台風の雨が吹き付ける、夜の部屋。
窓に当たる雨粒の音、強風に建物が揺れる音。
小電灯の薄明かりに照らされたベッドの上で――僕は、従妹(いもうと)の唇を奪っていた。
「ちゅっ♡ ちゅぱっ♡ んんっ♡ ぷあっ♡ お兄ちゃん、まって、落ち着い……えぁ♡」
七海の柔らかい舌を吸い上げながら、彼女の口内へと侵入していく。
舌同士が絡み合い、唾液が混じり合う音が部屋に響く。
互いの息遣い、体温を感じ取り、僕と七海の体が熱さを増していった。
「はむぅ♡ あふっ、ちゅる♡ じゅるるっ♡ へぁっ♡ おにい、ちゃん……あむっ♡」
「好きだ、七海。大好きだよ」
明らかに、七海はキスで感じていた。
今日までの自慰と悪戯で、体はすっかり淫らに開発されてしまったようだ。
ベッドの縁に腰掛けた僕と七海は、体を横向きにして抱き合い、自然とベッドへ倒れていく。
七海に覆いかぶさるように抱きしめると、七海も僕の背中に腕を回す。
「おにい、ちゃ……待って、お願い……私、なんか、変だよぉ……んんっ♡」
抵抗するように弱々しく肩を押してくる。
しかし、その力は本気の拒絶じゃない。自分の体の興奮に戸惑っているがゆえの行動だ。
僕はそれを押し切り、真上から七海の唇を貪っていく。
「やめ、おにいちゃ……ひゃう♡ んくぅ♡ ぢゅっ、ぢゅぷっ♡ んんんっ♡」
唇や舌を甘噛みして、歯茎を舌で擦っているうちに、七海の体がビクッと震えた。
イった。七海は僕とのキスだけで達してくれたのだ!
「はひぃ♡ もぉ……待ってって、言ったのにぃ……♡」
「ごめんよ、でも、七海が可愛すぎて、エロすぎて、我慢できそうにないよ」
「やだ、お兄ちゃんこそ。その笑顔、すごくエッチだよぉ……女に、そんな顔しちゃだめぇ♡」
七海の目には僕がどう見えているのか、ぞくりと震えながらも、両手で僕の頬を包み込む。
――今日まで重ねてきた、オナニー時の妄想でのセックスも、無駄ではなかった。
お互いの機微がよく分かる。男女にありがちなベッドでの不一致が、僕と七海の間にはない。
僕のしたいことは七海のされたいことで、七海のされたいことは僕のしたいことだった。
だから、思うがままに振る舞って、何の問題もない。
「脱がせるよ、七海」
「うん……」
七海の返事を待ってから、彼女のパジャマのボタンに手をかける。
ひとつずつ外していき、前開きになったところで手を止めて――じっくりと観察した。
「……お兄ちゃん?」
「ああ、ごめんね。されるがままの七海が、すごく可愛いなって思ってさ」
「もう……恥ずかしいから、あんまり見つめないでよ……んっ♡」
脱がせる途中、指が肌に触れるたび、七海はぴくっと体を震わせた。
やがて明らかになったのは、雪原めいた上半身と、桜色の突起を頂く二つの乳房だった。
「お兄ちゃん……目が、ギラギラしてる……おっぱい、そんなに好きなんだ♡」
「ああ、嫌われるかもしれないけど、もう、無我夢中だよ……」
それでも、七海を怖がらせないよう、手を伸ばすことすら自制している。
七海はそんな僕の我慢を見て、どこか慈愛を感じる笑みを浮かべ、鎖骨部に指を沿えた。
「前みたいに、したいんだよね? 掴んだり、吸ったり、犬みたいに、食べたいんでしょ?」
不安半分、期待半分といった、女の顔だった。
「七海、いいか?」
「……いい、よ♡ お兄ちゃんの、好きにさせて、あげる♡」
許可が出た瞬間、僕は七海の胸元へ顔を近づけていた。
そのまま吸い付くと、彼女は嬉しそうな声を上げる。
「あぁっ♡ おにいちゃんっ♡ いきなりっ♡ 先っぽ、やぁっ♡」
乳首を舌で転がすと、七海は身を捩って悶え始めた。
「ふああっ♡ だめ、これ、すごすぎるよぉ……こんなの、すぐイっちゃうぅ♡」
喘ぎながら僕の頭を抱きかかえると、もっと強くして欲しいと言わんばかりに押し付けてくる。
僕はその要求に応え、片方の胸を手で包み、もう片方の乳首に音を立てて吸い付いた。
「んんっ♡ はぁっ♡ んんっ♡ ちゅぱっ、んむぅ~っ♡」
七海の声がさらに甘くなっていく。
その反応に気をよくして、僕は両方の胸に刺激を与え続けた。
「おにいちゃっ♡ やっ、いま、イっ……ひううっ♡」
びくんと体を跳ねさせ、七海が絶頂を迎える。
だが、僕はまだ彼女を離さない。
キスでイかせて、乳首でもイかせたなら、次は秘所へと手を伸ばす。
パジャマの下に滑り込んだ指が、ぐっしょりと濡れたショーツのクロッチを指で包む。
「んんっ♡ 待って、いまイったばっかり、またイくぅ♡ ひぁあ♡ そっちはぁ……」
僕は七海に対して斜めに覆い被さるように、乳首を吸って胸を揉んで、陰核と陰裂を愛撫する。
「七海、もっと声を出していいぞ? 出してくれ。聞かせてくれ。七海のエッチな声を聞きたい」
「やだ、恥ずかしい……っ♡」
「大丈夫、この台風だ。近所には聞こえない。僕だけしか聞いてないからっ」
「ひゃあんっ♡」
そう言って耳たぶを甘噛みすると、それすらも気持ちよかったのか、七海は腰をひねる。
「イカされてばっかりなの、嫌かもしれないけど、僕の気持ち、伝えるからっ!」
愛ゆえの責めなのだと強調すると、七海の感度がぐっと上がるのが、肌で感じられた。
「ふあああっ♡ しょんな、ずるい♡ んあっ♡ ことわれ、ないっ♡ あっあっあっあっ♡」
右手を下着の中に侵入させると、七海の声がより甲高くなっていく。
「ああああっ♡ お兄ちゃんっ♡ そこっ♡ おまんこ触られるの、すごいぃ♡」
「七海のおまんこ、すごく熱いよ……指が火傷しそうだ」
「お兄ちゃんのも、息が、荒くて、熱くてっ、猛獣みたいで、怖いのにぃ。すごく、可愛い♡」
七海は僕の頭を抱き寄せ、赤子をあやすかのように乳房へ導いた。
僕は七海の乳首を左右とも甘噛みして、痛みで敏感にしてから指と舌で慰める。
「ああっ♡ だめぇっ、またイくっ! イっちゃうよぉ♡」
キスマークをつけていくたびに、七海は大小のオーガズムを迎えている。
「いいよ、七海。何回でも、何十回でも、イっていいんだ! 僕が、世界で一番、七海を淫らにしてやりたいんだっ!」
とてつもなく淫らになっている七海に、いまさら驚かない。
神様にお膳立てされたおかげだ。異常ではあっても邪悪なことじゃない。
七海にはこのまま、女として至上の悦びを味わってほしい。
「お兄ちゃんっ♡ お兄ちゃん♡ お兄ちゃぁん♡ あっあっあっあああぁぁぁっっっ♡♡♡」
そして、七海が一際に激しい絶頂に到達した。
足を突っ張って腰を浮かせ、僕の手中で秘所が愛液を噴く。
「かはっ♡ はぁぁぁっ♡ はぁぁぁっ♡」
脱力してガクガクと震える七海に、僕はねぎらうようにキスをした。
「お兄ちゃん……♡」
怒られるかと思ったが、七海は甘えたような笑みで、僕の股間に手を伸ばす。
「今度は、私にも、気持ちよくさせて♡」
いまだ治まらない台風の音が、僕らの情事を世間から隠す。
薄明かりの降りる部屋の中で、従妹(いもうと)が従兄(あに)のズボンを下ろしていく。
「んっ、ちゅぱっ……おにいひゃん……ひもち、い?」
「うん、すごく気持ちいい」
七海が、僕の股間に顔を埋めて口いっぱいに頬張り、頭を上下させる。
七海自身も口内で性感を覚えているのではないかというくらい、無我夢中のフェラだった。
七海の口の中はとても温かく、柔らかく、唾液を潤滑剤に、上顎と喉奥がペニスを絞る。
もうこれじゃ膣内と区別が付かない。すぐにでも果ててしまいそうな快感に襲われる。
「じゅぷっ、んむぅ……おにいひゃ、イきそ……? いいよ、だひても……♡」
七海が僕に射精を促すが、僕はそんな七海の頭を撫でながら、逸物から遠ざけた。
「ダメだ、最初は、七海の中でイキたい」
「っ♡ もう、もうっ♡ エッチ、変態♡ どすけべお兄ちゃん♡」
七海は怒っているように見せて、嬉しそうな照れ笑いを浮かべていた。
「いい、よ? 男の人、だもんね……女の子の体、無理矢理にでも、支配したいんだよね♡」
七海はベッドの上に座り、僕に両手を伸ばす。
「特別に……お兄ちゃんの好きな姿勢で、させてあげる♡ ねぇ、どれがいい? 正常位? バック? 対面座位でもいいよ? ぜんぶ、ぜーんぶ、お兄ちゃんの好きにさせてあげる♡」
耳を舐め上げながら、蠱惑的な言葉を注ぎ込まれる。
「いいのか? そんなこと言って、後悔するかもしれないぞ。初めてなんだし、優しくでも……」
「ふふっ、だって……私も、お兄ちゃんのこと、世界で一番エッチにしてあげたいんだもん♡
だから、ね? お兄ちゃんの、いっちばん興奮するプレイがいいな♡ 私の本気、証明しちゃうんだから」
小悪魔のように、あるいは聖母のように。
七海は僕の劣情を根底から掻き立てて、その全てを受け止めることを、現実での初セックスにしようとしている。
自分で処女膜を破って自己開発した七海は、そうすることで、初体験を特別にしたいのだろう。
「そうか……なら、本当に、甘えちゃうぞ? 手加減、できないかもしれないぞ?」
「うん♡ それで、体位は――」
「体位なんて」
僕は改めて七海を押し倒し、まずは正常位の姿勢となって、濡れそぼった秘所に逸物を押し込む。
「全部やるに決まってるだろ!」
そして、本当に容赦なく、欲望の限りを尽くして、七海と結ばれるのだった。
「はぁぁぁぁぁぁっ♡ きたぁぁぁっ♡ おちん○んっ♡ お兄ちゃんのおっきなおち○ぽぉっ♡」
一息に最奥まで挿入すると、七海はそれだけで、すさまじい絶頂を迎えてくれた。
頭の中で、理性の箍が、音を立てて弾け飛んでいた。
それは僕も同じで、七海の膣に包まれる感触に目を剥き、腰が本能のまま前後する。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ♡ すごいっ♡ お兄ちゃんのおちんぽっ♡ おまんこっ♡ 子宮の入り口まで届いてりゅっ♡ いくっ♡ いきゅううっ♡ 動いてるだけ、でっ、いっちゃってりゅのぉぉ♡ お兄ちゃんっ、お兄ちゃぁんっ♡」
「七海っ! 七海っ!!」
七海の両脚を肩にかけ、上から体重をかけて、ペニスを突き入れる。
もはや僕たちは猛獣だった。
何日も掛けて焦らしあい、誘惑しあったせいか、飢えた獣が肉を貪るように、肉欲に狂った。
「おにいひゃんっ♡ はげひっ♡ しゅごひぃよぉっ♡」
「七海っ、好きだっ、愛してるっ」
「わたひもっ♡ らいすきっ♡ おにいひゃあんっ♡」
七海の小さな体を折り曲げて、ペニスで何度も貫く。
「七海、出すぞっ」
「出してぇ♡ いっぱいだしてっ♡ お兄ちゃんの子種汁っ♡ わたしのなかにだひてっ♡」
七海の最奥に精液を叩きつける。
射精中も抽送を止めず、むしろ更に激しく打ち付ける。
「あああっ♡ 出てりゅう♡ 熱いのがびゅーびゅーきてりゅぅぅ♡」
七海の膣内から溢れ出した白濁は、僕の太腿にまで伝っていた。
(ああ、七海の中に、出した……僕が、七海を、孕ませて……っ)
僕の脳内で、オスの本能が、幼子のように喜んでいる。
どこか、神様に命じられた使命を果たしたような、不可思議な達成感もあった。
「はー、はー……お兄ちゃん……♡」
「大丈夫か?」
「うん……でも、まだ全然足りないよ? もっと、したいな♡」
僕たちの体は、リミッターが外れてしまったかのように、次のセックスの準備をしている。
僕の逸物は硬さを取り戻し、七海の膣壁がそれに絡み付く。
「次は後ろからだ」
「うん♡」
その日の夜、僕と七海は、台風を隠れ蓑にして、朝までかけてあらゆる体位で交わるのだった。
○
その後――私の通う学校が、休校になった。
特にクラスターが発生したわけではなく、夏休みを早める形での休校だそうだ。
従兄も大学がオンライン授業を始めたので、家を出て登校する必要がなくなった。
私と彼の『おうち時間』が、幕を開けたのだった。
居間のテレビが、報道番組を映している。
私も従兄も、最初はそれを何気なく眺めていた。
いまはどちらも、音声を耳にすら入れていない。
ソファーの上で、舌を絡め合いながら、互いの体に手を這わせていた。
「んちゅ♡ れろっ♡ お兄ちゃんっ、気持ちいい? 私のおっぱいとお尻、触り心地良いかな♡」
「最高だよ。七海の全身、柔らかくてふわっとして、ずっとこうしていたい」
午前、朝食の後――私は露出の多い私服で、従兄と絡み合っていた。
家の外には出られないようなミニスカート、ノースリーブのトップス、面積の少ない下着。
言うまでもなく従兄を誘うためで、彼は私のサインを逃さず、褒めながら抱き寄せてくれた。
「ふふっ、エッチ♡」
「七海の方こそ、自分から男の服を脱がすなんて、エロいなぁ」
私はソファーに腰掛けた彼の膝上で馬乗りになり、彼のシャツのボタンを外していた。
「だって、お兄ちゃんの逞しい胸板、感じたいから……♡」
シャツの下から肌着が露になり、私は従兄の鎖骨部にキスを繰り返した。
その間にも従兄の手がお尻を愛撫しており、それだけで火がついたような快感に襲われている。
彼の手も私の服を脱がせ始め、私たちは居間のソファーでお互いを裸にしていく。
「お兄ちゃんっ♡ 早く、昨日の続きしよ♡」
最後のショーツを床に脱ぎ捨てて、私は従兄と体面座位の姿勢になる。
恥ずかしいとか、乱暴にされちゃうかもという不安は、当然ある。
でもそんなものを押し流すほどに、子宮が疼いていた。
体が言っている、この人の子種が欲しいと。
神様が言っている、思う存分にまぐわえと。
それに逆らう理由が、もう何も残っていなかった。
「ふぁぁぁっ♡ お兄ちゃんっ♡ いきなりっ、奥はぁ♡ もっと、ゆっくりぃ♡」
「僕は突き上げてないよ。七海の腰が勝手に動いちゃってるんだ」
「うそっ、うそだよぉ♡ お兄ちゃんが、手で、そうしろってぇ♡」
ソファーの上、従兄の肉棒を受け入れながら、私の腰が上下に弾む。
従兄の手が腰を掴んで上下に動かしているけど、さほど力は込められてない。
導かれるように、私が自ら腰を踊らせていた。
パンッ! パンッ! という音と共に、私の秘裂から愛液が飛び散る。
「可愛いよ、感じてる七海の顔。もっと淫らになっていいからな」
「あっ♡ あっ♡ すごひっ♡ お兄ちゃんのおちんぽ♡ 太くて固くてぇ♡」
下腹部の奥深くまで突かれる度、脳天にまで痺れるような快楽が走る。
そのせいで私の腰はますます加速して、より強い悦楽を得ようとしてしまう。
「ひゃああああんっ♡」
あっという間に絶頂してしまった。
昨夜、明け方まで従兄と交わっていた体は、すっかりイキかたを覚えてしまった。
もちろん、私たちのセックスがこの程度じゃ終わらないことも、よく知っている。
「七海、後ろ向きになって」
「もぅ……おっぱい触りたいんでしょ♡」
「当たり前だ。後ろからおっぱい揉まれながら突かれるの、七海も好きだろ?」
「うん♡ 好き♡」
私はソファーの前にあるテーブルに手をついて、従兄にお尻を向けた。
背中や脇腹を優しく撫で回しながら、従兄が背後から逸物を打ち込んでくる。
「ふぁっ♡ これいいよぉ♡ お兄ちゃんのおちんちんの形、はっきりわかっちゃう♡」
「わかるか? 僕のペニスが、いまどうなってるか」
「わかる♡ お兄ちゃんのおっきなおちんぽ♡ ずんずんって、私の膣内に入ってきてる♡」
「そうだ。七海と気持ちよくなりたくて、七海をたくさんイかせたくて、止まらないんだ!」
私の腰をがっしり掴んで、従兄は角度と緩急を変えながら、より大きな快感を叩き込んでくる。
私もまた、それに負けじと自分の腰を動かし、彼の男根を貪っていく。
「お兄ちゃんっ♡ 私の中、気持ちいい? いっぱいびゅっ♡ びゅーっ♡ ってしたいよね♡」
「ああ。もうすぐ出るぞ」
「いいよ♡ 出して♡ 私もイクから♡ お兄ちゃんのザーメン欲しいの♡」
子宮口を突き上げられ、子宮をノックされるような感覚。
もう何度となく味わっているのに、セックスの回数を重ねるたび敏感になっている。
(私の、からだ、どんどんエッチになってる……もう充分、エッチだと思ってたのにぃ♡
変わっちゃう♡ お兄ちゃんとのエッチで、体が別物になっちゃうぅ♡)
お腹の奥にペニスで体当たりされるたび、大小の絶頂を迎えながら、私は陶酔した。
こうして達するたび、より淫らに成長している。
そのことに、自分がより優れた女になっていくような気分を覚える。
「くっ……」
「ふあぁっ♡ 出されて、イッちゃった♡ すごい量♡ 昨日あんなにしたのに♡」
彼の肉棒から熱い精液を注ぎ込まれ、私は体を震わせながらアクメする。
中出しなんて、妊娠するかもって不安になるのが普通なのに、歓喜しかない。
本能を剥き出しにしてしまった体は、むしろ一刻も早くそうなりたいとすら思っている。
彼も同じだ。そのときは全部任せろとまで言ってくれている。
だから何も不安なんてない。
神様の決めた『つがい』として、本能と快感の赴くままに、私は彼と睦み合う。
○
回を重ねるほど、七海は淫らになっていった。
「もぉ、お兄ちゃん? 体操服でなんて、変態だよぉ♡」
「着ておいてよく言うよ。ブルマなんて今日びどこで売ってるんだ?」
「その、コスプレ関連で……出来心で注文して……」
僕は七海の部屋に連れ込まれ、ちょっとしたコスプレを披露されている。
「なんだか、学校でしてるみたいな気分になるな」
「ふふっ、私も……お兄ちゃん、そういう妄想したことある? 私と、学校で、とか……」
「ああ、体育倉庫に連れ込んで襲っちゃいたくなるな」
「やだ、もう♡ ……いいよ、妄想、叶えてあげたい♡ 襲っても、いいよ?」
蠱惑的に囁いた七海に従い、僕は七海をベッドに押し倒し、体操服越しに胸を掴む。
「んっ♡ あっ♡」
体操服の下はノーブラらしい、布生地の下に七海の豊乳を感じる。
「このくらいでも、痛くないか?」
「平気……乱暴に、したいんでしょ? いいんだよ? たぶん、私も、感じられるから♡」
七海の言葉に甘え、乳房を揉む力を強くする。
すると、七海は艶めかしい声をあげ始めた。
「んっ♡ はぁんっ♡ お兄ちゃんの手、おっきくて、温かくて、気持ちいいよぉ♡」
もっとだ、もっと七海から余裕を奪い、快感に狂わせたい。
そう思い、今度は体操服を捲り上げ、直に乳房に触れる。
「あんっ♡ それいい♡ いいよ♡ お兄ちゃん♡」
柔らかい肉に指を埋め、ぐにゅりと形を変えると、それだけで七海は感じ入った様子を見せる。
普通なら痛がりそうな力は込めているんだが、脳内麻薬が出ているのか、七海は痛痒を示さない。
「まったく、それが襲われてる女の反応かよ。ほら、尻をこっちに向けて、高く上げるんだ」
「や、やだ、お兄ちゃん、なんかこわい♡」
僕は七海をベッドに伏せさせ、ブルマに包まれた尻だけを上げさせた。
その尻を撫でながら秘所を探ると、下着どころかブルマにまで湿りがあった。
「嫌だって言ってる割には、しっかり期待してるじゃないか」
「そ、それは……お兄ちゃんの、こと、好きすぎて、なんでも受け入れちゃうからだもん……仕方ないよぉ♡」
「この……僕だって、お前のこと好きすぎて、なにするか分からないんだぞ? 必死に自制してるんだからな」
強引にブルマと下着をズリ下ろし、真っ白なヒップと濡れそぼった陰唇を外気に晒す。
「いいのっ♡ お兄ちゃん、我慢なんてしないんでっ♡ 私にしたいこと、ちゃんと言ってっ♡」
「――無茶苦茶になるくらい感じさせて、僕の虜にしたい」
背後から手淫しつつ宣言すると、七海が背筋を震わせた。
「ふぁっ♡ あぁんっ♡ すごいっ♡ そんなの、言われちゃったら、私、もう、ダメぇ♡」
七海は腰を振って、快感に身悶える。
指に感じる愛液が急に増した。無茶苦茶にされると聞いて、急激に愛液を分泌している。
「なあ、七海。犯してもいい? 辛くなったら、途中でちゃんと止めるから」
「……うん♡」
ここから先が乱暴な腰付きになることを予告すると、七海は頬を染めながら、枕に顔を埋めた。
七海の蜜壺に、限界まで張り詰めた剛直をあてがい、ゆっくりと挿入していく。
「ふぁっ♡ あっ♡ おっきいよぉ♡」
膣壁を押し広げていく感触だけで、七海は体を震わせて悦ぶ。
亀頭が子宮口に触れると、より一層震えが激しくなった。
「お兄ちゃん♡ キスして♡ キスしながら♡」
七海が振り返ってねだる。
僕は言われるまま七海に覆い被さり、貪るように唇を重ねた。
舌を絡めると、七海の甘い唾液と、媚薬のような快楽物質が流れ込んでくる。
「んっ♡ はむぅ♡ んくっ♡」
七海もそれを感じたのか、僕の頭を掻き抱いて、積極的に応えてくる。
お互いの口を塞ぎ合い、唾液を交換しながら、僕らは夢中で求め合う。
「始めるぞ、七海。いっぱい喘いでくれよ?」
そうして僕は、手加減抜きの、思うがままの抽送で、七海の尻を打ち鳴らす。
「んひぃぃぃっ♡ すごっ♡ これぇ、むりやり、イカされ、てりゅっ♡」
七海はよだれを垂らし、髪を振り乱して悶絶する。
「知らな、かったぁ♡ お兄ちゃん、こんなに、雄々しいって♡ 女の子に、乱暴なんてぇ♡
やだっ、なんかゾクゾクする♡ お兄ちゃんにレイプされてるみたいでぞくっとするのぉ♡」
七海のおま○こは、奥まで突かれるたびにきゅっと締まり、精を搾り取ろうとしてくる。
「くっ、この淫乱が! 犯されてイクのが好きなのか!?」
「ちがうもん♡ お兄ちゃんが好きなだけだもぉん♡」
否定しても、僕のモノを食い締める肉穴が正直すぎる。
「じゃあ、これはどうだ!」
ピストンを保ったまま、七海の下腹部を軽く押す。
「ふぁあああっ♡ だめえ、お腹押さないでぇ♡」
膣の奥を外から圧迫される感覚が加わり、七海はスポットを手と肉棒で内外から刺激され、嬌声を上げた。
「お尻を叩いたらどうなるんだ? ん?」
スパン! と音が聞こえるように平手でヒップを打つと、七海の全身がびくっと震える。
「あひっ♡ お、おしりは、敏感だからぁっ♡ もっと、優しくして♡」
「そうか、じゃあポルチオを優しく擦ってみようか」
僕は逸物を最奥部に押し込み、腰を小刻みかつ高速で揺らして、七海の子宮口を擦る。
「ふあああっ♡ そ、それ、気持ち良すぎぃ♡ すぐイッちゃいそうになるよぉ♡」
七海は尻を高く上げ、枕を握りしめ、身を捩らせながら悦楽に酔い痴れる。
「いいぞ、七海。もうポルチオで感じられるようになったんだな。ここでイキたいか?」
「うんっ♡ イキたい♡ 奥でイクの好きぃ♡ お兄ちゃんも、気持ちよく、なってぇ♡」
七海は僕がしたいことを分かっていた。
つまり、ひたすら腰を前後に振って、七海の尻に下腹部を連打したい。
七海の一番奥を本能のまま突きまくって、尻を叩いて屈服させながら射精してやりたい。
そんな僕のオスの部分に、七海は許可を出してしまった。
「このっ、もう止まらないからな!」
パンパンパンパンパン! と、部屋に男女のぶつかる音が連発する。
「おほっ♡ ひぐぅっ♡ すごっ♡ こんなにされたら、おかしくなりゅっ♡」
「なれっ、おかしくなれ七海! ほら、イケっ、イケっ、イケっ!!」
「イクっ♡ イクっ♡ イグぅぅぅっ♡」
ビクンと一際大きく跳ねて、七海は派手に潮を吹き散らした。
それでも僕は攻めをやめない。七海の腰を掴んで、バックからの獣の交尾を続ける。
「だめ、イったのにぃ♡ イってるのにぃ♡ 止まってくれないとっ、またっ、あああっ♡♡♡」
七海は髪をふり乱し、シーツにしがみついて、連続して訪れる快感の波に耐えていた。
その姿があまりに煽情的で、僕はなおさら激しくピストンを繰り出す。
「ひぅっ♡ だめっ♡ ダメだってばぁ♡ こんな、本当に狂っちゃう♡ どっかおかしくなるぅ♡」
泣きそうな声で喘ぎ続ける七海だが、その顔はどこか嬉しそうだ。
「七海っ、好きだ! 好きだぞっ」
「嬉しい♡ わた、私もっ♡ んむっ♡」
後ろから強引にキスをして、舌を絡める。
両手で乳房を揉み上げ、膝立ちにさせた七海を貪る。
そしてピストンを続けながら、僕は、ついに言ってしまった。
「……っ! お前のこと、本気で愛してるぞっ! ずっと一緒にいてくれ!」
「んちゅっ♡ んっ♡ んんんんんっ!?」
唇を塞がれたままの七海が驚愕する。
構わずにピストンを続け、子宮口を攻め立てる。
「んーっ♡ んんんっ♡」
僕のプロポーズめいた言葉に応えられないことに悶えながら、七海はオーガズムに達した。
「ぷはぁ……はぁ、はぁ、はぁ♡」
七海は意識を失ってしまった。
仕方なくそのまま寝かせて、体を拭き、汚れた服をまとめて洗濯籠へ。
そうして部屋に戻ると、シーツに体を包んだ七海が、なにやらドギマギした様子で待っていた。
「え、えっと、お兄ちゃん……さ、さっきの……」
期待の表情でこちらを見る七海に、僕は鷹揚に頷いた。
「コスプレ、気に入ったんだな。じゃあ、次はスクール水着とか――」
「バカァ!!」
枕を投げつけられた。
○
私の体は、怖くなるくらいエッチになっていった。
十数回は絶頂したのに、少し休むと、何もしてもらえなかったように欲しがり始める。
気分を盛り上げるための工夫も、思いついたものはすぐ試す。
幸い、コスプレを嗜んでいた私には、武器になるような服がたくさんあった。
「いや、七海……僕に犬耳を装着しても、エッチは盛り上がらないと思うんだ」
「うん、私もやってみてそう思った。可愛いんだけど、これじゃ途中で笑っちゃうよ」
そんなやりとりを間に挟んで、私は犬系のコスプレを披露した。
頭には犬耳、服は下着のように面積の少ない、チューブトップとホットパンツ、そして犬の尻尾。
チューブトップにはハート型の切り抜きがあり、胸の谷間を開示している。
「首輪、忘れてるぞ」
「ほ、本当に着けるの……?」
仕上げに、チョーカーを着けてもらう。
流石に紐や鎖まではなかったけど、これだけで、なんだかすごく……支配されてる気分になった。
「ほら、おいで。わんわんって」
「うぅ~……っ」
恥ずかしくてたまらないのに、言われた通りに四つん這いになって、お尻を振ってしまう。
「……わ、ワン♡」
「いい子だ。こっちに来てごらん」
言われるままにベッドに乗ると、後ろから抱き締められて、激しく貫かれた。
「きゃぅっ♡」
もう何度目かもわからない挿入なのに、膣内は喜んで迎え入れる。
子宮口をノックされるたびに軽くイキながら、夢中で腰を振る。
「あっ♡ すごっ♡ 奥にくるっ♡ 気持ちいいっ♡」
「こーら……子犬はそんなこと言わないだろう?」
「っっっ♡」
サディスティックな声を耳元で囁かれ、私の心身に新しい快感が駆け抜ける。
犬なんだ。私はいま、お兄ちゃんの飼い犬なんだ……
だから、犬みたいに鳴かないといけないんだ♡
「わふっ♡ くぅ~ん♡ あんっ♡」
「かわいいぞ七海……!」
「んっ♡ ちゅっ♡ んむっ♡」
キスをされながら、乱暴に乳房を揉まれる。
舌を絡ませながら子宮を突かれていると、本当に動物の雌になった気分。
「きゅうううっ♡ くぅぅぅんっ♡」
声を堪えていると、本当に犬が甘えるような声になってしまった。
「可愛いよ。言葉は使っちゃだめだよ。鳴き声と身振りだけでおねだりするんだ」
優しいけどSっ気のある口調で言われ、羞恥心と屈辱を覚える。
もっともそれは、全身に広がる悦楽に比べれば、隠し味みたいなものだったけど。
「きゅっ♡ くううっ♡」
命令通り、四つん這いのまま、お尻を高く上げた。
そのまま腰を振り、何度も子宮を突かれる快感に身を悶えさせる。
「はぁっ♡ はぁっ♡ あうっ♡ あうううんっ♡」
「よしよし、もっと鳴いてごらんっ。七海の大好きなおちんぽたくさんあげるからねっ」
「あひぃっ♡ きゅうっ♡ ひぅぅぅっ♡ あっ♡ あっあっあっあっ♡」
そうしようという意識もないのに、私の喘ぎ声は子犬に酷似していった。
「きゃんっ♡ きゃうんっ♡ んあぁっ♡」
四つん這いで犬の真似をしながら犯される快感は、あまりに刺激的だった。
もう普通に喋ることも難しくて、ただ獣のような声で鳴くだけ。
「よーし、可愛く鳴けたご褒美だ。おっぱいとクリも可愛がってあげるね」
仰向けにされ、抽送を再開されると同時に、乳首とクリトリスを指で転がされる。
「きゃうぅぅぅぅっ♡」
同時に責められると、頭がおかしくなりそうなくらい気持ちよかった。
三つの性感帯から来る快感は混ざり合い、掛け算のように快楽の値を跳ね上げる。
「ほら、ワンちゃん。服従のポーズはどうしたの?」
「わうっ♡ あんっ、あんっ、あんっ♡」
私は言われるがまま両手を胸の前に上げ、両膝も曲げる。
犬がお腹を撫でられたがっているような、求愛のポーズ。
(犬に、されちゃったぁ♡ お兄ちゃんの、犬になっちゃったよぉ♡)
羞恥心に苛まれながらも、期待に身体を疼かせてしまう。
「いい子だ……これからたくさんイかせるけど、いい子にワンちゃんできるね?」
「っ♡」
そんなこと、言われただけでイってしまいそうになる。
「わ、わん♡」
ぺろりと、顔を舐めることで、了承の意を伝えた。
すると、彼の腰付きが、私をイキ狂わせるための獰猛なものへシフトした。
「あああっ♡ あっ♡ あっあっあっあっ♡」
覆い被さられ、手足を絡めて応えながら、ひたすら膣内を掻き回される。
小刻みに起きていた絶頂が、急速に間隔を短くして、より深く、甲高いものになっていく。
「きゃぅっ♡ くうぅぅぅんっ♡ あうあうあうっあぁぁぁぁっ♡」
絶頂の連続はすぐに堪えきれないものになり、痙攣を伴う大きな絶頂を迎えた。
嬌声を上げる口と、震える体から、見えない何かが溢れかえるようだった。
「まだだっ、もっと喘げ七海!」
従兄の責めは止まらず、更に上の快楽へと私を叩き上げる。
普通のセックスなら充分すぎるくらいの絶頂、そのもう一段階上にある天国を目指すように。
「んおっ♡ ぉぉぉぉぉっ♡」
こうなると、私の声は本当にケダモノになる。
「おおうっ♡ んおっ♡ ふぉぉぉっ♡ おおおっっん♡」
獣の遠吠えみたいな、女として最低でみっともない声。
「いいぞ、獣みたいな声、すごくエロい。乱れてくれるの、嬉しいよ」
でも彼は、それで興奮してくれる。
だったら、もっと虐めてほしい。
もっともっと、その激しすぎる愛で、気が狂うほど乱れさせてほしい。
「いぐっ♡ またいくっ♡ いっぐうううううううううっ♡♡♡」
最後ばかりは、人間の言葉に戻ってしまった。
彼と同時に絶頂したとき、理解した。
人間も、動物なんだ。
エッチのときは、交尾をする動物のようになっていいんだ。
(そっか……きっと、ご近所さんも、これと同じだったんだ……)
最近、ご近所からそういう声が聞こえてくるのは、それを理解した女がたくさんいるからだろう。
私たちも、気がつけば、その一員になっていたのだ。
○
僕と七海の生活は、セックスしていない時間の方が少なくなった。
例えば――PCでオンライン授業をしている間、七海は机の下でフェラチオをしてくれた。
「ちゅぷっ♡ ちゅるるるっ♡ れぇる♡ ちゅうっ♡ んんんっ♡」
カリを唇で扱き、舌先で亀頭を舐り、喉奥まで飲み込んでくれる献身的な奉仕。
それが終われば、今度は椅子に座って対面座位。
「あんっ♡ ああっ♡ おにい、ちゃっ♡」
「こら、オンラインとはいっても授業中なんだぞ?」
こちらの姿が向こうに見えるわけではないけど、授業中に女を抱いているという背徳感がある。
「だから、制服を着てきてあげたんだよ?
ふふ、他の同級生が部屋で授業している間、一人だけ女子高生とエッチするのって、いけない気分じゃない?」
「まったく、悪いことばかり覚えて……」
椅子の上で七海を抱き留め、講義の映像から目を離す。
「説得するより、イかせた方が早そうだな」
僕は七海の制服に手を伸ばし、シャツを開いて胸を露出させると、乳首を持ち上げて甘噛みする。
「ひゃうぅぅぅんっ♡」
それで達している七海に、追い打ちをかける。
片手でスカートをまくり上げ、ショーツに包まれたお尻を愛撫すると、アナルを指で刺激した。
「ひぁあああっんっ♡」
すると七海が喉を反らして嬌声を上げ、膣圧が高まり、僕の逸物をきゅうっと締め付ける。
「もうイったのか?」
「だ、だって、いきなりそんなとこ触られたらぁ……♡」
そう言いながらも、再び腰を振り始める。
「あぅっ♡ はうっ♡ んんっ♡ あっ♡ んんっ♡」
抱き付く七海をあやすように愛撫しながら、僕はオンライン授業に耳を傾けるのだった。
例えば――電話で友達とお喋りしている七海を、バックで突いた。
「あっ♡ ううん、なんでも……っ♡ ごめん、よく聞こえなくて……んんっ♡」
電話口の向こうには、もちろん友人がいるはずだ。
その前で、恋人と繋がっているという状況。
七海はそれに興奮し、いつも以上に感じていた。
「お出かけ? んんっ……でも、ほら、いまは外出しにくい時期だから……ぁ♡
なるべく、家に……っ♡ それに、うちは、お兄ちゃん、がぁ♡ 離して、くれなくてっ♡」
お友だちにバレてしまうかもしれないというスリルを、七海も味わっているようだ。
ちらりと振り返った横顔は、艶然とした笑みで『バラしちゃうよ?』と逆に脅すかのようだ。
お仕置きにクリトリスを指で刺激してやると、七海は声を殺して絶頂する。
「んんっ♡ そんな、ブラコンとかじゃ、ない……っ♡ むしろあっちが、シスコンなだけっ♡」
絶頂の余韻を噛み殺した後、七海はお友だちとの会話を再開する。
お友だちに対して僕という従兄をどう語っているかも気になるところだ。
僕は七海に背後から覆い被さり、胸を両手で揉み回しながら、七海のスマホに耳を寄せる。
『えー、でも七海ちゃん、学校でもよくお兄さんの話してるし』
「し、してないっ! してないからぁっ♡」
期せず友人に暴露される形になって、七海は快感と共に声を上げていた。
『うわ、ごめん。ていうか七海ちゃん、大丈夫? なんか、その……声が……エロいというか』
「っっっ、ち、違うの。ちょっと、慌てて、変な声になった、だけだから……っ♡」
流石に本当にバレてはかわいそうなので、責めを緩めてやった。
「と、とにかく、お買い物はもっと人通りの少ない曜日にしよ? ねっ?」
『んー、まあしょうがないかぁ。じゃあさ、なるべくこうやって電話しようよ』
「う、うん……立て込んでるときでなければ……っ♡」
緩やかな抽送に悦楽の笑みを浮かべながら、七海はお友だちとの通話を終えるのだった。
「お、お兄ちゃん……っ!」
振り返った七海は、怒っているのかと思いきや……
「終わった、よ? 続き、して? いつもみたいにしてぇ♡」
甘えた声で、お尻を振って誘惑してくる。
断るはずもなく、僕は七海の肢体に貪りつくのだった。
連日、家の中でセックスをした。
「やぁんっ♡ も、もうっ♡ お兄ちゃんっ、そんなのされたら、アニメ、よく見えなぃ♡」
テレビや動画を一緒に見るときは、膝に乗った七海の胸を揉んで、背面座位で突き上げた。
「ひあっ♡ 待って、いま、洗い物……んんっ♡ これじゃ、家事も、できないよぉ♡」
七海が台所で料理や洗い物をしていれば、背後から挿入し、七海も困った風にしつつ達していた。
「ふぁぁぁっ♡ シャワーだめっ、おまんこ変な感じになるからぁ♡」
風呂は一緒に入り、シャワーでクリトリスを刺激してやると、両頬を押さえて感じていた。
「お兄ちゃっ、ここじゃ、だめぇ♡ 外から、見え、ちゃう……っ♡ ああっ♡」
洗濯物を干すベランダでも、誰かに見られそうなスリルを感じながら立ちセックスをした。
「んおっ♡ ひぅっ♡ はひっ、お、お兄ちゃんのおちん○ん、前より、奥まで来てるぅ♡」
そしてベッドの上では、二人してケダモノになった。
セックスの経験がそうさせるのか、僕の陰茎は以前より一回り大きくなり、七海の膣内も拡張されている。
「あんっ♡ これ、角度、好きかもっ♡ いいよ、きて♡ おにいちゃん♡」
対面立位、騎乗位と、体位のバリエーションも増え、お互いの性器を結合させ合う。
僕と七海の間には、セックスに関する嗜好の不一致なんて一つも無く、相手の体に不満なんてなにも無い。
どちらかがセックスをしたいと思えば、相手も大抵そう思っている。
体だけでなく心も一つになったような、幸福感に満ちた日々だった。
「ちゅっ♡ お兄ちゃん、もっとぉ♡ もっとしよっ♡」
今日、何度目かの中出しをした後、僕と唇を交わしていた七海が、可愛らしくおねだりしてくる。
七海もそうだが、僕も最近、一発や二発の射精では満足できない。
まるでどこかから神通力でも供給されているかのように、僕の体は精力絶倫になっていた。
きっと、僕らをこうなるように導いた神様の、加護みたいなものかもしれない。
今日も町のあちこちで、『つがい』たちの歌声が聞こえる。
子宝神のお膝元で、幾多の男女が夜ごと悦楽の声を奏でている。
そんな町の一角、マンションの一室も、僕と七海の愛の巣となった。
きっと僕らのような男女が、この町には他にもいるんだろう。
顔も名も知らぬ彼らと競うように――僕は今宵も、七海に精を注ぐのだった。
ご一読いただきありがとうございました。
『RIDDLE JOKER』在原七海の話はここまでです。
ちなみに電話プレイで会話してたのは、同原作の友人キャラだったりします。
次回の原作は、下記の2018年アニメから選出予定です。
『すのはら荘の管理人さん』
『ハッピーシュガーライフ』
『食戟のソーマ』
『ゆるキャン△』
『りゅうおうのおしごと』