ペットサキュバスの犯され学園生活~退魔師学園でエロスキル特盛の銀髪ロリ巨乳美少女サキュバスにTSしたダメ男が、性処理便所として犯されまくるようです~ 作:クマノミの実
「やぁっ――‼」
薄汚いゴミ捨て場の様な広い空間の中を、場所の雰囲気とは正反対な、甘く透き通った脳味噌を擽る様な声による叫びが響き渡る。
その声に連動して、辺り一面を不可思議な桃色の光が断続的に照らしていた。
一体何が起こっているのか?
「あははっ!凄いぞ、前よりも体が全然軽い‼」
綺麗な銀の長髪を振り回しながら、そんな風に有頂天になっているのは夜。
そう、謎の声と発光現象の正体は彼女だったのだ。
現在彼女が居る大きなゴミ捨て場の様な場所は、学園迷宮の内の1つであった。
今日やる事を明日へ、明日へと回していく、糞ニートメンタルの夜だが、どうやら流石にこのまま慰労係として犯され続けるのは不味い!と重い腰を上げて、慰労係と学園娼婦の合間の僅かな時間に、迷宮探索をする気になったらしい。
しかしながら、お!漸くか、なんて少しは見直すには、やはりまだまだ問題が存在していた。
それは、夜が来ている迷宮である。
――学園迷宮・第10級【成り損ないの廃棄場】。
それがこの迷宮の名である。
学園迷宮は、第1級から第10級まで等級が存在しており、基本的に数が少ないほどに難易度が高い。
つまり、この【成り損ないの廃棄場】はまごう事なく最低難易度の迷宮であった。
「どうだ、雑魚ども!手も足も出ないのか‼」
激しく調子に乗っている発言と共に、夜は自分の手の平から小さな桃色の光の球体を、地面に向かって放っていた。
その光が向かう先には、やはり小さな何かが存在していた。
それは、野球のボールからサッカーボールくらいの大きさの、蠢く黒色の不定形でであり、夜が放った光の球が当たった瞬間に、跡形も無く消し飛んでいる。
名を、
その力はとても弱く、霊力など欠片も持っていない一般人相手ですら肩を微妙に重くする程度しか出来ず、インチキ霊能者のデタラメお祓いですら祓われかねないほどであった。
そして当然、敵としての評価は低い。
黄泉比良坂学園においては魔物を討伐することで、金銭代わりに使えるポイントと、昇級用のポイントが同時に手に入る。
現在の夜にとって――つまり慰労係を脱出するためには、後者が必要なわけだ。
しかしながら、このトラッシュ・スライムを討伐して手に入る昇級用のポイントは0。つまり、こんなもの何百、何千、何万と狩ろうとも何の意味もない。
金銭代わりのポイントの方も1体1ポイントであり、こんなもので真面目にポイントを稼ごうとしている人間など、妖怪小銭拾いなんて馬鹿にされるだろう。
「ふふん、本格的に迷宮探索を始める前に、変化した体の調子を確かめておかなくっちゃね♪」
夜が上機嫌に、何かもっともらしい理由を述べている。
確かにそれは間違いではないだろう――
慰労係になったのは数日前である夜だが、そもそも性別が変わって少女の体になったのは6月の下旬である。
つまりもう10日くらいは時間が経っている訳であり、しかも6月は7級から8級に降格をしかねない人生を左右するほどの重要な時であった筈なのだ。
なのに、生まれ変わった自分の体の調子すら未だ確かめていなかったとは、一体これまで何を考えて生きてきたのか?と問い詰めたくなるレベルである。
因みに女になってから慰労係に堕ちるまでの夜の行動の軌跡を説明すると、数日間は体が変わったことを言い訳に何もせず、その後はここから頑張ってもどうせ間に合わないから、とふて寝してサボっていた――清々しい程のダメ人間である。
夏休みの宿題を最終日まで全く手を付けずに溜めておいた挙げ句、どうせ怒られるなら、頑張って少しだけでもやる意味はないや、と考えるタイプの人間なのだ、夜は。
そうやって今まで生きてきたし、才能だけは微妙にあったのと若さゆえに、それでも最終的にはなんとかなってしまっていて、だからこそこんな風に育ってしまったのである。
「よし!――『
体の調子を試すという宣言通り、夜が魂装を
それによる変化はとても分かりやすかった。
山羊のような角。蝙蝠の如き羽。細長く先端がハート型になっている黒い尻尾が生える。
それと同時に、霊力の威圧感も上昇している。
因みに、魂装を取得している退魔師の服は、通常形態から励起形態における身体の変化に対応するように作っているのが当たり前なので、その部分に一時的に穴が空き、新しく生えた器官の所為で服が破れるという事は無かった。
「よーし、それじゃあ、いっくぞ~!」
そして夜は上昇した自分の力で持って、更にトラッシュ・スライムを狩るために動き始めた。
もはや弱い者イジメという言葉ですら物足りないくらいの雑魚狩りである。
しかしそれでも、自分が現在出来ることをしっかりと確かめながら戦うのなら、多少の意味はあるのかもしれないが――
「あははははっ!凄いぞ、強いぞ!俺、最強‼」
夜ときたら、技術も何もなく、ただ魂装を取得した事によって増大した戦闘能力任せに、大雑把に戦うだけであった。
これでは何の意味もない。
例えるなら、ダイエットをするのに、運動も食事制限もせずに、これまで飲んでいたコーラをダイエットコーラに変えただけ、というくらいしょうもない。
「あー!いい汗かいてるなぁ‼」
結局、ただ頑張った気になって何も出来ていないのが夜の現状であった。