ヤドリギの支配者 ~女を堕として拠点も落として愉しい街を作ろう!~ 作:伊井君七味
上手く区切れず少し時間がかかってしまいました。
(修正:VD内の『キャラクター』項目を『ヒロイン』に変更しました。本話投稿に合わせて1~4話についても修正しています)
『
スキル保持者による説得が【親友】による説得と同程度の効力を発揮する。
lv1:下記条件が適用される。
・身体接触をしている間のみ効果が発動する。
・拠点内でない、または攻略済みヒロインが近くにいない場合効力が半減する
便利だ。便利であることは間違いない。
「だけど微妙に使いづらい…!」
特に身体的接触が必要なのがキツイ。
命さんのようにある程度親交があればまだやりやすい。
だが初めて会う人の身体に容易に触ることは難しい。
『催眠説得』の「説得がしやすくなる」という効果が適用されるのは身体的接触をしている間「のみ」だ。
つまり一度触ればそのあとずっと効果があるわけじゃない。
しかも制圧した拠点ないじゃないと効果が半減するデバフつきだ。
だが面白い。
「強いスキルであるのは間違いないんだけど使い方を考えないといけないな」
簡単に相手を催眠状態にすることが出来ない、だからこそ試行錯誤の余地があって面白いと俺は笑う。
指パッチンで言いなりに出来るのも勿論楽しめる。
だけど実際にそれが使えたらきっと俺は飽きてしまうと思う。
女を簡単に抱けるようになったらセックスがオナニーと同じになってしまいそうで怖いのだ。
したくても出来ないからどうにかしてやりたいと考えられるのだと俺は思う。
街中ですれ違う美女とセックスはできない。だからこそどうにかラブホに連れ込んで滅茶苦茶に犯したいと思える。
他人の女とセックスはできない。だからこそ自分のチンポに惚れさせて寝取りセックスしてやりたいと思える。
達成するのが難しければ難しいほどそれを成し遂げた時の快感は凄まじいものになる。
だから俺はちょっと使いづらくてもこの『催眠説得』で女を攻略していく…!
「楽しくなってきたな!はっはっはっ!!」
隣の部屋に聞こえてしまうほど大きな声で俺は笑った。
そんな俺をスマホの無機質なカメラだけが見ていた。
「まずは方針を決めよう」
目をつぶって椅子をぐるぐると回しながら考える。
思いつくのは二つ。
「パターン1、命さんの攻略を進める」
具体的には第二陥落まで堕とすことが目標だ。
このゲーム、登場した語句についての説明はあるものの未開放の要素については詳しい情報が開示されていない。
だから第二陥落した時に何が解放されるか、どれぐらいプレイヤー経験値が溜まるのかは未知数だ。
だから自分で試してみるのが一番手っ取り早い。
新しい情報を得ることは出来るが、期待を満たす結果を得られる保証はない。
もう一つ考えらえるのは
「パターン2、別ヒロインの攻略を進める」
現状だと十和田マンション制圧に向けてヒロインを攻略していくのが最適なルートだと思える。
なので、もし新しく攻略するなら十和田マンションに所属するヒロインがターゲットになる。
こちらのメリットは既にわかっている情報が多いことだ。
取り合えずセックスをすればヒロインとして登録されることはわかっている。
もし命さんより攻略しやすい女が居れば楽に拠点を制圧することが出来る。
そんな女がいるかはわからないが、探してみること自体は無駄ではない。
だけど命さんの攻略状況は中途半端なままになり、第二陥落以降の情報がわからないまま進めることになってしまう。
一人のヒロインの攻略をひと段落させる正統派ルート。
複数のヒロインの攻略を平行して進めるハーレムルート。
「ぱっと考えれるのはこの二つだな」
足で床を強く蹴ってさらに早く椅子を回転させる。
どちらのルートを選んでもメリットは存在している。
だったら後はどっちの方が俺に合っているかだ。
一人のヒロイン攻略に集中するか。
ハーレムを視野に入れつつ進めるか。
「…こっちだな」
かかとを床にぶつけ回転を止める。
閉じていた目を開いて俺はスマホを見つめた。
「パターン1だ。命さんの攻略から進めよう」
やり残しはあまり好きじゃない、中途半端にしておくと結局終わらせないまま残ってしまいそうなのだ。
それに命さんの身体は素晴らしい。童貞を卒業したばかりの俺にはまだ見ぬ美女よりヤレそうな美女だ。
「それに、一から攻略するとセックス出来るまで時間がかかりそうだしな。まずは命さんを堕としていつでもセックス出来る環境を作るのが正解だな」
スマホを手に取ってベッドに寝転がる。
やることも特にないので命さんの情報を見ながら攻略方法を考えることにしよう。
そうして俺は画面とにらめっこをしながら命さん攻略チャートを考える作業に沈んでいった。
翌朝
「さて」
6時起床、昨夜は早めに寝たから体調はバッチリだ。
攻略チャートも既に検討済みである。
あとは会話しながら俺の望む方向に誘導していくだけだ。
服を着替えて座椅子を玄関に移動させる。
そのまま座り込みポチポチをスマホでゲームをプレイする。
まずは旦那さんと息子君が居なくならないと話にならない。
そのためには何時に家を出るか調べる必要がある。
「早めに出ていってほしいなぁ」
そう言いつつも長丁場になることはわかっていたので俺はスマホのゲームを起動した。
「旦那さんは7時半、息子君は9時か」
メモに残した時間を見返す。
旦那さんは会社、息子君は友達と遊ぶそうだ。
玄関越しにうっすらと聞こえた会話によると息子君が帰るのは早くてもお昼過ぎのようだ。
スマホを見ると時刻は9時10分。
「12時をタイムリミットにするとあと三時間弱だな」
余裕というほどあまり余ってはいないが事を済ませるのには十分な時間だ。
「よしっ行くか」
立ち上がって扉を開ける。
そのまま隣の部屋まで歩きぴんぽーんとチャイムを鳴らす。
「はい」と聞こえてきた命さんの声に「宿見です。少しお話があるんですがいいですか?」と返す。
返事はなかったがしばらく待つとガチャリと鍵が開けられる。
ドアを開けると玄関先に命さんが立っていた。
両腕で身体を抱きしめており警戒しているのが見て取れる。
「他の人に聞かれたくないので中で話しましょう」
こわばった表情で口を噤んでいた彼女はコクリと小さく頷いた。
俺は薄く笑い玄関に足を踏み入れる。
第一関門はクリアだ。
昨日と同じ椅子に座る。
命さんはテーブルを挟んだ向こう側に座っている、今日はお茶は出してくれないようだ。
「命さん」
畏まった顔で彼女を顔を見る。
彼女も真剣な眼差しで俺を見つめ返している。
「昨日の続きをしませんか?」
「…えっ!?」
そう言われるのは予想外だったのか驚きの表情を浮かべる命さん。
すぐにその顔を怒りに染めながらガタリと椅子から立ち上がった。
「そんなことを言いに来たの!?ならもう出て行って!!!」
そう強く言い放ち玄関の方を指さす。
俺はわざときょとんとした顔を作りながら命さんに尋ねる。
「命さんもその気じゃなかったんですか?じゃあなんで俺を家に入れてくれたんですか?」
「だって!私てっきりあなたが謝りに来たのかと…」
「謝る?昨日のはお互いに望んだことでしたよね?何を謝る必要があるんですか?」
「っ!!あなたはっ!!!」
命さんは般若のような表情に顔を変えながら詰め寄ってきた。
そんな彼女の肩に手を置き俺は昨日去り際にかけた暗示の効果を確認する。
「そんなに怒らなくても。昨日のセックスは気持ちよくなかったですか?」
「
顔を真っ赤にした彼女がそう言い放つ。
その言葉に俺の口角がくっと吊り上がってしまう。
「ならいいじゃないですか。旦那さんとのセックスより気持ちよかったんでしょ?」
「ええっ!あの人とのセックスより何倍も気持ちよかったわ!それでも不倫はやっちゃ駄目なことなの!!」
必死な表情でそう捲し立てる彼女だが、その言葉には怒りだけでなく羞恥や喜びも含まれているように感じる。
俺は笑いを堪え切れずニヤリと口を歪ませた。
大丈夫だ、昨日の暗示はちゃんと効いている。
俺が命さんに新たにかけた暗示は「俺とのセックスを最高だったと思い続けること」だ。
昨日、セックスの後片付けが終わった後に残っていた催眠状態の残り時間は10分だった。
そんな僅かな時間では彼女の認識を大きく捻じ曲げる暗示は掛けることが難しそうだった。
だから俺は命さんの認識を捻じ曲げるのではなく、固定させることにした。
「命さん、俺とのセックスは気持ちよかったですか?」
セックス後のまだ意識がぼーっとした彼女に俺は問いかけた。
「えぇ…気持ちよかったわ…」
「良かったです。命さんは俺とのセックスは悪いことだと思いますか?」
「烙君とのセックス…あの人以外とのセックス…よくないことだわ…」
「なるほど。ならもしかすると命さんは今回のセックスを後悔するかもしれませんね」
俺は彼女の耳元に口を寄せて穏やかな声色で語りかける。
「命さん、あなたがどんなに後悔しても俺とのセックスが気持ちよかったことは変わりありません」
「後悔しても…きもちいい…」
「えぇ。意識を取り戻した後、いけないことだったと思い直してもセックスの快感は否定できません」
「いけないこと…だけど…きもちいい……」
何度も何度も「俺とのセックスが気持ちよかったことは認めざるをえない」と言い聞かせる。
しばらくして彼女の中で認識が固まってきたことを感じた俺は彼女の心に楔を打つ。
「【俺とのセックスは今までした誰とのセックスよりも気持ちよかった】、これは揺るがない事実です。どんなに罪悪感を感じてもこれだけは変わらず思い続けてくださいね」
「烙君とのセックスが一番気持ちよかった…えぇ…何があっても思い続けるわ……」
俺が昨日かけた暗示はちゃんと掛かっていた。
命さんは昨日のセックスを後悔しつつも否定はしていない。
やってはいけないことだったけど最高のセックスだったという認識が彼女の中にちゃんと残っている。
これで第二関門もクリアだ。
「何を被害者面してるんですか?命さんも望んだことじゃないですか」
わざと冷たい表情を作り彼女を咎めるような口調で彼女に詰問する。
「っ!それは…」
「俺に無理やりされたって言いたいんですか?でも命さんも俺のチンポを触った後に誘いに乗ってきたじゃないですか」
「あれはっ…でも…」
「それにセックスが始まったらあんなによがってたじゃないですか。俺とのセックス気持ちよかったんですよね?」
命さんの顔から怒りが消え怯えの色が見える。
先程まで頭に上っていた血がさーっと引いて顔が青ざめている。
「あの時は…私もおかしくて…」
「おかしい?そんな言い訳で旦那さんが許してくれると思うんですか?」
「ひっ…」
もう彼女の中に怒りの感情はない。
あるのは犯してしまった罪に対する罪悪感と昨日とは態度を一変させた俺に対する恐怖のみだ。
俺は彼女の心の殻を破壊するためにとどめを刺す。
「結局あなたはちょっと言い寄られたらよく知らない男に身体を許しちゃうチョロい女なんですよ、この尻軽不貞女が」
ひっく…ひっく…
「う、ううううううう……」
しゃくりあげるような泣き声が静かなリビングに響く。
命さんがその大きな目からぼろぼろと大粒の涙を零しながら泣いている。
子供のようにぐしぐしと目元を擦りながらぐずるような声を喉から漏らしている。
「命さん」
正面からそっと抱きしめる。
彼女の震えを分かち合うようにぴったりと身体を密着させる。
「だって…だって……」
「わかってます。命さんは悪くありません」
さっきまでと一転して優しい声色で命さんを慰める。
「ずっと一人でいれば寂しくなるのは当然ですよ。悪いのは命さんを縛り続けている旦那さんです」
嗚咽を漏らす命さんの背中をさすりながら俺は耳元で囁く。
甘く、優しく、毒をゆっくりと彼女の脳に染み込ませる為に言葉を紡ぐ。
「ちょっとくらい羽目を外したからって何が悪いんですか。命さんを大事にしない旦那さんへの仕返しと思えばいいんですよ」
顔を覆って彼女は呟く。
「でも私…あの人を裏切りたくないっ…」
「先に裏切ったのは旦那さんです」
彼女の迷いを断ち切るようにぴしゃりと言い放つ。
「命さんに自分を支える為の妻としての役割を押し付けているのは旦那さんです。子供の為に良き母でいるように強制しているのは旦那さんなんです」
彼女の身体に触れながら旦那さんを貶める言葉を何度も繰り返す。
命さんが
「あなたは十分に耐えてきました。でも、もう我慢しなくていいんですよ」
身体を少し離して彼女の潤んだ瞳を見つめる。
「教えてください、命さん。あなたの本当の気持ちを」
言うのを我慢するように唇をわなわなと震わせていた命さんだったが、やがてダムが決壊したように口から言葉が溢れ出した。
「私…もう寂しいのはイヤっ!!妻や母としての役割をこなすことだけを求められて、女として
「俺が愛します。旦那さんが愛さない分、俺が命さんを愛します」
真剣な顔で彼女での心の叫びに返す。
「私、まだ28なのよっ!?セックスレスには早すぎるわ!!女としての魅力はまだあるはずなのにっ!!」
「命さんはすっごく魅力的です。命さんとセックスしたくて俺、朝からずっと勃ちっぱなしですよ」
そう言ってテントを張った股間を彼女の股に擦り付ける。
その硬い感触に頬を染めた命さんは俺を強く睨みながら、それでも隠しきれない期待を溢れさせて俺に問う。
「烙君、本当に私のことを愛してくれる?私をあの人から救ってくれるの?」
俺は彼女の目を見つめながら大きく頷いてから自信たっぷりに告げる。
「俺があなたの身体も心も貰います。あの最低男から俺が命さんを奪います」
そう言うと命さんは涙ながらに嬉しそうな笑顔を浮かべ、俺に深く口づけをした。
ということで次回は命さんえっち編2です。
私が当初想定していたより閲覧数、ブックマークが多くとても嬉しいです。
少し体調を崩しているのですが、2~3日に一話のペースで続けられるように頑張っていきます。
もし「〇〇な要素がよかった!」といったご感想や「〇〇なキャラを今後書いてほしい!」といったご要望などがありましたら、コメントに残していただけるととても嬉しいです!
次回も出来るだけ早く投稿したいと思いますので、ぜひ読んでください!
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