知らん間に友達が『えっちな』TSメスケモ怪人になってたわ 作:蓮太郎
「『リク』ってちんちんでかいよね」
それは朝食の時に起こった出来事である。
食卓の場でその発言をした兎はちょうど対面にいたハイエナに味噌汁を吹きかけられた。
「げほ、げほっ!おま、いきなり何を言い出すんだ!?」
「でもでかいじゃん」
「今それ言う必要ないだろ!?ちんちんのことは!」
「だって夜中に性欲出ちゃったなーって時にしゃぶるのにうってつけなんだよ?」
「妙に夢見が悪いのはお前の仕業かー!?」
『リク』はハイエナの怪人である。しかもかつては女性しかいない部隊の隊長を務めあげるほどの実力者でもある。
しかし、その女性らが問題で、いわゆるヤンデレという者でハイエナ本人も厄介と思っていた。
それらを統率できていたのはハイエナの人徳と大きなちんちんのおかげである。
ハイエナの雌は偽物とはいえ雄のちんちんと引けを取らないモノがついている。それをさらに改造して本物のちんちんとキンタマを装備したのがこのハイエナ怪人である!
そしてこれは本人の理想なのか、それとも他者の願望なのかは定かではないが非常にデカい。一般成人男性よりも一回りはデカい。
可変式である『レイ』でも基本は人間ベースのため普通以上超巨大未満といったところである。
「ふうむ、ちんちんの話か。私も生やせるとはいえ、正直この身ではないしちんちんよりもキンタマの方が遥かにデカくなってしまうからなぁ」
「あのさ、なんで朝にちんちんの話しなきゃならないんだ?みんなそんなに欲求不満なのか?」
「それは…………そう」
「兎はいつでも発情期だからね!」
「私もいつでも相手はしてほしんだけどね」
「心までメスケモに侵されたか…………!」
妙に悔しそうに『レイ』はつぶやいた。
実際のところ、見た目が人間なのはこの男だけであり、毛皮によって羞恥心が薄れているとはいえ全裸になれば乳首は見えるし股を開けば割れ目もくっきり見える元男の親友ら(一部ちんちん付き)でハーレムを築いている。
男の体質とやる気だけが問題で、それが欲求不満につながっていることは男以外が知っている。
「そういえば乱交はやったことなかったね。『レイ』は尻穴もいけるタイプ?」
「俺に快感を求めるな。雰囲気でしか楽しめないし、そんな趣味はない」
「いっそのこと開発してみるか?今の『レイ』は無機物に近い…………つまり無機物を調教という未知を体験できるのでは?」
「おいそこの未知フェチ、ほぼ全能になったからって変なことに手を出そうとするな!」
朝っぱらから騒がしい食卓であった。
いつの間にかハイエナだけ居なくなり、食器もハイエナの分だけ片付けられていた。
「はあ、もうやだ…………ちんちん大きいのが悪い」
そううなだれながら自室に戻り下半身のズボンを脱いで下だけ全裸になるハイエナ。
彼女の目に映るのは自身の乳房と、そこから見えてしまうくらい巨大に勃起した肉棒である。
「もうこいつが大きいせいで…………このっ、この」
おおきくなった肉棒を両手で荒っぽくこすり、性欲の発散をしようとする。
こしこし、こしこしと手が汗ばんで毛皮が湿気を帯びてくる。
「はぁん…………うぅん…………」
声が出そうになるが我慢する。たとえ狸が設計した防音設備が完璧でも、もしも声が漏れていたら恥ずかしくて死にたくなる。
「『レイ』ぃ…………欲しいよぉ…………」
ハイエナがねだってくることは滅多にない。それは過去のヤンデレ共の慰めモノになっていたせいか、性欲にはとことん厳しいのである。
それは自分にも枷をはめていると同意義であるが、こっそり性欲発散をしていると
それは今朝の発言で兎がこっそり忍び込んでハイエナの肉棒をしゃぶっていることが明らかになったのだ。
寝ているハイエナが起きないのも問題ではあるが、いつの間にかすっきりしていたということは、そういうことが起こったのだろう。
「んんっ…………もうそろそろ…………」
と、ここまで語っているうちにハイエナが絶頂になりそうになってきた。
オナニーの射精には様々な射精の仕方があるだろう。ハイエナは正座の形から体をそらせて思いっきり部屋にぶちまけるタイプである。
その後、部屋を粛々と掃除してちょっと後悔するのである。
「はぁん…………イクっ!」
どぴゅっ!びゅるるる!
改造された肉棒とキンタマの精力はとても強化されており、一回の射精で普通に人間ならば数mlのところ、ハイエナはその100倍の量を射精する。
もうこんなものが膣内に入れば一発である。それ故に避妊は徹底してゴムを必ず用意していた。
故に、油断していた。妊娠させる可能性のある相手が心許せる親友のみという現状において。扉に肉棒を向けて射精するべきでなかった。
「おーい、今日のローテわぷっ」
特に警戒することなく男が入ってきた。そう、『レイ』である。
扉に向けた肉棒、人間をはるかに超えた射精量、そこから紡がれる結論とは。
男に対しての『ぶっかけ』である!!!!
「あっ。ごめん、お楽しみ中だったんだな」
精子をぶっかけられてもにこやかに咎めずむしろ謝る男。
その優しさは沁みた。傷に沁みすぎた。
「…………して」
「え?」
「ころしてぇぇぇぇぇ!うわああああん!」
下半身丸出しちんちんぷらんぷらんのままで泣きながら男を押し退け出て行ってしまった。
簡単に死んで復活できる彼女にしては安易に自殺しなくなったのでマシなのだがあのままで外に出ていいのか。
「…………行っちゃった」
精子をぶっかけられた顔のまま男は見送った。
電気で精液を匂いまで蒸発させきれいにした後、そっと部屋を出て行った。
それが彼にできる唯一の助けである。
しばらくすれば帰ってくるだろう。下半身丸出しのままだから大きいちんちんを両手で隠して帰ってくるだろう。
狸「ふふふ、兎のお嬢さん。いいもの撮れましたよ」
兎「へへへ、ぶっかけ顔は貴重だねぇ」
狸「隠しカメラでいいものが撮れ…………」
兵器「何が撮れたって?」
兎「あっ」
写真は没収されましたとさ。