デカチン君の夏休み♡~島にいる美少女・美女・美熟女全員夏休み中にコンプリート♡ 作:強欲の道化師・1号支店
8月10日、空が少し陰る午後
民宿名取の一室でとある滞在者がいた
部屋の中は基本的にタロー君が借りてる部屋と然程変わらないがある意味違う部分はある
「・・・駄目だ、これじゃまた駄目出しされる」
部屋の周りを見るとまるでオナニーに使って捨てるよう
握りつぶした紙ごみが辺り一面に散らばっていた
彼女漫画家であるアオイが唸りながらアイディアを出しては描き
確かめては丸めて放り投げる、その繰り返しでこの部屋の惨状は分かるだろう
「本当にコレ以上先延ばしは出来ない、生まれ故郷のこの島なら集中できると思ったのに、・・・あー!!、もう如何すれば良いんですか、い、嫌だ、無職は嫌だ、無職は嫌です、本当に無職になったらこの島で骨埋めないと駄目になっちゃう!!」
だが思いついてもほとんど彼女的には漫画として楽しめるとは思えず
スランプに陥りながら後悔する始末でこの生まれ育った島で
延期を伸ばしながら藻掻いていた
しかし今月中には如何にかしなければならないのも事実
折角両親を説得し無事漫画家としてデビューし順調に連載もし単行本化も重ねながら
一人暮らしも無事何とか頑張ってきた
だがその頑張りが今にも終わりそうなスランプが起こってしまった
本格的に最近では3度目の連載で頑張っているがここ最近の順位としても落ちていた
その為にも必死扱き順位上げの為に原稿を仕上げていた
だがそれが上手くいかない
上手く言わず連載からお世話になっている青山さんにも何度迷惑かけたのだろうか
そんな折今回島で缶詰してる時に偶然両親と再会しこんな事を言われてしまう
「何時までもそんな事せずさっさと結婚してくれ、早く孫が見たいぞ俺は」
「貴方、まぁ一応やりたい事出来たわけだしここらで潮時だろうから、折角だしお見合いして見ないかしら、やっぱ今のまま漫画家続けてるのも辛いんじゃないアンタも」
とそんな事を言われてしまう程だった
確かに辛いのは事実だ、だがそれでも捨てられないものがある
「分かった気になって、言うなよ」
彼女にもプライドがある
漫画家としてのプライドが
夢だった世界で戦い続ける覚悟が
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本名空山アオイ、今年で25歳
ペンネームブルースカイ虹山として現在エロ漫画かとして細々と活動してる
それが今の私の実績だ
子供の頃初めて見た漫画に感銘を受け何時か島を出て漫画家になる事を夢を見て
この島で独自に漫画を描く練習を重ね16歳の頃自分だけの漫画を完成し
都会に出てネームを見せに行ったのは今でも自分の人生で緊張した瞬間である
その結果初めて佳作をもらいそこから担当編集もこんな自分に親身になって
アドバイスを貰いながら無事連載策を書き上げた、自分の好きなファンタジーである
しかしその結果としては単行本5巻分
最初は若き天才女性漫画家としてもてはやされたのが調子に乗った結果だ
あまりにも自分の好きなモノを優先して描いた結果無事ドべになり無事打ち切りに
次は現代異能モノとしてチャレンジしてみて前回の結果を反省して描いてみるが
・・・ソレも失敗した、今度は単行本3巻分で終了してしまう
今回も打ち切りである
結果として読者に喜べるような内容にした結果
自分自身の作風が活かせない中途半端な作風になってしまったとのオチだ
その結果悩みに悩んだ結果担当編集の青山さんにこう言われる
「今度もしよければ青年誌で良いから読み切りやってみないか?」
「読みきりですか?、けど私的には青年誌の様な難しい感じのは」
「いや、前から思ったけど虹山さん、実は君のファンレターで書かれてる大半がね、言いづらい話セクシー系だと思うんだ」
その時驚いた、自分にそんな見せ方の才能がある事に
そんな事意識せず描いて来たので意識すると何か微妙な気分になる
正直純粋にファンタジー系でやりたかった自分としてはその褒め方はあまり好きじゃない
「試しで良いんだ、その結果次第で別の視点を増やして更に技量をあげられるしされに人気度を上げられると思うけど、如何かな?」
正直あまり受けたくはなかった
受けてしまえばその時点で今後自分は
そう言う系の漫画を描く作者としてファンに覚えられる
そんな感じに覚えられるのは嫌だと感じた
けどそれでチャンスを不意にして良いのかとも悩んだ
折角青山さんが私みたいな打ち切り2回も喰らった漫画家に
読み切りのチャンスを与えてくれたんだ
ならこのチャンス活かすべきだろう
それに読み切りなだけだ、今回だけで済ませればいい
そして終わったら自分の好きなファンタジー系を描かせてもらう頼もう
「・・・やります、やらせてください」
私はその読み切りを了承し読み切りを描いた
結果は今まで以上の反響だった
元々のファンにも受けたのもあるけど更なる新規のファンを掴むことが出来た
その結果に青山さんは大いに喜んだ
「凄い、凄いよ虹山さん、予想以上の反響だよ、コレならもしかしたら成人向けでも案外イケるかもしれないよ」
まさかの予想外の一言が無ければもう少し喜べたのに
「せ、成人向けですか!?、さ、流石に嫌ですよ私、青年誌の読み切りだって今回だけのつもりでやったんですよ、もう普通に少年誌でファンタジー描きたいですよ私」
「けどファンはコレを求めてるわけだ、流石に少年誌じゃ此処まで無理だよ」
確かにファンレターの数も今まで以上に多い
十倍以上の枚数が届き段ボールの箱で積まれたのは初めてだ
「コレも今後の経験だよ、僕も打診してみるから折角だからチャレンジしよう、今の虹山さんならイケるよ、必ず」
正直揺れていた
今まで以上に自分の作品を見てもらえる嬉しさに興奮もした
正直見てもらえるならコレでもいいかと流されてしまう程に
けど本当に良いのだろうか、本当にコレで・・・
だけど今更戻るのも嫌だ、こんな中途半端な漫画家人生で終わるのが嫌な自分がいた
結局私は青山さんがほとんどやってくれたおかげもあるけど
無事成人雑誌の漫画家として活動する事になった、所謂エロ漫画家である
そして流石にそのままのペンネームでやるのも嫌だし少しもじる事にした
元のペンネーム虹山ソラから今のペンネームスカイブルー虹山へと
こうして無事短期連載ながら自分の作品を何回も何回も短編集や単行本にして
無事ファンの心を掴んだのである
一応多少の指示もあったけど案外好きに描かせてもらうのは性に合った
自分の好きなファンタジーも描かせてもらえる
それだけで幸せなのだろう、多分
けどまだ悩んでいる私がいる
かの有名な小説家、シャーロック・ホームズを書いたアーサー・コナン・ドイルもそうだ
彼も本来書きたかったものでは人気が出なかった結果ホームズが人気出てしまった
悲劇の作家だ、・・・いや私と比べるのも烏滸がましい話だなコレは
だが彼も同じだろう、流石に生きていく上では金が要る
金がなければ紙もペンもインクも生活費も稼げない
その事を考えると今の自分は彼と同じなのではないか?
「・・・考え過ぎだな、流石に自分を有名な小説家と同レベルで語るのは痛いヤツ過ぎるや」
そう考える時に下から声が聞こえる
「アオイちゃん、四五四五局の青山さんから電話よ」
声の主は夏江さんだ
元々知り合いだったのもあるから相変わらず自分の事をアオイちゃん呼びする
少し恥ずかしいな
その声に気づき下に降りて黒電話を受話器を渡され電話に出る
「やぁ虹山さん、その後順調かい?」
やはり青山さんだった
正直彼には少し恐怖を覚えている部分もあり苦手になっている
元々お世話になってるのもあるけど態々コネがあるとしても
私が今お世話になってる成人雑誌の部署にまで移動して来るのは異常だ
正直私を狙ってると思うくらい正気じゃない気がする
これが私の自信過剰であれば良い
けど最近彼の目線が嫌だ
何故か身体中を舐め回してる様な気がして気分が悪くなる
正直女性の漫画家が少ないのもあるから相談相手もいないし
今までの出会いで中々そういう繋がりもないまま来てしまった
だからこそ今の関係性も惰性だ、本当流れされるままの自分が嫌だ
「・・・どうかしたいかい虹山さん?」
「い、いえ、大丈夫です、し、進歩は順調です、無事20ページ描き上げれそうです」
察せられてしまったかと思い如何にか何ともないように話す自分
最近自分のこの偽る癖も上手くなってきて平気になっているのも嫌だ
「うーん別に自分としては良いと思うけどなぁ、元々デカマラゴブリンの集団が女勇者たちを凌辱する話でしょ、君の得意な分野じゃないか」
・・・もういい加減にして欲しい
何時からだろう、成人雑誌で描かせてもらって以降この男が下ネタを吐く様になったのは
何時からだろう、自分がこんなつまらない漫画家になったのも
私が目指した漫画家は本当にコレだったのだろうか
今でも自分には夢をかなえる原動力があるのか
それは無意識ながら何処かのタイミングで手放してしまった気がする
もう自分は元に戻れないだろうか?
このまま私はこんなしょうもない漫画家で終わる人生だろうか
その答えは自分で決める事だけどその勇気はあるのだろうか?
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所代わり日も沈み夜
リサイクルセンター兼万事屋
もっぱら居酒屋代わりにされてる店に二人の男がいる
「オーオー、如何だい冒険兄ちゃん、収穫は?」
この店に入るといつも通りの御通しの様な気まりの様なセリフだ
だがそこが気に入り俺は何時もこの店に来ている
「いやぁ、もう少しなんですよ、もう少しで見つけられそうなんですよ」
その言葉は何処か軽いようで確信を掴むヒントを見つけれたようなセリフだった
島に来て一週間も過ぎ男は島民からは変わり者の時代外れのお宝ハンターだと呼ばれてる
そして何時も島民が賑わう居酒屋よりひっそりとしたこの店に来る変わり者だとも
「ほーん、・・・まぁ納得出来そうならいいや、ほい飲むんだろ」
そう言い店の親方は奥からビールの瓶と冷やしに冷やしまくったコップを
カウンター側の男に見せる
「えぇ、それで良いですよ俺は」
その言葉に親方はコップにビールを注ぐ
「・・・クー、良いですねぇ肉体労働した後のビールは」
その場で受け取り一気に飲む
そののど越しと冷たさは格別なのだろう
「けっ、宝探しの真似事の癖によう言うぜ、もう酔ったかい?」
「酔ってませんよ、フゥー」
「・・・そう言えば知ってるかい若いの」
「何です?」
次のビールを飲もうとするタイミングで親方から話しかけられる
「最近この島、如何も色んな奴来るんだわ、旅行者がよ」
「へー、まぁ俺もそんなもんですけど」
「アッチの民宿に来てるのも多いぜ、若い坊主や若い女、・・・特に最近ビーチの方外人とか多いよな」
「・・・どう思います、そう言う観光客来て」
一瞬静寂が来る、まるで試されてるようだ若い男も親方も
「いや賑わうなら良いさ、そろそろ祭りの日だし」
「へー祭りですか、何時やるんですそれ?」
「15日頃だ、もう準備も進めてるの分かるだろ、お前さんが洞窟とか海を探索してるから見てないならしょうがないけどよ」
「タハハッ、言い返せないですよおやっさん」
だがすぐその緊張感も解けすぐさま男同士で語らっていた
ほとんどは世間話だ
時に探索の結果を話したり島の話をしたりのそんなしょうもない話だ
「だけどちょっと雲行きが怪しい気がするぜ」
「何故です?」
「・・・雨来るかもな、大きいのが」
「嵐ですかい?」
「いやそこまで危険になる程じゃないが大きいのが来る、暫くは外出れないかもしれんな、2,3日程はよ」
「アチャー、マジですかい、じゃあ暫く探索出来なさそうだなぁこりゃ」
その話に若い男は残念そうな顔と声だと判断出来る
「まぁ大人しく部屋で論文でも書きな、その為に来たんだからよ」
「へへっ、まぁそれが俺の仕事な訳ですけど」
「・・・後雨の日気を付けな、最近ガタイの良い雨合羽着た謎の人物が徘徊してるそうだからよ」
「・・・何ですそれ?」
「最近夏になってから出るようになったんだと、それが島民にとっちゃ気味が悪くて雨の日外に出るのが少なくなっちまうから全然客が来ねーよ」
親方はそう嘆いた、親方からすれば店の生命線が切れるのと同じなのだろう
「そうは言っても大して客来ないじゃないですか」
「ウルセー、値上げするぞ今後お前だけは」
「か、勘弁してくれよ」
煽って煽り返される、この店の何時もの風景だ
「まぁそっちの忠告もそうだけど話戻すぜ、一応夏祭りは無事開催される事は言っとくぞ」
「えっ、流石に大雨振った後だときつくないです?」
「いやこの島名取島はな、どんな大雨が降ろうと夏の日差しが一気に大地を乾かすのが名物でよ、どんな大雨でも湿気何てぶっ飛ばしてくれるのが名物の島だったりもするわけよ」
と自慢げに語る親方であった
「へー、地味な名物ですね」
と話し半場に聞く若い男
「・・・やっぱお前さんにはサービス止めようかな?」
「こ、この日本酒くれよ、今日は飲むぜ」
「毎度アリー」
「このタコ親父・・・」
とまたまた元気に喧嘩してる時に扉が開く
「おっ、いらっしゃい久しぶりだなお若いの」
「よっ、久しぶりでもないか、まぁ席について話でもしようぜ今後の事でも」
今日も名取島の夜は過ぎていく
続く
お待たせしました皆様
今回は別の視点の話、タロー君の物語がある様に
他の人にも物語はある、そしてやるべき目的もある
10月3日追記、誤字報告されました、報告してくれた読者様感謝ですm(__)m
・最近自分の子の偽る癖→最近自分のこの偽る癖
2026年6月28日追記、文章一部修正しましたm(__)m