「んっ…」
静かな夜の6畳の部屋。そのベッドの上で俺に抱かれてる薄着の天使が少し苦しそうな声を出して肩を揺らした。気づいて離れると、ヤケドしそうな程に近い距離で溶けたアメジストが見える。だが、恥ずかしいのか、直ぐに口を隠して下を向く。
「あ、ごめん…苦しかった?」
「いえ…そういう訳では…」
「今日はやめとくか?無理しなくてもいいんだぞ。たきな」
「ん…する…」
小さく首を横に振り手を広げて『1度』では足りないと2度目の求愛。あー、クソ。可愛いな。
求められるがままに俺はたきなへ吸い込まれていく。
1回じゃもの足りないのはいつもの事。でも今日は少し雰囲気が違う。湿度が増していく二人の空間。
見蕩れてしまう程の火照った体と、ほんのり赤くなった頬が俺を掻き立てる。ザワザワと。ジワジワと。その華奢な身体をへし折りたくなるような気持ち。ただ単純に乱暴したいだけっていうクソみたいな理由。綺麗なものを壊したがる人間の悪い癖。目の前にいる美少女に対するいい例だ。
「ちさと…?」
「いや、なんでもない」
「ちさ──んっ…」
色々グルグル考えてたらたきなが小さく首を傾げた。なんでもないと、ゆっくりたきなを押し倒して、唇を塞ぐ。舌を入れて舐る。絡んだ手は暖かくて安心する。風呂上がりだから、触れる肌が手に吸い付いて心地よい。誰にも触れさせたくないなんて考えも出てくる。男としては当然だと思うが。
「んっ…んん…っは…あ…」
たきなへ『2度』目のおかわりを堪能させる。離れたくないのかたきなは俺の首に腕を回す。手隙になったのでらたきなの服の中に手を入れる。
「ん…ふぁ…」
程よい大きさの胸に指が触れるとたきなは声を漏らす。
まだ撫でてるだけなのだが、たきなは撫でられる方が好きなんだ。
「撫でるの。好きだっけ?」
「っはい…ギュってされるよりは…」
ギュってなんだギュって。擬音で話すとか可愛すぎかよ。コイツ時たまこういうのあるから飽きないんだよなぁ。
「じゃぁ、これは?」
「ぁんッ」
胸の頂点の突起を少し指で転がす。
「ん、可愛い」
「………」
突然漏らした声が予想以上に恥ずかしかったのか、たきなはまた口を隠して顔を逸らした。その熱のある表情に俺は堪らず息を吐いた。
「やっぱ強くされる方が好きなんじゃん?」
「言わないでください…いきなりされたらあぁいう声は出ますよ」
「はいはい」
釘付けになりそうなその艶のある表情。服がもどかしく感じるほどにたきなを欲している体。『3度目』の正直なんて無いと。ごめんねと、謝るついでにキスをして、たきなの体を起こす。服を脱がせようとシャツに手をかけると、たきなが俺の手を止める。
「ん?どした?」
「自分で脱げます」
「俺が脱がしたいの。はい。ばんざい」
「………ん」
少々納得いかなさそうに手を上げる。こういう所な何故か素直なんだな。
スルスルと滑らかにシャツを脱がして、たきなのその体を露わにする。綺麗な形をした胸が目に止まって、離れない。すると今度は胸を隠して体を背けた。
「なんだよ今度は」
「……あんまり見ないでください。自信ないのに…」
まだ気にしてんのか、つい最近の話だったしな。そりゃそうか。前に致したのは1週間前。間が開きすぎたから俺が手を出さなくなったと思ったのか。
若干涙目になってるたきなを抱き寄せて包み込む。
「んなわけないだろ。俺だって毎日したいよ」
「なら、毎日してくださいよ」
「いやそれじゃ俺が枯れるんだわ」
「枯れるまでしてくださいよ」
「死ぬっつの」
「ふふっ」
抱き返されたから許してくれたようで。また離れてキスをする。ついでに胸の突起も少し指で転がしてみる。
「んっ…ぁ…」
酒に酔ったように垂れた瞳それを横目に俺は視線を下に落としてたきなの体を見る。
キスをしながら、頭を撫でて、背中を撫でて、ゆっくり撫でている手を下に下ろしていく。
スローセックスって言うのだろうか。とっとと突っ込みたい気持ちを抑えつつ、たきなの体の感触を楽しんでいく。柔らかくて、暖かい、滑らかな肌。
「ん…ちさと…今日は、ゆっくりですね」
「うん。今日はそういう気分なのかな」
『四の五の言ってない』で挿入れたい欲はある。
まぁそんな『ロクでもない』考えは隅に置いておく。
こっちだって、一週間ぶりだから少しは楽しみたいんだ。それぐらいは許して欲しい。ぶっちゃけこうやってキスして触れてるだけでももの足りる気がしてきた。
「ぁ…ん…っんぅ…っは…ゃ」
下着に指を入れるとたきなが少し拒む。
「んんっ!…ん…ゆ、び…入ってますっ…」
たきなの静止が入るがそれでも構わず手を進める。
グズグズに蕩けたたきなの秘裂。触るのも久しぶりだから、痛くないようにまずは入口を撫でる。
「っあ…それぇ…すきぃ…んっ…」
好きならいい。俺の腕を止めるたきなの手が緩んだのを確認すると、キスから離れる。
「たきな。後ろ向いて」
「ん…」
背中を向けたたきなを抱き寄せて、顔をたきなの肩に乗せる。綺麗な線を描く美脚に魅入られながら、耳元で呟く。
「足、少し開いて」
「やぁ…恥ずかしい…です」
「大丈夫。綺麗だよ。たきな」
「ん…」
手で慣らすために少し足を開かせる。毛も生えてない綺麗な秘裂。まだシた回数も指で数えるぐらいだから形も整っていて膣も狭い。だから、最初に手で慣らす。慣らすと言うか一回イカせる。
「手、握ってなね」
「はい…」
空いてる左手はたきなの左手に絡ませて、右手はそのまま秘裂の入口を撫でる。
「っ…んっ…あ…あっ…あぁ……」
我慢しようとしてはいるみたいだが、声が漏れている。たきなの喘ぎを聞きながら、俺はちゃんと前戯をする。入口を上下に撫でて、固く閉じてる秘裂を少しづつ柔らかくしていく。
「ふ…あッ…やぁっ…ンッ…」
少し指を曲げて膣へ入れる。少しまさぐるように動かして、ちょっとずつ奥へ進める。
「痛くない?」
「は、い…」
なら、いいかな。と、中指を全部たきなの膣中へ。
薬指は…まだかな。でも少しなら。
と、薬指も第1関節辺りまで入れる。
「ん…!」
それを感じとったのか膣が少し締まる。
またここからほぐしていこうかと思い、少し薬指を進めると。
「ひぁ!♡」
ヌ゚ルりと薬指もすんなり飲み込まれてしまった。
思わずでかい声が出たからか、たきなは顔を真っ赤にして口を塞いでいる。どうやら、本人ですら想像以上に濡れていたらしい。一瞬で飲み込まれた2本の指を見てから俺達は顔を見合わせた。
「??」
「っはは、すげー濡れてんじゃん。やーらし」
「ち、がこれは…」
「え〜?何が違うって?」
「っあ!?」
こんなに濡れてるなら大丈夫。入れてる指を2本とも膣中で曲げて、膣中の液を掻き出すように動かす。
「あっ…やっ…まって、ちさと…っ!」
「なんで?気持ちいいっしょ?」
ズブッ…!ズブッ…!
音が鳴るほどにたきなは濡れている。握る左手は力一杯で、声も抑えるのも精一杯。辛そうだ。可愛いな。
いつもは凛としてるのに、俺の目の前にいる時だけ、この顔を許す。この背徳感、ってやつなのかな。これが堪らない。俺までどうにかなりそうで、学校の皆に自慢してやりたい。
俺の女はこんなに綺麗だって。
俺の女はこんなにいやらしいって。
「んっ…ふ…はあぁ…ぁ…っ…」
なかなかイケナイな。そう思いながらも手は止めない。
上を撫でて、指で掻いて、秘裂の豆を親指で転がして、いつもならもう一回はイケてるはずなんだけど、今日はなんだか…?
「ち、さと…」
「ん、どした」
顔を擦り寄せて来るたきなを宥めるように撫でて迎え入れる。
「おく…指じゃ届かない…です」
「っ!」
「ちさとの…入れて…」
と、なんとオネダリまで覚えてしまった。誰だよ絶世の美女にこんなこと覚えさせたの。いや俺か。いや、俺だけだ。トドメの一言を貰ってしまった俺の息子はちゃんといきり立っている。
「っはは。そっか、そうだよな」
たきなをベッドに倒すと、ゆっくり足をご開帳。
「や…!まっ…て…」
恥ずかしいのか手で隠してくるがそんなのは関係ない。足を閉じれないように間に入って、隠してる手を退けて、頭の上に持っていく。
「今の、反則でしょ」
「ふぇ…?ちさ──────あ゙ッ!?」
もう我慢が効かなかったので、構わずたきなの膣中へ突っ込んだ。
あ〜あ、最低だな…俺。いやでも入れてって言ってきたのたきなだし俺は悪くない…悪くない…。
なんてほんとに『ロクでもない』考えを持っている。
「やっ、ぅあ゙っ、んぐっ、ひぅっ…!」
ジュプ、グプ、ジュブ、ゴプ。
いつもより音が大きい。膣中の奥の奥。子宮の入口を叩くように突く。時々、グリグリ押し付けてたきなの膣が締まるのを感じる。ヨダレを垂らしたたきなの顔が最高にエロい。本当に最高の女だよたきなは。この子が本当に俺だけのものなんて信じられないくらい。
「あっ、ち、さと、好きっ、ちさとっ…!」
「っ…!」
余裕が無いはずなのに、たきなは俺の名前を呼ぶ。頭の上に持ってったはずの腕はいつの間にか俺の首に絡まっていて、必死にしがみついてくる。足も腰に巻きついて離してくれない。
「っぐ、たきな、締めすぎっ…!」
「わかん、ないっ、気持ちいいしかっ、わかんないぃ…!」
離してくれないから動くしかない。
動けば動く程、たきなの声が俺に近づいてくる。
「ちさとっ…!ちさ、とっ…!」
「たきなっ、俺、もうっ…!」
「ぃくっ、っ、っ、イっ、っ〜〜〜〜!!」
俺の最後の一突きを食らい、たきなは果てると同時にしがみついてくる。ドクンドクン。と強く脈打ち、たきなの膣中へ俺の欲望を注いでいく。
「っ…あ…ちさとの…出て、ます…」
自分でも引くぐらい長い射精が終わると、たきなと向かい合い唇を重ねる。
「ん…ふふっ」
キスの最中たきなが柔らかい笑顔になる。
まるで、子供を見て微笑む母親のように。
「なに、どした」
「いえ、私が千束の事を好きだっていう証だなって」
そう言いながら、たきなは俺の首筋を撫でている。
どういう事は分からないが、明日も登校日。今日はここまでと言いたいが、たきながまだ何かを言いたげに口を動かしている。
「たきな?」
「ちさと、まだ…したいです」
おおう……。
こりゃまた、たきなも変わっちまったなぁ。
人生は『七転び八起き』の『急展開』。
たきなはまだ『充分』満足してないらしい。
「うん。何度でも」
「はい…して、ちさと」
こうして俺達の温度はまた重なる。
・・・・・・
「っあ〜……」
ホームルームが始まる前の登校時間。二人とも何とか起きて学校にはたどり着いたが、体がだるい。
やりすぎた。暴走した。ヤっちまった。たきなが可愛いのが悪い。腰が痛い。頭も痛い。今日は午前中で帰るかな。……よし、そうしよう。帰ろう。午後の授業はサボる。
「おい」
「あでっ」
そんなことを考えていると、不機嫌そうなフキが目の前にいた。頭殴んなよ。痛ぇんだから。
「んだよ」
「今日の生徒会。ちゃんと来いよ」
「あ〜…そうだった、めんどくさ。サボってい?」
「ンでだよ」
「頭痛い」
「体調悪いのか?」
「まぁ…ちょっと」
フキが座りながら、頭を撫でてくる。
「あ?お前それ…何した」
「え?何が?」
「首のそれ、引っかき傷みたいなやつ」
「ゑ?」
慌てて首に手を当ててしまった。
えいや知らんなんだそれ、俺ですら気づいてなかった。
「お前昨日何してた」
「昨日って、そりぁ……」
たきなと……
「あ」
「は?」
「え?」
「あ?」
そうか、これたきなのか…。『私が千束の事を好きだっていう証』。なるほどなぁ。やられた。可愛い。ちくしょう。
ほんのちょっぴり顔を赤くしたのを自覚しつつ、フキから顔を逸らす。すると何かを察したのかフキは深くため息を吐いた。
「お前ら…学校外では別に何も言わねぇけど、学校ではヤんなよ?」
「いや、学校でなんてまだ1回しか……あ」
「あ゙ぁ!?お前ら学校でもしてんのか!?」
「ちちちち違う!!あれはその時の雰囲気がだな…」
「う〜わ、呆れたアホかよ」
「いやだから…」
「うるせぇ死ね」
「ちょい!ちょい!酷くねぇ!?」
首筋に出来ない『証』はしばらく消えなかった。
その間、たきながとても満足そうにしていたのを俺はよく覚えている。