新刊『EVOLUTION』はメロンブックスさんで委託販売予定していますので、始まりましたらツイッター等でお知らせいたします。
グランはムラムラしている。特に理由はない。しかし場所は船上、時刻は昼下がり、恋人とはいえ女性陣に対して今から部屋でセックスしようなんて言えるわけもなく、自室で一人鍵をかけ、いざ発電作業に取り掛かろうとしたところ、
「んん……んにゅ……おねえさま……ん……」
「……ふぁっ?」
グランのベッドの上で水着のヴィーラが寝ている。理由はわからない。そういえば先程ご飯を一緒に食べた時、
「今年はアウギュステに行けないかも……」
「あら、そうなのですか」
みたいな会話をしたような気がしないでもないが、アウギュステに行けない、つまり……。
みんなの水着が見れない。愛する恋人も勿論。
グランのやる気が下がった!
みたいな解釈をヴィーラがしてくれて、サプライズで慰めるため、あらかじめ部屋で待っていてくれたのでは? 待っているうちにお昼寝してしまったのでは? みたいな推測を立ててみたものの、あくまでグランの 希望的観測、もとい理性を保つための緊急避難的思考だった。
(ヴィーラさんの……水着……おっぱい……!)
理性回路はショート寸前、今すぐ服を脱ぎ捨てて覆いかぶさりに、
(……いやいやいや、いくら恋人だからってそんな無理矢理なんで駄目に)
「んん……グラン……さん……んぅ……」
寝返りをうつヴィーラの豊かな双丘が、たゆんと揺れた。太ももが小さい音をたてて擦れ、整った美女の寝顔から目が離せない。
(……そうだ……僕だって、朝起きたら、ルリアとカタリナさんとヴィーラさんから脱がされててキスされてたり、しゃぶられてたり、挿入っちゃってる時だってあるし、僕からしたって別に……!)
目には目を、睡眠セックスには睡眠セックスを。そもそもグランの部屋のベッドの上で水着を着て寝入り、悩ましげに寝言でグランの名を呼ぶヴィーラを襲ったところで誰が文句を言えようか。
(……で、でも、あの三人だって、僕が本当に疲れてる時や体調が悪い時はエッチな事は絶対してこないし、むしろ誠心誠意看病してくれるし、朝起きたらみんながしてくれてるのを僕は喜んで受け入れてるわけで、だからといってヴィーラが寝ている間僕にされて喜ぶかどうかはまた別の……!)
「……ちら……」
「え」
(ヴィーラが一瞬、片目でこちらを見たような……?)
「……すぅ……すぅ……」
「…………」
グランは興奮した。必ずかのえちち睡眠水着ヴィーラを愛撫せねばならぬと決意した。
対して、ヴィーラ。
(あら、やっと手を出す気になっていただけたようですね。グランさんの誠実なところは長所ではありますが……)
いつも積極的な愛情行為は女性から、というのもヴィーラからすれば面白くない。ここまでお膳立てして毛布をかけられる未来も予想の一つにはあったが、どうやら期待していた展開が起こりそうだった。
グランはごくりと息を呑む。両手を伸ばし、両の手のひらが目指す先は、仰向けになってもたわわな形を保つ、ヴィーラの双丘。白いビキニは首からクロスした黒紐で支えられ、今にもこぼれ落ちそうな美乳の側面が光を丸く反射している。
むにゅう……と、確かな弾力と柔らかさを、グランはビキニ越しに手に掴み、絶頂した。
「ん……」
ヴィーラが儚い声を出して身を捩る。
グランはもう止まれない。もみ、もみもみ、とヴィーラの乳房に力を込め、マシュマロのような柔らかさを堪能していく。
「はぁ……ん……んん……」
ヴィーラの声の間隔が短くなっていく。
グランの手のひらの中心の一点で、ほんのすこしだけ反発が強くなっていく。くにくにと手のひらでさするようにすると、ピクピクと震える反応があった。
(……おっぱい)
グランはビキニの内部に手のひらを侵入させる。柔らかい感触に湿り気と人肌の温度、そして、少しだけ感触が違う乳輪と、そそり勃つ乳首は、手の間隔だけですぐわかった。
「……んぅ……はぁ……おねぇ……さまぁ……」
グランに宿るわずかな嫉妬。わかっちゃいるが、今しているのはグラン。例え彼女の手のひらの上で踊らされているとしても、止まるわけにはいかない。
そのまま乳首を人差し指と中指で挟み、コリコリと扱きつつ、残った指で乳全体を揉んでいく。グランは手を伸ばしたまま、顔は彼女の下半身に移動、目の前にはフリルスカートのついたビキニアンダー、黒地のスカートに白いパンツとは、水着とはいえ背徳的な刺激がある。
グランは右手を乳房から外し、アンダーショーツを脱がすのではなく、着たまま局部を晒すように全面に手をかけカーテンを開くように露出させた。
もう、涎を垂らしている。ヴィーラの弱点はすべて知っている。クリトリスを吸い、尿道口も合わせて舌先でくすぐり、膣壁の少し奥、上部を二本の指で撫でるように押して、じゅぶじゅぶと膣から出し入れを繰り返す。
絶えず分泌され泡立つ愛液。グランがシコシコと乳首を指でしごきつつ、少し力を込めてクリトリスを甘噛みすると、
「あひっんんぁあっはぁっああああっ♡」
ビクビクッ! プシャアアアアアアアアア!
グランは音をたててヴィーラの潮吹きを吸い込み、おっぱいを揉み乳首をしごき続ける。
ヴィーラの痙攣と放出が冷めやらぬまま、グランは愛撫をやめた。
体を起こしヴィーラを見下ろす。ピクピクと絶頂して嬌声を上げたのに、まだ瞳は閉じている。
(ルリア、カタリナさん、ヴィーラさんが言っていた、僕に対する嫉妬がやっとわかった)
独占欲、自分を見て。グランはずらしたアンダーショーツに勃起したペニス、亀頭をあてがう。間髪入れずに、
ずぷんっ!
ビクビクップシャアアア!
「あひいいぃああああっ♡」
今度は両手でそれぞれのおっぱいを揉みしだき、バチュバチュとひどい水音をたてる速度と強さで、本能のままにピストンしていく。
「あれ? なんか声がしたような……? グラン、いるのかあ?」
外からビィの声がする。グランはとっさにヴィーラに覆いかぶさって唇を塞ぎ、舌を深く突き入れてヴィーラと絡み合う。
「んむっうぅう♡ んんんんっんんぅうううう♡」
ヴィーラはまだ瞳を閉じている。イキ続けるヴィーラをどこまでもいじめていく。
(ヴィーラさんっ、ヴィーラさんっは、僕のっ!)
(グランさんのっ! 愛がっ欲求がっ♡ 受け止めきれないほどっ♡ 私にぃい♡)
ヴィーラの唇が、子宮口が、グランが分泌する全ての液体を吸い取るために、吸い付き、脈動し、そして、
「んんちゅううううううんんんぅうう♡」
ドビュルルルルルビュルル! ビュルルル!
ビクビクビクビク! プシャアアアアア……チョロロロ…。
絶頂痙攣潮吹きするヴィーラを、射精する雄の肉体で抑え込む。グランが今、間違いなくヴィーラという雌を種付けしていた。支配していた。
ビュルルル……ビュルル……。
ビクビク……プシュ……チョロロ……。
口づけたまま、グランの眼の前で、ゆっくりとヴィーラが瞳を開く。薄目でとろんとした瞳が、間違いなくグランを捉えている。
部屋の外で、ルリアの声が聞こえた。
「ビィさん。グランなら、少し仮眠をとるって言ってましたよ」
きゅっと、ヴィーラの膣が意思をもって締まり、ヴィーラの足がグランの足に絡みついて固定される。ヴィーラの腕が、グランの背中に回る。
(グランさんからの好意、ちゃんと見せていただきましたよ。嬉しかったです。だから……♡)
ヴィーラの唇と舌の絡み、手から離れた乳房と固い乳首の、胸板へのすり付きで、ヴィーラは意思表示していく。
(今度はお互いに、手をとって踊るように、いつまでも、グランさんと……♡)
(ヴィーラ……!)
二人の手が重なり、指が一つ一つ交差してしっかりと握り合う。しばらくしてルリアとカタリナが合流するまで、恋人たちの、特別な時間にして当たり前の日課が行われた。