どうにか致命傷で済んだ←
「団長さま!トリックオアトリート!ですの!」
なんか来た。
そういえばそんな時期であったか…例によって大量の事務仕事に追われていて、すっかり意識から抜け落ちていた。
仕事っていつもそうですね…!
騎士団長のことなんだと以下略
まぁそれはさておいて、お菓子か。
今あるのは…まずい、秘蔵のやつ(ラムレーズンのケーキ×2)しかない…。
紅茶だけは何故かやたらとあるのだが、お菓子ではないので納得はしてくれないだろう。
断腸の思いで何とか1つを選んで彼女…ハナモモに手渡す。
「ありがとうございます、団長さま!」
ドウイタシマシテー(棒)
そういえば、ごくごく僅かにアルコールを含むと書いてあって気がしたが…流石にこの程度の量で酔うなどということは無いだろう、うん。
5分後。
「えへへぇ~///らんちょうひゃまぁ~///」
なんということでしょう、そこにはベロンベロンになった副団長の姿が!
……。
そ ん な こ と あ る ?
「もっと欲しいですのぉ~!」
いや、これは入手困難…というほどではないが、自分も気に入っている品だし、糖分は頭の回転のために必要だし、何より既に1個あげたではないか。
「むぅ~!い~や~で~す~の~!!」
…こんなに聞き分け悪い子だったっけ、この子?
これで最後だからな、と釘を刺したうえで、残りの1個を半分に分ける。
せっかくだし、この場で食べてしまうとしよう。
…うん、やっぱり美味い。
また買ってこなくては…面倒ではあるが。
「あ!団長さま、口にクリームが付いてますわ!」
む?そーなのかー?
あたしが取ってあげますの!と言うので、言われるままハナモモが近付くのを待…いや待て、近過ぎではと思った瞬間
「…んっ///」
唇を奪われてしまった。
??????????
頭の中が疑問符で埋め尽くされる。
思考回路がショート寸前でフットー5秒前だ。
「イタズラ大成功、ですの♡」
軽く舌を出して笑う[[rb:犯人 >ハナモモ ]]。
こうかは ばつぐんだ!
…可愛いってのは、それだけで大抵のことは許されてしまうからズルいと思う。
そう、お菓子をあげたのに悪戯されているのだが、それを些末な事だと流してしまう程度には。
「ごちそうさま、ですの。」
…どういたしまして。
「それで、団長さま…。」
結局ちっちゃくもないのに半分(+α)しか食べられなかった可哀想な団長ちゃんに、まだ何か用だろうか?
「実は、団長さまのために、とっておきのお菓子を用意してありますの。」
…うん?
お菓子、あったの?
じゃあ今までのやり取りは何だったんだと、理不尽さに狼狽えていると
「ですが、ここではなくて…用意してあるのは、寝室…ですの///」
あー、そういうことね。完全に理解した。
…いや、そのりくつはおかしい。
どこからか「乗るな団長!戻れ!」という声が聞こえた気がしたが、こうなった時点で[[rb:妻 > ハナモモ]]からは逃げられないのが確定しているので、聞こえなかった事にした。
あとお菓子って言ってるけど、本当に捕食(意味深)されるのはだいたいこちら側という(いつまでも修正されない)不具合。
ちなみに今、脳内ではドナドナされる子羊の図が浮かんでいる。
(色々と困憊状態で仕事を片付ける羽目になるであろう)明日の自分に謝りつつ、[[rb:誘蛾灯 >ハニートラップ ]]に誘われた蛾のように、寝室へと向かう自分なのだった。
そのうち健全版をとおすけべ版を振り分ける…カモ(だいたいやらない奴)