ペットサキュバスの犯され学園生活~退魔師学園でエロスキル特盛の銀髪ロリ巨乳美少女サキュバスにTSしたダメ男が、性処理便所として犯されまくるようです~ 作:クマノミの実
「ねっ、
――夢を見る。
未だ幸せで、そして罪深かったあの頃の夢を。
それも、ただのお寺では無く、裏で本当に魑魅魍魎を調伏している退魔師の家系である寺に、だ。
寺と退魔師、2重の意味で家の跡取りとして産まれた彼は、幼いころから厳しい訓練を強いられる事となった。
千差万別たる
比喩では無く、血反吐を吐く時すらある険しい鍛錬の日々。その毎日は、明に
――
それは、どこまでも澄んだ、清廉なる守護の祈り。
そこに、恨みや憎しみなどと言った穢れは一切混じってはおらず、明は厳しい鍛錬を課す両親に、感謝こそすれど隔意は一切抱いていなかった。
霊力持ちの子供が、過酷な鍛錬に耐え忍ぶ――実は、それ自体は然程珍しい事では無い。
何故なら、彼ら彼女らは、この世界の真実――自分たちの世界を侵さんとしている
それ故に、
辛いから、苦しいから、と言って飛行訓練をサボる鳥が居ない様に、退魔師の卵たちも自分の力を高める事に意欲的であるのだ……勿論、限度や個人差などはある。
ただし、その強く成りたい理由に、自分の身では無く、他者の守護の念が思い浮かんだというのは、不動 明と言う人間の善性を示す確かな証拠だろう。
「あーあ。今日も辛い訓練だったなぁ~。ねえ、明の方は大丈夫だった?」
「……ああ、俺の方は大丈夫だったよ、■■」
そんな明には、1人の幼馴染が居た。
よく言えば物静か、悪く言えば少し暗い所のある明とは正反対の、明朗快活な少女。
1人で己の内側に籠りがちになる己を、何時も元気に引っ張り出してくれる少女は、明にとって世界を照らす光の1つであった。
彼が厳しい訓練の中、それでも他者への優しさに目覚めた事に、彼女の存在が大きな理由で合った事は言うまでもない。
この世界は、こんなにも美しく光り輝いているのだから、自分はその光景を守る1人で居たいのだ――と。
「好きだ、■■。どうか俺と付き合ってほしい」
「――明。うんっ。私、嬉しいっ!」
最初は、どこか弟分の様な感じであった明だが、彼女を守れるように、と日々の鍛錬を重ねていった。
互いに相手のことを大切に思う者同士、2人の心と体が繋がるのは、そう時間がかからなかった。
不動 明という人間に取って、人生で一番幸福であった時期。それが、この時期で合ったことに疑いようは無い。
そう、この時、この瞬間が余りにも幸福で、満たされていたから、明はこの光景を守り抜ける様に、と更なる力を求めたのだ……求めてしまったのだ。
黄泉比良坂学園――日本における最高峰の退魔師育成機関。最も成長でき、そして最も危険な場所。
明は、其処に
「私も行くわ」
「待ってくれ、■■っ!黄泉比良坂学園は危険だっ!」
「それは、明だって同じことじゃないっ‼」
その明の決意に、待ったをかけたのは、彼の愛する少女であった。
そんな危険な場所に、明1人では行かせられない、行くのであれば自分も供に。ああ、恋人に対する思いとしては、実に真っ当な物だろう。
対する明の思いも又、極々真っ当な物だ。
黄泉比良坂学園において、女生徒はその貞操を賭けさせられる。そんな場所に恋人を嬉々として送る男は、寝取られ趣味の変態か、考え無しの阿呆かのどちらかだけだろう。
互いに互いの事を心配する2人の言い争いの軍配は、結局は少女の方に上がる事となった。
「それに、何か合っても明が守ってくれる、でしょ?」
「――むぅ」
そう言われて否、と答えるのなら、そもそも学園に行く意味が無い。
明は、少女と共に学園へ行くことを決意せざるを得なかった。
……一生後悔することになる、その決意を。
*
「これが、学園ッ」
「嘘っ、こんなにっ――」
互いを思い合って、輝かしい未来へと踏み出した筈の2人に待っていたのは、黄泉比良坂学園の洗礼であった。
明も、少女も、学園の外において厳しい鍛錬をサボること無く続けて、確かな実力を得ていた訳だが、彼らに教える側が、学園を出た訳でも無かったと言うのが悪かったのだろう。
井の中の蛙――とまでは言いすぎだが、片田舎のそのまた一地域で優秀程度では、この世の地獄と化している学園でそのまま通用する事は無いのだ。
想像以上にレベルの高い
それにより見えてくる降級の危機と、それによる地獄の義務。
そんな環境が齎す極大の不安とストレスによって、2人の関係は滅茶苦茶に――ならなかった。
「大丈夫だ、■■。俺が君を守る」
「…………明」
厳しい環境を前に、しかし明は一度たりとも諦めなかった。
心を不安で細くする恋人を、鼓舞し、励ましながら、自身に出来ることを一瞬たりとも腐らずに、真面目にコツコツと積み上げていく。
それは、決して華々しい大活躍などでは無かったが、しかし確かに学園の地獄を乗り切る方法で合った。
結局、2人が降級することは無く、明は自分の宣言通り、見事恋人を守る事に成功した訳で合った。
……そこで話が終わればめでたしめでたしで合ったのだが、残念ながらそうはなら無かった。
*
――力が成長しない。
明とその恋人。2人に訪れた本当の試練は、2人が降級の危機を乗り越えて、ある程度学園に慣れてきてからで合った。
明の力が成長しないのである。
いや、正確に言えば、厳しい環境である黄泉比良坂学園に身をおいている以上、成長はしている……しているのだが、その速度が想像より遥かに遅いのだ。
決して怠けたり、諦めたり等してはいない。寧ろその精神はこれまに無いほど研ぎ澄まされていると言うのに――。
しかし、周りと比べ、明らかに成長の速度が遅いのだ。
ただし、全く関係のない赤の他人より歩みが遅いだけならば、明は傷つきはせども、コツコツと自分は自分だと再び努力を積み上げられただろう。
問題は、その自分より早く成長する人間、その中に恋人の少女も含まれて居たことだろう。
自分が1つ成長する間に、恋人が5つ成長する。
守ると誓ったはずの最愛の少女が、自分の力を遥かに飛び越えていく。
女は弱くあれ、等とは決して欠片も思ってはいない明だが、しかし1人の男として、愛する女に逆に守られるばかりと言うのは、心に来るものが合った。
そうして、繋がり合っていた筈の2人の関係にほんの少しだけ影がかかったその時だった。
「あの、明……。私、クラスの子達にもう少し上の迷宮に行ってみないかって誘われたんだけど……」
「――――。行ってくると良い。■■にもいい経験になると思う」
「でも……」
「俺のことなら大丈夫。――必ず追いついてみせるよ」
「……明」
自分より実力が上の、女子たちのPTに恋人が誘われた。
それが、次の転機だった。
恋人の少女も、決して明を見捨てようとした訳ではない。
上の環境で迷宮探索を行えば、自分たちの生活が楽になるし、そこで得られたアイテム等で、今の明の不調を打開し得る可能性も有る。
それに何より、弱い者を扱うように、明に遠慮するほうが、明を馬鹿にしている様に彼女には思えたのだ。
だから、彼女に明を裏切るつもりなどサラサラ無かった………………
それが分かったからこそ、明も彼女を送り出した。
論理的にそうした方が良いというのも合ったし、何より男としての意地があった。
弱い自分を、愛する女性に見られるのは辛く、1人で冷静になりたい、と言う思いが。
だが、後になって思い返したのならば、どれだけ情けなくとも行かないで欲しいと懇願するべきだったのかもしれない――明はそんな風に思う事もある。
「ごめんなさい。今日はPTの子たちに誘われて、少し遅くなりそうなの」
まず起きたのは、2人の生活リズムのズレで合った。
噛み合っていた筈の歯車の動きがズレていく。
「何時もと違う?えっと、そう?ああ、友達に少し影響されたのかも」
少しずつ、少しずつ、見慣れた彼女から変わっていく。
服や、香水、そういった物がこれまでの彼女の趣味だった物から、僅かずつ別の物になっていく。
最初は少しの変化で、最後の方には下着等も。
「…………え、ゴメン。少しボーっとしてたみたい」
噛み合わぬ中でも、互いに意識して取るようにしていた2人の時間がどんどんと少なくなっていく。
何時も上の空で、しきりに他の事を気にしているような、そんな素振りが多くなった。
その違和感に気がつけなかった。
いいや、誤魔化すのは止めよう。本当は気がついていたのだ。
だがしかし、弱い己が、守れぬ己が、この地獄めいた学園の中で、一体彼女に何を語れば良いのだ。
そう、自分の言葉がとても薄っぺらく感じて、明は何も行動することが出来なかった。
――だから、破局の時は訪れる。
ある日、一緒に住んでいた部屋から彼女の姿が消え、その代わりに残されていた記録機器。
そこに映る、自分以外の男と、彼女の艶姿。
そして、呆然としながら、その相手の元へ向かった明に待っていたのは――
「貴方がっ、あんっ。いけないのよっ!弱いからっ、こっちの方が気持ち良いんだもんっ!」
「へへっ、そういう事で、まあ悪いな?」
――裏切りと夢の終わり。
驚きよりも、ああ、やはり。と言う納得の方が先に来て、明はその場を何も言わず、何もせずに立ち去った。
そして、その後もまるで抜け殻の様に何もしない。
あれ程必死に維持していた階級も、5級から6級、6級から7級と、簡単に落ちていく。
そうして其処まで落ちて、堕ちて。
*
明は怒っていた。
恋人だった少女の裏切りに?
勿論、それも零、とまでは言えない。
自分の大切な者を奪った男に?
それは勿論。大切な人を奪われて、何も思わぬ男は、心が広いのではなく、ただの何も考えてない馬鹿だろう。
ああしかし、違うのだ。明が心底怒りを抱いているのは、それらにでは無かった。
明の憤怒の対象。
それは自分自身で合った。
一体、己は何をしている。
散々、守るなどとほざいておきながら、この様。
彼女に裏切り、などという醜い行為に手を染めさせてしまったのは、自分の弱さにも問題がある。
もはや、こんな男は、強くなれぬのならば、死ぬべきだ。
そう決意した明は、今まで以上に、もはや自殺を試みていると言えるレベルの荒行に身を投じて行った。
階級を落としたのも、何もする気が無くなったからでは無く、自分をより厳しい環境に放り込む為。
7級で止めたのも、8級以降の人体実験を恐れたからでは無く、その逆。
そんな棚から牡丹餅の様な解決を、明は欠片たりとも望まなかった。
自身がこれ以上落ちる時は、それ即ち自分の死と同義である、とそれほどまでの不退転の決意。
その覚悟、その怒りは結果的に明を大いに成長せしめた。
何故なら彼の魂装は、明王。他者を救うために怒る憤怒の化身で合ったから。
皮肉なことに事此処に至って、明は自分の成長を阻害していた要因――魂装との同調律の低さを解消出来たのだった。
これ迄に溜まっていた経験値が一気に適用されたが如く、急激に始まる明の成長。
決して鍛えられていなかった訳ではなかったが、どこか頼り無かった痩身が、筋肉の鎧に覆われる。
どこまでも優しく穏やかで、しかしそれだけで合った瞳に、深い深い海のような知性と烈火の如き戦意を宿す様になった。
もはや其処に情けなかった明の姿は無く、居るのは明王、怒りの化身。
飛躍的な成長を遂げた明は、やはり翔ぶが如く己の階級を上昇させて行く。
7級まで落ちたはずの彼は、5級にまで舞い戻り、更には3級まで到達していた。
このまま時間が過ぎれば、もっと上へ行くことも可能だろう。
確かに男子の低階級は、女子のそれに比べて階級を上げ易いと言われているが、それは飽くまで博打染みた人体実験が、運よく成功したのなら、と言うだけの話だ。
そういった物も無しに、己の力のみで7級から3級まで僅かな期間で成長するのは、学園の長い歴史の中でも、稀有に分類される事象で合った。
よってこれにて明は完全に復活を遂げたのか?
そう答えは、否である。
とある1点。ある1点に明は致命的な傷を負ったままだった。
それは彼の一物。明のチンポは、愛する少女の裏切りを直視したその日から、その機能を停止していた。
トラウマによるインポ。それが明に残された傷だった。
傍から見れば、ある種喜劇の様にも感じるやも知れないが、明にとってそれは、自分の弱さを克服出来ていない証だ。
明はとある場所で、『寝取られ明王』などと言う、あだ名を付けられつつも、自分が馬鹿にされるのは当然のことだ、と気にもせず、その解決方法を探った。
――しかし今現在、彼の肉棒を救えるものは、未だ現れていない。
*
「――ここか」
厳かに明が呟いた。今の彼が居るのは慰労係の使用場所。
事の発端は、奇妙な縁から友誼を結んだ相手、日上 熱人――某スレで『サキュキチ』と呼ばれる男から、明に連絡が合った事である。
お前のインポを治せるやも知れない相手が見つかった。
それが連絡の内容だった。
「…………甘土 夜」
それが、明の肉棒の救い手に成るかもしれない少女の名前だ。
極めて特異な経歴を持つ、銀髪で幼気な美少女。
彼女は、明の絶望を癒やすことが出来るのだろうか――
*
「え、えっと不動?先輩。先ずは頭を上げて下さい」
狭い慰労係の個室の中、夜は激しく困惑していた。
原因は、本日の慰労係の義務の最後の2時間にやって来た、彼女の前で床に手を付き、DO☆GE☆ZAを決めている、頭を丸めた、長身で筋肉の鎧に覆われた大男――不動 明に合った。
「甘土君。どうか私の愚息に力を取り戻す手伝いをしては頂けないだろうかッ」
「え、えと……。病院に行った方が良いのでは?」
語られた過去。寝取られのトラウマからのインポテンツ。
それは分かったが、こんな場所に来る前に、もっと行く場所が有るのでは?
何時もの自分が抱かれないための方便とかでは無く、純粋に心からの疑問として、夜はその言葉を発していた。
「いや、勿論そういった解決方法は一番最初に取ってみた。しかしどうやら私のコレは、中々に難儀な状態になっているらしい」
「難儀な状態、ですか?」
霊力などと言う異能が存在する退魔師の世界。
よって勿論、トラウマなどに対する治療法なども、表の世界に比べて多い。
しかし、それらを持ってしても、自分のインポを治すことは叶わなかったのだ、と明は語った。
「曰く、異物が体内で癒着している様な状態、らしい」
「それは……?」
例えば、銃弾によって体を撃たれたが、奇跡的な確率により、重要な血管などを避け、命に全く別状も無く、大した痛みも感じず、自分が撃たれたことにも気づかなかった人間が居るとする。
その人は、自分がそんな状態になっているとは露知らぬが故に、普通に生活を続け、後日他の要因で病院に行った際に、自分の体の中に弾丸が残留していることを知る。
しかしその時には、弾丸を覆う形で肉体が治癒してしまったため、下手にそれを取り除こうとすると、周りの血管を傷つける可能性があるため、摘出を行えなく成ってしまった。
自分に起きているのは、その精神的バージョンらしい、と明は説明する。
本来ならば、時間経過やカウンセリングなどにより、正しく治していかなければならない
それを明は、あろうことか異常なまでの精神の強さで無理矢理に治してしまった。
その為、精神に異物が挟まったの様な状態で治癒がなされてしまった。明の現在の状態はそう言った感じであるらしい。
「様々な治療術者や、性のスペシャリストである君以外の
「そうなんですか……」
尚も、混乱より冷めやらぬ様子の夜に、明は悲しげに目を伏せた。
「……いや、済まない。君の事情を考えれば、相当に嫌な願いで有ることは明白であった。私は又、自分の事情しか考えられていなかったらしい。今日のことはどうか忘れて欲しい」
「……えっ?ちょ、ちょっと待って下さい。先輩っ」
「?」
元男と言う夜の事情を斟酌し、自分が間違っていたと、きっぱりと去っていこうとする明を、夜は呼び止めた。
今の彼女の胸中は一体どのような物か。
(な、なんかこの人……。とってもいい人だぞ⁉)
――感動。それが今の夜が覚えた感情だった。
好きに体を扱える相手を前に、土下座してまでも頼み込み、相手が乗り気で無いと見るや、未練がましさを見せず、きっぱりと謝罪して帰る。
これまで、強引に体を抱かれ続けてきた夜からすると、驚天動地の明の対応。
…………久方ぶりに、
(なんとかしてあげたいな)
「……あ、あの!良いですよ、別に。その……勃つかどうか少し試してみるくらい」
「…………良いのか?」
「その、まあ。恥ずかしい話、何時もはもっと滅茶苦茶にされて慣れている部分も有りますから……。こう言うと悪く聞こえるかも知れませんが本番をする訳でも無いですし。それに、男として出来なくなったって言うのは、おれも似たような物ですし、ね?」
ほら、こんなになっちゃいました。と自分の姿を見せびらかすように、微笑する夜。
確かに、愚息が仕事を放棄した、という意味では、夜と明に共通点が合った。
まあ、夜の場合は仕事をしなくなったどころか、遥か彼方に消え去った訳だが……。
「――かたじけないっ!」
「ふふっ。だから、そんなに頭を下げなくても大丈夫ですよ。それにほらっ、そのままじゃ出来ませんし」
そう言って柔らかく微笑む夜は、見た目も相まって天使のようにすら見えて、何時もの彼女からは考えられないほど優しい空間が、そこには有った。
「それじゃあ善は急げ、ですっ。早速初めましょうか」
「ああ、分かった!」
明が下半身を露わにし、患部たる彼のチンポが開帳される。
「……ゎ。ぉっきぃ」
「い、いや、その体を鍛え上げた時に、何故か成長してな」
「……す、すごいですね、人体」
こう言っては悪いが、寝取られ男のチンポは粗末な物だ、と言う先入観が夜には合ったのだが、しかし目の前に出されたのは、今の明の体格に見合ったご立派な物で合った。
明の言葉が正しいのなら、男として成長したいと言う彼の意思が肉体にも通じたのだろうか。
「……コホンっ。じゃ、じゃあチョット失礼しますね」
「宜しくお願いするッ」
しかし、明のチンポは彼の宣言通り、でろん、と柔らかく、男性器としての役目を果たせていない。
Hに持ち込めれば敵なしであったドスケベTSロリサキュバスに対し、Hに持ち込めないインポ。
明自身にそんな気は毛頭ないが、しかし結果的に彼は夜に対する強力な刺客と成っていた。
黄泉比良坂学園慰労係スレ変態四天王第二戦ここに開幕ッッッ――‼‼‼
「んっ」
夜は自身の手のひらをチロリ、と舐めると、その手で持って、明のチンポを優しく握りしめた。
「そ、その、頑張っては見ますけど、あんまり期待はしないで下さい、ねっ?」
初手、予防線張りと言う、どれだけ優しげにしていても隠しきれない夜の小物臭さ。
そんな感じで、明の治療?が始まって――
「ぐっ、ぐおおおおおっっっ」
「――えっ?」
握った!勃った‼
変態四天王第二戦ここに決着ッッッッッ‼‼‼‼
驚愕の三段論法に、思わず言葉を失う夜。
余りの呆気なさに、嘘を吐かれていたのか、と思った夜だったが、自分以上に呆然としている明の姿に、そんな疑念は霧散した。
「……………………」
「……………………」
沈黙っ……!
痛いほどの沈黙っ…………!
「あ、あのっ」
「……?」
「わ、わたっ――ぉれ、何かやっちゃいました⁉」
チート主人公さん⁉
トラウマからのインポ?知るか、そんなことより精液
――凄い、流石はドスケベTSロリサキュバスさんだっ‼
*
「本当に、本当に感謝するっっ‼」
「え、えと。その……。よ、良かったですね?」
余りにも呆気なくインポが治って所為で、もしかして騙されてたのか?と思った夜だったが、しかし激しい歓喜に打ちひしがれる明の姿に、いや、それは無いかと思い直していた。
しかし、そうなると自分ってけっこー凄い?なんて今更ながらに、自分の性能力の高さを少し疑い始めた夜であった。
いや、悪い意味で凄い事はとっくに重々承知していたが。
しかしながら、その考えを深く考察し始める前に、大きな動きが起こった。
「この恩は生涯忘れないと、ここに誓う!私が出来る限るの返礼を君にしよう。そうだな……。手始めに、良ければ
「――――え」
本当に心の底から感謝している事が伝わる明の声が、夜の鼓膜を震わせた。
何たることか、あれ程望んだ慰労係からの脱出への切符が、アッサリと夜の手の中に転がり込んできたのである。
一度降級したと言うタイムロスがなければ、2級に至れていたのは確実な明の手を無償で借りられれば、まず間違いなく慰労係を脱出できるだろうし、5級位までは簡単に上げて貰えるだろう。
(や、やったぁ!ラッキー‼)
当然だが夜に明の提案を受けない理由はない。
ニート万歳!誰かの助けで生きられるの大好き‼が夜と言う人間なのだから。
「それじゃあ、お願――」
お願いします!と頼もうとしたその時の事だった。
――それ、だめ。
何処かからそんな声が聞こえた様な気がして、次の瞬間、夜の頭の電源が一瞬落ちた。
ほんの少しの合間ではあるが、彼女の思考に完全なる空白が生ずる。
そして、再起動。
傍目には少しの間、ぼぅーっ、として見えただけの夜であったが――
「甘土君?」
「――え?あ!す、すみません不動先輩。その、大変有り難い申し出なのですが……。
一体どうしたことか。夜の口から、本来の彼女からは考えられないような答えが飛び出した。
「勿論、唯の提案だ。君に押し付ける気は無い。しかし、良ければ理由を聞いても?」
「はい。
「そうか。いや、その思いは私にも理解出来る。変な事を言って済まなかった」
「いえ、先輩のお気持ちは、本当に有り難かったです!」
同じく、降級の境遇から、本人の意地で抜け出した明には刺さった様だが、そんな訳が無い。夜がそんな殊勝な人間である筈が無いのだ。
そんな事を言える人間だったのなら、そもそも
だとすると何故、イキナリこんな事を言いだしたのか?
その原因はこの僅かの間に、夜の心の中で起きた変化にあった。
(ああ、勿体ない…………。でも、
先程夜の思考が一瞬だけ途切れたそのほんの少しの時間で、彼女の中に1つの常識が追加されていた。
”慰労係を脱出するのを、完全に他人の力任せにしては行けない”
理由は要らない。地面を踏みしめれば大地がある様に、空を見上げれば太陽がある様に。これは夜の中では疑う余地も無い絶対の常識として刻まれていた。
一体何故こんな事が起きたのか?
夜の魂装、
そしてその目的の為に、慰労係という立場は非常に都合が良かった。
よって強引に、新たな常識を刻まれてしまいそれを前提に行動しなければならなくなったのである。
しかしながら、今回は相手の明が黄泉比良坂学園の中では中々に珍しいモラルのある善人である。
これ以上何かが起こることは無いだろう。
――
(完全に慰労係脱出を任せることは出来ないけど、普通に力を貸してもらう事は出来るもんね!こんなに力になってくれそうな人初めてだし、出来る限り気に入ってもらわなきゃ♥)
勿論、そんな訳が無かった。
先程の提案を断ったのは飽くまで愛玩淫魔の干渉の所為であって、夜自身は他人に寄生するのが大好きな、天性のニート気質ダメ人間である。
そんな奴が、凄く自分の力になってくれそうな相手を見逃す?ありえない。
「その、不動先輩。厚かましいですが、少し別に頼みたいことがあるんです」
「いや、そんな事は無い。私に出来る事であれば何でも力になろう」
「時々で良いんですが、またこうして会いに来てくれませんか?」
「それは……。勿論構わないが、一体どうして?」
夜は出来る限り自分が可愛く見えるように、いじらしく頬を赤く染めて健気に喋った。
気分は女優である。
フザケた話だが、そうやって男に媚びることは今の夜にとって最も得意な事である。
「慰労係になってから、キチンと筋を通してくれたのは先輩が初めてだったんです。なんだか久しぶりに人間として扱われた気がして、わたし凄く嬉しくって。だから、時々先輩とこうしてお話できたら、これからも頑張れる気がするんです」
こういう場合は、下手に金!金!と行くより、印象を良くして相手に快く貢がせたほうが良い、と全力で媚に行く夜。
質が悪いのは、言っている内容は比較的本心と言うことだろう。
久しぶりに、慰労係と言う備品ではなく1人の人間として扱われた事に感動したのは事実であるし、それで明に好感を抱いているのも事実だ。
いや、夜は生来の寄生気質と愛玩淫魔を得て以降のとにかく男――特に自分を守ってくれる相手――に激しく好感を抱きやすい性質も合わさって、少し自分に良くしてくれただけで簡単にコロッ、と行く超絶チョロマンである。
だから、好感どころかもう既に明には無意識的に惚れていて、演技が演技では無くなっていた。
まあ、それはそれとして寄生して色々と恵んで貰いたいと思っている所が、クズのクズ足る所以なのだが。
「――――。勿論構わない。出来る限り会いに来よう。それで恩が返せるのなら安いものだし、それに、その……。私としても君と会えるのは嬉しいからな」
「ぇへへっ……。嬉しいです♥♥」
明も明で、夜にかなりの好感を抱いてしまっている様だ。
超絶美少女銀髪ロリ巨乳サキュバスからの本心からの好き好き光線を受ければ
仕方が無い話で、相手に恩があるのだから尚更だ。
(これで一杯貢いで貰えそう♥♥楽しみだなぁ♥♥♥)
哀れ、明はこんな事を考えている寄生虫に寄生されてしまったのであった。
…………が、彼が何の得もなく利用されるだけになるのかと言われればそうではなかった。
「それじゃあ不動先輩っ!私からもお礼ですっ♥♥」
「――ッッ⁉」
顔を紅潮させた夜がおもむろに来ていた制服を脱ぎ捨てた。
白い肌と、サイズの合っていない扇情的なピチピチの黒下着が露わとなり、外気に晒された爆乳がぷるんっ♥と揺れ動いた。
此処まで来れば疑いようも無い、夜に体を許す気がある事は明白だった。
(不動先輩なら、セックスまでさせて上げれば、絶対もっと力になってくれるもんね。…………それに他の奴には好き勝手ヤラせてるのに、不動先輩にだけ何もさせて上げないのは流石にどうかと思うし)
日頃、男のプライドがどうのこうの宣いながら、今の夜に自分の得になるなら体を許す事への抵抗感は無かった。
そんな事せずとも、協力してくれるである相手を信じきれない小物であるが故、と言いたい所だが、今回に限って言えば良くしてくれる明相手へのお礼と言う気持ちの方が強かった。
「ま、待ってくれ!私は、そんなつもりで了承したのでは無いし、何もなくとも会いに来よう!」
1発射してからも、まるで満足できておらず、ずっとチンポがガチガチだった明が、それでも夜の事を慮った。
その態度に、夜の心臓がきゅんっ♥と跳ね上がる。
ますます、彼を気持ちよくさせて上げたくなった。
「ううん。私がしたいんです。他の人には好きなだけ使われるのに、良くしてくれる不動先輩にだけ何もしてあげられないのは辛くって……。ごめんなさい、私。元男なのにこんなこと言って……。気持ち悪くて嫌ですよね、先輩……」
そんな事言っている割に、女の子らしく目に涙を浮かべているのがあざとさの塊だった。
しかし、明には効果抜群で合ったようだ。
そもそも、そそり勃った下半身を見ればよく分かるように、彼だって許されるのなら今すぐ夜を押し倒したいのだ。強い自制心と、善心で衝動を抑え込んでいるだけで。
「いや!気持ち悪いなんて事は無い!肉体に引っ張られるのは仕方がないことだし、それに、その……。君はとても魅力的な人だと思う」
「せんぱいっ♥」
「っ」
弾んだ声を上げながら、夜が明に抱きついた。
魅惑の超乳の柔らかいムニュッ♥とした感覚が明に押し付けられる。
ドスケベサキュバスの夜から与えられる快楽は強く、明はその感触だけで射精してしまいそうだった。
「ひぅっ♥んんっ♥♥――それに、私に練習をさせて欲しいんです」
「練習?」
「はい。この体になってから、私凄く感じやすくなってしまって、エッチなことが苦手になってしまったんです。なのに、皆好き勝手に私の事を使って……。その所為で体に慣れることが全然出来ないんです。だから、優しい不動先輩相手なら、ゆっくり慣れていけると思うんですっ」
嘘じゃない証拠に、と夜は明の手を動かして、自分のオマンコにまで導いた。
たった今、少し胸を押し付けただけで、もう潮を噴いてヌチョヌチョ♥になったヨワヨワドスケベマンコが、明の手を出迎える。
「ほらっ♥♥少し、エッチな事をしただけで、こんなになっちゃんですっ♥♥だから少しでも慣れないとわたし、可笑しくなっちゃいそうでっ♥♥」
「そうか、そんなに……」
現時点で、夜の感じる性的快楽は、常人の10万倍を越している。
普通の人間であればとっくに発狂死しても可笑しくない快感の瀑布。
夜がこうなってしまうのは必然と言えた、ただし今回は――
(な、なんだろ♥♥何時もと違って気持ち良いのが少しだけ耐えられる♥♥)
何時もであれば、簡単に快楽に呑まれてしまうのに、たった今感じた気持ちよさに、夜は比較的耐えられていた。
これには、夜自身は無自覚だが、既に明にかなりホの字であることが関係していた。
恋する乙女は強いのだ。
「だから、嘘を言ってる訳じゃ無く、先輩で練習させて下さいっ!わたしのオマンコをトレーニングして欲しいんです♥」
(最初は、サービスのつもりだったけど、何だかホントにしたいよぅ♥♥先輩といると凄いドキドキしちゃう♥♥)
此処に来て、これまで滅茶苦茶にされ続けて来た為に、成長速度が遅々としていた愛玩淫魔の男を好きになる機能が急成長してしまっていた。
今朝の時点では、優しくされまくればセックスさせて上げても良い位のチョロマンだったのが、今では優しくされればガチ惚れして、ただ熱心に犯されるだけでも最後には恋してしまう、男に何処までも都合の良い生きたオナホールと化してしまっていた。
皮肉なことに明の、夜をしっかりと思いやってくれる態度と気持ちこそが、これまでされてきた無茶苦茶の何よりも、夜を壊し、愛玩淫魔を完成に近づかせていた。
そしてそんな状態になってしまった夜が、とても優しく自分の事を1人の人間として扱ってくれる明への恋心を抑えられるだろうか?答えは勿論Noだ。
「わ、わかった。その、私で良いのなら、お願いできるだろうか」
「先輩っ!♥♥♥♥♥♥」
感極まった夜が、明の体に縋り付く力を強くする。
おっぱいやオマンコを、強く押し付ける求愛行動。
最早、今の彼女は明に99%ガチ惚れしてしまっていた。
…………それでも100%好きな自分のことが一番優先な辺りがダメ人間のダメ人間足る所以だが。
しかし、大好きな男の人とセックスすることが至高の歓びにされてしまった夜にとって99%好きになった相手というのは何時でも生ハメOKの、愛しい御主人様である。
「それじゃあ、わたし頑張りますから、不動先輩もこれまで溜まりに溜まった特濃ザーメンを一杯びゅーびゅー♥射して下さいね」
「ああっ、宜しくたの――っっ⁉」
言うが早いが、夜の小さな手が熱くそそり勃った明のガチガチチンポに添えられる。
そしてシュッ♥シュッ♥と擦ると同時に、これまでインポだったとは信じられないほどに、いとも簡単に精液が溢れ出し、夜の手とシーツを汚す。
「――っぁ。まさか、こんなにっ!」
「どうですか、先輩っ。気持ち良いですかぁ?♥♥」
元からする気など無かったとは言え、我慢なんて欠片も聞かない。
自分のインポを治して貰った事からも、なんて性的能力だ、と明は驚愕した。
しかも、これで未だ序の口なのだ。
「ああっ。これ程までに気持ち良いのは初めてだっ‼」
「嬉しいですっっ♥♥もっと色々として上げますからね♥♥」
(やっぱり、何時もとぜんぜん違うっ♥♥不動先輩に悦んで貰えると凄い嬉しいっ♥♥どんどんこの人が欲しくなるっっ♥♥♥)
未知の感覚に戸惑っているのは夜も同様で合った。
今まで本気で人を愛した事なんて一度も無いが故に、心の底から湧き出る愛情に全く対応できていなかった。
それはまるで、酒なんて一滴も飲めない下戸が、お酒を飲まされたかのようで、端的に言って今の夜は愛に酔っていた。
最早、今の彼女の頭の中に、男のプライドだの何だのは欠片もなかった。
どんな真似をしてでも明を悦ばせて、その心が欲しい。今の夜の考えはそれだけだった。
奇しくもそれは、男の魅了し精を貪る淫魔の業。
「えへ♥♥えへへっ♥♥それじゃあこんなのはどうですかぁ♥♥♥」
「ぐおっっ、足でっ!」
夜は、明の首筋に幾つもキスマークを残す甘い吸い付きをしながら、ピンッ!と伸ばした足の先で、明のチンポを扱いてみせた。
足の指が、まるで手の指であるかの様に自由自在に動き、チンポに快感を与えていく。
びゅーびゅーと溢れ出るザーメンは止まる気配すら見せず、夜の足は直様精液塗れとなった。
「こんな事、一度もやったこと無いのにやろうとすると、効果的なやり方が分かるんだから不思議ですよね♥♥あっ、流石に柔らかくなってきましたね♥♥でも、まだまだ出来ますからね」
そう言った夜は何の躊躇もせずに、明の唇に口付けを行った。
舌をチロチロと可愛らしく触れ合いさせながら、互いの唾液を交換していく。
精力を回復させる媚薬と化している夜の体液が流し込まれて、散々精子を出したはずの明のチンポが、寧ろ始まったときより、固く、熱く、ガチガチになる。
「んっ♥ぁむっ♥♥♥イ゛~~っっ♥♥しゅごい♥♥キスっ♥♥これ、しゅごっ♥♥♥先輩とのキスっ♥♥♥すごいっ♥♥♥んむっ♥♥先輩はっ♥♥どうですかっ♥♥」
「っ、私も、だっ!」
「嬉しいっ♥♥」
愛しい人とのキスに昂ぶる夜の感情。
対する明も、異常なまでに気持ち良い交わりの中、良く思っている銀髪美少女サキュバスから、それほどまでに健気にされて、何も感じないはずも無い。
狭い部屋の中が、互いの愛の波動で満たされていく。
今日出会ったばかりの他人だと言うのに、結婚を約束したラブラブカップルの如く、2人の気持ちは熱く、甘く盛り上がって行った。
「はーっ、はーっ。うっ、射るッッ」
「先輩っ♥先輩っっ♥♥」
繰り返される求愛のキス。
高まりに高まった、2人の間の空気が遂に最終段階にまで至る。
「それじゃあ挿れますねっ♥♥♥先輩のおちんぽっ♥♥♥♥貯めに貯めたとくの~ザーメン♥♥全部、私の中に射して下さいねっ?♥♥ねっ、良いですよね?先輩っ♥♥」
「ぬっ」
夜がその身を動かして、体に抱きついている状態から、座っている状態になった。
何度も射したというのに、未だガチガチに勃起している明のチンポ。
それが、夜の愛液で濡れたオマンコに押し当てられる。
その時、明の脳内に1つの予感が迸った。
それは、危機感。
そんな、根拠のない。しかし、間違いないと確信できる予感。
そしてその予感は当たっている。
夜の魂装――
無理やり犯っても途轍もない快感と執着を向けさせるのは、これまで見てきた全てからも分かるが、真に力を発揮するのは今の様に互いに思い合っている状況なのである。
よって今の愛玩淫魔は全力稼働。
不動 明という頼もしい男を、自分だけの御主人様になって貰えるように蠢いている最中である。
今の夜が、普通に無理やり犯された時に相手に与える快感は、普通の女性との性交の20万倍超。
それでも驚天動地の快楽で有ることは疑いようもないが、互いに思い合っている最高の
これはもう無理だ。
そもそも相手に好感を抱いていて、快楽に抗う気など欠片もない状態で、それ程の快楽を受ければどうなるか。
言うまでもないだろう。
明は退魔師としての直感で、虫の知らせ的にその事を察し。
――構わない、それでも。
「ああっ!頼む、甘土君っ。挿れさせてくれっっ」
「えへへ♥はいっ♥♥喜んで♥♥」
しかし、望んでその危険に飛び込んだ。
なぜなら先も言ったが、現時点で既に夜に強い好感を抱いているのだから。
言ってしまえば、今日ここにやって来て、夜にインポを治して貰った時点で、彼の運命は決していた。
「それじゃあ、挿れますねっ♥♥えいっ♥♥♥」
そして余りにアッサリと、1人の人生を決定づける挿入がなされる。
夜のピッチリ閉じた子供マンコが、明の熱い剛直を難なく呑み込む。
此処に、
「――――――――」
「――――――――」
お互いに一瞬の無言。
これまでに無い感覚が両者を襲う。
まずは、夜。
嘗て友原 秀から一歩的に恋心を捧げられた時、夜はそれに酔った。
ならば今は?
互いに思い合い、繋がった際はどうなるのか。
「明、先輩っ♥♥♥」
(好きっ♥好きっ♥大好きっ♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥好き♥)
酔いどころの話ではない。まるで
夜の心を埋め尽くす、充足感と愛情。
今までの人生、大した成功も利益も得ることが出来なかった。
それはそうだろう。
生まれも才もそれなり程度で、大した努力もしていない人間が、何かを手に入れられる程、この世は甘く出来てはいない。
しかし、たった今。凄まじい価値の物が手に入ったのだ!
それは、心。それは魂。不動 明と言う男の全てが自分の物になったと、夜は確信出来た。
嗚呼、なんて素晴らしい。
人一人の全てが手に入るとは、これほどまでに気持ちが良いのか。
これに比べたら、今自分を襲っている、常人が感じる億倍にも達する快楽ですら
大した物では無い。
――甘土 夜と言う人間は他人を100%愛せない。
何故なら彼女は自分が大好きだから。
過ぎた自愛が人を愛するということを妨害するのだ。
愛玩淫魔と言う魂装を得たことで、色んな男に快楽堕ちさせられ、恋心を抱く様になったが、それでも100%には届かない。
しかし此処に例外が訪れた。
今の夜は明に、恋では無く愛を抱いていた。
――だって
「甘土君。ッッ、夜君っ――夜ッッ‼‼‼」
そしてその考えの通り、明の全ては夜のものになっていた。
今、明の心を埋め尽くしているのは夜への夥しいまでの愛情。
それは、嘗て幼馴染に抱いた物すら比較にならない程の。
常軌を逸した快楽によるものとはいえ、ただ愛情が限界突破しただけで状態異常でも何でも無いために、もはや二度と逃れる事は叶わない愛の鎖。
よって此処に。
不動 明は甘土 夜の全てを手に入れて。
甘土 夜は不動 明の全てを手に入れた。
「明先輩っっ♥♥好きですっ♥♥愛していますっっ♥♥♥んんっ♥♥先輩のぷりゅぷりゅザーメンが私の
「私もっ愛しているっ!夜っ、君の事をっ!一生、死ぬまでっ、死んでからもっっ」
「あああああっっ♥♥♥♥嬉しいっ♥♥嬉しいっ♥♥♥♥イクッ♥♥イグゥっ♥♥♥明さんの恋心でイグッ♥♥はひぃっ♥しゅごいよぉ、これっ♥♥もっと♥もっと下さいっ♥♥先輩の好きに私の事使って――‼♥♥♥」
「ああっ、分かった‼」
体位が変わる。
明が、その強力を活かして強引に夜を持ち上げてベッドに押し倒す。
騎乗位から正常位に。
夜の小さな肢体が、明の筋肉質な肉体に押しつぶされる。
「はぁっ!はぁっ‼
「お゛お゛お゛お゛お゛っ゛♥♥♥しゅごいっ♥これしゅごいっ♥♥孕ませるき満々のっ♥♥男らしいぴしゅとんっ♥♥♥おほぉおおぉっ♥♥♥♥夜のしきゅうが明さんのモノでいっぱいになるよぅ♥♥♥」
もはや互いに我慢なんて効かない。
傍目に見ていると、体が壊れるのでは無いかと思わんばかりの勢いでもって、明の腰が振られ、夜の子宮をチンポが乱暴にノックする。
精液が歯止めが効かないほどに湧き出して、夜の
果のない快楽に、コンマ1秒で何百回と絶頂して、しかしそれ以上の愛情が、互いの中に湧き出す。
夜は今までと違って、もっともっと明に犯して欲しくて堪らなかった。
「はひぃっ♥♥♥もっと♥♥もっとくらはいっ♥♥♥お゛お゛っ゛♥♥それっ♥♥それしゅごいっ♥♥カリ首でオマンコごりゅごりゅされるのしゅごいっ♥♥♥もっと私の事愛してっ♥♥もっともっと先輩の全てを下さいっ♥♥♥♥」
「愛してるっ‼愛してるっ‼愛してるっ!夜っ!夜っ‼夜っっ‼‼」
「ほひぃぃぃっ♥♥♥愛情たっぷりピストンしゅごいよぉぉおおおお゛゛♥♥♥」
互いに互いを堕とし合う。そんなセックスの音が止んだのは、慰労係の時間制限が来てから漸くの事であった。
*
「…………」
「…………」
時間制限が来てセックスが終わり、今日の慰労係の仕事そのものも終わったことで、多少は冷静になった2人だったが……どちらも頬を赤く染めて無言だった。
冷静になって行為の最中の己の言動を思い出すと、恋だの愛だの言いすぎていた所為である。
出会って未だ2時間だと言うのに、あれでは将来を誓い合ったラブラブカップルのそれである。
「その、夜――いや、甘土君。本当にありがとう。君のお陰で、色々と悩みごとが解決した。本当に感謝の言葉しか無い」
「先輩……」
心の全てを夜に奪われて、それでも尚一晩の夢だったのだ、と何処か寂しげに礼を述べる明。
本心では、今すぐにでも夜の事を抱きしめて、永遠に子作りセックスをしたかったが、本当に相手を愛しているが故に、自ら線を引いていた。
その態度は正しいだろう。
何せ相手が夜である。
セックスの最中は簡単に快楽堕ち・雌落ちするが、その分戻るのも早い、起き上がりこぼし夜なのだ。
何時もの流れなら、もう既に誓った愛の言葉など、何処へやら。
曰く男のプライド(笑)とやらを取り戻して、正気に戻っている頃合いだろう。
或いは、殊勝なのは態度だけで頭の中では、これからどうやって明のことを利用しようかばかりを考えていても不思議では――
「んっ♥先輩っ♥♥あむっ♥♥」
「――っっ!」
どこか他人行儀に礼を言う明の唇を、突如として夜のキスが奪った。
そんな行動を起こした夜の瞳は、まるで純真無垢な少女の様に潤んでいる。
「寂しいです……。セックスの時みたいに夜って呼んで下さい。それとも私のこと嫌いになっちゃいましたか?」
「そんな事は無い!その……。夜。君のことは、その。とても素敵なじょせ――んんっ。人だと思っている」
「ふふっ。嬉しい。それに明先輩はやっぱり優しいです。こんな情けない私の事、きちんと男として扱ってくれるんですね。でも、良いんです」
「良い、とは?」
「他の人に女扱いされるのは嫌ですけど、先輩になら女――いいえ、雌扱いされたいです。さっきみたいに何度も何度も愛を囁いて、私の事を自分のモノなんだって、全身で主張してほしいです。その証拠に、ほらっ。私のオマンコ未だこんなに濡れているんですよ♥」
「ぅ、しかし……」
慰労係の時間が終わった直後故に、2人共未だ裸のままである。
何処までも妖艶に、しかしどことなく清楚さすら漂わせて、夜は己の裸体を明に擦り付けた。
だがしかし、可笑しい。
これではまるで、行為が終わった後だと言うのに、未だ相手のことを愛しているようだ。
態度に何処か余裕もあって、まるで何時もの夜とはどこか異なるような……?
「ごめんなさい。気持ち悪いですか?こんな私とはもう関わりたくないですか?」
「違うっ!とても、光栄だし、嬉しい言葉だ。しかし今の君は少し冷静で無い様に見える。そんな時に、言質を取るのは卑怯な気がして――」
「やっぱり優しい。でも大丈夫、今の私は冷静です。確かに何時もとは違う状態ですが、それは寧ろ何時もの方が可笑しいんです。私は多分、漸く
そんな風に、何かを悟って語る夜の姿は、明の言ったとおり冷静でないようにも、本人が言うように、極めて冷静な様にも、そのどちらにも見えた。
「先輩が、
「一体、何を言って」
「ねぇ。先輩――」
明の言葉を遮って、様子の可笑しい夜がとても大事な事を話しだした。
「私これから色んな
「――っ」
「でも1つ勘違いしないで欲しいのは、先輩の元彼女さんみたいに相手の事を騙しているわけではないんです。私は私の事を
最早、何時もと違う
「私の事を、甘土 夜じゃなくて不動 夜にして下さい。何度も何度も
自分は何人もの相手を同時に愛するが、相手には自分の事だけを愛してほしい等と、今の夜の言っていることはかなり都合が良い話だ。
普通であれば、まず拒否される様なフザケた提案だろう。
「
けれども、もう既に明の心は決まっている。
とっくに全てを夜に捧げる覚悟が完了してしまっているのだ。
「ああ、先輩っ。本当に、素敵な
母乳と愛液を滴らせながら、夜が悶える。
感極まって、何度も、何度も明にキスをせがむ。
そうして力強く奪われる唇。
「ね、ね。これから先輩の家に言っても良いですか?学園娼婦の予約も取って貰って、今日1日愛し合いましょう?まだ他の
「……っ。……ぉ。分かった、君は私の――お前は俺のモノだ」
「えへへ、早速実践してくれる、明さんって本当に素敵です」
そして取られる学園娼婦の予約。
それに掛けられたポイントは100万。明であれば、無理なく払える額ではあるが一晩を買うだけにしては余りに過ぎた代物である。
これは実質的な、夜へのポイントの譲渡であった。
何時もであれば狂喜乱舞する夜だが、どうした訳か今は不満げに頬をぷくっと膨らませていた。
「これ、返します……。確かに何時もの私はお金とか大好きですし、今だって大好きですが。でも、もう先輩相手にはお金なんかより愛が欲しいんです。だから、入りません。それに、先輩の全てはもう私のものですから、敢えて受け取る意味もありません」
本当に、演技ではなく何時もの夜とは違うのだと分からせるポイントの拒否。
その言葉に、明は一瞬呆気に取られた後、微笑んだ。
「いいや、受け取ってもらう」
「え?」
明らしからぬ強気な言葉に、今度は夜が目を丸くする。
「君は私のモノで、好きにして良いんだろう?だったら、受け取って君の役に立ててくれ」
「はぅ……♥♥」
強引に親切を押し付けるという矛盾した所業。
しかしながら、自分のツボを理解したその行為に、夜の子宮が強く疼き出した。
「あんっ♥んっ♥しゅきっ♥♥先輩って本当に良いっ♥♥♥しゅき♥しゅきっ♥♥じゃあ存分に使わせてもらいますね、あなたっ♥♥」
「ああ、そうしてくれ。それじゃあそろそろ行こうか」
「はいっ♥あ、そうだ。此処を出たら多分、何時もの私に戻ってしまうので、素敵な先輩に1つだけ
「?」
「先輩は、大勢の中の1人になる覚悟で、私に愛を捧げてくれましたけど……。でも、大丈夫。皆が私の事を愛してくれれば、最終的には、皆それぞれの夜ちゃんとして相手だけのモノになれますから」
「それは一体」
「うふふっ。今は分からなくて良いです。まあ、何れ先輩だけのモノにもなれるので、ご期待下さいと言うだけのことです」
「――ああ。君がそういうのならば、期待して待っておこう」
「はい。オチンポを固くして待っていて下さい♥」
そうして、2人は寄り添いながら慰労係の部屋を出て、明の家へと向かっていく。
因みに――
「夜君。先程のことだが」
「先程?ごめんなさい、どうも部屋を出る直前の記憶が曖昧で、私なにか言っていましたか?」
「………………いいや、なんでも無い」
「???そうですか?」
宣言通り、夜は最後の記憶を失っていた。
何時もの夜に戻ったのだ。
「それじゃあ行こうか」
「はい、ってひゃんっ♥♥あ、あの先輩っ?お尻、掴んでっ♥♥」
「嫌か?」
「せ、先輩なら、嫌じゃないです♥♥」
いや、何時も通りではなかった。
やはり宣言通り、明に対してだけは彼の事を心の底から愛する様に、夜は変わっていた。
結局、この後2人は、一晩中ラブラブセックスを繰り広げる事となった。
夜の変化がまた新たなる段階に進んでしまった訳である。
TIPS
■夜ちゃんの機能紹介コーナー
○【男性機能回復効果】:
短小包茎が気になる?大丈夫、夜ちゃんとHすると数日後にはバキバキデカチンに成長します!
玉が潰れた?治れ‼
竿を切り落とした?生えろ‼‼‼といった感じで割と滅茶苦茶やる。
今は、まだまだ成長途中なので、その程度しか出来ないが、何れどうなるのか空恐ろしいものである。
後、この機能の影響で、普通の回復術などにも多少の適性が見られる。
○【恋の等価交換】:今回で完全に目覚めた、男から抱かれたり、親切にされることで相手のことを愛してしまう愛玩淫魔の機能……なのだが、今回の夜の変化はまた別の能力によるものなので、詳細は別の回にて。
○【
それだけなら、上の恋心の強制付与や、今までの快楽堕ちと然程変わりがないように見えるかもしれないが、それらとの決定的な相違点は、時間経過で正気や男のプライド(笑)を取り戻しても解除されない文字通りの完堕ちであると言うこと。
基本、自分の事が一番大好きで、他者を利用しようとばかりするゲス小物ダメ人間の夜が、この状態に至った相手は、打算無く愛する様になる。
なぜなら、この状態になるという事は、相手の全てが自分の物になっている状態ということであり、故に自分と同じ様に愛せるのである。
この状態の相手を増やしていく事こそ愛玩淫魔の目的の1つであり、男に都合の良い他の機能は謂わばその為の撒き餌に過ぎない。
○【?????????】:今回一瞬の間だけ夜が見せた状態。詳細不明。自分の能力に、自身を男に媚びを売る玩具にされるという世界一無様なゴミカス人間である夜が、何故かその事を認識出来て、色々と意味深な事を言っている状態。
本人曰く、基本的にまだなれない状態らしく、その言葉の通り直ぐに何時もの夜に戻ってしまい、この時のことは忘却してしまっていた。