ペットサキュバスの犯され学園生活~退魔師学園でエロスキル特盛の銀髪ロリ巨乳美少女サキュバスにTSしたダメ男が、性処理便所として犯されまくるようです~ 作:クマノミの実
黄泉比良坂学園1-E組所属、
いや、曲がりなりにも退魔師等と言う不可思議な存在に平凡と言う言葉が適切であるかは微妙な所だが、少なくとも英雄的な活躍を残せるような人物では無い。
退魔師一家の三男坊として産まれ、さして優秀でも劣等でも無く平凡な才能。
そんな自分を変えたくて、一念発起して黄泉比良坂学園に入学するものの、学園のレベルの高さに着いていけず、早々に6級へと降級した。
黄泉比良坂学園の生徒にありがちな境遇である。
さて、そんな一般的な生徒は入学から凡そ3ヶ月たった今、どのような毎日を送っているだろうか?
*
「本田君、そっち行ったよ!」
「了解!」
学園迷宮・第7級【
暗い洞窟の中を一組の男女の声が木霊する。
場所と会話の内容から分かる通り彼らは戦闘の真っ最中であった。
彼らの目の前には、豚頭人体の魔物――オークが存在し、彼らと相対していた。
オークの数は12体。
絵面的には危険そうな状況ではあるが果たして――?
「大丈夫、全員ちゃんと
前髪が長く、顔が覗いしれない少女が叫ぶ。
それと同時に異変が訪れる。
平吉たちに敵意を向けていたオークたちの様子が可笑しくなる。
12体全てが戦闘中にも関わらず、呆気にとられた様に目を丸くして辺りを見渡し、そして驚愕している。
叫んだ女子がオークにかけた状態異常である。
「うん、行くよ!」
それを確認した平吉がオークたちに向かって遠方より、霊力で出来た弾丸――霊弾を幾発も放った。
「BUMO⁉」
放たれた弾丸がオーク達に直撃し、小規模な爆発を引き起こす。
それは、オーク達に確かなダメージを与えながらも倒すには至らず――しかし、効果は抜群であった。
「GIAAAAA‼」
「BUMO⁉」
「GAAAA‼」
視界を奪われ、霊弾で攻撃されたオーク達がやたらめったらとその手に持った棍棒を振り回す。
そしてそんな事をすれば、周囲の仲間たちに被害が行くのは当たり前の話であった。
同士討ちの時間である。
こうなってしまえば後は容易い。
平吉と少女は、遠くから慎重にオーク達を倒していった。
「やったね。本田君」
「うん。
オーク達を見事殲滅した平吉は、少女――
彼らは共に学園迷宮に潜る仲間であった。
「偶々、沢山のオークとぶつかった時はどうなるかって思ったけど、岩目さんのお陰でなんとかなったね。ありがとう」
「ううん。私の方こそ、ありがとう。本田くんが居なかったら倒せなかったと思う」
互いが互いに感謝する優しい空気が流れ出す。
2人の出会いは、学園に入ってから。
6級に降級して学園のレベルの高さを思い知った平吉が、一緒に戦ってくれる仲間を探した際、似た様な境遇で6級に落ち、同じ様に仲間を探していたクラスメートの奈々とPTを組んだのが始まりであった。
それ以降ずっとPTを組んでいる彼らは、コツコツと迷宮探索を続け、実力を磨いていた。
その結果が今の戦いで、入学した当時の彼らであれば、今の数のオークには為すすべもなく、逃走を選ぶより他になかっただろう。
「私たちちゃんと強くなれてるねっ」
「うん。これからも頑張って行こう!」
黄泉比良坂学園は、弱肉強食の地獄である。
が、しかし。
流石に入学した最初から弱者にチャンスが皆無と言う訳ではない。
学園の目的は、飽くまで強い退魔師を作る事であり、徒に生徒を嬲っているのでは無いのだから。
毎月課される降級しない為のノルマは段々とキツくなっていくが、それは逆に言えば、最初の内は多少は優しいと言うこと。
学園内では成長の速度が促進されていることもあり、入学当初は才能がなくとも、コツコツと真面目にやっていれば花開く可能性があった。
まあ少なくとも、入学から3ヶ月でストレートに8級に落ちる様な人間は、口先だけの現状を変える努力を何も行っていないダメ人間くらいだろう。
「これからもよろしくね、本田君っ」
「う、うん。岩目さん」
笑った拍子に、奈々の顔が少しだけ表に晒された。
余り目立たない奈々であるが、その顔は他の学園生の女子と同じく整っていて、体つきもよく見れば女らしかった。
そんな可愛らしい少女と仲良くなれた事に、改めて幸運を感じる平吉であった。
*
翌日。
2人は、互いが所属するクラスである1-E組のHRに出席していた。
となりの席で穏やかに談笑していた2人だったが、その時教室内でちょっとした出来事があった。
「おい!甘土‼さっさと迷宮に行くぞ、早く準備しろよ‼‼」
「わ、分かってるって、
それは、同じクラスメートの1人、既に7級まで落ちた生徒が戦闘奴隷として連れられていく光景であった。
「
奈々が、ボソリと呟いた。
それは同情であり、自分たちが
奈々だって一歩間違っていれば、似たような状況になっていても可笑しくはなかったのである。
その意見は、平吉も同感で……しかし彼にはそれに加えて別の思いがあった。
甘土君…………。
平吉は連れられていく男子――甘土 夜に対して、内心でそう呟いた。
彼らはちょっとした知り合いであった。
奈々の前に共にPTを組んでいたのである。
最も、平吉の才能に見切りを付けた夜が、勝手にPTを解散した事で、その関係は露と消える事になったが。
その結果がこれなのだから、人生とは分からないものである。
「――――」
「――‼」
平吉が己を見ている事に気がついた夜が、恥知らずにも助けを乞うような視線を送った。
それに思う所が無いわけではない平吉ではあったが、しかし……。
――ごめん。僕じゃ助けれないよ。
平吉は気まずそうに目を逸らした。
今のPTメンバーである奈々を危険に晒してまで、夜を助ける実力も、気持ちも、平吉は持つことが出来なかった。
数日後、クラス担任の物見が事務的な口調で、夜が8級に落ちたことを告げた時。
殆ど皆が気にしていない中、平吉はチクリと心を刺されたかのような罪悪感を覚えた。
もう、夜と出会う事は無いのだろう……と。
しかし、その予想はまるで想像していなかった方向に外れる事になる。
甘土 夜。
彼が――いいや
そして、自分が夜の恋人兼、御主人様兼、へこへこチンポ挿入マシーンとして、夜に全てを捧げる未来がやって来る事を、平吉は知らなかったのだ。