ペットサキュバスの犯され学園生活~退魔師学園でエロスキル特盛の銀髪ロリ巨乳美少女サキュバスにTSしたダメ男が、性処理便所として犯されまくるようです~ 作:クマノミの実
時は7月。夏真っ盛りも近づいてきた頃のこと。
黄泉比良坂学園の職員室にて、2人の教員が和やかに談笑を行っていた。
1人は眼鏡を掛けた細身の優男、夜の担任である、物見。
もう1人は、スラッとした長身に、艷やかな黒のロングヘアーをした、切れ目でグラマラスな若い美女――さながら美人女教師という単語を具現化すればこうなる、といった感じの教員であり、名を
2人の間で交わされている話題は、最近特異な
「物見先生の所の生徒、甘土さん、でしたか。男性から女性への変生……私は初めて見ます」
「少し調べて見ましたが、一応、学園の歴史の中で2人ほど、魂装の発現によってそれぞれ男性から女性、女性から男性に性別が変わった事例はあるようです。ただその2人共、そもそも自身の認識の上において、肉体の性別と精神の性別が合っていない状態――所謂、性同一性障害で合ったらしいので、今回の甘土君の例とは些か異なりますね」
魂装とは精神の具現化であるため、自分の認識上の性別がそもそも肉体と異なっていたのなら、魂装の発現によって、そのズレが正されるのはある種当然と言えば当然と言える。
本当の意味で性別が変化したと言える事例は、物見が調べた限りにおいては、夜が初めてであった。
ただし、能力による一時的な変身を含めるならその限りでは無いが。
「小鳥遊先生から見て、甘土君の魂装にはどんな印象を抱きますか?」
「気に入りませんね」
「おや」
スッパリ、と切り捨てるかのような小鳥遊の言葉に、物見は、それはまたどうして?と言わんばかりの興味深げな視線を寄せた。
「
「ああ成程。確かにそれもそうですね」
黄泉比良坂学園の教員は、学園の卒業生で有ることが多く、例えば物見もそうであるし、小鳥遊自身も、この学園の卒業生である。
よって在学中に同級生の女子が地獄に堕ちるのを幾度となく見てきたし、彼女自身も少なからず屈辱を味わわされた経験もある。
そもそもこの学園においては、教師も決して安全な立場というわけではなく、教師としてやって来た中で、その身を狙われたことも決して零では無かった。
そんな過酷な環境でなお、自身の力を磨いてきた、という自負がある小鳥遊にとって、態々女の身――それも淫魔となって精を貪る夜の魂装は、男より女の方が楽だと言われているようで良い気分がしないのも当然だった。
「物見先生としては、どのように」
「私ですか?ああ、ふむ……。
「かの【
先も述べたが、この学園においては教師ですら安全とは言えず、故に波乱を巻き起こしそうな生徒の情報にアンテナを広げておくのは重要な事だ。
よって、様々な人の可能性とその成長を見ることが趣味だと公言し、在学中から他者の才能を見抜く眼が確かである、と有名であった物見の私見は小鳥遊にとって、とても関心を惹かれるものだった。
「意外ですか?」
「正直、少し。確かに性別の変化こそ特異ではありますが、淫魔系統の魂装自体はそこ迄珍しいものでは有りません。それに、もっと広義に他者の力の吸収・略奪・強奪と言った能力に目覚める者は数多く、そしてその殆どが大成していません」
黄泉比良坂学園が性の嵐が吹き荒ぶ場所で有る以上、それを利用して力を付けようとする発想は決して突飛な物ではなく、それを為せる淫魔系統の魂装に目覚める者の数は少なくは無かった。
「飽くまで私の意見となりますし、少し長くなりますが、それでも?」
「ええ。とても興味深いです」
小鳥遊が学園から卒業してそう年数が経っておらず、未だ年若いことも合って2人の話し合いは、教師同士の話し合いと言うよりかは、どこか講義のようにも見えた。
「この学園は、能力が劣るものを追い込みます。そんな彼らが魂装に目覚めた場合、他者から力を奪う能力が発生することが多いのは不思議なことではないでしょう。しかし、小鳥遊先生の言う通り、そういった能力の持ち主は道半ばで潰れることが多い」
「はい」
「しかし、他者の力を奪う。なんてのは聞くからに強力な能力です。だと言うのに何故活躍することが出来ないのでしょうか」
物見のその問いに、小鳥遊は感覚的に、こうでは無いかという思いは合ったが、それを理論立てて説明するのが難しかった。
「それは、彼ら自身が弱いから……というのは少し安直すぎるでしょうか」
「いえ。結局はそういうことです。ただ、もう少し詳しく述べるなら、他者からの略奪という能力の性質が、そもそも魂装の性質と合っていない――私はそう考えます」
「性質の不一致ですか?」
「魂装とは、己の魂の具現化。故に基本的にその強さは、如何に自分自身を信用出来るかというのが重要です」
「それは解ります」
気弱な龍を、絶対の自負を持った蟻が食い殺すことも有るのが魂装で、それこそ心の力と言うものだ。
「その点において、他者から力を略奪する。なんて言えば聞こえは良いですが、つまりそれは
自分自身の可能性を心から信じているのならば、そんな能力には目覚めない、と物見は語る。
「要は魂装に目覚めた時点で、自分の限界を自分で決めて見限っているのです。故に、弱い。故に脆い。だからこそ、他者からの略奪、あるいは洗脳などといった能力に目覚めた者の結末は大凡3つです。1つ、力を奪おうとして相手に返り討ちにあう。2つ、それを恐れるのと、そもそも自分の力を大きく上回る相手には能力が通じず、結局何も出来ずそのまま堕ちる。3つ、それらをくぐり抜けて力を蓄えても、自分自身で見限った小さな器に、他者の力が入り切らず自爆する」
正しく散々たる有様。
だが、と物見は言葉を続ける。
「しかし、略奪や吸収といった能力が強力な物であることも事実です。故に、本来ならば、そういった力に目覚める筈もない強力な魂の持ち主が、何らかの外的要因によって精神を屈折させ、そういった能力に目覚めた場合、恐ろしいほど猛威を振るいます。この学園の卒業生にも【略奪王】や【
「確かに彼らは有名ですね」
「例えば吸血姫――彼女は
「吸血を介した力の奪取により特化した魂装……でしたよね」
「ええ、その通りです。要は順序が逆なのですよ、他者の力を我が物とするべくそう言った系統に目覚めたわけではなく、異常な趣味嗜好の結果、それらの力に目覚める。この場合、自分の器を自分で見限っている訳では無いので強い」
「成程。確かにそう説明されると分かりやすいですね。ちなみに【略奪王】の場合は……」
微妙な顔をして、小鳥遊が問いかけた。
同じく微妙な顔をして物見が答える。
「いや、まあ彼の場合はその後
「まあ、確かに彼の場合は、また別の問題がありますものね……」
なんとなく気まずい雰囲気になってしまった2人は、こほん!と息を取り直した。
そして、物見の口から彼が予想する他者の力の略奪系統の魂装持ちの強さの順位付けが語られていく。
それは、纏めればこんな内容であった。
①たった今、語った様に自分の力を、他者の力を奪って強化することが目的ではなく、何らかの趣味嗜好によって精神が捻じ曲がった結果、略奪系統の力を得たもの。
これが最も強くなりやすく、猛威を振るう可能性が高い。
②本来ならばそんな物に頼らなくても良い強者が、異常な精神の負荷の結果、目覚めた場合。
例えば、そいつ自身が100年に1人の大天才だが、兄弟姉妹に1万年に1人レベルの怪物が存在し、それに対して劣等感を積み重ねた場合、等だろうか。
この場合は、自分の器を自分で見限っているため、当然弱くはなっているのだが、元の器が大きいためある程度は誤魔化しが効く上に、略奪という力の強力さも相まって①の例ほどではないが、強くなれる。
ただしこの場合は、折れ曲がらずに成長できた場合と、良くてトントンか、少し下くらいの力になるだろう、というのが物見の予想だった。
③最初に語った、弱者が1発逆転を狙って目覚めた、大多数の場合。
先に行った通り、器が足りずに力を有効利用出来ずに終わる可能性が高い。
――とこんな感じである。
それを受けて小鳥遊が言葉を放つ。
「つまり、甘土さんも1番や2番と、そういった
小鳥遊のその台詞に物見は目を丸くした。
そして、ああ、確かに今の話の流れだとそう言う風に聞こえるな、と思った。
「いえ、例外で有るというのは確かですが、甘土君はそういった強固な自負を持つ存在とは、正反対だと思いますよ。先の例で説明するなら③を更に下回った④なんて感じでしょうか」
「え」
「そうですねぇ……。小鳥遊先生は、ニートやヒモになるのも才能が必要だ、なんて理論を聞いたことはありますか?」
「いえ、初耳です」
「他人に自分の世話をさせ迷惑をかけ続けることに、罪悪感を抱かず、それをひたすら続けられるのはある意味選ばれた存在だ、なんて意見です」
「……屑の理屈ですね」
小鳥遊は眉を大きく顰めた。
「ははっ。確かに。ですがある種、一理ある意見でも有ります。罪悪感もそうですが、普通の人間は自身の命運を他者に完全に委ねることに非常に大きなストレスがかかるんですよ」
「
「そうですね。大体の人間は、どれだけ自信が無いように見えても心の中に一欠片の誇りを抱いている。件のニートの才能というのは、その一欠片の誇りを持っていない者のことなのでしょうね」
「一欠片の誇り……」
「しかも我々退魔師は霊力という力に目覚めた人間です。故にその時点で、自分は常人より優れている、なんて思いがほんの少しはあるものです。しかも、黄泉比良坂学園基準では落ちこぼれとされる存在も、退魔師全体という尺度においては平均以上であることが多い」
例えば、夜ですら、同年代の退魔師の中では平均より少し上程度の力は持っている。
そもそも、黄泉比良坂学園ではポンポン発現するが、本来魂装に目覚めた時点で平均以上ではあるのである。
「だからこそ、この学園で追い込まれ心が折れた生徒も、しかし完全には誇りを捨て切れない。自分の限界を自分で定めて、しかしどこか完全には諦めきれていない――故に、奪う。そして件の甘土君の場合、その一欠片の誇りが存在しないのだと思います。慰労係として彼女を使った生徒へ少し話を聞いてみたのですが、そもそも彼女は
「えっ!?
そう。そもそも夜の能力は、
故にその時点で、普通の淫魔系統の魂装持ちとは一線を画している。
「性行為による能力上昇自体は有るようなのですが、聞き込みと、私が
「あの、それ褒めてます?」
なんか、自分よりよっぽど酷いことを言っている。小鳥遊はそう思った。
「いえ?そもそも私は最初から、甘土君が他より
「あ」
確かに、物見は最初から夜に対して、
自分が勝手に勘違いしていただけだ、と気がついた小鳥遊は頬を赤らめた。
「普通の
そこが、略奪系の力の持ち主と夜との根本的な差。というものなのだろう。
「しかし、前言を翻すようですが、そう言った視点で見ると甘土君が、大成する可能性は、普通の略奪系の力の持ち主に比べて大きいと思いますよ」
「む。それは一体どうしてですか?」
「心が折れているのに変にプライドが残っている人間より、他人の足を舐めてでも生き残ろうとする人間の方がしぶといとでも言いますか。甘土君の魂装は私が先程語った略奪系の力の3つの問題点をクリアしているものと思われます」
1つ。他者からの反撃にあう。
2つ。相手の抵抗力が強いと奪えない。
3つ。自分の器を超えすぎる力を得ると自爆する。
「1つ目、2つ目は簡単です。そもそも相手に危害を与えていないし、直接力を奪っている訳でも無いのですから、反撃も何もありませんし、抵抗もされません。まあその分
「ですが、3つ目の問題点の解決は難しくないですか?」
小鳥遊の当然の疑問に、物見は、自分の予想も入りますが、と前置きをして説明をした。
「まず、単純に考えて相手の力を直接自分の魂の中に入れるよりかは、反動が少ないのは確実でしょう。そして恐らくですが、甘土君の魂装は力の増加に伴う不具合を解決するのを
「⁉そんなことが可能なのですか?」
「何人かに聞き取りを行った結果、女性相手に下世話な話になりますが――甘土君は
「っ」
小鳥遊は物見の言葉に、少しだけ頬を赤らめたが、それ以上は何も反応しなかった。この程度で取り乱している様ではこの学園でやっていける訳もないからである。
「この話を纏めれば、つまり甘土君は行為の相手に思うまま感情を注ぎ込まれて、変えさせられようとしているということです」
「あ」
それはつまり――
「
つまりは、こう言うことだ。
性行為において、夜は誰が相手でも感情の赴くままに無茶苦茶にされる。
……されるのだが、その無茶苦茶にするという作業自体が、自分の感情を夜に馴染む形の力に変えて注ぎ込み、彼女をパワーアップさせる術として成立しているのだ、というのが物見の推測だった。
「そんな……。つまり甘土さんは底なしにパワーアップしていける、という事ですか⁉」
小鳥遊の背に、ゾクリと冷ややかな悪寒が走った。
「流石に無限大という訳ではないでしょうが……。場合によっては彼女が今年度の1年生の台風の目となる可能性もある――私はそう思っています」
「物見先生の話を聞いていると、私もそう思ってきました」
推測が全て正しければ、という枕詞がつくが、夜の事は少し注目しておいた方が良いかもしれない。小鳥遊はそう思った。
「ただ、少し気になる点として……」
「!流石に何か上手く行かないだろう点もあるのですか?」
「いえ、上手くいかないというより……。まあ見てもらった方が早いでしょう。これを」
そういって物見は、小鳥遊にスマートフォン型の情報端末を渡した。
それは、学園から教師や、生徒に配布されるものであり、学内の様々な情報にアクセスすることが可能なものだ。
慰労係の情報も、その端末でアクセスすることが可能であり、今まさに物見の端末に表示されていたのは、夜の慰労係としての情報のページであった。
夜の予約状況や、使用履歴、使用料などが纏められている。
「これは⁉え?バグか何かですか?」
その画面を見た小鳥遊の顔には驚愕の表情が張り付いた。
予約状況や使用履歴は、初日以降、毎日8時間フルに使われている上に、向こう1ヶ月以上予約が完全に埋まっているという大概な状態ではあるが、まだ良しとしよう。
問題は使用料金だった。
初日の時点では、夜の使用料金は30分1ポイントだった訳だが――
「30分、320ポイント!?」
――僅か少しの間に300倍以上に高騰をしていた。
300ポイントというポイントの量そのものは、4級以上の生徒であるならば、そこまで大きい数字では無い。
……無い、が。
「私はそこまで詳しくありませんが、慰労係の使用料とはもっと低いもので無かったですか!?」
「ええ。大体平均10ポイント程度ですね」
「凡そ、平均の30倍ですか――」
最初の夜の様に1ポイントなんてのは、流石に使用に際して危険のある
美少女を好きに抱けるのに、そんなに安価なのは可笑しく無い?と思うかもしれないが、その理由は、慰労係を使用できるのが基本的には4級以上の生徒に限られる、と言う点にあった。
「普通、4級以上の生徒は無駄なポイントを使わなくなりますからね」
「同じ女性としては腹の立つ話では有りますが、慰労係の扱いはそこまで良く有りませんものね」
それは、ケチと言う意味ではない。
4級以上、という事は、つまり1度以上昇級を果たしているという事。
そういった生徒は、大概の場合において、この学園におけるポイントの価値を身にしみて理解するようになるのだ。
よって、必要な物、価値有る物に対しては大量のポイントを使用することを厭わない一方、価値がないと判断したものに関しては非常にシビアな態度を取るようになるのだ。
慰労係とは、8級まで堕ちた落伍者であり、そういった者らを相手にたいしたポイントを使う必要も無い――4級以上の生徒たちの大部分の認識はそういう物だった。
例を挙げれば、荒木 士郎は、夜を初めて慰労係として使用した際、元々使おうと思っていたお気に入りの娘に予約が入っていたから、と言っていたが、例えば数十ポイント程払えば、その予約をまず間違いなく上書きすることが出来た。
しかし、その程度のポイントを支払うことすら厭った。
それが、黄泉比良坂学園における慰労係の価値なのだ。
そして、だからこそ今の夜の状況は異常だった。
「一応、2級まで上り詰めた女生徒が、怪我と呪いの影響で慰安係まで堕ちた時は、同じ様にポイントが高騰しましたが、それはそれで特殊な例ですからねぇ」
それは所謂人気アイドルがAV堕ちしたような状況であり、一般例として挙げるのには不適格だろう。
「それに、使用履歴などを見た所、最初の内はほとんど同じ生徒が使っている状態で、それが広い人数に広がり始めて予約の奪い合いが始まったのは、ここ数日の事です。これからまだまだ使用ポイントは高騰しますよ」
「末恐ろしいですね……。一体何故こんなことに。甘土さんは他者に中毒性を与える能力でも持っているのでしょうか?物見先生」
「いえ、寧ろ
「成程……」
「まあ、なんと言うか
「どちらにしても、甘土さんの周りで一波乱起きるのは間違いなさそうですね」
嵐の予兆に、小鳥遊は息を吐いた。
TIPS
○
男性との性行為による自他に対する快楽の発生と、自身に対する庇護欲を沸かせることに特化した魂装。
覚醒した段階で、肉体が幼い少女の物に不可逆的な変貌をする。
他の淫魔系統の魂装が、所持している
○
愛玩淫魔の所持する能力の1つ。
自身の性行為に対する適正を大幅に上昇させた上で、性行為によって発生した相手の欲望や満足感などと言った感情を自身の力とするスキル。
普通の淫魔系統の魂装が持つ
そのため、
更に、自身をより魅力的な餌にして他者に貪って貰うというスキルの性質上、性行為に対する適正の上昇は他の追随を許さず、夜の肉体のその総て――性器は勿論、声・体臭・体液などが他者に快楽を与えることに特化した物となっており、夜と一度セックスをすればもう二度と他の女性とのセックスでは満足出来なくなるであろう天上の快楽を相手に与えられる。
ただし、自分自身の乱れ墜ちる姿を含めて餌にしている都合上、夜自身が性行為によって受ける快楽も異常な値であり、だれが相手でも簡単に快楽堕ちしてしまうほど性的に弱くなっている上、自身に向けられる欲望のままに、肉体が取り返しがつかない性的な変化をしていってしまう。