※この作品はR-18です。

ペットサキュバスの犯され学園生活~退魔師学園でエロスキル特盛の銀髪ロリ巨乳美少女サキュバスにTSしたダメ男が、性処理便所として犯されまくるようです~   作:クマノミの実

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ギャグです(*´ω`*)


05 黄泉比良坂学園変態五番勝負其ノ壱『サキュキチ』❤(思考改変搾精ックス)

 

 変態、勃つ――!

 

 荒木 士郎。友原 秀。遠野 文太。

 1週間と経たない僅か数日間に、3人もの男がドスケベTS淫魔の手に堕ち、彼女にドハマリさせられた。

 それはまるで植物の根のように。表面からは何も見えず、しかし確かに着々とその版図を広げている。

 ああ、このまま黄泉比良坂学園は、ドスケベTS淫魔の物にされてしまうのだろうか?

 

 否。断じて否ッ!

 変態には変態をぶつける。

 この危機に対して、遂に奴ら(・・)が勃ち上がったッ――!

 

 

 日上(ひがみ) 熱人(ねっと)は、黄泉比良坂学園の中で普通の学生であった。

 1年の中頃には4級へと昇格を果たした事を鑑みれば、比較的優秀よりのという枕詞が付くだろうが、特別非道という訳でも無く、さりとて他の誰かを積極的に助けようとする訳でも無い、性格や能力的にもコレ!と言った特徴がある訳でも無い極々一般的な学園生、それが熱人だった。

 それでも敢えて特徴的な部分をというなら、多少向こう見ずな部分が合ったというくらいだろうか。

 何事も取り敢えずやってみるといった感じで、事前に入念な下調べを行うよりかは、体当たりで挑んで見る。そんな性質(たち)で合った。

 そうは言っても、流石に迷宮(ダンジョン)に碌に下調べもせずに突入したり、仲間との訓練を疎かにする、などと言った事は無く、精々自分が興味を覚えない事については情報を仕入れない、といった程度の話だ。

 そんな熱人の性質が彼に災いを齎し、人生の大きな転機を迎えたのは、彼が4級への昇格を果たして直ぐの事で合った。

 

 4級への昇格直後、彼は意気揚々と慰労係を使いに行った。

 自分の好きに抱ける色とりどりの美少女たち、それはただ観覧しているだけで熱人を興奮へと導いていた。

 未だ童貞で合った彼は、己の初体験を少しでもより良い物にしようと、相手を真剣に選んだ。

 そして、1人の金髪美少女を相手に選択した。

 その彼女は他の慰労係と比べても一回り以上レベルが高く、それでいて使用ポイントが低い美少女だった。熱人はその事実を深く考えず、ただラッキー!としか思わなかった。

 ――その少女の魂装(モード)淫魔(サキュバス)の物であったと言うのに。

 熱人は、淫魔(サキュバス)とのセックスの危険性を知らなかったのである。

 

 

「んっ、はぁっ。お願いです、貴方の生命(いのち)を下さいっ!」

 

「…………………………ぁ」

 

 抜ける。抜ける。生命(いのち)が抜ける。

 絡み合う肉壷、揺れる肢体。

 

「あはぁっ、こんなに吸えるなんて始めてっ!」

 

「――――ぅぁっ」

 

 騎乗位で熱人の上に跨り、そのチンポをオマンコで貪りながら金髪の美少女が悦楽の声を上げている。

 熱人は1分程度で射精に導かれて、彼のチンポからは、自慰の時とは比べ物に成らないほどの精子が、ドピュっ❤と噴出する。

 凄まじい快感。普通の女相手の10倍?それとも100倍?他の女を抱いた事の無い熱人に、詳しいところは分からなかったが、尋常で無い事だけは確かだった。

 ああだけど。そんな快楽を味わっていると言うのに、熱人の体と心は、熱くなるどころか冷えていくばかりで合った。

 

「んっ。プリプリの濃厚精子、美味しいっ。もっと下さい!貴方も、もっと気持ちよくなりたいですよねっ!」

 

「ゃめっ、もう()なぃぃ~」

 

 少女とセックスをする度に、特にオマンコに射精をする度に、熱人の生命力が金髪の少女に奪われていく。

 それは吸精(ドレイン)交合(セックス)を用いて相手の命を奪い取るサキュバスの業。

 熱人が迂闊に踏み込んだ此処は、食虫植物の領域(テリトリー)

 甘い蜜で虫を誘って、パクリと1口でそれを貪る。

 そして今の熱人こそ、その()で合った。

 

「あはっ。嘘つきっ。ほらっ、まだまだ固くなるじゃないですかっ」

 

「ぁぐっ⁉」

 

 少女のオマンコが、まるで生き物であるかの様に収縮する。

 限界まで射精したと思っていた筈の熱人のチンポが、その動きによって再び勃起させられていた。

 何事も過ぎたるは及ばざるが如し、激しすぎる快楽は、同時に大きな苦痛を熱人に与えていた。

 何としてでも、止めなければ!

 

「【止めっ――」

 

「はぁ~い。それはダメですよぉ」

 

「なんっ――⁉」

 

 命令の強制を発動しようとした熱人に、少女の金瞳が妖しく煌めいた。

 魅了(チャーム)の霊術。熱人の命令は完全に止められてしまった。

 

「そんな悪い事をせずに、もっともっと楽しみましょう?ほらぁ一杯気持ちよくして上げますからぁ~」

 

「し、ぬ……」

 

 死にたくない。死にたくないっ!死にたくないッッッ‼

 刻一刻と奪われてく自身の生命力に、熱人が内心で絶叫を上げる。しかし、だと言うのに彼の体は、意思に反して微かにしか動かず、少女のされるがままになっている。

 通常、慰労係や学園娼婦を相手に命を奪うことは禁じられている。

 慰労係側や学園娼婦も、相手に攻撃行動を取れないようにされており、やけっぱちで攻撃される、などといった事は無いようにされている。

 だが、吸精(ドレイン)などを筆頭とした、性行為を媒介にした力の奪取能力は、その縛りから完全に外れていた。

 上位である男淫魔(インキュバス)が、無抵抗の慰労係や学園娼婦を相手に、その生命力を奪い去るのは許されていないが、下位である女淫魔(サキュバス)の慰労係や学園娼婦が、相手の男の生命力を奪い去るのは容認されている。

 何故なら、それこそ彼女らが力を上げる手段であり、方法。

 そもそも、好きに命令を聞かせられる女を相手に、無警戒で突っ込んで生命力を奪われるなど、それはそいつが阿呆であり弱者なのだ、と言うのが学園側の考えだった。

 つまり、助けは現れない。このまま命を奪われ続ければ熱人は死ぬ。

 

「もっと、もっと下さい!とっても濃い精子に、貴方の命っ‼」

 

「ぃゃだ…………」

 

 

 結局ギリギリの所、何とか熱人は一命を取り留めた。

 始めてで慣れていないため、少女の使用時間を1度に取れる最大の2時間では無く、半分の1時間にしていたのが、幸運にも彼の命を救ったのである。

 やって来た終了時間。熱人は殆ど力の入らない体で、しかし殆ど這いずりながら少女の元を逃げ出した。

 

 その体験がトラウマとなり、熱人はそれから1ヶ月間以上女を抱くことが出来なくなってしまった。

 しかし男子高校生の性欲は日に日に溜まっていくし、いつまでもビビっているのも癪だった。

 熱人は、今度はしっかりと危険のない――淫魔(サキュバス)以外の慰労係を、トラウマの解消を兼ねて抱きに行った。行ったのだが…………。

 

「…………………………」

 

 慰労係とのセックスから帰ってきた熱人は、自室でとても不満げにしていた。

 トラウマの所為で勃たなかった、とかでは無い。今度こそ、普通のセックスを体験する事に、しっかりと成功していた。

 では何が不満なのか?

 ああそれは――満足出来なかったのだ(・・・・・・・・・・)

 射精は出来た。全く気持ちよくないと言う訳でも無い。ああしかし、あの時のセックスに比べれば――。

 心の中で膨れ上がる1つの感情。この日、熱人はとある1つの事を決意した。

 

「復讐、しにきたんですの……?」

 

「……………………」

 

 後日、熱人の姿は、彼から生命力を奪い去りトラウマを与えた金髪の少女の所に合った。

 瞳に何かの決意を宿してやって来た熱人の姿に、少女が激しい怯えを見せる。

 それは、当然の事だろう。

 あんな目に合ったと言うのに、自分をまた抱きに来るなんて、それは間違いなく復讐の為であり、であれば今度は最初から命令の強制を使われて、壊れるまで何度も、何度も抱かれ続けるに違いない、金髪の少女はそう確信していた。

 あの日、熱人の命を取り切れなかった日から、少女は毎日その未来に怯え続けており、遂にこの日がやって来たのか、と諦め気分であった。

 

「なあ――」

 

「…………はい」

 

 刑の執行を待つ死刑囚の気分。

 全てを諦めたように顔を伏せる少女に、しかし予想していた断頭台の刃が振り下ろされる事は無かった。

 

「――又、俺の生命(いのち)を奪ってくれッッ‼‼‼」

 

「…………………………………………え?」

 

 熱人の口から驚天動地の言葉が発せられた。

 それこそ、彼の願いにして、決意。

 あの日以降、熱人は淫魔(サキュバス)とのセックスにどうしよう無く心を惹かれてしまっていたのだ。

 

「ああ、生命力を吸われるあの感触ッ‼あれがなければ満足できないッッ‼‼」

 

「え?え?????」

 

 被虐趣味(マゾヒズム)とは、少し違う。

 命を奪われるからこそ、自分の生をより強く実感出来る。

 それと同時に生命を生み出すセックスを行う事こと、至高であり、男の本懐。それこそ熱人が至った結論であり境地であった。

 

「さあ!さあッッッ‼‼」

 

「な、な、な。一体何ですのっ⁉⁉⁉」

 

 突然の事態に思考がついていかない金髪の少女の驚愕の声が、部屋の中を響き渡る。

 暫く後の未来、某スレにおいて、サキュバスキチガイ――『サキュキチ』と呼ばれることになる1人の変態。その男が産声を上げた瞬間であった。

 

 

 そうして、時間は現在。

 サキュキチ――熱人は悔しげに、しかし楽しげに自身の手に持った情報端末を見ていた。

 

「俺としたことが、新人淫魔(サキュバス)ちゃんを、6日間も見つけられなかったなんてな」

 

 情報端末に表示されているのは、7月になって現れた新人慰労係の情報。

 元男と言う異例の経歴の淫魔(サキュバス)

 

「ふふっ」

 

 ――しかし、一向に構わない‼淫魔(サキュバス)であるのならっ‼‼

 

「それじゃあ、行くか」

 

 ――さあ、甘土 夜とやら。君は俺の生命力(いのち)を奪い取れるかな?

 

 黄泉比良坂学園、慰労係利用者スレッド変態四天王『サキュキチ』出陣ッッ――‼

 

 

 

 「(吸精(ドレイン)とか、持って)ないです」

 

 「なん、だと……⁉」

 

 黒髪の、アスリートの様に体を鍛えしぼり上げた好青年――日上(ひがみ) 熱人(ねっと)は、夜の無慈悲な言葉の前に、膝から崩れ落ちた。

 この勝負、夜の勝利だッッ――――‼

 開幕直後の(言葉の)ボディブローにより、見事1ROKO勝利を果たした夜。

 しかしその心中は、驚愕と怯えに満ちていた。

 

(へ、変態だーーーーーー⁉)

 

 開口一番「遠慮はいらない。俺の生命力(いのち)を思う存分に吸ってくれ!さあッッ‼‼」とか言い出した熱人に、半端なくビビり散らしている。

 ……まあ無理もない。

 ヤバいという意味では、文太辺りもヤバかったが、あちらは言うなればキモオタLV100と言った感じであり、半端なく気持ち悪かったが、理解できる気持ち悪さでは合った。

 しかし自分の命を吸い取って欲しい等とほざく男は、夜の理解の範疇を完全に飛び越えていた。

 一言で言って、触れたくないヤバい奴である。

 

「……馬鹿な⁉吸精(ドレイン)を持たない淫魔(サキュバス)の魂装だと⁉そんな物が存在するのか……?君!君は本当に吸精(ドレイン)能力を所持していないのか?もし、だまし討ちで俺の生命力を奪おうとしているなら、安心してくれ!そんな事をせずとも、俺は全てを受け入れる‼‼‼」

 

「無い物は、ないです」

 

「…………????????」

 

「いやそんな、ある日突然世界中に巨大な隕石が降り注いで来た。みたいな顔されても……」

 

(何だよ、この人……)

 

 夜はそう混乱しているが、熱人も同レベルの混乱を味わっていた。

 彼からすれば、カレー屋に行ってカレーライスを注文したら、カレーライス(カレールー抜き)が出て来たような物だった。

 それ唯のライスじゃん⁉といった感じで、クレームより先に脳内がクエスチョンマークで埋め尽くされる案件である。

 吸精(ドレイン)を持たない淫魔(サキュバス)とは、そのレベルの意味不明な存在であった。

 

「………………」

 

「………………」

 

 何とも言い難い()が、2人の(あいだ)に流れる。

 気まずい、圧倒的に気まずい。

 衝撃の事実に固まる熱人が再起動を果たすまでの間、夜はそんな地獄めいた空気を味わうのであった。

 

 

「……こほん。取り乱して済まなかったな。俺は、日上 熱人と言う。2年生だ」

 

「はぁ。甘土 夜です」

 

(今更、自己紹介されても……)

 

 強烈な第一印象とは、中々消えないものである。

 夜の中での熱人像はHENTAI!で既に固まっている。

 

「あの、それで日上先輩は、淫魔(サキュバス)と……?」

 

「ああっ!淫魔(サキュバス)との生命力吸収されックスこそが、俺の生きている意味だと思っている‼そもそも生命力を吸収されながら、セックスを行う事により、生の実感をより激しく――」

 

「あ、もう良いです……」

 

「……そうか」

 

 あの人淫魔(サキュバス)の事に成ると早口になるよね~~とばかりに、熱人の熱い言葉を遮る夜。

 熱人がしょぼーん、と気を落とした。

 いつの世も、趣味とは中々他人に理解されない物である。

 

「その先輩の吸精(ドレイン)に対する熱い思いは、痛いほどに、ええ本当に痛いほどに伝わってきましたが、そう言う事なら力にはなれませんよ。俺は慰労係になってからかなり無茶苦茶に犯され――コホン。まあ、6:4くらいで惜敗してきましたが、その相手の男どもに行為の後、生命力が無くなっている様子は全く有りませんでしたからね。……というか寧ろ、最初より元気になってましたよ?」

 

「そんな……」

 

 無駄な見栄を張るな、見栄を。と言いたくなるような夜の発言だが、まあ重要なのは夜が吸精(ドレイン)を持っていないと言う証言であり、その部分に嘘は吐いていない。

 故に、その言葉を聞いた熱人が更にしょぼぼーんと気を落とす。

 最早その様子は、落ち込むチワワの如しで合った。

 反面、エロいことをやられずに済みそうな展開に、夜は内心ウッキウキで合った。

 

「まあそういう事何で、先輩は俺の相手をしているより、他の淫魔(サキュバス)の方々に相手をして貰った方が――」

 

「いや、それはそうとして、君に相手はして貰うが……」

 

「ええっ……」

 

(何でそうなるの?????)

 

 結局、上手く行かない。

 何時も通りの展開に、夜は肩を落とした。

 

「もしかしたら、吸精(ドレイン)能力に目覚めていないだけ、と言う可能性もあるし、淫魔(サキュバス)を相手に何もせずに帰りました、じゃあサキュキチの名が廃る。まあ、一度やってみて本当に吸精(ドレイン)を持っていない様なら、直ぐに引き上げるさ」

 

(サキュキチって何だよ……?そんな汚名、勝手に廃らせておけよ……)

 

「…………………………まあ、無駄足になると思いますけどね」

 

 内心、突っ込みを入れまくってる癖に、表面上は従順な様子の夜。

 何時も通り、(無駄な)足掻きを行わないの?と思うかも知れないが、その理由は簡単だ。

 ――普通に、ビビっているからである。

 

 だって、自分の命を嬉しそうに吸って欲しがって来る男が相手である。怖い。

 今の所はそんな様子は無いが、何時、お前も蝋人形にしてやろうか?的な感じで、「吸精(ドレイン)を持っていないと言うなら逆にお前の生命力を吸い取ってやろうか?」何て言い出しかねない、凄み(・・)が変態にはある。

 吸精(ドレイン)能力を持っていないと言うのが本当の事である以上、頭のおかし……もとい、イカレタきょうじ……もとい、チョット頭が愉快な方である熱人には、さっさと納得して貰って、お帰り願いたい。それが夜の選択であった。

 ――キの付く人には出来る限り関わりたくない。それが夜の正直な思い。

 更にもう1つ言うのなら、(非常に珍しく)キチンとした勝算が夜には合った。

 

(まあこの人、淫魔(サキュバス)とのセックスに慣れているみたいだしな)

 

 いくら何でも、自分が男に取って垂涎物の肉体をしている、と言うのは夜も理解している。

 ただ夜はそれが飽くまで、一般的な淫魔(サキュバス)の魂装持ちの範疇にある、と思っていた。

 ……勿論、実際は違うのだが、自身が淫魔(サキュバス)の魂装持ちとセックスした事がある訳でもなく、一般的な淫魔とのセックスの様子を知らない夜からすれば至極当然の推論であり、仕方のない勘違いだと言えるだろう。

 故に、サキュバスとのセックスに慣れている熱人なら、自分に吸精(ドレイン)が無いことに納得したら、とっとと帰るだろう。夜がそう思ったのも無理はない。

 

「――それじゃあ、直ぐに終わらせましょう」

 

「ほぉ……!」

 

 これ以上変な展開になる前に、さっさと終わらせよう。と自発的に脱衣した夜。

 その姿、今まで相手をしてきたサキュバスの魂装持ちの少女たちと比べて尚、宝石の如く煌めく姿に、熱人は思わず感嘆の声を上げた。

 据え膳食わぬは男の恥。色々と合ったが、この新人淫魔(サキュバス)をキチンと調査して味わい尽くそう。熱人はそう決意した。

 だからその手が夜の肉体に向かう。

 微妙な方向に弛緩していた空気が、セックス前の淫らな色に染まりだす。

 故に当然、夜のスイッチも入ってしまって――

 

「ぉ゛っ゛❤❤まひゃっ❤❤これっ❤❤いぐっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」

 

「⁉」

 

 ――最早5万倍を超えている性的感度上昇のお時間であり、愛撫とも言えない微かな触れ合いで、夜は開幕アクメを決める。

 いきなりの展開に、熱人も当然驚愕に陥っていたが、そこは変態。これまでの男とは違う反応を見せる。

 

「これは、感度の上昇……か?だとしても何故、相手の男にでは無く、自分自身を?愛玩淫魔(ペットサキュバス)――これは普通の淫魔の魂装(モード)なのか……?」

 

「おひっ❤❤ふーっ❤❤ほへっ❤❤❤❤」

 

 流石、流石のサキュバスキチガイ振り。

 体を震わせて絶頂を繰り返す夜の姿を尻目に、熱人は夜の魂装がどういった物なのか冷静に考察を重ねていた。

 

 男から女へと言う極めて特異な変化。吸精(ドレイン)という、本来合って然るべき能力の欠如。そして、この異様な自分自身の性的感度の上昇。

 それら全てを鑑みて、熱人は1つの答え(・・)にたどり着いた。

 

 ――被虐趣味(マゾヒズム)、いいや犯され願望とでも言うべき物か?

 

 熱人がたどり着いた結論はそれで合った。

 TSして滅茶苦茶に犯されたいと言う願望。それを基に産まれた魂装であるから、こんな奇っ怪な代物に成っているのだ、と。

 元から、自身のパワーアップを目的としていないのだから、吸精(ドレイン)能力を所持していないのも頷ける。

 筋は確かに通る。

 

 ――全く勘弁して欲しいな。そういった変態性癖は……。

 

 此処は何時からブーメラン投げの世界大会になったんです????そう問いたくなるような、ボヤキが熱人の心中で発せられる。

 曰く、夜の真実(・・)へと辿り着いた熱人は、激しい落胆に襲われていた。

 俺の望みは、生命力を吸収されながらのセックスであり、犯され願望持ちの特殊性癖に付き合う気は無いのだ、と突っ込みどころ満載の思考が繰り広げられる。

 考察の結果は元より、相対してからずっと感じている、夜のまるで大した事の無い()

 これでは、例え万が一吸精(ドレイン)を持っていたとしても、まるで期待できそうにない。

 

「……はぁ」

 

「――ぁ❤❤」

 

 もう良い。

 準備は万端の様であるし、さっさと挿れて、念の為の最終確認を済ませてとっとと終わらせよう。と余りに落胆が激しすぎて、愛撫をする時間すら惜しんで夜のオマンコにチンポを押し当てる熱人。

 そしてそのまま特に何も警戒せず、チンポを挿入する。

 

 ああ、こういった状況を何と言い表すのだろうか。

 そう。

 飛んで火に入る(・・・・・・・)夏の虫(・・・)である。

 

「ぉちんぽぉ゛゛っ゛゛❤❤❤❤❤❤❤❤おほぉ゛ぉ゛ぉ゛❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」

 

「ぐおっ――――――!?」

 

 快感の共有。そして愛玩淫魔(ペットサキュバス)によるドスケベ肉体。

 それらが合わさって繰り出される、普通の女性とのセックスの10万倍を超える快楽が、油断しきっていた熱人に突如として襲いかかる。

 それはまるで快楽の大津波。1度呑まれれば最後、2度と浮かび上がる事は無い。

 気を抜いてしまっていた熱人は、アッサリとその虜に――

 

「……………………はっ、ははっ。なる、ほど。完全に、は……理解、出来ていないが……。随分、と。凄まじい、魂装だ……。先程までの、態度もっ⁉……っ!擬態、か……?いや、違う、な……。だと、すると。これ、は……。君の、魂装、が――」

 

 ――――⁉

 此処にあり得ない奇跡が起きた。

 夜のオマンコにチンポを挿入して以降、常にどぴゅぴゅ~~~❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤と射精をし続ける人智を超えた快楽を味わっている熱人。

 理性など欠片1つ残さず蕩けさせられるその悦楽を前に、息も絶え絶えになりながら、しかし熱人はドハマりしきる事無く、夜の魂装の危険性に気が付き、あまつさえその考察を行い出した。

 これが、サキュキチ。サキュバスとのセックスに取り憑かれた男!

 その経験が熱人を崖際一歩手前で踏みとどまらせていた。

 つまり、変態だから我慢できたけど、常人だったら我慢できなかった――!

 

 快楽に耐えている所為で朦朧とする意識の中、熱人はとある某スレの住人たちの幻聴を聞いていた。

 「流石は、サキュキチ‼」「よっ。ド変態!」そんな風に熱人を称える?声が聞こえてくるようだった。

 何はともあれ、遂にここに来て夜の怪物的快楽をを齎す性交に耐え抜く者が現れた。

 日上 熱人。黄泉比良坂学園の未来は君に託された――!

 そして熱人は尋常成らざる夜が与える快楽を前に1つの決意を固める。

 その決意とはッッ――

 

 ――気 持 ち よ け れ ば 別 に 何 で も 良 い よ ね ! ! 

 

 まさかの、スルーッッ‼‼‼何もしないッッ⁉

 驚愕の展開。一体どうしてそんな結論に至ったと言うのか⁉

 それを説明するような思考が、熱人の中で流れる。

 

 ――だってそもそも、生命力吸収ックスに比べれば、寧ろマトモなのでは?

 

 急に正論を吐くのを止めろ。その思考を聞いている人間が居たのなら、思わずそう突っ込んだ事だろう。

 だが、そう。そうなのだ。

 熱人はド変態ッッ!元から快楽の為に自分の生命力(いのち)を吸収されたがるキ○ガイッッ‼‼‼

 そんなド変態が、今まで感じた事の無い程の莫大な快楽に態々抗うだろうか?

 否、断じて否!

 お話にも成らない――ッッ‼

 そもそも、HERO(英雄)では無く、ERO(ド変態)に未来を託すのが間違い。大きなミステイクッッ‼

 

 これには幻聴のスレ住民たちも「これだから変態は……」「サキュキチさんのファン辞めます」とお怒りのご様子。

 因みに本当に、スレ住民がこの光景を見ていたら似たような反応を示していただろう。何せ住民の手首はボロボロである。

 

 それは兎も角、折角夜の進撃を止めることが出来る可能性がある人間が現れたと言うのに全てが無為に終わってしまった――とそう思われたのだが。

 

「……と、そう、言えたら、楽、だったん、だけど、な……」

 

「でてりゅぅ❤❤❤❤オマンコのなかぁ❤❤❤❤せーしがいっぱいっ❤❤❤❤でてりゅぅ❤❤❤❤❤❤❤❤」

 

「仕方が、ない、か……」

 

 自分1人であるのなら先程考えた様に、気持ち良ければ良い。それが熱人の正直な思いだ。

 だけど彼には仲間が居る。そいつらに危険が及ぶ可能性が有るというのなら、自分の快楽にのみ耽る訳にもいかないだろう。

 そう思い、熱人は非常に、ひっっっっっっっっっっっっっじょうに残念ではあるが、夜の危険性を確認せざるを得なかった。

 

 これにはスレ住民たちも、「俺はずっとサキュキチの事信じてたよ」「大ファンですサキュキチさん!」とニッコリなご様子。

 ――手首は(I am)ドリルで(the bone)出来て(of my)いる(drill.)

 

 

「な、あ」

 

『何ですか。ご主人さま』

 

 熱人は、夜の取り扱い機能へと問いかけた。そういう物が有るのは挿れた瞬間に理解した。

 

「俺は、生命力(いのち)、吸い取られる、のが……、好き、何だ……。もっと、気持ち、良くっ⁉はぁっ……。成りたい、からっ⁉ッグっ。俺の、生命力(いのち)、を、吸い、取って、くれない、か……?」

 

 この提案に飛びついて、喜々として己の命を奪ってくるようならコイツ()は危険だ。

 相手を油断させておいて人の命を貪る、最凶最悪の淫魔にこそ他ならない。

 もしそうで在ったのなら、自分はサキュキチとしてでは無く、この黄泉比良坂学園にて勢力争いをしている1人の学生――日上 熱人として、然るべき対処(・・)を行わなければならないだろう。

 熱人はそう意思を固めた。

 

『………………』

 

 さあ。返答は如何に?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……尚、夜はこの間、蚊帳の外で喘いでいる模様。

 

「ぉ゛ぉ゛っ゛❤❤❤❤いぐっ❤❤❤❤いっちゃうっっ゛゛❤❤❤❤せーしがびゅるるって❤❤❤❤❤❤❤❤しきゅうっ❤❤❤❤およいでりゅぅっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」

 

 

 

 

 

 

『………………』

 

「………………」

 

 沈黙。熱人の決死の問いかけを受けた取り扱い機能は、不気味なほどに黙していた。

 いや、これは黙っていると言うよりは――

 

『どうして、そんな事?出来ない、理解』

 

 ――困惑だった。

 え?何でそんな事言うの?こゎ……。といった感じで、激しく動揺しているのが手にとるように伝わってくる。

 心なしか喋り方が何時もと違ってバグってきているような、或いは何か(・・)が表層に現れて来ているような――。

 

『私。したくない。奪う。ご主人さま。命』

 

 声そのものは一緒なのだが、無機質な機械音声の様で合った抑揚が、まるで幼い少女が泣きじゃくっているかの如き物へと変化している。

 

(本体)。する。気持ちよく。一杯。ご主人さま。奪わなくても。命。ダメ?それじゃあ』

 

 乞うように。縋り付くように。

 熱人の命を奪いたくないと、懇願する声。

 それは、夜の魂装に相手の生命力(いのち)を奪い取る意図は無い事の証明だった。

 それが確認できた以上は、と泣きじゃくりそうな声に向かって、熱人は会話を投げかけた。

 

「代わりに、そんなに、気持ちよくしてくれるなら、生命力(いのち)の吸収は無しでも、良いかな」

 

『嬉しい、良かった、仲良し!これで』

 

 一転して、満面の笑みを浮かべているのが想像できる程に歓喜に満ちた声。

 嬉々としたその声を聴きながら、熱人は思った。

 甘土 夜とその魂装、愛玩淫魔(ペット・サキュバス)に、他の人間の生命力(いのち)を奪う危険性は無い。

 故に――

 

 ――ああ。これは、考え得る限り(・・・・・・)最も危険(・・・・)だな(・・)。と。

 

 もしも、生命力を吸って欲しいと言う自分の願いに、嬉々として乗って来るようであれば、それは人の命を貪る最凶の淫魔(サキュバス)と言えただろう。

 しかし、吸精(ドレイン)を持っていないという縛りを解き、簡単に馬脚を露したともある種言える。

 無論、この尋常ならざる性行為の気持ち良さと、吸精(ドレイン)能力が組み合わされば鬼に金棒であり、かなりの危険性を持っている事は確かなのだが、しかしその危険性は【淫魔】というカテゴリーの中で収まる物で済んだ筈だ。

 しかし、生命力吸収の誘いに乗って来なければ?

 その場合は、最早淫魔と言う枠組みに収まりきらないナニカ(・・・)。正体不明の怪物にこそ他ならない――熱人は最初からそう思っていた。

 ……思っていたのだが。

 

 ――まあ、最低限の義理は果たしただろう。

 

 夜に底知れぬ可能性を見た熱人であったが、しかしそれ以上何かをしようとは思わなかった。

 取り合えず命の危険は無い、と分かっただけで十分で、後の事は他の奴が頑張れば良いだろうと放り投げる気で満々であった。

 と言うより、そろそろ我慢も限界であり、今も尚この身へ迸る快楽の奔流に、1秒でも早く身を任せたい。

 それが、日上 熱人の偽らざる本心だった。

 そして、熱人が難しい事は忘れて、この性交を楽しもうとした、その時だった。

 

 熱人の天地が逆さま(・・・・・・)になった(・・・・)

 

「――は?」

 

 起きた出来事の説明自体は簡単だ。

 どこか蚊帳の外になっていた夜。正常位で熱人に覆いかぶさられて、アンアン喘いでいた彼女が、突如として熱人を押し倒し返し、騎乗位の形になったというだけの話。

 

「いきなりどうした?」

 

「――――――」

 

 しかし、それを為した夜の様子がどうにも可笑しい。

 そもそも、性行為において夜が自ら動くという状況が既に珍しい上に、何時も行為が始まれば、馬鹿みたいに喘いでいる夜が、色っぽい吐息こそ漏らしてはいるものの、今は怪し気に沈黙していた。

 いや、これも沈黙というよりかは――

 

「…………どうしたんだ震えて(・・・)?」

 

「ふーっ♥ふーっ♥」

 

 ――怯えている。怖がっている。恐れている。

 表現は幾つも有るだろうが、今の夜の状態を言い表すのならば、総じて恐怖に類するものであった。

 その証拠に、夜の体はカタカタと小刻みに震動を繰り返していた。

 

「――んじゃう♥」

 

「何、だって?」

 

死んじゃう(・・・・・)っ❤私、死んじゃうっっ❤❤」

 

 夥しい快楽に侵されながら夜が語ったのは、死への恐怖で合った。

 夜は己の顔を、快感で赤らめながら、同時に恐怖で青ざめていると言う奇妙な状態だった。

 

「落ち、着け。一体、何で」

 

 理由を問う熱人に帰ってきた夜の答えは、途轍もなく驚愕する物だった。

 

「だ、だって❤せーしっ❤❤もっと一杯っ❤❤集めないとっ❤❤死んじゃうっ❤❤」

 

「は?」

 

 夜の返答に混乱の極地に包まれる熱人。

 そんな呪い染みた状況――魂装の効果か?

 ……いや、いくら何でもソレはないだろう。

 そもそも、よしんば本当にそんな状況だったとしたのなら、初めからもっと真剣になっていなければおかしい筈。

 そんな風に熱人の頭の中を、様々な推論とその否定が高速で流れていく。

 しかし、熱人が夜に何が起こっているのか、に自力で辿り着く前に、彼に正答(・・)が与えられた。

 

『しました。機能。新しい。追加。認識改変。(本体)。思います。死ぬ。精液。無いと。なります。これで。搾精。必死に。満足!ご主人さま』

 

 未だに何かバグっている取り扱い機能が、夜の異変の正体を語る。

 それは当然の如く愛玩淫魔(ペットサキュバス)による、追加の機能の所為。

 今の夜は、理由も理屈もまるで定かでは無いと言うのに、とにかく男の精液を大量に集めないと死んでしまうという確信を持っていた。

 そんな事はまるで無い、というのにだ。

 

(どうしようっ❤どうしようっっ❤❤――ぁっ❤❤)

 

 突如湧いてきた己の命の危機に、何時もと違って快楽に頭を飛ばされていない夜が、その危機をどうにか回避せんと思考を回す。

 ――そうして、思い出した。死を回避するための妙薬(精子)を、今正に自分に注いでくれている(熱人)が居る事に。

 青ざめていた夜の表情。見た目だけで言えば無口クール系の超絶ロリ美少女で有るために、それはそれで似合っていた真剣なその表情に、媚び、が混じりだした。

 

「せんぱぁい❤❤日上せんぱいっ❤❤」

 

 脳が蕩けそうな甘い声を出しながら、夜は熱人の胸板に自分の体を預け、そして小動物の様に擦り付けだした。

 それは明らかに自分の死を免れるためのご機嫌取りだったが、しかしどうしようも無く色っぽいと言うのは事実だった。

 

「わたしぃ❤いっぱいっ❤❤がんばりますからぁ❤❤ザーメンもっとください❤❤ね❤❤ねっ❤❤❤❤❤❤」

 

 甘土 夜、そしてその魂装【愛玩淫魔(ペットサキュバス)】。

 今や、5万倍にも及ぶ自身の性的感度増加と、それに伴う快感の共有。体内媚薬に淫魔としての肉体。

 それらを合わせた上で、夜とのセックスにて相手の男性が感じる快楽は、現在時点で普通の女性とのモノの10万倍超。

 それが最低値(・・・)である。

 だって今の今まで夜は1度たりとも本気を出していないのだから。

 男に犯されるのが嫌で、されるがままで、自分からは何もしない。行ってしまえばマグロもいいところであり、淫魔としての性能のお陰でそれでも尚高級娼婦を超える性技と肉体であったが、そんな物が全力である訳も無い。

 

 ハッキリと述べるのならば、これまで夜は自身の性能を1%も発揮していなかった。

 そしてそんな夜が、(夜の視点では)命の危機を迎えたことにより、始めて全力を行使する。

 

 

「ぐぉっ――」

 

 瞬間。熱人は自分のチンポが溶けた様に錯覚した。

 これまで夜のオマンコは、肉壁の1部分1部分が脈動して男の肉棒に奉仕すると言った感じあり、勿論それはそれで凄まじい名器であった事は疑いようも無いが――しかし、今の夜とは比べようも無かった。

 もはや、肉壁の1部分どころの話では無い。今の夜のオマンコは細胞の1つ1つが夜の意思の元、熱人のチンポから精液を搾り取る為に自由自在に動き回っていた。

 例えるのなら、幾台ものスーパーコンピューターを用いて、1人の男のチンポを一番気持ちよくするにはどうすれば良いのか計算しているが如き状況。

 圧される様な、吸われている様な、撫でられている様な、擦られている様な。

 それらのどれでも合って、どれでも無い。そんな摩訶不思議にして絶大なまでに気持ちの良い夜のオマンコ。

 熱人は、自分と夜の下半身が癒着して、下半身全体が精液を送り込むポンプに変えられたかのような、そんな感覚を味わっていた。

 

 どぷっっ❤❤❤❤どぴゅるるるるるるるるるるるうるるっ❤❤❤❤と、唯でさえ可笑しかった連続射精が、今やポンプから水を注いでいるかの様に、凄まじい勢いになっていた。

 

「あはぁっ❤❤❤❤❤❤❤❤んごぉっっ❤❤❤❤❤❤❤❤きひゃっ❤❤❤❤❤❤❤❤せーしきひゃぁっ❤❤❤❤ありがひょうごじゃいましゅ❤❤❤❤❤❤❤❤ありがひょうごじゃいましゅぅぅぅ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」

 

(もっと❤❤もっと❤❤❤❤もっと‼❤❤❤❤死なない為にせーし❤もっとほしぃよぉ❤❤❤❤❤)

 

「ぐおっ」

 

 精液が子宮に注がれて、体中に激しい快楽の衝撃が駆け巡る感覚に、夜が歓喜の声を上げる。

 幼い少女の様に満面の笑みを浮かべながら、暴れ馬を乗りこなす騎手の如く、熱人の体の上で腰を上下させて、オマンコでチンポを扱いている。

 

 熱人の分の度が過ぎた快楽による負の要素を全て受け持っている夜は、常人なら軽く100度は狂死する程の感覚を味わっているのだが、しかし未だ夜は正気…………かどうかは怪しいが、しかし一定の思考は保っていた。何時もならとっくに、ただ喘いで相手の男にされるがままになっていると言うのに、である。

 夜は、愛玩淫魔(ペットサキュバス)の影響により、性的感度が異常に高くされ、快感を凄まじい程に受けるが、同時にそれを許容できる様にもなっている。

 つまり、必死になればこの程度の事は出来るポテンシャルが夜には有るのだ。

 ――何時も必死になれていないというだけで。

 

「しぇんぱいのぉ❤❤❤❤あちゅくてぇ❤❤❤❤かひゃくてぇ❤❤❤❤ぶっひょい❤❤❤❤オチンポしゃまぁ❤❤❤❤とっへもしゅてきでしゅぅ❤❤❤❤❤❤❤❤だひゃらっ❤❤❤❤よるのぉぉ゛っ゛❤❤❤❤どしゅけべなっ゛❤❤❤❤オマンコにぃイ゛❤❤❤❤もっひょ❤❤❤❤いっぴゃいぃ❤❤❤❤とくの~❤❤❤❤じゃーめん❤❤❤❤めぐんでくだひゃいっ❤❤❤❤❤❤❤❤」

 

「はぁっー。はぁッッー」

 

 何時も語っていたり思っていたりする元男の誇り(プライド)なんて物は、命の危機が訪れた瞬間に、どこか彼方に消し飛んだ。

 今の夜はひたすらにハメ乞いを繰り返すだけのドスケベサキュバス以外の何物でも無かった。

 しかし、それが男にとってとても効果的な物であるのも確かだ。

 最早、我慢なんて次元の話では無い。

 嘗て一番最初に淫魔(サキュバス)に搾り取られた時を思い出す、しかしその時の経験がまるで塵の様に思えるほどの快感を前に、熱人は完全に心奪われていた。

 しかも、搾り取られれば取られるほど体が冷たくなっていった普通の淫魔(サキュバス)とのセックスと違って、今は気持ちよくなればなるほど暖かく安らぎを得ていくのだ。

 まるで北風と太陽。

 心の衣服を脱がす太陽のセックス。

 こんなの我慢できるわけが無いっ‼

 

「もっと――」

 

「ふぇっ?❤❤❤❤」

 

「もっと搾り取ってくれッッッッ」

 

 夜が腰を上部に上げた瞬間。熱人が、自らの腰を突き上げて勢いよく夜のオマンコを突いた。

 意図せぬ突然の子宮ノックの感触に、夜が一瞬白目を剥く。

 

「おほぉ゛ぉ゛っ゛゛❤❤❤❤❤❤❤❤イグゥぅううっっ❤❤❤❤❤❤❤❤おっほ゛っ゛❤❤❤❤はうぅっ~❤❤❤❤しゅてきでしゅぅ❤❤❤❤せんぱぁい❤❤❤❤ごーいんに❤❤❤❤あかちゃんぶくりょっ❤❤❤❤たたかれるにょ❤❤❤❤癖にしゃれちゃいましゅぅ❤❤❤❤」

 

 だと言うのに、夜は笑顔だった。

 射精をされる度に、自分が死から遠ざかっていくのが、どうしようも無く心地良い。

 しかもその所為で、申し訳程度にはあった性行為への忌避感が完全に吹き飛んでしまっており、今の夜は完全に快楽に耽るメス犬その物だった。

 

「ぉ゛っ゛❤❤えへぇ~❤❤頼りになりゅ❤❤❤❤おとこの人ってっ❤❤❤しゅてきでしゅ~❤❤❤❤きしゅっ❤❤きしゅしましょぉ‼❤❤❤❤ん~っ❤❤ぶちゅるるるっ❤❤❤❤れろぉっっ❤❤❤❤ぷはっ❤❤❤❤えへへ~❤❤❤❤」

 

 元々、誰か頼りになる人に付いていきたい。守ってもらいたい。面倒なことを全てやって貰いたい。

 そんな願望がある夜にとって、今の熱人は自分を死から守ってくれる頼もしいオスだった。

 か弱いメスとして彼に庇護をして貰うべく、求愛の接吻を交わす。

 チロチロ❤と乙女の様に、ベロを触れ合わせたかと思えば、次の瞬間にはぶちゅぅー❤❤とドスケベディープキスを行っていた。

 その度に、より多くの精液を出して貰えて、夜の心はキュン❤と濡れていた。

 

「っあ。んむっ。るれろっ。ぷはっ。時間一杯、限界まで()すぞっ‼‼」

 

「おごぉぉぉぉ゛゛❤❤❤❤はいぃぃぃぃっっ❤❤❤❤ありがひょうごじゃいましゅぅぅぅ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」

 

(はぅ~❤❤しゅてきだよぉ~❤❤❤❤よるのこと❤❤❤❤もっと守ってぇっ!❤❤❤)

 

 ザーメン便所にされながら、幼女の如く楽しげにはしゃぐ夜の姿が時間一杯の間、狭い部屋の中で踊り狂い続けた。

 

 

 

 

 

 







???「くくく、サキュキチがやられたか」

???「こんなに簡単にやられるとは四天王の面汚しよ……」

???「だが所詮奴は四天王の中で(サキュバスとのセックスという意味では)最強……」

???「……どうしよう」

*セリフは唯のイメージです

TIPS



■夜ちゃんの機能紹介コーナー

○【認識改変搾精衝動】:自分が大量の精液を子宮に恵んで貰わなければ死んでしまう状況であると認識する様になる機能。命の危機だと認識するため、夜のクソザコメンタルでも流石に必死になり、何時もは殆ど無駄にしているサキュバスポテンシャルを十全に活かし、搾精してくるようになる。
 
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