ペットサキュバスの犯され学園生活~退魔師学園でエロスキル特盛の銀髪ロリ巨乳美少女サキュバスにTSしたダメ男が、性処理便所として犯されまくるようです~ 作:クマノミの実
「チッ、糞が」
黄泉比良坂学園1年。荒木 士郎は苛立ち混じりに舌打ちを鳴らした。
場所は、個室へのドアとその横に小さな情報端末が設置されていると言う光景が、幾つも規則的に配置された建物――慰労係の利用所であった。
そんな場所にいる士郎の目的は当然、自身の性欲処理。
彼が立つ個室のドアの近くに設置された情報端末のモニターには、勝ち気そうな巨乳の美少女の姿が映し出されていた。
この少女は学園の2年生であり、気が強く胸がデカい女が好みな士郎がそれなりに気に入って利用している慰労係であった。
よって今日も彼女を利用しに来た……のであるが、端末に表示されている彼女の慰労係としての使用状況において、これからの2時間が予約済みと表示されていた。
これが士郎の苛立ちの原因であった。
「どーすっかな」
慰労係のシステム上、予約の上書きは可能だ。
使用料となるポイントも30分、10ポイント程度。
日本円換算でそのまま10円程度の価値であり、要は2時間分予約の上書きをするとしても100円すらかからないと言うことだ。
だから上書きは非常に容易い。士郎にとってその程度のポイントなど、投げ捨てられるゴミも同然なのだから。
「今日は諦めっか……」
だがしかし、士郎がとった選択はまさかの諦めであった。
たった100円程度を惜しむのか⁉と驚くかも知れないが、こればかりは学園の中における価値観と、それによる慰労係たちの評価を知らなければ分かりづらいだろう。
駄菓子程度の値段で、色とりどりの美少女たちの体を思う存分に貪り尽くせる、慰労係と言う制度。
普通に考えれば神としか言いようの無い制度だろう。
並以上の性欲がある男なら、誰でも血眼になって利用したい!と願う筈だ。
しかしながら、こと黄泉比良坂学園の中においてだけは、その評価は全くの正反対でしか無かった。
曰く、
強者優遇のスクールカーストが敷かれたこの学園において、落伍者である彼女たちは蔑まれ嘲笑われる存在なのだ。
顔と体以外に価値のない無能を、とても親切なことに
士郎が諦めたのもそう言った価値観が故のこと。
ポイントの大小など論点ではなく、如何にそれなりにお気に入りな相手とは言え、慰労係程度を相手に態々予約を上書きすると言うのが、耐え難い苦痛なのだ。
「さて、と。それじゃあ、どうすっか」
そして士郎は、廊下を歩き始めた。代わりの慰労係を探すためだ。
因みに諦めて帰るという選択肢はない。
完全に女を抱く気で来たのに、何もせずに帰ったとあっては股間の息子の収まりがつかないからである。
そうして抱くための女を物色し始めた士郎だったが……
「どうにも気分が乗る女が居ねぇな……」
イマイチこれ!と思うような相手が見つからない。と言うより、最初に決めていた相手を諦めたが故に変に妥協するのも、必死に(慰労係としては)高いポイントの女を狙うのも微妙な感じになっているとでも言えば良いだろうか。
要はアレだ。
例えば有名なラーメン屋にラーメンを食べに行ったが混み過ぎていたので諦めて他の店を探したが、舌がラーメンになっているので他の物を食べる気にはならず、かといって別のラーメン屋に入るのは負けたような気分になる――的な感じだった。
――あ~面倒クセェ。もう少しでもピンと来た奴か、いっそのこと安さで決めるか。
どうせこの学園の生徒である以上、一定以上の美少女である事は保証されているんだし、と士郎がそんな風に投げやりに思ったその時。
「…………コイツ」
ふらふらと彷徨っていた士郎の視線が一点に固定された。
そこにあったのは1人の慰労係の情報。
それは、士郎が投げやりに思った、2つの事柄をどちらとも満たす相手だった。
まず
銀髪紅眼の超絶美少女。女子においては容姿も入学の基準に入っているが故に、美少女揃いの黄泉比良坂学園の中においてすら、滅多に見かけないレベルの上物。
些か幼過ぎる容姿が士郎的にはマイナスポイントであったが、その道の奴にとっては大幅な加点ポイントだろう。
しかしながら、そんな絶世の美少女にも関わらず彼女の使用料金は最低中の最低である30分1ポイント。
士郎が見つけたのは、そんな奇妙な美少女――名を甘土 夜と言った。
「
使用するかはともかくとして、甘土 夜という少女の余りの安さに疑念を抱いた士郎は、公開されている彼女の個人情報を読み込んでいく。
まず分かったのは彼女の魂装が、性行為の相手にするのは危険が伴う淫魔系統であるという事。
ああ、だから低ポイントだったのかと言う納得と、しかしそれでも尚、このクラスの上物にしては安すぎないか?と言う疑問が、士郎の胸中でどうじに発生して。
しかしその次の瞬間に、士郎がそんな事がどうでも良くなるほどの驚愕が訪れた。
「……は?元男????」
どこから見ても美少女以外の何物でも無い夜と言う少女が、元男であると言う情報。
更に興味を覚えて詳しく読んでいくと、どうやら発現した魂装の効力であるらしい。
一時的な変身ならばともかく、性別が分かってしまうような魂装を士郎は知らなかったし、仮に前例があったとしてもかなりの希少例である筈だ。
「しかし、元男。元男か~」
うーむ。どうしたものか、と士郎は、情報端末のディスプレイに表示された夜の写真を見て考え込む。
普段であれば間違いなくスルーだ。
如何に見目麗しくとも、これでは唯のゲテモノである。
しかし士郎としては今日はそんなゲテモノを試してみても良い気分だった……それが自分の人生を決定付けるとは考えもせずに。
「ま、
――普通なら危険だが、この時期に1年でもう慰労係に堕ちるカス相手なら大丈夫だろう。
士郎はそんな風に思いながら、運命のドアをくぐっていった。
*
そして、数時間が経過して。慰労係の使用可能時間の上限の17時になって漸く士郎は部屋から退出をしてきた。
その様子はどこか熱に浮かされた様にぼーっ、としている。
「――とにかく、早くやんねぇと」
そして、そんな様子の士郎が次にとった行動は、その場から動きもせずに慰労係の情報端末を操作することだった。
そんなに慌てて何をしているのかといえば、士郎は夜の明日の予約をとっていたのである。
それもまる1日分。それどころか次の日も、その次の日も。
――彼は完全に夜とのセックスにドはまりしていた。
淫魔特有の
気持ちよかった。ただ純粋にそれだけ。
男に犯されるために産まれてきたような夜の肉体から与えられた、圧倒的な快楽の暴力は、士郎の人生を決定付けるに足るものだったのだ。
彼は正気であるがままに、夜を抱き続けることを狂おしく願い続けていた。
それが、たかが慰労係相手にドはまりしているという、これまでであれば絶対的に屈辱な事柄だと分かっていながら、最早そんなことはどうでも良かったのだ。
「――これで、よしっ、と」
あら方予約を入れ終わった士郎の顔は、夜をなんとしてでも自分のものにしたいという獣欲にだけ溢れていた。