※この作品はR-18です。

デカチン君の夏休み♡~島にいる美少女・美女・美熟女全員夏休み中にコンプリート♡   作:強欲の道化師・1号支店

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8月10日 群像少女編Ⅰ・海に響くセイレーンの声(表)

翌日、アサミは海岸に来て黄昏ていた

純粋にすることが無かったと言えば嘘になるが

マネージャーにあんな事言われたらしょうがなかった

 

「取り合えずレッスンとかはまた公民館なり何処か声出しても五月蠅くない場所を決めないといけないから今日は今後の仕事の為にも身体休める日にしちゃうから折角だからこの島探索して来てもいいよ、まぁあまり遠くに行かない事念頭に置いて欲しいけど」

 

「・・・本当、大人って勝手」

 

苦虫を嚙み潰すような口で愚痴を海に向かって誰にも聞かれないよう小さい声で囁く

だがそんな自分は大人の力無しではどうしようもない事実を実感している

こんな事で自分は又前みたいに輝ける存在になれるのだろうか

 

「・・・いっそ諦めて今更学生生活を楽しむ、ううん無理よね今更学校も時々しか来れないのが普通にしたって」

 

そう愚痴ってると誰か来たのを感じ取るアサミ

上を向くと子供がいた、先程海辺で軽く口ずさんでいた自分の曲の前に現れた少年

その手には何故かアルミホイルで巻かれた球体を差し出している

 

「えっ、おにぎり?、・・・いや別にいらな」

 

そう言うとお腹の音が鳴る

今だけは自分のお腹の正直さを恥じたいレベルだ

 

「・・・まぁ貰えるなら貰うけど」

 

取りあえず食べよう、そう思った

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

唐突にお姉さんにおにぎり渡しちゃったけど如何やら大丈夫だったようだ

 

「んっ、本当無駄に大きいわね、まぁありがたいけど」

 

何か予想以上に気に入ってると感じれる

横で凄い勢いで食べている事から相当お腹が減っていたのが分かる

ここ十日間夏江さんの料理を食べてるから味はお墨付きなのは理解していた

 

「ねぇその水筒の飲み物貰える?」

 

如何やら飲み物も欲しい様だがお姉さんの足元にペットボトルの飲み物がある様だが

 

「あぁ、コレポカリ、一応コレで食べれないわけでもないけど正直やっぱおにぎりならお茶系が欲しいから、その水筒お茶系でしょ?」

 

なるほど確かにそれは僕でも分かる

前にポカリ飲みながら食事したけど

まぁ相性もあるけどそこまで好みではなかったと僕も思った

 

確かにこの水筒の中身は氷で冷やしに冷やしまくった麦茶が入っている

しかしコップ代わりになる物がないのをどうするか

 

「別に良いよ、その水筒のコップで回し飲みすれば良いだけだし」

 

とお姉さんはそう言う

ま、まぁお姉さんがそう言うのならそれで良いけど

 

「・・・一応言っとくけど間接キスとか期待しないでよ、残念だけど」

 

・・・何か釘刺された気分だ

まぁ、期待してないと思えば嘘ではなかったけど

それもこれもこの島での生活で変わってしまったせいかもしれない

 

「ほら早く欲しいから頂戴、正直口潤したいし」

 

少し残念な気分を感じながら僕はお姉さんに水筒のコップを寄越す

 

「・・・プハッ、うんありがとう」

 

そうお姉さんが水筒のコップを返す

その時の感謝の顔に少し見惚れた

さっきの顔より笑ってる顔の方が素敵だと

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

その後僕達はお昼を済ませ海岸を眺めていた

特に何も話さず数分お互い向かい合いもせず

 

「・・・ありがとうね、何か貰っちゃって」

 

その時沈黙を破ったのはお姉さんが先だった

 

「正直さ、誰かとご飯食べるの久しぶりでさ、何か自然と全部食べれた」

 

このお姉さん、誰かとご飯食べてないって何があったのだろうか

僕はその言葉に疑問を浮かべる

 

「あぁ勘違いしないで、・・・私さ前は都会の方でなかなか人気のあるアイドルやっててさ、十年に一人の完璧で究極のアイドルって言う感じに宣伝してたけど知らないかな、日向アサミって芸名でやってるんだけど?」

 

日向アサミ?、・・・何処かで聞いたことあるような気が

確か前テレビで歌番組や朝の子供向け番組で聞いた気がする

 

「うんその日向アサミ、やっぱ知ってるよね、・・・良かった」

 

その言葉に何処かホッとした表情を浮かべるアサミお姉さん

けど少しの間と何処か暗い表情を一瞬浮かべているようにも見えた

 

「・・・私さ、失敗しちゃったんだ、アイドル人生」

 

失敗、失敗とは何だろうか

僕は聞く姿勢に入る

 

「私、前はもっとテレビとか雑誌でさ注目されてたんだ、・・・けど今はこのざまだよ、あの輝かしかった日向アサミは今こんな島まで来て地味な営業しか出来なくなってる始末、・・・笑っちゃうよね」

 

如何やらアサミお姉さんは結構な苦労をしてきたと言葉から感じる

何処か投げやりでけどまだ捨てきれない様な

 

「分かってるんだ、私が好き勝手した結果だって、それで私の事押してくれた社長さんとかマネージャーさん、スタッフの人達皆に迷惑かけてる、・・・私の所為だ」

 

そう言い続けるお姉さんの目から涙がこぼれる

後悔が混ざった涙が流れ落ちる

僕は流石にマズいと思い持っていたタオルを差し出す

 

「・・・ごめんね、さっきから自分勝手だよね、見ず知らずの男の子にこんな恥ずかしい姿見せまくって迷惑かけて、本当情けないや」

 

・・・情けなくないと僕は思う

 

「えっ?」

 

多分僕にはお姉さんの辛さも頑張りも全部理解できないと思う

けどそれでも必死に頑張って悲しんでる姿をほっときたくはない

この島で出会ったマイさんや皆、僕もそうやって救われたから

 

「・・・少し格好つけ過ぎじゃないかな君」

 

そうかもしれない

けど必要だと思うなら僕はコレからも行動すると思う

誰か助けれるようなそんな人に僕はなりたいから、格好つけだとしても

 

「・・・強いね、君は」

 

そう言いお姉さんは僕に抱き着く

 

「少し身体貸して欲しいな、少しすれば終わるからさ」

 

その言葉に僕は従う

それで気が晴れると言うのならいくらでも貸そう

・・・何か僕この島に来てからほとんど年上の女性に差し出してる気がするな

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

数分後、漸くお姉さんも落ち着いた様だ

 

「何かあったばかりで御免ね、最初の方も態度悪かったしさ」

 

別段気にしてはいない

誰しも気分が悪くなって調子が出ない事もあるのは僕自身理解してる

 

「・・・ねぇ、唐突だけどさ、私の歌聞いて貰っても良いかな?」

 

歌、お姉さんの歌生で聞いても良いのだろうか?

 

「フフッ、君って本当変わってるね、良いよ、お代はさっきのおにぎりとお茶で貰ったから」

 

なるほど、確かに先に払っていたのか

 

「そのお礼代わりの私の歌聞いて欲しいけど、駄目かな?」

 

・・・やっぱアイドルって凄いや

人の心をときめかせる顔すぐ出来ちゃうから

その顔、僕としては結構刺激強めだと感じる、さっきから心臓の鼓動が早く感じる

 

「うん、じゃあ聞いて欲しいな、私の歌」

 

そう言いお姉さんは歌い出す

お礼と感謝を込めた僕だけの歌を海岸に向けて

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「・・・フゥー、ど、如何かな、久方ぶりに観客いる状態で歌ったけど?」

 

お姉さんの声、僕はこうとしか表現できなかった

綺麗だ、本当に綺麗な歌声だった

まるで昔本の読み聞かせでの絵本に出てくる人魚姫の様な、そう表現するしか出来ない

 

「人魚姫?、プッ、君って本当変わってる、何処かロマンチストだしポエム読むのも上手いじゃん」

 

何だろう、コレは褒められてると思っていいだろうか?

けどアサミお姉さんが元気になって良かった

やっぱお姉さんはアイドルだから笑顔の方が素敵だ

 

「・・・君、絶対モテるでしょ?、学校でガールフレンドいっぱいいるタイプだと私は直感で感じたよ」

 

いやいや、元々の学校で全然地味な方だ僕は

・・・まぁ最近色々な年上女性と共にすることが多いけど

言わぬが花かなコレは?

 

「えっ?、君此処の島の子じゃないの!?、ビックリした、何か普通に馴染んでたからさ」

 

如何やらお姉さんからは僕がそう見えた様だ

そっかー、馴染んだのか僕はこの島で

何処か嬉しさを感じる

 

 

「そっかー、あっ!?、もう時間じゃん」

 

するとお姉さんがいきなり立ち上がる

腕に付けてる時計を見て何か驚いてるようだ

 

「ゴメン、もう時間だから、もしよければまた会えるかな?」

 

うーん正直僕は会えるなら何時でもイケますけど

お姉さんの方が大丈夫なのか心配

 

「大丈夫大丈夫、基本的にやる事もうほとんど決まってるし後はマネージャーさんとかスタッフさん、この島の大人の人達が準備してくれるし、良い感じにレッスンすれば自由時間貰えるし」

 

まぁお姉さんがそう言うのであればやぶさかではないですが

 

「あっ、君の名前は何かな?、私まだ聞いてなかった」

 

そう言えばお姉さんの名前は聞いたけど言ってなかった

僕の名前は田中太郎、皆からタローと呼ばれてるそんな僕

何か久しぶりに言う気がする

 

「タロー君か、うん良い名前じゃん、私アソコの宿屋にいるからまた会う時アソコで落ち合うのはどう?」

 

宿屋?、アレアソコの宿屋って僕が今お世話になってる宿屋の様な

 

「えっ!?、今アソコの宿屋にお世話になってるの!!、奇遇だね、私も昨日あたりからあそこの宿屋に泊まってるんだ、ならすぐ会えるね」

 

どうやらそうらしい

にしてもアサミお姉さんさっきとテンションが違い過ぎる

これがかお姉さんの本当の姿なのかな

 

「じゃあ本当に時間だから戻るね、また会おうタロー君」

 

そう言い残しお姉さんは早足で去っていった

また新しい出会いをした、そう実感できる出会いだった

 

さて僕はもう少し探索してから戻るとしよう

そう思い僕は自転車にまたがりまた探索に戻る

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「タロー君かぁ、何か面白い子に出会っちゃったなぁ」

 

宿屋に戻る足でそう思うアサミ

如何やら彼女はタローの事に興味を持った様だ

 

「折角だから島での仕事終わるまでにもっと話したいなぁ、・・・終わったらどうしようかな私」

 

しかし彼女の心はまだ完全には晴れていなかった

この先彼女の運命はまだ分からない

その答えを見つけるのは彼女自身でしかないのだから

 

続く

 




今年の8月も終わっちゃう(´・ω・`)
けどまだまだ暑い暑いデカ夏もこれからも楽しんでくれたら嬉しいです(*´ω`*)
もう少し時間の使い方を上手にしたい(;^ω^)

取りあえず今回短めでごめんなさいm(__)m
次回早めに投稿出来たら幸いです

9月1日追記、誤字報告修正ありがとうございますm(__)m
やっぱ、突貫作業は駄目だと痛感させられる(;^ω^)
けどコレからも楽しみにお待ちしてくれたら幸いです(*´ω`*)

・単作→探索

・チンも→沈黙

・代わってる→変わってる

・終ったら→終わったら
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