プロローグ(挿絵追加)
――薙切家が没落した。
飲食業界の冬こと、当主・薙切薊の不正発覚などによる失墜である。
薙切一族の傍流だった俺のところにも、思わぬ生活の変化が起きた。
親族の娘さん――薙切えりなと、薙切アリスが、我が家に居候することになったことだ。
「おじさま♡」
「おじさん♡」
薙切家の諸事情を逃れるため預けられた二人は、酒造りをしている俺の屋敷で、
「「もう一杯♡」」
……泥酔していた。
「お前ら、また俺の酒を飲みやがったな?」
夕食後の晩酌で、ちょっとトイレに立った一瞬の隙を衝いてのことだった。
しばらく前から住まわせている親族の娘さん、えりなとアリスの二人が、俺の酒を味見していた。
「なぁによう、おじさまは私が酒を飲めないって言うのぉ?」
定番を崩したようなことを言っているのは、薙切えりな。
長い金髪と抜群のプロポーションを持つ子で、調理界では「神の舌」と呼ばれていたらしい。
ロングワンピース型の洒落たパジャマ姿で杯を持っている姿に、そういう貫禄は感じないが。
「ごめんねーおじさん。一口だけだから」
手を合わせて詫びているのは、薙切アリス。
ショートの銀髪と、北欧系の白い肌、えりなに負けず劣らず豊満なスタイルの美少女だ。
タンクトップとショートパンツというラフな格好で、やはりその片手にはお猪口を持っている。
「バカヤロウ、お前ら酒飲んでいい歳じゃねぇだろうがっ」
酒造に携わる人間としては複雑だが、たとえ気に入ってもらっても未成年飲酒は奨励できない。
二人の手からさっさと酒杯を奪い取り、酒の入ったとっくりも確保した。
「あーん、おじさまずるいっ」
「いじわる、いじわるだよー」
酔っ払ったガキどもの抗議を聞き流して、俺は晩酌を再開する。
(まあ、こっちに来た当初の気落ちした顔よりは、なんぼかマシか)
引き取った頃は、一族が没落して、家族とも離れ離れに暮らすことになった、悲劇の令嬢だった。
それがここまで緩い感じになったなら、メンタル面はもう大丈夫だろう。
「ほら、二人とも部屋に戻って寝ろ。明日も学校があるんだろうが」
言って聞かせると、二人は頬を膨らませた。
「でしたら、お酒の代わりに……♡」
「おじさんのこと、味見したいな♡」
えりなとアリスが、俺にしなだれかかってきた。
「ふぁ……♡ ちゅる、ちゅぱっ……んぅ♡」
えりなが俺の唇に吸い付き、唾液を味わうように舌を侵入させてくる
仕方なく舌を絡ませ合い、片腕で背中を抱いてやると、華奢な肢体が嬉しそうに震えた。
「ぷあっ♡ 美味しいっ♡ おじさまの、口っ、舌ぁ♡ 美味しいのぉ♡」
間近に見るえりなの顔は、ひどく酔いしれていた。
酒のせいだけじゃない、異常に鋭い味覚を持つえりなは、俺の口を味わうことで発情している。
「えりなばっかりずるいよー。わたしだって、おじさんとキスしたいのにぃ」
えりなの逆側から、アリスが体を擦り寄せて、耳元で囁く。
すると当然のことのように、俺の首筋や鎖骨に舌を這わせた。
「ねぇおじさん、わたしにもキスちょうだい? おじさんの口の中、すっごく気持ちいいから、わたしにも食べさせてよ♡」
「だめっ♡ 私が先なのぉ♡」
アリスが豊乳を押し付けて誘惑すると、えりなは奪われまいと俺の頬を両手で挟んでキスをする。
えりなの体も柔らかく、その豊満な乳房が俺の胸板に潰れていた。
「もう、えりなってば我が儘ばっかり……まあいっか。私はお肌を味わっちゃお♡」
アリスはそう言って、俺の来ていた甚平の上着を脱がしていき、露出した肩が胸板にべったりと舌を這わせていく。
セックスの前戯として舐めているというより、正しく『味わう』ために、舌を押し付けている。
「ぷはっ。お前ら、毎度のこととはいえ、俺の体の何がそんなに美味いんだよ?」
えりなの唇から強引に顔を離すと、淫らに頬を染めた二人が応える。
「言葉でなんて説明できません♡ おじさまの体は甘美なんです、艶美で雄々しい味で、私の舌を狂わせるのっ♡」
「ふふ、えりなほどじゃないけど、私もそうだよ? おじさんの体、どこだって舐められるくらい大好きなの♡」
この二人の異常さには、いつも驚かされる。
えりなは、味覚が鋭く、どんな食材も調味料も、隠し味まで言い当ててしまう。
料理をすれば超一流、味の分かる人間なら膝を付いたり、なぜだか衣装が剥げたりするそうだ。
最後は何かの冗談だと思うが、要は彼女らにとって、舌とはかなり鋭敏な性感帯でもあるらしい。
「ねぇ、えりな? おじさんはもっと別のところを舐めて欲しいんじゃない?」
アリスがそう言って、俺の股間に手を這わせる。
甚平の上から揉むように撫でると、勃起しかけている男根は、どんどん硬くなっていく。
えりなもそれを見て、顔を赤くしながらもハッとした。
「ご、ごめんなさいおじさまっ。私、また気が利かなくて……っ♡」
えりなは恥じ入ったようなことを言うと、俺の脚の間でひざまずく。
そして俺の甚平を脱がせ、トランクスの中から、既にいきり立っていた剛直を取りだした。
「あっ♡」「わぁ♡」
そそり立つ逸物を見上げて、えりなは放心して、アリスは目を丸くする。
自慢じゃないが俺は結構な巨根だ。彼女らくらいの少女には刺激が強すぎる見た目をしている。
「は、はひぃ♡ 大きい♡ 匂いが……触れてないのに、舌がぁ♡」
「ふふ、おじさん、えりなってばおじさんの見ただけで、匂いを舌で感じてイキかけてるよ?」
アリスは俺の手を取ると、自身の乳房に押し付けた。
ノーブラのタンクトップ越しに感じる、指が沈むような柔らかさ。
「んぅ♡ おっぱいどうぞ♡ いっぱい食べて♡ アリスのおっぱい、ちゅぱちゅぱ吸ってぇ♡」
アリスはそう言うと、タンクトップをまくり上げて豊乳を露出させる。
白人系の真っ白な肌、それがつくる大きな半球、先端に尖る桜色の乳首。
もはや我慢する気はない。アリスの背に腕を回して抱き寄せ、音を立てて乳首に吸い付く。
「あはっ♡ きた♡ きちゃうよぉ♡」
口の中で乳首を転がし、唇で柔肉を啄みながら、舌先で先端を刺激する。
アリスは声を上げて腰を震わせ、その手が俺の髪をくしゃくしゃと掻き回す。
「おじ、さまぁ♡ させて、フェラさせてくださいっ♡ 私のお口に、おちんぽくださいっ♡」
えりなは犬のように舌を出して、眼前のペニスに近付けていた。
勝手に口に含まないのは、前にそう言い含めたことがあるからだ。
「いいぞ、えりな。『よし』だ」
「あむっ♡」
お預けを解かれた犬のように、えりなが嬉々として俺の逸物を呑み込んだ。
その瞬間、舌で亀頭を包まれ、温かな唾液がまぶされる。
「んぶっ♡ んぢゅるるるる♡ んぐうっ♡ んんんんっ♡ ぢゅぷっ♡ んおっ♡ おふぅ♡」
えりなは凄まじい勢いで口淫を始める。
喉奥まで呑み込み、舌を根元まで絡み付かせ、僅かな先走り汁を絞るように吸い上げる。
性感帯と化している舌は、陰茎を舐めることで感じているらしく、腿を擦り合わせて、尻を揺らしていた。
「あはっ、えりな? すごい姿だよ? おじさんの肉棒をしゃぶりながらイってるのが顔で分かっちゃうよ? んあっ♡ おじさんは見ちゃだめ♡ アリスのおっぱい見て♡ もっと食べてぇ♡」
えりなの顔に張り付いた髪をどけてやると、蕩けた顔で俺の男根に吸い付いているのが見えた。
「んじゅるる♡ んふぅ♡ おほぉ♡ おっきぃ♡ んんん~♡」
えりなは俺の太ももに手を置くと、まるで飴でもしゃぶるように、竿からカリ首までを口に含み、吸い付いてくる。
同時に、股間の方では、陰嚢を両手で揉み解しながら、激しく亀頭へむしゃぶりついてくる。
「おじさぁん♡」
えりなに見とれて、アリスの乳首を吸う口がおろそかになっていた。
俺は詫びを兼ねて、アリスの肢体を抱くと、膝立ちになった彼女の尻を揉みつつ乳首を口で弄ぶ。
「んぁっ♡ おじさんの指ぃ♡ 気持ち良いっ♡ おっぱいっ♡ もっと強くっ♡ あぁっ♡ おじさんのベロが、ちくび転がしてっ♡ あひっ♡ あぁっ♡ 食べられてるっ♡ おじさんにおっぱい食べさせてるっ♡ これぇ、母性が刺激されちゃって、幸せになっちゃうよぉ♡」
えりなは鋭敏な味覚で『食べる』ことを好むが、アリスはどちらかというと『食べさせる』ことを好んでいた。
だから二人同時に行為が始まると、大抵はえりなが舌を使い、アリスは俺に乳首を吸わせたがる。
「まったくこいつら、ちょっと酒が入っただけでドスケベになりやがって!」
俺も行動に出た。
えりなの頭を左手で逸物へ押し込み、根元まで呑み込むイラマチオを要求する。
「あぐっ!? ごほっ! お、おお……うっ♡」
突然、喉奥を突かれてえずきながらも、えりなはむしろ悦んで、舌を使って奉仕し始めた。
続いてアリスには、ショートパンツの中に尻側から手を侵入させる。
尻側から下着の中に指を入れて、秘所に到達、濡れそぼっていたそこに手淫を始める。
「ひゃっ、お、おじさんっ♡ はぅっ♡ おっぱい吸いながらソレは、イっちゃっ♡ あっ♡ ああぁっ♡」
アリスの胸に音を立てて吸い付き、それを左右交互に繰り返した。
その間、秘所への愛撫は休まずに続け、中指と薬指でクリトリスを剥き出しにして、二本の指で摘まみ上げ、擦り合わせる。
「ふああっ♡ おじさんっ♡ それしゅごい♡ クリちゃんがっ♡ 敏感になってるからっ♡ あんっ♡ またイッちゃう♡ イクぅっ♡」
「んぐっ♡ おぐっ♡ んおっ♡」
アリスの喘ぎを聞いてか、えりなも頭の動きを激しいものにする。
二人とも髪を振り乱し、身をよじり、大小の絶頂を起こしながら、より大きなオーガズムへと上り詰めていった。
そしてついに――俺の射精と同時に、二人も果てへと到達する。
「んぶっ♡ んんんっ♡♡♡」
「ふぁぁぁぁっ♡」
えりなは口内射精を受け止めて目を恍惚にし、アリスは乳首と陰核を責められた末に嬌声を上げた。
どちらも達している。アリスはともかく、イラマチオで果てたえりなは、相当な淫乱だ。
「んっく♡ ぷあ♡ ぁぁぁ、おじさまの、せいえき♡ 濃ゆい♡ ぷるぷるしてる♡」
えりなは精液を口内に留め、零さないよう手で顎下に皿をつくり、口を開いて空気を取り込む。
味も香りも感触も楽しむような姿は、あまりに淫靡で、薙切家ご令嬢の姿など見る影もない。
「あぁ、えりな待って、飲まないで♡ 私にも分けてぇ♡」
するとアリスが、えりなに身を寄せて、唇を交わす。
そのまま互いに舌を絡ませ合い、あろうことか唾液と精液を交換し合う。
「んんっ♡ んちゅ♡ れるぅ♡ ふぁぁ、おじさんの、味がしゅる♡」
「やぁ♡ アリス、もっていかないで♡ おじさまのザーメンとらないでぇ♡」
アリスとえりなは、舌で白濁液を奪い合うように、互いの唇から卑猥な音を立てた。
どちらもなかなか呑み込まず、口の端や手に零れたものも舐め合って、目を蕩けさせながら精臭に塗れていく。
(ったく、まさか酒一杯でこうなるとはなぁ)
俺は二人の姿を肴に、とりあえずお猪口の酒を飲み干す。
そもそも、親戚の娘さんである彼女らとこうなったのは……一週間ほど前のことだった。
ご一読いただきありがとうございました。
食戟のソーマから薙切えりなとアリスでした。
同人でしか知らないのでキャラがブレるかもしれませんが、
外見がパーフェクトなので使わない手はないなと。