孕めるオオカミ少年は今日も憂鬱 作:ままやん
「ただいまぁ」
ようやく下校時間を迎え、特に部活も入ってないし帰りに寄る場所も無いので、そのまま直行で家に帰宅。
帰る途中ですれ違った人々に「高校せ…ん?小学生?」など呟かれていたが気にしないでおこう。寒さで縮こまってたせいで小さく見えたんでしょ、きっと。
家に入れば外よりかは寒くない…が、誰もいなかったせいで暖房は完全に消されいるせいか外とあまり変わらない。
「体毛があるから寒く無いのでは?」と思うだろうが、そこまで寒さを防いでくれるわけじゃ無い、何のためにあるんだこのモフモフ。
…いや、ただ単に僕が冷え性なだけか。
そのままリビングに向かった僕は寒さに耐えかねて、学生服も脱がずにストーブへ直行。急いで電源ボタンを入れ、火がつくのを待つ。
多少の機械音を出すだけで未だ火を出さずに焦らしてくるストーブを睨みつつ待っていると、ようやくゴウッという音と共にストーブに火がついた。ストーブから発せられる熱が体を包み、冷え切り震えていた体が徐々に熱を取り戻していく。
「(あーもうここから動きたく無い…)」
気怠げな性格も相まって、僕はそのままストーブの前でうずくまってしまう。体を包み込む少し熱めの熱風が心地よくて、もうここで寝ちゃえと僕の中で睡魔が囁いてくる。
あーでも制服片付けなきゃシワに…まぁいっか、あとで直せ…ば……
「……スピー…」
弟帰宅。
「ただいまー」
クロが帰ってきてから数時間経って、午後7時を過ぎた頃に弟が帰ってくる。どうやら道中雪でも降ったのか、体から白い雪がポロポロと落ちる。まぁほとんど白い体毛で隠れてわからないが。
と、そんなことより、家の中が暖かいと言うことは兄であるクロが帰ってきていると瞬時に察したシロは、足早にリビングへ向かう。
で、彼の目に映ったのは、案の定ストーブの前で制服のまま熟睡する兄がそこに。それを見たシロは一瞬硬直すると、先ほどまで見せていた知的な顔から、一気に氷が溶けたように表情が崩れ、
「うわぁぁ天使すぎるよ兄さん〜!」(小声)
それはもう、もはや別の生物と言っても過言では無いほどデレっぷりだった。学校では優等生というイメージの為、常に表情筋を締めているためこうなった時の反動はでかい。
あのキリリとばかりに決めていた表情筋が完全に緩みきった顔は正直言ってきm……何でも無いです。そしてデレてもカメラ連写は欠かかさない弟。ブラコンは拗らせると怖い。
「ふぅ…」
一通り撮り終えて満足したところで、再び表情筋を締める。
正直まだまだ撮り足りない所だが、兄をこんなところで寝かしたままにするわけにはいかない。気持ちよさそうに寝息を立てるその姿は完全に小学生か幼児そのもので、それを見たシロは一瞬性的な意味で心がぐらつくが何とか抑えこむ。
「兄さん、兄さん起きて、風邪ひくよ?」
「んぅぅ……」
声をかけつつ、兄の肩を軽く揺さぶる。
が、相当深い眠りなのか少しうめいただけで起きる気配はない。
クロは一度寝てしまうととても起きづらい体質なのか、こうやって起こそうとしても、何をしても、クロ自身が自力で起きる以外は起こす方法はない。
そう、つまり「何をしても起きない」のだ。
何をしても起きない…
「……………」
そこでふと、兄の股の部分に視線を向けると、そこにはテントを貼ったズボンが目に入る。おそらく生理現象というものだろうが、それを見たシロは頬を赤くし、ごくりと唾を飲み込む。
何をしても起きないのなら、何してもいいよね?
シロはその結論に至ると、少し躊躇いがちに兄の盛り上がったズボンの部分に触れる。逸物をズボン越しに触られたクロはピクリと体をびくつかせるが、やはり起きる気配がない。それを再度確認したシロは、意を決して一気にクロのズボン、そして下着ごと下ろした。
そしてキツそうにズボンを押し上げていた逸物がぶるんと外に飛び出し、飛び出した勢いで顔を近づけていたシロの鼻にペチンと当たる。
体格が小さいながらも、クロの逸物はその体躯に似合わないほど立派で、狼獣人の成人男性顔負けになるほどの大きさだった。シロのモノも通常に比べると中々に立派だが、クロのモノには遠く及ばない。
クロの雄々しい逸物が露出したことにより、オス臭い匂いと、少しメスの匂いが混じった独特の香りがあたりに充満し始め、シロの目から理性が少しずつ薄れていく。
試しにソレを手に握ってみると、クロの鼓動と共に逸物が脈動する感触が手に伝わってくる。肉球を使って緩く擦り上げると、先端から透明の液体がでてさらに濃い匂いがシロの鼻腔を突く。
その匂いについに我慢できなくなって、シロは逸物を一気に喉奥まで咥え込んだ。
「んぶっ…ん…ふっ….」
口いっぱいに広がるオス臭さと、いきなり大きなものを喉奥まで突っ込んだ事でむせかえりそうになるが、そんな事構わずに逸物を舐め立てる。
「んっ…」
クロは自分の分身が加えられた事で、寝ていながらも口から喘ぎを漏らす。表情もどこか恍惚で、それを見たシロの興奮はさらに高まる。
「んぇ…げほっ、けふっ…大き過ぎ……」
が、男のものなど呟えたこともなかったシロはすぐに限界が来て、耐え切れずに肉棒から口を離して咳き込む。口から解放された逸物はシロの唾液に塗れて、少しの蒸気を上げてビクビクと刺激を求めて脈打つ。
口端から垂れる唾液を拭き取って、口ではダメだと判断したシロは次の行動に移る。
口がダメならと、シロは着たままだった制服のズボンのベルトを緩め、そのまま下着ごとずり下ろした。下半身を覆うものがなくなり、ぼろんと既に勃起したシロの逸物が股から顔を出すが、今回はこいつの出番はない。
使うのは己の穴だ。
おろしたズボンと下着を丁重に畳んでそばに置くと、自分のバックから「ローション」と書かれた容器を取り出す。何故ローションを常備しているのかは今回は置いといておこう。
容器の蓋を開け、手にとろりとした透明色の液体を垂らしそれを自身のお尻へ持っていく。
「…っ」
ローションを下の穴に塗りたくり、冷たい感覚に耐えながら自身の中に中指を突き立てる。
「ふぁ…あ…」
ローションのおかげでスムーズに穴がほぐれて、指を二本目、三本目と足していく。
ぐちゅぐちゅと水音が鳴り、声を漏らす。
「普段から」こういう時のためにほぐしておいたおかげだろう。兄には秘密だが。
十分に兄のモノを受け入れられるくらいまでほぐれたことを確認すると、指を穴から引き抜き兄の上にまたがる。
今だびくびくと震える逸物を掴んで、少量のローションを垂らす自身の穴へあてがう。
「…せーのっ」
小さい掛け声と一緒に、あてがった逸物を一気に自分の中へ突き入れる。
太く長い兄の逸物が一気に奥まで突き入れられた事で内蔵が押しあがり、多少の嘔吐感と共に吸い込んだ空気を全て吐き出してしまう。
「かはっ…っう…」
ゆっくりだと苦しいだろうからと一思いに挿入したが、兄の肉棒が腹を内側から圧迫しているため結局は苦しい。しかし穴はほぐしたおかげで裂けることもなく、痛みも少なく済んだ。
それに腹の中にあるものが兄の物だと思えば、この圧迫感も堪らなく愛おしく感じる。
「ぁ…ぅんっ…」
突然の遺物が侵入してきたことにより、シロの腸内が肉棒を外に押し出そうと締め上げ、その刺激に今だ寝ているクロの表情に余裕が無くなる。もしかしたら起きるんじゃないかと少しハラハラしつつ、一度逸物の先端まで腰を上げ、兄に覆い被さる形で手をつき、膝を曲げて腰の振りやすい体制に変える。いきなり早くは動かず、ゆっくりと緩い上下運動から。
「んっ、あっ…」
初めてである事など気にせず、じっくりと、ゆっくりと兄のソレを味わう。近親相姦、ふとそんな言葉が今更脳裏をよぎるが、一瞬で目の前の快楽に飲み込まれ消えていく。
しばらくの間同じ動きを繰り返し、少しだけ圧迫感による息苦しさが和らぐと一気にペースを上げていく。クロの太く長いそれは、腰を振るたびに的確にシロの急所をつき、足腰がガクガクと震え出す。
無我夢中に腰を振り続けていたが、そろそろ親が帰ってくる時間帯なのを思いだして、さらに速度を上げる。クロの息もだいぶ荒くなってきた所を見ると、兄も限界が近いのだろう。自分の中で兄の存在がさらに膨らむ。
しかし限界が近いのはシロも同じで、元々早漏なのも相まってすぐに限界がきた。
込み上げる射精感を必死に抑えて、兄に覆い被さっていた体を起こし、床をついていた片手で自身のいきり立つそれをしごく。
「はぁっ、はっ…兄さん!いっーー」
最後に兄の名前を呼び、果てる。
シロの肉棒からどろりと、通常の射精の勢いとは違いゆっくりと、どろどろと精液が溢れ出てくる。
それに続いてクロも限界を迎え、勢いよく弟の中に精を放った。
射精と中に出された快感で、シロの視界と意識は白く塗りつぶされいく。
「…っはぁぁ……ふぅ…」
絶頂による快感で呼吸することも忘れて、快楽が通り過ぎると幸福感で満ちたため息を吐く。
未だ自分の中でぴゅるぴゅると射精を続ける兄の物を腹越しから撫で、兄の膨らんだ亀頭球が中に入っていないことを確認してゆっくりと引き抜く。
ミチミチと少し粘着質な音ともに兄のソレが抜け落ち、仰向けの兄の腹にべとりと落ちる。
体を支える棒がなくなった事で足腰がぷるぷると震え、位置を変えて乙女座りと同じ形で座り込む。
「……ふふ」
まだ、さっきの強烈な快感が残ってる。
まだ、兄さんの熱いものが僕の中を元気に、僕を孕ませようと中で泳いでいる。
この感覚がたまらなく愛おしい。
「兄さんに言ったら怒るだろうし…僕だけの秘密かな」