ったんだ。何度も何度も執拗に。時には暴力を加えながら」
その結果、自殺者が出るほど追い込まれた被害者が現れたのだ。
しかも、一応"飛び降り自殺"という事になっているが、その真相はハッキリしない。チンピラ共に聞いても責任の押し付け合いで真相がわからなかった。
故に...全員を始末する事にしたのだ。
「まあ安心しろ。美紀を壊した責任は取る。それに、美紀を買っていた半グレ共はもう居ない。...ひょっとすると、チンピラ共も半グレ共もペット仲間として遠い異国の地で腰を振ってるかもしれないけどな」
チンピラ共も半グレ共も似たような末路を辿っている。
「うぅ...」
...反応が薄い。もう精神崩壊したのだろうか。
「ご主人様ぁ...キス、してください...」
懇願するような声に潤んだ瞳。
俺の精液で汚れた口なら構わずキスをするのだが、知らないオッサンの精液で濡れた唇と接吻する趣味は無い。
「後でな。とりあえず口洗って歯磨きをして来い」
「はい、ご主人様♡」
美紀は元気よく返事をして、ガクガクと震える足でフラフラと洗面台を目指したのであった。
「さて...」
ちらりと小井川に視線を向けた。
「っ...!」
ビクッと震える小井川。
股間を膨らませながらも、その表情は不安げであった。
「そろそろ理解できたか?」
主語をつけずに質問を投げかけた。
「な、なにを...」
怯えながらも睨み返してきた。
「隣を見ろ」
「...」
小井川は素直に川元を見た。
「コイツはそれなりに優秀な刑事だった。権限も強く、軽犯罪なら握りつぶす事が出来る程だ」
実際にどのような手段で美紀の犯罪を握りつぶしたのかわからない。
「それがどうだ?情けなく下半身を露出させてイカされても何もできない。誰も助けに来ない」
「あっ...」
思い出したらしい。コイツは職務中の川元と一緒に攫ってきたのだ。職務中の警察官が行方不明になっているというのに、誰も助けに来ないのはおかしい。まあ、現在地を特定することは難しいとは思うが。
「それに、警察の対応も不自然じゃなかったか?」
「それは...」
当然だ。あの管轄署は既に桜や俺と協力関係にある。署長の権限では指一本触れるどころか、ただただ上の命令に従い目を瞑る事しか出来ない。
対価として捜査には全面協力するし、対処出来ない問題に関してはお互いに頼る事もあるという互助関係にある。
故に現状としては良好な関係を築けているのだ。それをたった一人の男に壊されてしまうのは全員にとって都合が悪いのだ。
「あの地域の警察と名の付く施設に駆け込んだところで無駄だ。追い返されただけで幸いだと思え」
「それは...どういう意味だ?」
理解できなかったのだろうか?
「追い返されるだけでは済まないという事だ。例えばコイツだ」
川元を指さした。
「コイツは超えてはいけないラインを跨いだ。だから最期に娘に会わせてやったんだ」
「え...」
理解が追い付いていない様子だ。
「川元にはこれから辞令が出るはずだ。どこか遠い異国の...大使館ないしは領事館の勤務だ。...書類上では」
「...?」
わからないか...
「そして、コイツは現地で行方不明になる。...書類上の話だけどな」
実際には数日の出勤の記録を残し、書類の上のみで海外勤務となる。そして、書類の上で行方不明として処理される。実際には他のチンピラと変わらない末路を辿る予定だ。
「あっ...!」
理解したらしい。
チンピラや半グレのような身分の怪しい連中を消すのは簡単だ。探す人間が居ないからな。
しかし、社会的地位のある人間を消すのは一苦労だ。おかげさまで今まで準備に時間がかかってしまった。
「まあ、お前をフォローするとすれば、今回のコイツの処遇に関してお前は関係ない。準備が整ったタイミングと、お前が警察に駆け込んだタイミングが同じという...まあ、ただの偶然だ。運が悪かったな」
「...」
言葉を失っている様子だ。
「...とはいえ、ついでにお前にもいい思いをさせてやろう。麻衣、来い」
「はい、ご主人様」
美紀と同じメイド服姿だ。しかし、彼女に比べて露出は少ない。
「麻衣さん...」
「っ...」
少し複雑な表情で小井川を見る麻衣。
「麻衣、おいで」
「はい。...ひゃっ!?」
静かに近づいてきた麻衣に手を伸ばし、細い腰を抱き寄せた。
「今、どうしてコイツを見たんだ?」
「そ、それは...」
気まずそうに眼を逸らす麻衣。
「まさか...まだコイツに未練があるのか?」
「っ...!」
麻衣は不自然な反応を見せている。
「ま、麻衣さん...!」
希望に満ちた小井川の声。
絶望に沈む暗い表情がいつの間にやら明るく変化している。
「麻衣...そうか。お前は従順なペットだと思っていたんだけどな」
「ご主人様...申し訳ございません」
本当に申し訳なさそうに顔を歪める麻衣。
「ぁ...」
小井川は麻衣の返答で何か確信したらしい。
「...」
ギロリと麻衣を睨みつける。
「っ...!」
ビクンと身体を震わせ、みるみるうちに大きな瞳に涙が浮かんできた。
...しまった。少し脅しすぎた。
「...それなら仕方ない。しばらく二人きりにしてやろう」
「...ありがとうございます」
ペコリと頭を下げる麻衣。
「!!」
暗い表情が一気に吹き飛び、希望に満ちた笑顔を浮かべている小井川。
「...しばらくは戻らない。それまで好きにしろ」
「...ありがとうございます」
「あ、ありがとうございます!!」
静かに頭を下げる麻衣と、大声で礼を言うだけの小井川。
その声に対して特に言葉を返さずに、俺は部屋を出たのであった。
...................................
「...」
部屋の扉を閉じ、外から施錠をして反対の扉を開いた。
「さて...」
そこはモニタールームであった。
川元と小井川を監禁している部屋には複数台の監視カメラとマイクが隠されているのだ。
そして、オフィスチェアの眼前にはヘッドセットが置かれている。
ヘッドセットを装着し、ディスプレイ上の【通話開始】のアイコンをクリックした。
「麻衣、聞こえるか?聞こえたら右手で自分の髪を撫でろ」
『...』
右手で側頭部を押さえる麻衣。
...よし。感度は良好だ。
「手筈通りだ。辛いかもしれないが始めるんだ」
『...』
麻衣は一度目を瞑り、表情を整えて小井川に向き合う。
『ま、麻衣さん...その...』
『ごめんなさい...翔太君。動画...見たのよね?』
小井川に見せたハメ撮りだ。トロトロにされていた麻衣は内容の半分ぐらいしか覚えていなかったらしい。
『...はい。正直、まだちょっと辛いです』
『そう、よね...本当にごめんなさい』
麻衣もなかなか演技派だな。
『で、でも!あれは、その、麻衣さんも...クスリ、使われていたんですよね...?』
藁にも縋る思いで尋ねる小井川。
『...』
何も答えない麻衣。
しかし、麻衣は小井川を正面から抱きしめた。
『信じて...』
『...信じるよ、麻衣さんの言う事なら』
何を信じるのだろうか。麻衣は"クスリを使われた"とは一言も言ってないというのに。
『ね、ねえ...麻衣さん...俺、麻衣さんの事、本気で...っ...!』
『...ありがとう』
声こそ感情が込められているように聞こえるが、カメラに映る麻衣の表情は驚くほど無表情だ。
「麻衣、胸をもっと押し当てろ」
少しだけ小井川にも良い思いをさせてやろう。
『っ...』
麻衣は更に強く抱き着いた。
『ま、麻衣さんっ...!?』
声が裏返る小井川。
「よし、いい子だ。小井川が勃起したら咥えろ」
『...っ...』
少しだけ嫌な顔をする麻衣。しかし、直ぐに小さく頷いた。
「良い子だ。後でご褒美だ」
『...!』
ぱあっと明るい表情を見せる麻衣。...これで小井川にも不審がられないだろう。嫌々フェラチオをされてはこの状況に違和感を感じてしまうだろうからな。
『どうしたの?』
麻衣は蠱惑的に微笑みながら小井川を見つめている。
『そ、その...胸が...』
モテるはずなのにまるで初心な少年のような反応だ。
『見たいの?』
胸元のボタンをはずし、深い谷間を目の前で見せつけている。
『っ...』
小井川は麻衣の胸に視線を奪われている。
『こんなにおっきくして...翔太君のえっち』
白魚のような細い指がズボンに出来た隆起の先端をなぞる。
『ま、麻衣さん...っ...!』
拘束されて身動きが取れない小井川は、情けなく麻衣を呼ぶ事しか出来ない。
『しょうがないなぁ~...トクベツだからね?』
麻衣は小井川の股の間に跪いた。