※この作品はR-18です。

CHAOSTIC:Recode‐妄想の体現者は異世界を駆ける   作:カオスサイン

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先日、適合者の良い方の沼に嵌まって終電逃しそうになりましたw


少女達の帰るべき居場所PARTⅠ

Side汰牙

「はあはあ…一体あの日本人の男は何者なんですの?!…」

あの悍ましい存在の男に一度殺されたリーザと呼ばれた魔法使いの少女は未だに震えていた。

「ああ、あれはこの世に本来存在していてはいけない存在だ…」

「どういう事ですの?」

「あれは人間の皮を被っているだけに過ぎない歩く「死の概念」そのものだ…それも無秩序に振り撒かれるこの世のどんな災厄よりも最も恐ろしく太刀が悪いな…」

「そんな!?…そんな存在が実在しているなんて…どうすれば良いんですの!?…」

「奴に関しては俺が対処するしかない…他の人間が奴に歯向かえばたちまち死を振り撒かれるだけだからな…俺に異能は一切効かないからな」

奴はいずれ未来永劫この世からその悍ましい中身毎その魂を完全消滅させる他ない。

「リーザ、ユウキ様と念話繋げる?…」

そこでふとエリカさんがリーザさんに問いかける。

彼女ははっとなって確認する。

「駄目ですわ…」

エリカさん同様一度死んでしまった事で彼女も主人への連絡手段の一切を失ってしまっているようだった。

「だったらチェルシーの方は?」

「あ!そうですわね…チェルシーさんお願い致しますわ」

唯一無事だった人形遣いの幼女、チェルシーちゃんが連絡を試みる。

「分かった…!?」

だがすぐに異変を感じたようだ。

「どうされたんですの?…ま、真逆!?…」

「あ、あちゃー…」

どうやら彼女達の主人も奴に手を出してしまい死んでしまっていると見て間違い無いな。

「あ!恐らく今の時間帯なら近くのダンジョンに潜っていた筈です…」

チェルシーちゃんが思い出したかのようにそう言った。

「だったら其処へ案内してくれ」

「う、うん!」

俺達は件のダンジョンへと急行する。

其処で

「ユウキ様…どうして!?…」

ピンクヘアーの美少女が青年の遺体に縋りつき号泣していた。

「ステファニー!」

「リーザ隊長!?それにエリカさんも無事だったの!?」

「話は後ですわ!タイガさんお願い致しますわ!」

「ああ!」

俺は今度は天生牙を出し青年を斬る。

「なっ!?…ユウキ様に何を!?…」

「大丈夫ですわ」

それを見て驚いたステファニーと呼ばれていた少女だったがリーザさんに静止される。

「ん…?僕は何していたんだったけ?…」

「「ユウキ様!」」

ユウキ青年は天生牙の効果で息を吹き返す。

「ヒィッ!?エリカ、リーザ!?お前達は死んだ筈!…」

「ゆ、ユウキ様?…」

「お、お兄ちゃん?…」

目を覚ました彼はエリカさん達を目にして酷く怯えていた。

そんな彼の様子に彼女達は訝しむ。

俺はそんな青年に言い放った。

「オイ…真逆テメエ、エリカさん達の事を代替品の様なものだと思っていたんじゃないだろうな?」

「き、君は一体?」

「いいから答えやがれや!」

「!?」

困惑する青年に構わず俺は詰め寄る。

「ぼ、僕が自分で稼いだ金でわざわざ買ってやったんだ!だから僕の好きなように扱って何が悪い?!」

「テメエ…歯ァ食いしばれや!」

「ぐふっ!?…」

俺はユウキ青年の顔面に思いっ切り鉄拳制裁を喰らわした。

「一人一人を大切に想わない様なそんなテメエにハーレムを語る資格は一切無え!

おら!もう一発喰らっとけや!」

「あがっ!?…」

俺はまた彼を腹パンする。

「もうお止め下さいませ!」

そこでステファニーさんに止められる。

「その子に免じて今回の所は許してやる…しかし三人は俺が貰い受けるからな!」

「なっ!?そんな勝手を許すとでも…」

「ああ?」

尚も食い下がる青年を俺はギロっと睨みつける。

「あら?そういえばユウキさ…ユウキ、エウフェミアの姿が見えないようですが?」

青年の本音を聞いて心の底から軽蔑したのかリーザさんは態度を変えてふと彼にそんな事を聞いた。

「…」

青年は目を逸らす。

まるで知られたくない事があるかの様に。

「じ、実はこれは本人が言っていた事なんですが…」

「あ、ステファニー!?」

「もう隠し通せませんわ…」

ステファニーさんが事情を知っているようで主人の事を無視して話してくれた。

どうやらもう一人居た仲間はユウキ改め橘 祐樹がこの世界に召喚されて持ち得たスキルで洗脳してモノにしていたらしい。

その為に彼女の故郷を襲撃するまでやらかしたらしい。

「おっしもう百発ぐらいいっとくか?!」

「ひい!?…」

俺が再び聖拳突きの構えを取ると橘は恐れおののく。

「復讐されるのではなくて?」

「洗脳が解けたとはいえ彼女と鉢合わせしなければ良いですから…」

ステファニーさんだけは橘の事を心の底から愛しているのか離れる気はないみたいだ。

事が終わり俺は新たに旅の仲間として加わったエリカさん達を連れてエルシオールに一時帰還した。

あ、シグルド呼び戻さなきゃ。

 

 

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