※この作品はR-18です。

孕めるオオカミ少年は今日も憂鬱   作:ままやん

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弟の嫉妬

 

 

孕腹

 

人間のいない、獣人のみが住むこの国でのみ、男と女、その両方の性別を持って生まれてくるものをそう呼ぶ。男としての生殖はもちろん、女として子を成すこともできる。しかしそれが現れるのは獣人の男のみで、さらにその体で生まれてくるのは極稀である。

 

そんな体を持って生まれてきてしまう理由は、今になっても解明されていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

机に頬杖をつきながら、半目で「孕腹」について書かれたサイトを眺める。

授業の3時限目を終え、皆それぞれが自由に友人と昼食を楽しそうに食べている中、僕一人だけ昼食も食べず、教室の隅で机に屈していた。そんな彼を誰一人気にする者はいない。

 

まぁ、別に寂しくはないし、友人も少なからずいる、クラスが別なだけでいないわけじゃない。……周りとは少し特殊な関係だが。

それに、自分に近づいてくるやつのほとんどは僕の身体目的なのでそう易々と仲良くはなるつもりはない。

 

「なぁ、クロってお前だよな?」

 

一人教室の隅で思い耽っていると、別の机で友達と仲良く食べていた生徒が僕に近づいてきた。名前なんだったっけ…

耳と顔の形、体毛の生え方からして僕と同じ狼の種族だろう。うちのクラスには毛色が白と灰の組み合わせの狼が何人かいるので、判別がめんどくさくていちいち名前とか覚えていない。僕の名前は覚えてくれてるのに、僕は知らないのはちょっと申し訳ないけど。

まぁこのクラスで僕だけ体毛が真っ黒で、更に他の子より体が小さいせいもあるだろうけど。

 

ところで何の用…といっても、大体は察してる。

 

「お前って「孕腹」なんだろ?」

 

やっぱりそのことか…と小さくため息をついて、少し睨みがちに狼を見つめる。

 

「…だったら何?」

 

「てことはまんこあるのか?」

 

…うわ、思った以上に下品な言葉が出てきた

 

こういうタイプはあまり間に受けない方がいいという事を僕は嫌というほど、身をもって知っているので、適当に答えて誤魔化す。

 

「あるよ、はい終わり、帰った帰った」

 

「えーまじかよ!じゃあさ、しょんべんってどっちから出て………あ」

 

僕の足らいなど気にもせず、続けて下品な質問を投げかけられる…前に、途中で言葉が詰まったのか声が途切れる。

何だと気になった僕は彼の方を見ると、何やら僕の背後に何かがあるらしくそれを見たまま固まっている。

 

「兄さん」

 

「………」

 

僕の背後から、凛とした声が聞こえてくる。

その声が自分の弟だとわかっているので、僕は弟の、シロの呼びかけに耳で返事をする。弟は僕とはまさに真反対の容姿をしていて、体毛が白く背も高い。そして美形。

兄として色々負けている気がするが今は何故、別の学年であるはずの弟がここにいるかは完全に無視だ。それよりもそのドス黒い殺気を彼に向けないであげて、怯えてるから。てか年上なんだからビビっちゃダメでしょ下品な狼君。

 

グイッ

 

「うわぁっ」

 

目の前の下品な狼の身を案じていると、突如僕は弟に手を引かれ、気の抜けた声をあげてそのまま教室の外へ連れて行かれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくの間会話もなく、僕はただ無言で廊下を歩くシロに引っ張られていく。激しく揺れる彼の尻尾を見るからに、機嫌が悪いのだろう、理由は知らないが。

で、この機嫌が悪くなった弟が向かう先を知っている僕は、その小さい体で必死に逆方向に向かおうと足に力を入れるが、体格が違い過ぎて全く歯が立たない。

 

「シロ、待って」

 

力では止まらないと踏んだ僕はシロに声を投げかけるが、耳をこちらに向けただけで足を止める気配はない。しかし止まってくれないと不味い事になるので、続けて声を掛けようとしたその時、シロが急に反転して僕を壁に押し付ける。

 

「っ…」

 

気が荒れているせいか全く手加減もせずに壁に押しつけられたせいか、背中に鈍痛が走り顔を顰める。僕が痛がるのも気にせずに、シロは僕を逃さないようにと僕を挟むように両手を壁につけ、兄である僕を見下ろしてくる。シロの血のように赤い目と、僕の黒い目が互いに交差する。

 

「兄さん、また僕の許可なく他の雄と喋ってたの?」

 

「………」

 

冷たくそう言い放つ弟に、僕は「またか…」と心の中で頭を抱える。

率直に言おう、僕の弟は極度のブラコンだ。今のように少しでも他の男子生徒と話しているとすぐに嫉妬して、どこからか急に現れては僕を連れ去っていくのだ。そして…

 

「兄さん、何か言ってよ」

 

「………」

 

こうなった弟はめんどくさいし、どうせ何いっても無駄なので僕は無言を貫く。僕が何も言わないのをみて、シロはさらに顔を顰めるが、すぐに不敵な笑みに変わる。

 

「そっか、何も喋ってくれないならもういいよ」

 

無言を決め込んだことが功を奏したのか、許してくれたのかと安堵する……

 

が、

 

「口で言ってくれないなら、「いつも通り」兄さんの体に聞くから」

 

「なっ…」

 

シロが僕にそう言い放つと、今度は僕を抱えて近くのトイレに駆け込み、一番奥の個室に入る。

 

シロは入るや否や、僕を便器の上に乱暴に座らせると、カチャカチャと学生服のベルトめ緩め始める。対して僕は、そこまで動揺もせずに諦めた表情で痛む尻を撫でていた。

 

「兄さん」

 

しばらくして金属音が鳴り止んだ後、弟に呼ばれてシロの方を向くとベルトを外し、ズボンをほだけさせた弟の姿が映る。そしてズボンの隙間から、弟の、すでに勃勃している犬科特有の赤黒い肉の塊のようなペニスが飛び出していた。

時節からの脈動に連動してピクリと跳ね、先端から透明の粘液がぷくりと水玉が出ては垂れる。尿臭のキツい便所に、一気に雄の匂いが充満し、オスでもありメスでもある僕はそれを直に嗅いで、頭が少しクラクラしてくる。

 

「これ、どうすべきかわかるよね?」

 

「……」

 

弟にそう命令されて、僕は渋々ソレに触れる。

 

「んっ…」

 

少し触れただけで声を漏らす弟をちらりと見て、今度は手全体で刺激を欲している肉棒を掴み、手慣れた手つきで上下に擦る。

 

「ふぁっ…にい…さっ…」

 

気持ちよさそうに震える肉棒から出る先走りを、全体に塗り広げるように擦り滑りをよくする。シロは亀頭の、人とは形の違う笠の部分が弱いらしく、そこを強く擦り上げると出てくる先走りの量が増える。

 

…と、今は昼休みであることを思い出し、あまり時間はかけていられないと僕は躊躇なく肉棒を口に咥える。

 

「あぁぁっ…」

 

予想だにしなかった僕の口内の感触に、シロは尻尾を逆立てて情けなく喘ぐ。優位に立ったと思ったところ悪いけど、こちとら急いでるから急ピッチで行かせてもらう。

 

口内に広がるしょっぱいような、苦いような弟の味と、むせ返るようなオスの匂いを気合いで堪えて、小さなマズルで一気に肉棒を根元まで咥え込む。その刺激にまたビクンと弟の腰が跳ねたが気にせず、肉棒を根元から先端へ、先端から根元まで咥え込む、それを繰り返す。

「いつも」ならゆっくり前後を繰り返すだけだが、今は早くイかせるため舌でシロの弱いところを徹底的に攻める。飲み込まれることのない先走りと自身の唾液が口の中で混ざり、大きな肉棒を咥えるために開き切った口の端から垂れて、糸を引いて落ちる。

 

「あっ…あぅ、に…にいさっ…」

 

そろそろ顎が疲れてきたところで、シロが限界が近いことを告げる。

それと同時に肉棒が口の中で肥大化し、亀頭球の部分が膨れ始める。今ばかりは弟が早漏で助かったな…

 

で、どうするか…正直外に出してもらいたいところだが、飛び散ったソレを掃除できるほど時間はもうないし、何せめんどくさい。

別にシロに任せてもいいんだけど…それだとシロが授業に遅れてしまう。

 

はぁ……仕方ない…

 

外ではなく、中で受け止めるしかないと考えた僕は仕方なく、半目で今も喘ぐ弟に「中でいいよ」とアイコンタクトを送る。

 

その瞬間、弟の肉棒は限界を迎えた。

 

「〜〜っ」

 

「んぶっ…」

 

声にならない声をあげて、僕の頭を掴み、僕の口内をメスの膣と見立てて肉棒を根元まで突っ込み、射精する。

ドクドクと、弟の若々しい子種が直接喉を超えて胃に直接流し込まれる。メスに種付けできたと錯覚している弟は快感に震え、対して僕は早く終わらないかなと大人しく流し込まれる精液を飲み込んだ。

 

 

 

 

「「はぁぁぁ…」」

 

ようやく長い射精が終わって、なんとか全部飲み切った僕と、射精の余韻に浸る弟のため息が重なる。

 

「うぷ…」

 

相当な量を流し込まれたのか、精液が胃を圧迫して吐きそうになる。

昼食食べなくて正解だったな…

 

キーンコーン

 

「!」

 

吐かずに済んで安堵していたところを畳み掛けるように、トイレの外から昼休みの終わりを告げるチャイムが聞こえてくる。

不味いと判断した僕は、金の音も聞こえてないのか、未だ余韻に浸っている弟に呼びかける。

 

が、全く聞いていない。

痺れを切らした僕はならばと、躊躇なく弟の尻尾を掴み引っ張る。

弟は尻尾を引っ張られた痛みで「キャイン!」と子犬のような鳴き声を上げた後、何をするんだと僕を睨んできたが、自分も授業に遅れるとわかっているのか渋々学生服を履き直す。

 

自分も急ごう、と個室から出ようとした所を弟に止められる。

何だと弟を見上げたその時、僕の口に弟の口が重なってきた。しかし弟はすぐに口を離し、短いキスで終わってしまう。

何なんだと弟を睨むが、当の本人は随分と満足した表情で、

 

「ありがと、またよろしくね」

 

それだけ言い残して、弟は出て行ってしまった。感謝の後さりげなく言った「次もシようね」という部分は忘れよう。

 

「って、急がないと」

 

弟に乱された服装を直して、ついでに水洗い場で口内を流して、僕は淫臭の残るトイレを後にした。

 

 

 




マズルフェラ、いいよね。
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