終わりは唐突にやって来る...そして始まりも...
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「じゃあ行ってくる、咲」
僕は画面の中に話しかけてから3DSを電源を落とし閉じる。
平日、学校、世間一般では特質するべき日でもないと思う、でも僕にとってはそうじゃない...なぜなら...今日は誕生日だ!
「行ってくる!!」
行き良いよく家の中に声をかけて飛び出した、そう、誕生日、誕生日なのだ。小学校高学年にもなってこんなに誕生日で嬉しくしているのはおかしいかもしれない、でも楽しみにしていた日なのだ。
今日はお母さんもお父さんもいつもより早く帰ってきて僕のためにお誕生日パーティーをしてくれる、それが毎年嬉しくてたまらないのだ.....普通なら学校の誕生日の方が楽しみなんじゃないかって?別に僕だってマザコンファザコンって訳じゃない、ただ...
「あ...体育着袋の紐切られてる」
僕はぼっちというか...凄く地味な、痛くも痒くもないような...いじめにあっていた、いじめと言っても取るに足らない、給食が僕の分だけ無いとか無視とかたまにものが壊されてる程度の、ほんとに軽いやつ。でも原因なんてわかりきってるし気にする気にもならない
...楽しみだな、早く学校終わらないかな
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ー放課後ー
僕は帰りの合図が終わると同時に急いで帰宅する、今年のプレゼントはなんだろう?本だろうか?ぬいぐるみだろうか?それともゲームソフトかな?そんな妄想をしながら自宅の扉を開けた。
「ただいま!!!.........?」
...あれ?
僕?今?おかしいな...夢の中?学校の授業退屈で居眠りしてた?
家の中はありえない光景が広がっていた、見たことも無い状態のお母さんを中心に紅い水溜まりが出来ている
「おかあ...さん?」
その肉塊はそっと触ると変な笑いが出てしまいそうになるくらい気持ち悪い感触がした。
これ程までに嫌な誕生日プレゼントを僕は知らない、...なんだ...?部屋の奥から物音が聞こえることに気がついた、だんだん近づいてきている、どうしよう...どうしようどうしようどうしよう
その時の僕には家の外に出て助けを求めればいいなんて簡単な答えが見つけられなかった、ただ焦った、そして焦っている間に逃げる選択肢が無くなった、気づいた時には目の前に居たからだ。
「おいガキ、この家にある知ってる金目のモノ持ってこい」
お金?僕の家は裕福でもなんでもないのに?なんで...
「ぼさっとしてんな!!!」
「っ....」
僕は無言で頷いた、男は銃を持っていた、訳がわからない...でも僕が知ってる家の金目のものなんて知らない、部屋に何かあっただろうか?...ある訳ない、なんで...?なんで...?
僕は知りもしない金目の物の場所へ歩を進める、ただ、恐怖に背中を押されて。その道の途中にはお母さんと同じようなお父さんも飾り付け途中の部屋もあった...僕も...死ぬのかな?その時だ、知っている声が聞こえた、毎日聞いた声だった
「早く、こちらへ!」
かなり大きな声だろう、だが犯人は反応しない、僕は思わず駆け足になった、この声は咲だ、朝、声をかけたあの画面の中の住人、こんなに事がありえるならお願いだ、奇跡も起こしてよ、どの道僕はもう逃げれない。
「おいガキ!何してやがる」
画面は見えていて咲が手を伸ばしてるのが見えた、手を掴み引き込まれるのと同時だった...
その日、僕の家は2つと半分の死体が残された。