CHAOSTIC:Recode‐妄想の体現者は異世界を駆ける 作:カオスサイン
次なる異世界はⅠ
Side汰牙
あれから様々な異世界を駆け巡り美少女の仲間も出来てきた。
勿論全員俺の嫁だ。
忌み子の召喚士の次に訪れた「転生無敗の異世界賢者ーゲームのジョブで楽しいセカンドライフ」における負けヒロインで召喚勇者の一人であった爆乳魔術師のシーリ、そして次に訪れた「聖獣使い幼馴染S級パーティー追放」のカーラ、「ハズレスキルガチャ」のエリス、ミヌなどだ。
全員にサーヴァントを召喚してもらい過剰なまでの戦力増強を施す。
そして次なる異世界へと向かった。
「普通ののどかな平原…だけど何か違和感を感じるな…シグルド!」
「どうしたマスター?」
もしかして俺が知らない作品の世界なのかもしれないと思った俺はシグルドを呼ぶ。
「とりあえず周辺を探ってくれどんな些細な事でも報告してくれ」
「了解した!」
シグルドに単独調査を命じ俺達は付近の街を訪れる事にした。
「ん?…」
「確かに変な感じがしました…!」
またまた可笑しな違和感を感じ取った。
嫁の中で一番察知能力が高いミヌもそう言った。
「『シグルド!何か分かった事はあるか?』」
「『マスター、今しがた焼き払われたようなバスの残骸の様な物体を発見した!』」
「『何!?という事は…』」
シグルドとの念話を繋ぎ彼からの報告を聞いてこの世界も異世界召喚系の異世界だという事は判明した。
「『分かった!引き続いて調査を頼むぞ!』」
シグルドとの念話を切り俺達は違和感を感じた場所へと急いだ。
其処はこの街のホテルだった。
「確かこの辺りの筈…!?」
ホテルを散策していると違和感の正体が目に入ってきた。
「この子か!…」
「…駄目…これはもう…」
金髪ツインテールの美少女、恐らくエルフだろうか。
その少女が明らかに不自然な態勢で横たわっていた。
ミヌが少女の状態を確認したが既に時遅しだった。
だが外傷らしき傷などは何処にも見当たらない。
となると…
「一体何がこの子に起こったのか調べてみるしかないか…!」
俺は世界線を観測出来る【リーディングシュタイナー】を発動して過去へと遡り調査に乗り出した。
「これは!…」
過去をリーディングした結果この世に決して存在して居てはいけない悪魔以上の悍ましいものを感じ取った俺だったが付近にその悍ましい存在を感知し少女を回収して一端離脱した。
「とりあえず彼女を生き返らせて話を聞こう。
魂魄魔法発動!」
恐らく以前に使った復活の雫では駄目だと悟った俺はありふれの魂魄魔法を使用し少女を生き返らせた。
「ん…?あ、アレ!?私…」
「よかった!目が覚めたな!」
「ヒッ!?…」
俺が少女の状態を確認しようとすると何故か酷く怯えられてしまう。
「大丈夫、彼も私達も貴方の味方ですから」
ミヌが少女を抱きしめてなんとか落ち着かせたように見えたが…。
「…ユウキ達と念話が繋がらない…!どうして!?…」
どうやら仲間を呼ぼうとしたみたいだが少女は愕然としていた。
「リンクが完全に断たれてる!?…嘘だ!そんな!?…」
少女は絶望した表情を浮かべ泣きはらす。
「お、落ち着いてくれ!」
俺はなんとか落ち着かせようと試みる。
其処に
「汰牙さん!彼女には呪いの様な術がかけられていたようです!」
「そうか!」
ユウキ…明らかに日本人の名前だな…間違い無く異世界召喚者か!
となるとソイツは無謀にもあの存在に手を出そうとしているに違いない!
「皆!急いでホテル中を探してくれ!恐らくこの子の他の仲間も居る!
奴に手を出させる前に止めないとヤバイぞ!」
「「分かりました!」」
嫁達に急いでこの子の仲間を探させる。
「『見つけた!…けど…』」
「分かっている!君は部屋で待っていてくれ!」
「わ、分かった…」
すぐに少女の仲間は見つかった。
だが事態を察した俺は裏に回って急行する。
「こんのおおおおおー!」
「なっ!?…」
「た、高遠君!?」
俺は勢い良く奴を殴りつけ飛ばしたと同時に奴の体中に最っ高に!スペシャル!なある物らをブチ込んでやった。
奴の傍に居た見知らぬ少女は完全に無視して俺は倒れてしまっているストレートロングの美少女の近くで人形を抱きしめ抱えながら泣いている幼女の傍に近寄った。
「俺が来たからにはもう安心してくれ!」
「ふえ!?お兄ちゃん誰ぇ?」
「なあに通りすがりさ!来い!「刃王剣 十聖刃」!」
幼女を泣き止ませて俺は仮面ライダーセイバーのチート武装をリアルブートさせる。
「はっ!」
十聖刃の創造を現実にする能力で倒れていた少女を蘇生させた。
「んン?…」
「リーザ!よかった!…」
「チェルシーさん?私は一体…」
「積もる話は後だ!奴が目を覚ます前に離れるぞ!」
「え?…あ!?…」
リーザと呼ばれた少女は思い出して後退りするが俺は強引に彼女の手を引いてその場を離れようとする。
「ちょっと!アンタ等いきなり高遠君を殴り飛ばしておいて何なのよ!?」
奴の傍に居た少女が喚き散らす。
「何も知らないなら尚更ソイツを人間扱いしない方が身の為だぞ?…ったくよお何処の馬鹿がそんな人の皮を被った悍ましい奴を解き放ってしまったんだか…」
俺は少女に忠告し離脱したのだった。