デカチン君の夏休み♡~島にいる美少女・美女・美熟女全員夏休み中にコンプリート♡ 作:強欲の道化師・1号支店
8月6日、俺秋夫は弟の冬馬と一緒にある場所にいた
その場所とは
「兄ちゃん、全然釣れないんだけど!!」
「ウルセー!!、良いからとっとと続けろ、今日こそはデカいの釣って帰って自慢するんだい!!」
名取島のフェリー乗り場の近くで俺達は現在釣りをしていた
何故かって、純粋に釣った魚を自慢したいからだ
この島ではデカい魚釣った男はそれだけで自慢出来るって言い伝えがある
だからこの夏休みから俺は暇を見て連れるタイミングでこうやって
釣りに出かけている
しかし、釣れても精々小魚、鯵とか連れれば良い方だ、それが数匹
そしてどれくらい来たかも数えるのも飽きたくらいだ
今日こそはデカい魚を釣って帰るんだ、目指せ1メートル越え!!
「ねぇ帰ろうよ、一応最低限釣れたじゃん、それを夕飯のオカズにしようよ」
ったく、文句ばかりの弟だ、情けなくて泣けて来ちまうぜ
弟よ、男ならなぁ、男だからこそやっぱ誇れる事したじゃないか
俺はしたいんだよ、誰よりも、今この夏だからこそよ
・・・タロー、アイツが来てからだ、アイツが来てからマイは
俺のマイがあの野郎に構ってばかりだ
だからこそ見せつけたい、俺がカッコいい男だってな
「お腹すいたよ、お昼にしようよー」
ッチ、まぁ良い、流石に陽も上に向いてきた
確かにほとんど餌にもかからないし埒も開かないしウルセーし
食うか、お昼のおにぎりでも
そう思い一回休憩に入ろうとした時だ
「何してるんだよ、秋夫、冬馬」
「えっ、もしかして」
声のする方向を向くとそこには俺達より年上の男がいた
見た目的には中学生か高校生くらいで頭にタオルをバンダナ代わりにし
ジャージを着ている、そう俺達は知ってるその人の事を
「翔琉(かける)兄ちゃん!!、うわっ、久しぶりだぜ」
「ハハハッ、俺もだよ、まぁ俺の方も最近船造りに没頭しちまってたからな」
「相変わらずやってるんだね、船造り」
翔琉兄ちゃんの趣味の一つに船造りがある
まぁ船と言っても精々大きなイカダを造ろうとしてるだけなんだけど
前に進水式見たけど、・・・まぁなかなかうまく行ってない感じだ
「当たり前だろ、俺の船でこの島を出発して無事本土まで行く、コレが今の俺の目的さ」
本当、俺達にも真似できない事しようとしてるぜ
「今からお昼か?、俺も一緒に食べて良いか?」
「良いですぜ、てか俺達も翔琉兄ちゃんの最近の話を聞きたいし」
「うん、船造り僕も気になるし」
「良いぜ、たっぷり聞かせてやるさ」
こうして俺達は昼休憩に入るのであった
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「デカい魚ねぇ、まぁ頑張ればイケるんじゃねーの?」
「何で疑問形なんだよ!!、絶対釣ってやるからな!!」
「ハハハッ、まぁ頑張れよ、因みに俺は最高で80センチくらいの釣った事あるぜ、まぁ負けたけど」
「ありゃりゃ、えーと、誰に?」
「お前等の父ちゃん、春幸さんだよ、当時お前達と同じ小学生くらいに俺も吊してたんだけど、デカいの釣れたと思ったらさぁ、本当ズルいぜ大人って」
父ちゃん、何て大人げない事してるんだよ、当時の翔琉兄ちゃん相手に
「まぁ良い思い出さ、今ではね」
・・・思い出かぁ、俺も何時かは翔琉兄ちゃんみたいに思い出に出来るのかな?
「それで、翔琉兄ちゃん、船の方は如何なの、ねぇ?」
冬馬は如何やら現在船の出来上がりに夢中の様だ、まだまだガキだなぁ
「うーん、もう少し補強しないとまともに航海も出来ないかな、一応個室も造ってそこに食料とか必要な物資を詰め込みたいし、やる事は色々あるね」
「オー、す、スゲー」
うーん、何を言ってるのかサッパリだぜ
「それで、如何なんだ釣りの方は?」
「・・・駄目だよ、釣れても鯵くらいで翔琉兄ちゃんみたいに釣れないよ、全然」
「如何した如何した、何時もより気弱じゃねーかよぉ秋夫」
「・・・やっぱ無理なのかな、俺には」
「うーん、本当に参ってる臭いな、何か悩みあるのか、俺が聞いてやるぜ、もし言いづらいなら向こうで話すか」
「あー、ぼ、僕おしっこして来るから、兄ちゃん達で話してて」
冬馬、アイツめ、変な気づかいしやがって・・・
「で、あるんだろ?、俺もそれくらいには悩み何ていっぱいあったさ、言ってみー?」
「・・・実はさ」
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その後今現在の事について話した
あの憎きタローがマイと一緒にやって来た事
最近マイと一緒にいる時間が無くなった事
更にはアイツがマイと行動するのが多くなったことや
カオリやユカリとも行動してる事も話した
正直何か、こう純粋にムカつくんだ、あんなポッと出の島に来た奴に対して
「ふむふむ、うーん、まぁお前の気持ちも分かる」
「だ、だろ?、アイツ、調子に乗ってるんだよ、どうせ都会から来たからってさぁ」
「けどそれならなおの事一緒に遊べばいいじゃねーのか?」
「・・・えっ?」
予想外の答えが返って来た、何でアイツと遊ばないといけないんだよ
「そもそもマイとか他の子が構ってるのってお前が仲間外れにして遊ぶからじゃん、そりゃヒトの良いマイさんの事だ、あの人なら1人になってる子に構いに行くよ」
た、確かに、昔からマイは優しかったしな
だけどさぁ、だけど、何かムカつくんだよ
「だからこそ一緒に遊ぶんだよ、そこで頼れる所を見せれば良いさ、男としてな」
な、なるほど、それは確かに
あんな都会から来た貧弱もやし野郎にこの島育ちのわんぱく坊主と呼ばれてる
俺様に勝てるわけないんだ、確かにそれならマイも俺に振り向く
「折角だからさ、今度タイミングいい時に皆でキャンプしないか、俺も会いたいしさ、そのタロー?君って子にさ」
フフフッ、如何やら俺の時代が来たようだ
見てろよタロー、このキャンプで俺の凄さ見せつけてマイを取り戻してやるぜ!!
「オーオー燃えてるなぁ、ヨシッなら俺も準備手伝ってやるぜ、呼び込みもな」
やっぱ翔琉兄ちゃんは頼りになるぜ、俺もこんな男になりたいものだ
にしても呼ぶなら大々的に呼ばないとな
そこで見せてやるぜ、俺の凄さを皆にな!!
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「・・・話変わるけどさ、この辺の少し遠くでさ、昔海底都市計画があったって知ってるか?」
ある程度スッキリした所で翔琉兄ちゃんがそんな話を始めた
「かいてい、とし?、何だよソレ?」
「あの海の中に人が大勢住ませようって言う都市計画があったんだよ、中にはいろんな店があって、そこで生活できたり遊びも出来るって言う話も出てたってさ」
なんだかいきなり難しい話を始めたな
あの海の中に大勢の人を住まわせる?、無理だろそんな事
「まぁ結局実現できずにこの計画は白紙になったわけだ、もし出来てればこの島ももっと盛り上がっていたって親父が愚痴ってたよ」
「2017年までにあの海の底に、俺の理想の都市を造りたかった、エバー17って名前でなって、まぁ今でも片付け中らしいぜ、途中まで造っちゃったとか言ってたし」
なるほど、だから時々大きな船が数隻もやってきてなんか作業してたのか
にしても何か詳しいな、・・・まさか
俺は察しがついてしまった、もしかしてこの都市計画を進めていたのって
「・・・もしかしてさ、翔琉兄ちゃんの父ちゃんって」
「あぁ、そうさ、俺の親父、その都市計画のプロジェクトを開始した偉い人だったんだよ、・・・だからさぁ凄いあの時は何も声かけられなかったんだ」
翔琉兄ちゃんの父ちゃんにそんな過去が
俺は立派にこの島のダムって場所で仕事してるってのは知ってたけど
「・・・もし実現できてたら、どうなってたかな?」
「そんなの分かんないさ、まぁ俺は絶対自分の船造って無事やり遂げて見るけどさ!!」
そう言い立ち上がりながら気合を入れる翔琉兄ちゃん
・・・何か少しだけ翔琉兄ちゃんが船造りしてる理由が分かった気がした
翔琉兄ちゃん、俺、応援してるぜ
「さて俺は戻って夕方まで進める所まで進めて見るよ、・・・秋夫、お前も頑張って釣ってみろよな、1メートル越え」
「・・・あぁ!!、釣って自慢してやるぜ!!」
翔琉兄ちゃんも頑張ってるんだ、俺も釣ってやるぜデカい魚
「あぁ、そうだ秋夫」
すると突然戻って来る翔琉兄ちゃん、何だろう?
「んっ、何だ?」
「最近不審者がうろついてるらしいぜ、遅くならないうちに帰れよ」
不審者、・・・まさか
いやないな、あんな良いの買わせてくれたし、ないない
「兄ちゃん、ゴメンよ、近くにトイレ無かったからさ」
翔琉兄ちゃんが行ってしまったタイミングで戻って来る冬馬
「おっ冬馬、帰ったぞ翔琉兄ちゃん」
「えっ!?!?、嘘だぁー、もっと話したかったのに」
めっちゃ落ち込んでるなぁ、てかマジでおしっこしに行ってたのかよ
その辺でしちまえばいいものを
「取り合えず続けるぞ、釣り!!」
「まだやるの、帰ろうよ」
「ウルセー、やるんだよ!!」
「・・・はーい」
この後の結果だが、結局鯵くらいしか釣れなかった
絶対夏休み中までに釣ってやる!!
続く
始めましょう、今宵の物語
コレはとある夢の都市を作ろうとした後の噺
今は亡き沈んでしまった夢破れた計画、それはまるで砂の城のように脆かった