※この作品はR-18です。

ヤドリギの支配者 ~女を堕として拠点も落として愉しい街を作ろう!~   作:伊井君七味

22 / 27
021♡.快楽に溺れて足を止めるな

『悪夢搾精機』のトラブルから数日後。

俺は相変わらずEPをより多く稼げる方法を模索していた。以前から最終目標としているとある設備を作るためだ。

 

もちろん前回の失敗は繰り返さないように気を付けている。

これから試していく設備では最初に一人キャラをセットし効果や影響範囲をよく理解してから本格稼働させていくつもりだ。

 

さて、それじゃあ俺が新しく作った設備を紹介しよう。

 

まず作ったのが『猜疑心(ダウト)の安息地(・リリーフ)』という温度計型の設備だ。

こいつは対象としている男キャラが女キャラに向けている疑う気持ちを測ることができる。さらに計測している疑心レベルが急激に下がるとEPを獲得できるようだ。

 

つまりダウト・リリーフによってEPを獲得するためには、男キャラに女キャラを強く疑わせた後に一気に解消する必要があるのだ。

 

この仕組みだと攻略済み女キャラの旦那に浮気を疑わせるのが稼ぎやすそうだな。早速やってみよう。

 

 

 

 

ちゅるっ…ちゅっ…ちゅぱっ…

 

「ちゅっ…ねぇ、烙くん。この前ふたりでショッピングデートしたでしょ?あれが旦那にバレちゃったの」

 

テーブルランプの仄かな明かりに照らされた命さんが細長い手足を俺の身体に絡めながら突然そう言ってきた。

 

話を聞くと、命さん夫婦をよく知っている友人に俺と二人でいるところを見られていたらしい。親し気な俺たちを不審に思ったその人が旦那さんに伝えて、という流れのようだ。

 

なるほど、と先日のデートを思い出す。あの時は身体が触れ合うのも気にしていなかったから親密な仲であることは一目でわかっただろう。浮気とバレるのも至極当然だ。

 

「そうなんですか?旦那さん怒ってました?」

「うーん…声は荒げてなかったけど怖い感じは出てたわね」

 

苦笑する彼女からは浮気が露見するのを恐れる気持ちが見られない。命さんは浮気がバレることを気にしていないようだ。

 

「でね、誰と何をしていたんだって聞いてくるから買ってあったネクタイを渡したの。これを買うために友達に手伝って貰ったのよって伝えたら顔を赤くして「そうか…」だって!あの人のあんな顔みたことなかったから本当におかしかったわ」

 

普段より饒舌に旦那の様子について語る命さん。くすくすと笑いながら喋る姿だけ見るとまるで愛する夫の惚気話をしているようだ。

 

平穏な幸せを喜ぶごく普通の主婦の顔。だが…

 

ちゃりっ…

 

「あっ…♡」

 

胸の先端から鳴った金属音を聞いた途端に命さんの表情はとろけた。

大きな瞳はうるうると濡れ、眉は物欲しげに垂れ下がっている。

 

「…ふふっ、そうね。これ(・・)を買ってもらったのもあの時だったわね」

 

大きく張り出た胸を両手で鷲掴みにした彼女は先っぽにちょこんと鎮座している小さな乳首をこちらに見せつける。

鮮やかなピンク色の乳頭。固くそそり立ったその小さな突起には金属製の冷たい装飾品が付けられていた。

 

「烙くんにつけたもらったピアス。これを付けていると私が誰の女なのか思い出せるわ♡」

 

恍惚とした笑みを浮かべた彼女が身体を震わせると、揺れる胸に合わせてチャリチャリとニップルピアスの飾りから音が鳴った。

自分の身体が旦那ではない男のものである証。その背徳感にぞくぞくと背筋を震わせる彼女は仄暗い快楽を貪るためにより危険な行為に足を踏み出していく。

 

「ねぇ、今度は二人で旅行にいきましょ♡もしあの人にバレたらまた適当に誤魔化すから♡」

 

 

どうやら命さんは俺との浮気を旦那に仄めかすプレイが気に入ったようだ。

次のデートではこの前よりもっと過激なプレイをすることになりそうな予感がする。寝取られビデオレターを撮る準備でもしておくか…

 

取り合えず『猜疑心の安息地』の使い勝手はわかった。あまり多用できるタイプではなかったが全く使えないわけでもない。建設に使ったEPが無駄にならなくて一安心だ。

 

さて、この設備についてはもう理解できた。他の設備も試してみよう。

 

設備リストを吟味した俺が次に選んだのは『噂の途絶えぬ戸の隙間(ルーモス・スプレッド)』だ。

これは区切られた空間を対象とすることができ、中でヒロイン・スレイヴに対する卑猥な噂がされるとEPを獲得する効果を持っている。ただし、噂が事実だと確認されていまうと所持EPが減少するというデメリットもある。

 

ぱっと読んだ感じだと使いにくそうな効果だ。しかし、十和田マンションには噂されるのにピッタリなヒロインがいるではないか。せっかくだから彼女でどれだけEPが稼げるか試してみよう。

 

 

ひそひそ、ひそひそひそ…

 

「ねぇ、聞いた?十和田さんの噂」

「聞いた聞いた。夜中に変な恰好で出かけてるのを誰かが見たってやつでしょ?」

「それそれ。しかもこの前聞いた話だとすっごくヒワイな服だったらしいわよ」

「やだぁ、気持ち悪い。十和田さんにそんな変態趣味があるなんて信じられないわ。ホントなの?」

「私は見たことないわよ。でもここのところ皆そう言ってるでしょ?だからきっと本当なのよ」

 

ひそひそひそ…

 

十和田マンションのエントランスホール。その隅っこで暇な主婦たちが身を寄せ合いながらこそこそと言葉を交わしている。

管理人である十和田八重について最近流れているある噂(・・・)を話しているようだ。

 

いわく、深夜のマンションで卑猥な恰好をした十和田八重を見た。

はたまた、真夜中にコンビニに行った住人があられもない姿の十和田八重を見た。

 

そんな噂が住人達の間でまことしやかに囁かれている。

 

いったい誰が言い始めたのか。そもそも本当にそんな姿を誰かが見たのか。

出所もわからない話題について夢中になっていると突然冷ややかな声が聞こえてきた。

 

「エントランスではたむろしないでください。お話がしたいなら家の中かマンションの外でやっていただけますか?」

 

コツコツとヒールを鳴らしながら現れたのはまさにいま話題となっていた十和田八重だ。

いつものピシッとした服を纏た彼女はしかめ面で主婦たちを睨め付けている。

 

ルールに厳しく少しの不誠実もゆるさない管理人。

そんな彼女が淫らにハメを外す様子なんて考えられない。

 

(やっぱりあの噂はデマよね)

ぺこぺこと頭をさげながら彼女たちは散り散りに去っていった。

 

「はぁ。まったく……」

 

大きく息をついてイライラを吐き出す八重。

管理人室に戻ろうとした彼女がふと視線を上げると二階の通路によく知る姿を見つけた。

 

二十歳ほどの青年、ここの住人であるごく普通の男だ。

 

「あっ……」

 

だが八重にとって彼はただの他人ではない。

 

本当の自分を見せることができる唯一の相手。醜さも歪さもありのままに受け入れてくれる唯一のご主人様(・・・・)

 

そんな人を目にした彼女には時間も場所も関係ない。

 

「……♡」

 

ジーっと股間にあるチャックを下げる。

見惚れるほど美しい脚を隠していたズボンを脱ぎ下ろして内に秘めていた女としての衣装をさらけ出す。

 

生真面目な女が着るには少し過激な真紅のショーツ。細やかな刺繍がほどこされたそれの股間部分はぱっくりと開いており彼女の秘所を丸見えにしている。

 

「ふっ…ふっ…♡」

 

ふりふり♡♡

 

噂どおりの格好になった彼女はそのまま上にいる男に向けて奉仕するかのように腰を振り始めた。

いやらしくオスを誘うようにふりふりと左右に揺れる尻。普通の男なら即ハメしてしまうほどいじましく浅ましいダンスを八重は蕩けた顔で披露する。

 

自らの痴態を主人にアピールしていた彼女だったが頭上の彼がひとつ頷いたのを見ると恍惚とした笑みを浮かべて衣服を整えた。

彼の応答、それは今夜もお散歩につれていってやるという合図だ。

じゅんっと股ぐらを濡らした八重は数時間後のプレイを期待して頬を赤らめた。

 

(さっそく今夜の準備をしないと…♡)

 

 

予想通りといえば予想通りだったな。

俺が手ずから行動しなくても八重さんの噂が広がるだけでEPが稼げる。それはいい。いいのだが…

 

思ったより自重する気がないな彼女は!?深夜ならともかく真昼間のエントランスで脱ぎ始めたのは流石に予想外だったぞ!?

 

この調子だと『悪夢搾精機』の時と同じように思わぬ影響が出てしまいそうだ。

噂の広がり方を抑えるシステムを作った方がいいだろう。

 

ということで新設備『秘密お喋り議会(プライベート・トーク)』を用意した。

これが出す香りを嗅ぎながら会話をしてしまったキャラは匂いがしないところで同じ会話が出来なくなる。つまり各々の部屋に戻った彼女たちが家族に噂を話す、なんてことが起きなくなるのだ。

 

だから主婦たちは噂について話したくなったらエントランスに集まるしかない。こうやって会話できる場所を限定すれば噂の広まり方も少しはコントロールできるだろう

 

 

こんな調子で俺はいくつかの設備を作っていった。使いにくいもの、便利なもの。様々な設備があったが総じてどれも悪くなかった。

その中でも俺が特に気に入った設備を一つ紹介しよう。

 

効果があまりにも俺好み過ぎて速攻で作ってしまったこれは『視界外の逢引場(ハイドアンドシーク)』という名前を持つデジタルカメラ式の設備だ。拠点に設置しないのに設備と呼ぶのもおかしな感じだが、どうやらデジカメは端末機器で拠点のどこかに本体があるらしい。

 

こいつは他の家族にバレないように家の中でセックスをしている写真を撮るとEPが貰えるとのこと。であればニブい旦那を持った人妻で試すのが良さそうだ。

妻が犯されても気づかないような間抜け。そんな男に心当たりがあった俺はとある部屋へ足を運んだ。

 

 

じゃああぁぁぁぁぁぁ……

 

ぱんっぱんっぱんっ

 

「あっあっあっあっ…そこっ!もっと突いてっ!」

 

シャワーが床を叩く音、肉と肉がぶつかり合う音、そして獣欲に溺れた女の懇願する声が浴室に響いている。

つい先日堕としたばかりのこの女は、壁に両手をつき尻を後ろに突き出して何度も出し入れされるチンポを自ら奥深くまで受け入れていた。

 

「もっと腰をふってっ♡おちんぽのカリでおまんこの壁ガリガリひっかいてぇぇ!!あぁぁぁぁん♡♡♡」

 

激しく突き入れられる度に小ぶりな胸がぷるぷると揺れる。

ぶちゅぶちゅと絡み合う結合部からは精液と愛液が混じり合ったヨーグルトのような液体がどろっと流れ落ちた。

 

「あっあっ♡おちんぽ大きくなったっ……出そうなのねっ!いいわっ、出してっ!私もイクからあなたも一緒にきてっ♡♡」

 

一つに溶け合いながら高まっていく二人。やがて昂りが限界を超えて二回目の精液が彼女の胎にぶちまかれようとしたその瞬間。

 

こんこん。

 

「おーい、そろそろ上がってくれー。俺も入りたいんだ」

 

扉の向こうから男の声が聞こえてきた。いまにもアクメを迎えようとしているこの女の夫だ。

 

「っ!……ごっごめんなさい、あなた。あと少しで出るからっ。もうちょっとだけ待っててっ…んっ♡」

 

「早くしてくれよ。俺も明日があるんだからさぁ…」

 

呆れたように言った彼は、上ずった女の声を気にも留めずに引き返していった。

 

「…あの人ったらいっつもタイミングが悪いんだから。ごめんなさい、邪魔が入っちゃったわね。さぁ、続きをしましょ…あんっ♡」

 

ぐりぐりと尻を押し付けて催促した彼女は膣深くに押し付けられたチンポによって再び絶頂のすぐそこまで追い上げられる。

 

ぱんっぱんっぱんっ!

 

「あんっあんっあんっ♡♡さぁ出してっ!目の前で妻が寝取られてるのにも気づかない鈍感男でもわかるように私のお腹大きくしてっ!!あっイクっ!!!」

 

あと一突きで頂きに登り詰めるその間際、膣がぎゅっと大きく収縮したのに合わせてぱんぱんになったチンポが子宮口に突き刺さった。

あまりの衝撃に彼女が両目をカッと開いた次の瞬間、膨れ上がった亀頭から精液が勢いよく迸った。

 

びゅるるるるっるるるるるっるるうるるっ!!!!

 

「う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛っ♡♡♡」

 

火傷するんじゃないかと錯覚するほど熱い精液に彼女の身体は天に向けて反り返った。

口から溢れ出そうになった絶叫をかみ殺した彼女はバチバチとスパークするような快楽を外へ逃がすことが出来ずにいた。

これまでに体感したことがないほど強いアクメで真っ赤になった彼女の全身から玉のような汗がぼたぼたと滴り落ちている。

 

射精が終わってからも身体を震わせていた彼女のおまんこからゆっくりとチンポ抜いていく。やがて亀頭が膣口から姿を現すと、ごぽりと音を立てて精液が浴室の床にこぼれた。

 

高く突き出した尻の間からは二人のミックスジュースが流れ落ち続けている。ビクビクと身体を震わせている彼女は未だ絶頂の高みからは戻ってきていないようだ。

オスに征服されたメスの哀れな姿。その様子をしっかりと残しておくために俺はカメラのシャッターを切った。

 

パシャッ

 

 

 

バレるかバレないか、スリルを味わいながらの浮気セックス。緊張感があってすごく楽しかった。

相手のスレイヴもかなり興奮していたようで風呂を上がった後はそのまま三回戦に突入してしまったことは内緒だ。

 

カメラのメモリにはあられもない女の写真がいくつも収められている。

やっぱり戦利品をデータに残すのは楽しいな。しばらくこれで遊んでみよう。

 

『マスター?マスターはつい先日、勝手にEPが溜まるマシンで埋め尽くしたーいとおっしゃっていませんでしたか?』

「こ、これは楽しいからいいんだよ…」

『なるほど、それは失礼しました』

 

心なしかじとっとしているフォーの目(カメラアイ)から視線をそらす。

声色が平坦でちょっと不機嫌そうだ。一度言ったことを翻したのが気に入らなかったのだろうか。

 

思ったより強く返ってきた反応に頭を動かす。そっか、ゲームクリアを目指すといったあの言葉も嘘なんじゃないかと疑っているんだな。

安心しろ。少し寄り道はしても俺にとってのゴールは変わってないさ。

 

 

そんなこんなで俺の設備増設の日々は過ぎていった。

勝手にEPが増えていくもの・条件を満たすとEPがもらえるもの・獲得できるEP量が増えるもの。

思いつく限りの設備をつくっては試していき、一日に獲得できるEPの量を増やしていった。

 

そして今日、ついに目標としていた日間EP獲得量を達成した。

 

「これでやっとこいつが作れるな」

 

拠点攻略をしてすぐに見つけたとある設備。

これをつくるために俺はEPを稼げるように拠点を改造してきたのだ。

 

その設備の名前は『自己(エゴ・)複写機(トレーサー)』。

プレイヤーの意識を複製できる機械だ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。