「だから、入るなということだったんじゃないのか?」
「……はい」
本丸の中にある、普段は足を踏み入れてはいけない秘密の部屋。
今そこにいるのは、長曽祢虎徹と佳澄の二人きり。二人は大きなベッドの上で、向かい合った状態で座っている。
佳澄は正座をしてしょんぼりした様子でうつむき、長曽祢はそんな佳澄を見つめて困ったような表情を浮かべ、あぐらをかきながら腕を組む。
二人が今いるのは、こんのすけに入ってはいけないと教えられていた部屋だった。だが、その部屋が気になった佳澄は、長曽祢に頼み込んで一緒に中に入ってもらい……閉じ込められた。
部屋の中にあるのは大きなベッドが一つ。他には何もない。仕方なく二人はそのベッドに向かい合って座り……どうしたものかと考えていた。
外に出られない状態なのに、二人は何も行動を起こさなかったわけではない。行動を起こしても全てが無駄だったのだ。
佳澄が呼べばいつもどこからともなく現れるこんのすけも姿を見せず、刀剣男士である長曽祢が扉を無理やりこじ開けようとしてもビクともせず、審神者の持つ能力で何とかならないかと色々試してもなんともならず……結局、何をしても開かないということだけがわかり、二人は無駄な努力をやめた。
「しかし、なあ……」
腕組みをしていた長曽祢は部屋の扉に視線を向けると、釣られて佳澄も視線を向ける。
『部屋から出る為には、男性が女性を絶頂させること』
そして二人はその扉に書かれている文章を読み、視線をそらすと同時にため息をついた。
部屋から出る方法がないわけではない。他の方法が全く無駄だったのだから、多分、書かれている通りにすれば出られるのだろう。
こんなことになるのなら、こんのすけの言う通りにしていれば良かったと佳澄が考えていると、目の前で長曽祢が動き出したのがわかった。そちらに視線を向けると、長曽祢は腕組みをやめあぐらを解くと、佳澄の身体を横抱きにした。
「きゃ! え? あの、どうしたんですか?」
突然のことに驚き佳澄がしがみつくと、そのままの状態で長曽祢は座り直し、横抱きのままで佳澄を膝に座らせる。
「……とりあえず、するか」
「へ!?!?!?」
「じゃないと出られんだろ」
「そ、そうですけど……ひゃあっ!」
佳澄の身体を抱き寄せた長曽祢は、頬や首筋、耳元に何度も口付けながら片手を動かすとそのままスカートの中に進ませていく。
驚く佳澄だったが特に大きな抵抗もせずそれを受け入れ、ぎゅうっと強く長曽祢にしがみついた。
「佳澄、もうちょっと脚を開け」
「は、はい……あ、んぅ!」
素直に佳澄が脚を開くと、長曽祢は太ももを撫でそのまま指先を脚の付け根に移動させる。そして、下着の上から割れ目をそっとなぞるように撫で始める。
「ん……んん! ん、あっ……あ……」
小さく震えながら佳澄が声をあげるのを確かめながら、音を立てて頬や唇に口付け、指先を何度も割れ目の上で往復させる。
口付けられる度、指先が動く度、佳澄は小さく身体を震わせて声を漏らし、しがみつく掌の力を強くした。
「長曽祢さん……ん、ぁあっ! あ……んっ!」
「わかってるから。こっちの方がいいんだよな」
「あっ! ふぁあっ! あ、ああっ!!」
名前を呼ばれて笑みを浮かべた長曽祢は指先を動かすと下着の隙間からその奥へと進ませた。そして、口付けと愛撫で少し濡れ始めていた割れ目を撫でると、そのまま少し指先を動かしてクリトリスを探り当てて撫で始めた。
ゆっくり優しく撫でるだけでも佳澄は震えて声を大きくし、割れ目をひくつかせて愛液を溢れさせ始める。
「ふ、ぁあっ! あ、あぁあっ! あ、んぅう! んぁあっ!!」
指先の動きが変わり、摘まむようにしながら軽くすり潰すように刺激すると、佳澄の腰が大きく跳ね上がった。その様子を確かめながら、長曽祢は何度もクリトリスを撫で、擦り、時々割れ目の先に指先を進ませ刺激を繰り返す。
「は……っ! あ、あああぁっ! ふ、あああ、あっ! 長曽祢さん……ん! ああっ!」
ビクビクと佳澄の全身が震えていた。刺激を受ける度にその震えは大きくなり、頬を真っ赤にし瞳を潤ませながら長曽祢を見つめる。
だが、そんな佳澄を見つめて愛撫を繰り返していた長曽祢は、急に動きを止めると下着から指先を引き抜いた。
「ふ、え?!」
「んー……佳澄がイクと、あの扉が開くんだよなあ……」
「な、長曽祢さ……なに、考えて……は、む!」
突然止まってしまった刺激に佳澄は戸惑い、長曽祢にしがみつきながらじっと見つめる。そして、そんな表情を見つめると、長曽祢はニヤリと笑って愛液で濡れた指先を佳澄に咥えさせた。
「ちょっと考え事だ……ほら、物足りないならこうしてやるから……」
それにまた驚く佳澄だったが、長曽祢はニヤニヤとした笑みを浮かべながら指先を動かし、今度は口内をかき回し始めた。
「ふ、あっ! あ、あ、あぁあ……んぅう、んぅ! ん……ふ、あぁあ……っ」
指先で口内をかき回される度に唾液が溢れ、唇の端を伝って流れ出す。苦しいのに逃げ出せず、佳澄はされるまま長曽祢に口内を蹂躙されていた。
指が舌先を優しく撫でたかと思うと、ゆるく摘まみ引っ張られ、そうかと思うと今度は上あごをくすぐるように撫でられる。
「あ……あぁあああ……あ、あふぁああ……っ」
何度も声を上げ、唾液を溢れさせては佳澄は身体を震わせる。
そんな様子を満足そうに見つめて指先を動かしていた長曽祢だが、その指を一気に引き抜くとまたスカートの中に移動させ、下着の奥に進ませた。
そして今度は唾液で濡れた指先で割れ目をなぞり、クリトリスを擦り弾いていく。
「ひゃあっ! あ、あぁあっ!」
先ほど以上の反応を見せる佳澄に笑みを浮かべ、長曽祢は何度もクリトリスを刺激していく。そして、割れ目から止めどなく愛液が溢れ始めたのに気が付くと、指先を少し動かし今度はその先に進ませた。
「んぁああ……っ! あ、あぁあ……!」
「すごい反応だな」
ゆっくり進ませた指先を軽く動かすだけで、愛液が溢れる音がぐちょぐちょと響いて指先を濡らした。その感触を受け止めながら佳澄を見つめる長曽祢は、またゆっくり指を動かして奥へ進めていく。
「あ、あぁああ……う、あぁっ!」
自分の中をゆっくり進んでくる指先の感触に、佳澄は何度も痙攣するように身体を震わせる。
いつもなら、こんな風にゆっくり指先が入って来ることはない。けれど今日はまるで自分の感触を意識させるように、長曽祢はゆっくりした動きで膣内に指先を進ませていた。
「中で動いてるのがわかるか?」
「ふ……あ、あぁあ……わ、かりますぅ……」
「俺も佳澄の膣内が指先に絡み付いて来てるのがよくわかる」
わざといつもより低い声を出しながら長曽祢は言い、根元まで指先を埋めるとその動きを止める。けれど、膣内はもっと刺激を求めるようにひくつき締め付けて来ていた。
しばらくそのまま、指先を動かしもせずにじっとしていた長曽祢だったが不意に指を一気に引き抜く。
「ひゃあっ!」
指先を引き抜かれた佳澄は大きな声を出すのだが、その刺激は絶頂に至るまでのものではない。おまけに、中途半端にゆるゆる続いた刺激のせいで、身体は疼き熱くなっている。
「な、長曽祢さ、ん……佳澄、もう……」
潤んだ瞳で頬を赤くし、熱を帯びた自分の身体を抱きしめるようにしながら佳澄が長曽祢を見つめて名前を呼ぶ。そして、長曽祢はそんな佳澄を見つめて満足気に笑みを浮かべていた。
「ふむ。いい顔だな……たまらん」
「そうじゃ……なくてぇ……」
長曽祢が自分を見つめている。それだけで佳澄はたまらない気持ちになっていた。もっともっと感じさせて欲しいと、もっと刺激が欲しいと目で訴えるのだが、今の長曽祢はそれにこたえてくれない。
物足りない快感に何度も身体を震わせながら、長曽祢の服をぎゅうっと握り佳澄は視線を向けた。
「お? どうした」
見つめられた長曽祢はニヤリと笑い、そんな佳澄をまじまじ見つめる。潤んだ瞳、耳まで赤くなった顔、途切れる吐息、漏れる甘い声。正直、その全てが自分を興奮させているのだが……ここをあっさり出てしまうのはもったいないとも思ってしまう。だが……。
「な、長曽祢さん……お願い……佳澄、イキたいの……」
息を荒くしながら途切れ途切れに佳澄がそう言うと、長曽祢はその思いが一気に吹き飛んでしまいそうになるのを感じた。
「ああ、もう……そんな顔をされると、我慢できなくなる」
「ふ、あ……ああ……!」
諦めたように言った長曽祢は佳澄の身体をベッドに押し倒すと、その上に覆いかぶさりじっと顔を見つめた。そして、頬をそっと撫でて唇を重ねる。
「んんぅ……」
「ん……」
数回、触れるだけの口付けを繰り返して唇を離し、ゆっくり頬から首筋を撫で、軽く乳房を揉んでから太ももを撫でる。それだけで佳澄は何度も身体を震わせ、物欲しげに長曽祢を見つめて身体をすり寄せる。
「長曽祢さん……」
「わかってるから……な?」
苦笑しながら答えた長曽祢は一旦身体を離すと手早く佳澄の服を脱がしていき、自分も服を脱ぐともう一度覆いかぶさった。そして、両脚を大きく開かせ既に濡れた秘部を晒すと、先程までの行為で昂ぶり勃起していた肉棒をそっとあてがう。
「んんぅ……!」
そのまま、触れられるだけの感触に震える佳澄の膣内に、ゆっくり肉棒を進ませていく。
「あ……あぁあ……!」
ゆっくり息を吐きながら長曽祢は肉棒を突き入れていくのだが、それは今までにないほどに遅く、その奥へ進んでいるのかもわからなくなりそうな動き。
まるで膣内の感触を確かめるような、けれどどこか焦らしているようなその動きに佳澄はもどかしさを感じてしまう。そして思わず、自ら腰をくねらせ肉棒を導くように動き始める。
「あ! こら!」
「ん、んぅ! だってぇ……!!」
「まったく……困った欲しがりだ」
我慢できずに動き出した佳澄を見つめて苦笑した長曽祢は、これ以上焦らすのは無理だと諦めたのか、その腰をしっかり支えると一気に膣内深くまで肉棒を進ませた。
「ひゃ、あああっ!」
「んっ!」
いきなり奥まで一気に届いた感触に佳澄は驚き、腰の動きを止めて大きく背中をのけ反らせた。それだけで絶頂してしまったかと一瞬慌てた長曽祢だったが、佳澄はまだ絶頂に至らず震えながら肉棒を受け入れているだけだった。
それに気付いた長曽祢は安堵の笑みを浮かべると、今度こそしっかりと腰を大きく揺らし始めた。
「は……ふあぁっ! あ、あぁ! あ、んっ!」
「……ん」
腰を大きく前後に揺らし、膣内を何度も擦り上げ、奥まで激しく肉棒を突き立てる。最奥へ届き子宮口を擦るように亀頭で叩くと、それに合わせて佳澄は身体を何度も痙攣させ、絶えず喘ぎ声を上げる。
膣内は突き上げに合わせてひくついて肉棒を締め付け、子宮口を叩く亀頭を更にその奥へと求めるように吸い上げていた。
「佳澄……はあ、あ……っ」
「長曽祢さん……ん! んぁあっ!」
待ち望んでいたものを受け入れた膣内の反応は大きく激しく、その締め付けを受け止める肉棒は何度も脈動しカウパーを溢れさせてその中を満たしていく。
締め付けられる刺激に快感を高めながら、長曽祢は腰の動きをどんどん激しくする。大きく身体を揺らし次上げる度、されるままになる佳澄は震え、目の前では豊満な乳房が揺れた。その乳房を片手で鷲掴みにして揉みしだきながら更に深くへ、角度を変えて肉棒を突き上げると、佳澄の反応は一層大きく激しくなる。
「ひゃ、ああっ! ああぁあ……あっ、だ、め! すぐ……イッちゃ……あぁ!!!」
全身を刺激される佳澄は何度も大きく全身を震わせて反応し、快感のままに喘ぎ声を上げ続ける。だが、何度もお預けされてしまったせいか、その身体は快感に貪欲になっていた。長曽祢が奥へ一突きする度に、乳房を揉みしだかれる度に、絶頂はどんどん近付く。
「はあ、はあ……っ!」
「だめ! だめ、佳澄イク! イクのっ!!」
「ああ……わかってる! わかってる、から……!」
しかし、絶頂が近いのは長曽祢も同じだった。強い締め付けに、目の前で何度も悶える佳澄の姿に興奮は高まり続けておさまらない。何度も腰を揺らし、何度も突き上げ膣内を擦り、互いに快感を高めて求め合う。
そして、もう何度目かわからないほど大きく腰を突き上げて、肉棒を深くまで叩き付けたその瞬間。佳澄の全身が今まで以上の激しさで震えた。
「ひゃ、あぁああっ! あ、ああぁぁっ! だめえ! も……イク! イクぅ!!!!」
「……っく!」
全身を震わせながらいやいやと佳澄が首を振り、めり込むほど強く突き付けられた亀頭が子宮口に吸い寄せられるように刺激を受けると、長曽祢は肉棒を大きく脈動させ小さく息を吐きながらその中で勢いよく射精した。
その射精を受け止めた佳澄も震えながら絶頂し、注ぎ込まれる感触に何度も声をあげ、背中をのけ反らせて途切れ途切れに息を吐く。
「あ……あ、ああ、あああ……あ、ふ、あぁ……」
「は、あ……は……あ……」
乱れ途切れる二人分の呼吸が部屋に響くと同時に、カチャリと小さな音が聞こえた。その音に気付き、長曽祢は荒い呼吸を整えながら部屋の入り口に目をやる。
すると、部屋の扉に書かれていた文章はいつの間にか消えていた。つまり、もうこの部屋から出られるということで、さっきのは扉の鍵が開いた音なのだろうと理解する。
だが、今すぐこの部屋から出る気にはなれず、呼吸を整えた長曽祢は佳澄に顔を近付けると至近距離でじっと見つめた。
佳澄はまだ呼吸を整えているようだったが、見つめられるととろんとした瞳で見つめ返す。
「佳澄……もう一度、いいか?」
「ん……いい、です……」
長曽祢の問いに佳澄はうっとりしながら答え、ちゅうっと音を立てて唇を重ねた。そして、その答えと口付けを受け止めた長曽祢は嬉しそうに笑みを浮かべると、繋がったままの状態でまた動き出す。
「それじゃあ、今度はこっちから」
「あ、あぁああ……!」
仰向けになっていた佳澄の身体を軽々と持ち上げて、今度はうつ伏せにしてお尻を高く突き上げさせる。だが、力の抜けた身体はしっかりと四つん這いになることができず、佳澄は上半身をぺたんと崩れさせていた。
しかし、長曽祢はそれを気にした様子もなく、そのまま背中に覆いかぶさると長い髪をかき分けてうなじを晒し、そこに数度口付ける。
「ん……んんぅっ! くすぐったい……んっ」
くすくす笑う佳澄を見つめて長曽祢は微笑み、何度もうなじや肩口に口付け、それからゆっくり舌先を這わせ始める。ねっとりした感触が伝う度に佳澄は震えるが、その反応は次第にくすぐったいだけのものではなくなっていく。
そして、その反応が変わり始めると、長曽祢は両手を動かし両乳房をしっかり掴んで揉みしだき始めた。
「ふぁああっ! あ、あぁあ……ああああっ!」
乳房を揉まれた佳澄は全身を震わせ、膣内をひくつかせる。そして、その膣内に埋まった肉棒は刺激を受けて、その中いっぱいにすぐに勃起した。
完全に勃起した肉棒は膣内で何度も締め付けられ、その度に脈動してはカウパーを溢れさせていた。その小さな感触にも佳澄は震えて声を漏らす。
「すまん、佳澄。ちょっとばかし、余裕がない」
「え……え! あ、ああっ!」
困ったように呟いた長曽祢の言葉に佳澄は不思議そうに声をあげたが、その動きが一気に大きくなった途端にその言葉の意味を理解した。
乳房を鷲掴みにしたまま揉みしだき、腰を大きく前後に動かし肉棒で膣内を擦り、その奥まで一気に何度も届かせる。
「ふ、あ! あっ! あ、んんあぁっ! あ、ああっ!!」
「んんっ!」
奥まで届く感触に、膣内を擦られる刺激に、絶頂を迎えたばかりの佳澄の身体は敏感に反応し、一気に快感が高まっていく。
だが、長曽祢も同じように快感をすぐに高め、肉棒を何度も脈動させては余裕なさげに荒い呼吸を佳澄の首筋や耳元に届かせる。
「はあ、はあ……佳澄……!」
「ふぁああ、あぅ! うあ、あぁっ! あ……奥ぅ!」
「奥が、どうした?」
角度を少し変えて肉棒を突き込むと、佳澄の腰が大きく震え、膣内がうねり締め付けを強くした。そして、それを受け止める佳澄がいやいやと首を振る。
「奥ぅ……ふああ、あぁっ! おなか……直接、来てるの……ぃや、ああっ!」
先ほどよりも直接的な感覚と快感が訪れているのか、突き上げられる度に佳澄は辛そうに首を振った。だが、その姿は更に長曽祢を興奮させるだけだった。ぞくりと腰を震わせ動きを大きく激しくし、角度を変えながら肉棒を叩き付けていく。
「や、あぁっ! あ、あああっ! だ、めぇえ! 長曽祢さん……やだぁ! あふ! ふ、ああああっ!」
激しい刺激に、突き上げられる感触に、何度も震えて声をあげ、それに抵抗するように佳澄が全身を反応させ続けた。そして、奥まで勢いよく肉棒が届いたその瞬間、その身体は今まで以上の反応を見せた。
「は……ひぁあああっ! あ、あぁあっ! ま、た……イッちゃう! ふやぁあああっ! あああああっ!!!」
腰を大きく跳ね上げさせ、膣内をうねらせ強く収縮させ肉棒を締め付けると同時に、佳澄は悲鳴に近い声をあげて絶頂した。
「くぅ……んっ! 佳澄っ!!」
その激しく強い締め付けと絶頂、大きな声に長曽祢も背中を震わせ、佳澄が絶頂すると同時に引き抜いた肉棒を大きく脈動させてその背中目掛けていきおいよく射精した。
背中に伝わったその熱と匂いに佳澄はまた身体を震わせて、小さな喘ぎ声をあげる。その姿に長曽祢は満足げな表情を浮かべて最後まで精液を降り注がせる。
「はあ、あ……ああ……」
「ふ、ああぁ、あ……長曽祢さんぅ……」
「うん……」
名前を呼ばれた長曽祢は佳澄の身体を引き、仰向けに寝かせてやると顔を近付けて何度も唇を重ねる。呼吸を乱れさせながら、それも触れるだけの軽い口付けを繰り返し続ける二人は、どちらともなくお互いを見つめると笑みを浮かべる。そしてもう一度、唇を重ねる。
「佳澄……佳澄……」
「長曽祢さん……大好き。好き」
「ああ。好きだぞ、佳澄」
「ん……うん、一緒です」
ちゅっちゅと音を立てて何度も口付け、名前を呼んで囁き合う。また熱が高まりそうになる前に二人は唇を離し、もう一度笑みを浮かべるのだが、長曽祢は少し困ったように呟いた。
「まだ出たくないな……もう少し、ここにいるか」
「うん。佳澄も、まだ二人だけがいいです」
刀剣男士と審神者として、これほど危機感がなくていいのだろうかと思わなくもない長曽祢だったが……今だけは、それでいいと思うことにした。
「じゃ、いいか」
「はい。もうちょっと、ここでくっついてましょう」
「そうだな」
また出られなくなったら、その時はその時だ。なんて長曽祢はぼんやり考えながら佳澄を抱き寄せた。