「つまり、今年は薙切家で祭事を行わないってことか?」
『当然だ。忌々しいウイルスのおかげで、薙切の持つ飲食関連の業績は傾いている。
家が代々祀ってきた神だかなんだか知らんが、そんな祭事を開く時間も金もない』
俺は電話越しに、親戚の当たる薙切薊の声を聞いていた。
近頃は例のウイルスに苦慮しているようで、こちらに当たり散らすような口調である。
話題は薙切家が祀っている神様に対する祭事だ。
酒造りに関わる家であるうちからは、いわゆる『御神酒』を届ける予定だったのだが、
今年は神様にも酒類提供を自粛させられそうだ。
「まあ、予防の意味でも大規模な祭事はできんだろうな。
仕方ない、祭事はこちらで小規模なものをやっておく」
『好きにしろ。まったく下らん、祀らなくて祟るというなら祟ってみろというのだ』
薊はそう言って通話を切った。
昔から現実主義というか、怜悧なところのある従弟だったが、残念なことだ。
――彼が脱税および贈収賄でお縄に掛かったのは、その翌日のことだった。
薙切の一族は急速に衰退した。
当主だった薊は逮捕され、薙切仙左衛門は急病で入院、他の主要な面々も対処に追われた。
これに乗じて一部の分家が薙切を乗っ取ろうと動き出し、薙切家は内乱めいた状態に突入。
遠月学園ではクラスターが発生して長期休校となり、今後の飲食不況が見越されて支援者が激減、存続は絶望的だという。
そういった紆余曲折を経て――
薙切えりなと薙切アリスは、遠縁である俺の家に預けられたのだった。
「というわけで、これからお世話になります。おじさま」
「ふんっ」
家に来た当初、アリスは愛想がよく、えりなはふて腐れていた。
「ああ、二人ともよく来たな。遠慮はしなくていい」
俺は二人を家に上げつつ、その様子を観察する。
どちらも類い希な美貌とスタイルを持つ美少女だが、重要なのはそこじゃない。
「ふぇー、酒造さんって聞いてたけど、いかにもって感じの和風なお屋敷だね?」
「古いだけだ」
興味深そうに見回しつつ、遠回しにお世辞めいたことを言っているのは、アリス。
「…………」
「えりな、荷物は部屋に運んでもらった。入りきらなかった分は廊下に置いてあるんだが」
「そうですか」
「すまん、あまり広い部屋じゃなくてな。送られてきた荷物の全部は入りきらないと思うぞ?」
「構いません。入りきらない分は処分しますので」
このように、目も合わせず遠ざけるように言うのは、えりな。
彼女の父である薊が、俺から見ると従兄弟に当たる。つまり俺から見ると『従弟姪』だ。
「もー、えりなってば冷たくない? 今日から一緒に暮らすんだよ?」
「アリスこそ、脳天気すぎないかしら?」
やはりというか、えりなは虫の居所が悪い。
当然だ。言わば彼女は没落令嬢、父が逮捕され祖父は入院、一族はお家騒動の真っ最中。
普通に考えて、人生に絶望感が生じる。気丈に振る舞っているだけ大したものだ。
(そういう意味では、アリスも心配だな)
アリスは逆に明るく振る舞っているが、空元気っぽくもある。
もしかすると、この屋敷に住むために、過度に気を遣っているかもしれない。
(やれやれ、酒の面倒はともかく、年頃の女の子の面倒は見慣れてないんだぞ?)
妻とは離婚して久しく、酒造りに専念してきたおっさんでいられたのも昨日まで。
少し遠い親戚の娘さんを、急に二人も引き取ることになった俺は、内心で溜息を吐くのだった。
○
その夜――『お告げ』のようなものがあった。
布団の中、意識が眠りに落ちる直前に、何かがこう伝えてきた。
『子を成せ』
言語というより思念のようなものが、抗いようのない出力で叩き込まれた。
体は勝手に反応して、下半身が熱を帯び、頭は性欲に支配された。
まるで脳よりも上位の命令系統から、そのような指令を受けたように。
気がつけば『お告げ』の気配は消えており、発情しきった体だけが残った。
(なん、だ……いまの……)
思わず股間に手を伸ばすと、自分のモノとは思えないくらい大きく張り詰めていた。
神通力とでも言うのか、見えない力が宿っているかのように、体が熱い。
欲求も激しい。いますぐにでも女を抱きたい。相手なんて選ぶ気もしない。
そうだ、ちょうど今日、我が家には最高の美少女が二人も来ているじゃないか。
行き場のない娘たちを預かってやってるんだ。夜這いして体を使うくらい正当な権利――
(できるか!)
自分が危ういことを考え始めたところで、ようやく理性を取り戻す。
親元を離れて不安なガキどもにそんなことをするほど、俺は腐っていない。
そこまでするなら自慰をするし、自慰で駄目ならオナホでも何でも使う。
とにかくいまは耐える。
いま自慰などしては、確実にあの子たちを思い浮かべてしまうだろうから。
(寝よう。子を成せだかなんだかは……まあ俺もいい歳だ。真面目に婚活でも……)
そんなことを考えながら、布団を被り直していると――
部屋に、足音が近付いてきた。
「ふぅ……」
やがて襖の前に辿り着くと、そこで立ち止まった。
そして数秒ほど、迷っているような間を置いてから――
「おじさん……起きてる?」
小さな声が聞こえた。
「ああ」
答えてやる。
アリスの声だ。どうやら彼女も、俺と同じように眠れないらしい。
「入っていい?」
「いいぞ」
「ありがと」
小さく呟いて、アリスはそっと部屋に入ってくる。
寝間着だろう、簡素なキャミソールと短パンという姿だった。
シンプルだが、来ているアリスのスタイルが非常に豊満で、目に毒だ。
薄暗い部屋の中で見ると、その白い肌は月明かりのように輝いているように見える。
「どうかしたのか? 眠れないのか」
上半身を起こして聞くと、アリスは顔を赤らめつつ近づいてくる。
そうして俺の隣まで来ると、ちょこんと座って口を開いた。
「うん。なんか、目が冴えちゃったみたい」
「そうか」
それを聞いて、俺は内心で安堵していた。
そういうとき、頼って部屋に来てくれる程度には、信用されているようだ。
「薙切が大変なことになって、不安だろう。無理に明るく振る舞う必要なんてないんだぞ?」
自然と手を伸ばして髪を撫でると、アリスは少し驚いた後、目尻に涙を溜めて微笑んだ。
「うん……ありがと、おじさん。ぶっきら棒だけど、優しいよね」
「なに言ってるんだ。最初から優しかっただろ?」
冗談めかして言うと、アリスは小さく笑った後、濡れた瞳を向けてきた。
「おじさん……その、変なこと聞くけど……さっきの、気付いた?」
「さっき……っていうと、アリスも?」
コクリと、アリスは恥ずかしそうに頷いた。
子を成せというあの『ご神託』、どうやら届いたのは俺だけじゃなかったらしい。
「まあ、なんだ、なにか不思議なことが起きたんだろうが、唯々諾々と従うこともないだろ。
お前はまだそんな歳じゃないんだし、俺だってお前にそんなことは――いや、なんでもない」
微妙に言い訳がましくなっている俺を、アリスは感心したように見ていた。
「おじさん……我慢、してくれてるの?」
「当たり前だ」
「でも……おっきくなってるよ?」
アリスは俺の股間部を見ていた。
自己ベストを更新している逸物は、寝間着のズボンに大きな隆起を作っている。
「見るな。ただの生理現象だ。というか、お前もそんな無防備に近付くな」
布団で隠して目を背ける。
いつの間にか距離を詰めていたアリスの、キャミソールの胸元が刺激的すぎる。
豊満な胸を押し込んだキャミは半球のラインを描き、谷間すら刻んでいた。
その深い溝に視線を吸い込まれそうになるのを堪え、なんとか理性を保つ。
「ふーん……」
するとアリスは興味深げに、俺の顔を見つめ始めた。
まるで新しいおもちゃを見つけた子供のような表情で、彼女は俺に身を寄せてくる。
「ねえ、おじさん。おじさんは、私とえりなを守ってくれる?」
甘えるような声音で、アリスは囁く。
「もちろんだ。預かった以上、保護者の責任はちゃんと果たす」
俺も真面目な顔を作って答える。
ここで欲望に流されてはいけない。この子たちは親元を離れて不安なはずなのだから。
「じゃあ、お願いがあるんだけど……」
「なんだ? できることなら協力するぞ」
そう答えてやると、アリスは俺の手を両手で握ると、胸が腕に当たるほど密着して、
「――安心、させて?」
頬を紅潮させて、上目遣いに、見上げてきた。
色っぽい、なんてもんじゃない。全身からフェロモンが放出されているかのようだ。
まるで酒の香りのように、女の香りが立ち上り、嗅ぎ取った脳が蕩けそうになる。
「安心って……」
「だって、おじさん、本来なら私たちを預かる義理なんてないでしょ?
えりなもあんな態度だし、迷惑になってることくらい私でも分かるよ」
「アリス、落ち着け」
「うん、分かってるよ? おじさんはいい人だから、追い出したり冷遇したりしないって。
でも、不安なの……悪い想像ばかりしちゃうの。だから……」
アリスは呼吸を荒くしながら、俺の手を持ち上げて、胸元に抱き寄せる。
「こうでもしてくれないと……安心、できないよ……♡」
「お、おい!」
俺の手を胸の谷間に挟もうとするような行為に、動揺してしまう。
だがアリスは構わず、俺の腕を自ら押し当てて、その柔らかさを味わわせようとする。
「んっ! はぁ……すごい♡ こんなに硬いんだ、男の人の身体って……あっ、はぅ……♡」
「やめろ、流石に、それは……!」
アリスは俺の制止も聞かず、キャミソールの肩紐に手をかけ、そのままずり下ろした。
そして露わになる、豊満な乳房。
デンマーク系日本人であるアリスの肌は新雪のように白く、乳首は薄い桜色だった。
呼吸に合わせて上下する胸に、視線が吸い寄せられる。
「分かる、でしょ? おじさんと同じで、私も……体が、変なの♡
さっきの神様の命令に、体が従っちゃってるの……っ♡」
切なげに身を捩らせるアリスは、熱に浮かされたように言葉を紡ぐ。
「おじさん……助けて? 恨んだりしないからっ、誰にも言わないからっ」
アリスは俺の胸板にしなだれかかり、首に腕を回して、懇願する。
――女にここまで言われて大人しくしているほど、俺は男を捨ててなかった。
「ああもう……後悔しても知らないぞ」
アリスを抱き寄せた。
できるだけ優しく、しかし気持ちが伝わるよう願って強く。
「あっ♡ おじ、さん……っ♡ ふあぁぁ……すごい、抱きしめて、くれてるぅ♡」
「安心できそうか?」
「うん♡ でも……まだ、足りないかも……」
俺の気持ちは伝わり、アリスも俺を嫌っていないようだ。
合意と言えるものは充分に取った。
なら後は、男と女がすべきことをするだけだった。
○
「んちゅ、れる、ぢゅる、れりゅう……♡」
アリスと唇を重ねる。
最初は様子をうかがう程度に、次に軽く唇を噛み合わせ、感触を確かめる。
するとアリスから唇を押し付け、舌を使い始めた。こちらも舌を出し、アリスの口内へ。
「んっ♡ じゅぷ、くちゅ♡ ぴちゃ――はふっ♡ くちゅ……んんっ♡」
舌と唾液を絡めながら互いの口内を貪る。
眼前にあるアリスの瞳が、急速に蕩けていくのが見えた。
俺もアリスも、あの『お告げ』によって、完全にその気になっている。
脳が、体が、心が、目の前にいる相手と子供を成したいと言っていた。
「嫌だと思ったらすぐ言うんだぞ?」
「言ったら、どうするの……?」
「善処はしてやる」
「ふふっ、大丈夫……私だって、子供じゃないもん……♡」
どちらからともなく、二人で布団の上に倒れた。
アリスを布団の中心で仰向けにして、頭の横に両手をつくように覆い被さる。
「はぁ……おじさん、すごい……男らしい顔してる……♡」
「そりゃどうも。アリスも、すごく色っぽいぞ」
俺は再びアリスにキスをした。
今度は唇ではなく、首筋や鎖骨に。両腕を背中に回して軽く抱き上げながら。
「やっ♡ おじ、さん……キス、嬉しいけど♡ なんだか、食べられてる、みたい……♡」
体にキスの雨を降らせるうちに、アリスの巨乳が目前となった。
ためらう気もなく、谷間に顔を埋めると、アリスがびくんっと軽く体を反らす。
「ひうっ♡ おじさん……胸、触ってる……っ♡」
「ダメか? じゃあやめる」
「やだっ♡ やめちゃ、やぁ……♡」
アリスは俺の頭を両手で掻き抱いた。
「んんっ♡」
手を伸ばして片方の乳房を包むと、声を殺して体を震わせる。
「ふぁぁっ♡」
もう片方の乳房に口を寄せて、乳頭にキスをしてやると、堪えきれず声を上げた。
「あっ♡ はぁっ♡ んっ♡ ひ、あっ♡ ひゃうっ♡ おじ、さっ♡ ぁぁぁっ♡」
そうした両胸への刺激を、左右で交互に、徐々に強くしていく。
「もっとしていいか? アリス」
「あひっ♡ もっと、って……」
「こういう風に、だよ」
俺はアリスの乳首に吸い付いて、舌で先端を転がした。
するとアリスは、目を剥いて背筋を反らし、びくびくっと震えながら嬌声を上げる。
「あああああああああっ!?」
すごい反応だ。
AV女優でも演技過剰なくらいだが、演技じゃないと分かる。
神様に子作りを命じられてしまった体は、それほど敏感になっているのだ。
「ほら、こっちもだ」
「ひゃぁぁっ♡ まってっ♡ おじさんだめっ♡ おっぱい食べないでぇ♡」
反対側の乳首も同じように舌を踊らせ、口を離した方には強めの愛撫を送る。
アリスの巨乳は、片方が吸い上げられて伸びたと思えば、片方が握り込まれて潰された。
そのたびにアリスは、まるで膣内に挿入を受けているかのような声と反応をまき散らす。
「ひぃんっ♡ やだぁ♡ こんなのぉ♡ おかしくなっちゃうぅ♡
こんなに、なるなんてぇ♡ 聞いてないっ、聞いてないよぉ♡」
アリスの太股が、俺の腰を挟み込んだ。
無意識だろうが、アリスの方からも擦りつけてきている。
「すまん、俺も止まらん。お前の胸が、いい香りで、美味しくて、気持ちよすぎる」
俺はこのまま、アリスが達するまで胸を堪能することにした。
「ふわぁっ♡ おじさんの、えっち……♡ 私の胸なんか、吸っても、何も出ないのにぃ……あんっ♡ そんなに、好きなんだぁ……♡」
「ああ好きだ。アリスは魅力的だ」
「やっ♡ おじさん、ストレートに褒めすぎっ♡ やだ、うれしい♡ どんどん、感じやす……っく、ああぁぁっ♡」
アリスは軽く絶頂を迎えた。
一呼吸を置いている間に、俺は上着を脱ぎ捨てる。
「はぁ……はぁ……っ♡」
アリスは布団で仰向けになったまま、俺の体に見入って、口元を押さえながら赤くなる。
「すごい……なんかすごい……おじさんから、男の人の匂いがして……頭、ふわふわする♡」
「いいぞ、こんなおじさんの体でよければ、いくらでも味わっていいからな」
熟女が若者を誘惑するような台詞だが、アリスは本気で受け取った。
俺を抱き寄せると、さっきのおかえしとばかりに、首筋や鎖骨や胸板にキスをして舌を這わせる。
「美味しぃ♡ 不思議、おじさんの体、汗、匂い……なんだか美味しいよぉ♡」
「アリス……」
俺もアリスの胸に顔を埋めた。
今度は唇にも軽くキスをする。そして、胸を揉みながら舌を絡め合う。
「んちゅ……れろっ、んむ……♡ どうしよう……幸せな気分、止まんない♡」
互いの唾液を交換し合い、アリスはうっとりとした表情で微笑んだ。
俺たちは相性がいいのだろうか、それとも神通力によるものだろうか。
お互いの心の内から、相手との交尾を妨げる感情や感覚が、全て消えていた。
「ふあっ♡」
だから、俺の手は自然とアリスの秘所へと伸びていき、アリスも驚きながら抵抗しなかった。
短パンの上から愛撫する。
「あぁっ♡ あ、ああっ♡ おじさんの指、気持ちいい♡」
アリスが俺の首に手を回して抱きつき、服越しとは思えない過敏な反応を見せた。
俺は短パンの中に手を入れる。下着の布地と、それを押し上げる熱と湿り気を指に感じた。
そこを指先でなぞると、アリスは体を跳ねさせた。
「ひあぅっ♡ だめぇっ♡ そ、そこっ、すごいの来るっ♡ ビリビリしたの全身にくるぅ♡」
生娘と思って優しく触れているのに、アリスの反応は凄まじかった。
中指を曲げて、小さな突起のある場所を探し当て、その周辺を優しく刺激した。
「あぁっ♡ だ、だめだってばぁ♡ んひぃっ♡ きゅってしないでぇ♡
くすぐったくてゾクッてするぅ♡ おじさんっ♡ おじさんってばぁ♡」
アリスは涙目になって懇願しながら、小刻みな絶頂に乱れていく。
まだ下着越しだというのに、この過敏な反応。アリスの体は凄まじく敏感になっているらしい。
「慣れるまで、ゆっくりしてやるからな」
俺はアリスの耳元で囁いた。
しかし、その言葉とは裏腹に、手付きは少しずつ速度を増して、接触を深めていく。
アリスが気付かないうちにペースを上げて、自然と慣れさせていく目論見だ。
「あっ♡ おね、がい♡ はぁっ♡ あああっ♡ だい、じょうぶ♡
ふわぁぁ♡ 慣れて、きて……くぁっ♡ あっ♡ あああぁぁぁ♡」
当初は快感に驚いていたアリスも、徐々に順応していった。
それに比例して、下着がぐしょ濡れになるほど愛液が溢れ出す。
「アリス、直接触るぞ」
俺は一度手を引いて、今度は下着の中に指先を滑り込ませていく。
「うんっ♡ おじさんっ♡ 優しい……あ、来る、お手々がゆっくり、入ってきてるぅ♡」
既に下着の中は洪水状態だった。
俺はゆっくりと、慎重に指を動かしていく。
「んんんっ♡」
まずは割れ目を上下に擦る。アリスの腰がビクンと震えた。
指の動きを速める。手の平でクリトリスも同時に愛撫してやると、アリスは喉を反らす。
「ひゃうっ♡ や、やばいって♡ これ、すごすぎぃ♡ あっ♡ おじさん♡ すごいよぉ♡」
陶然とした声を上げながら、アリスは俺の背中に腕を回して、緩やかな絶頂に身を震わせた。
アリスの秘所は貪欲にオスを求めていた。
指の腹を膣口に擦ると、陰唇が吸い付いて内側に呑み込もうとする。
「ひゃんっ♡ んんっ♡ ゆび、入ってくるっ♡ おじさんの太いの入って……きたぁ♡」
アリスは嬉しそうに顔を綻ばせた。
俺の指は、ほとんど抵抗なくアリスの体内へ侵入していた。
挿入しただけで、彼女の内部はぎゅっと締まり、ヒダの一つひとつまで感じ取れる。
「痛くないか?」
俺が尋ねると、アリスは蕩けた顔で微笑んだ。
「大丈夫、気持ちいい♡ おじさんの指、太くてゴツゴツしてるのに、繊細にしてくれてる♡」
「じゃあ動かすぞ」
俺はアリスの肉壁を押し広げるように指を動かす。
「あぁっ♡ ふあぁっ♡ す、ごい♡ こんなのっ、またっ、イっちゃうよぉ♡」
指を折り曲げてGスポットを刺激すると、アリスの体が大きく跳ねた。
「ひぅっ♡ あぁっ♡ そこ、だめぇっ♡ あっ♡ ああぁっ♡」
何度も繰り返し刺激すると、アリスは呆気無く達してしまった。
結局、前戯だけで何回イってしまったのだろう。
あまりに淫らなその様に、俺の我慢もそろそろ限界だった。
「……アリス」
名前を呼ぶと、アリスは潤みきった瞳でこちらを見つめた。
俺はズボンを脱いで、すでに臨戦態勢になっているモノを取り出す。
「あっ♡」
アリスはそれを見て息を呑む。
そして、ごくりと唾を飲み込んだ。
「すごい……これが男の人の……」
初めて見る男性器を前にして、アリスは少し怯えているようでもあった。
「怖かったか?」
「ううん、ちょっと驚いただけ。全然平気だよ」
そう言って彼女は、遠慮がちに聞いてくる。
「触っても、いいかな」
「ああ」
俺はアリスの手を引いて、怒張に触れさせた。
「わっ、熱い……それに大きいね」
アリスは恐る恐るという様子で手を這わせ、指先で竿をなぞる。
細い指先で優しく撫でられると、それだけでもゾクッとする快感があった。
「アリス」
「んっ♡」
舌を絡め合う濃厚な口付け。
アリスは俺の分身を愛撫しながら、俺はアリスの乳房を揉みながら、唾液を交換する。
「アリス……俺の女になってくれるか?」
姿勢を変え、アリスの足の間に入り込む。
挿入する気だと気付いたアリスも、ためらいがちに足を開いて、質問に答えた。
「……はい♡ おじさん。私のこと、おじさんの女にしてください♡」
アリスは両手を伸ばして、俺の体を招き入れた。
俺はそれに応えるようにして、ゆっくりと覆い被さる。
「んっ♡」
アリスは俺の首筋にキスをした。
ちゅぱっと音を立てて吸い付くと、アリスの方からも耳たぶを甘噛みしてくる。
「アリス……」
吐息混じりの声で名前を呼んで、その女陰にペニスをあてがう。
既に準備万端だ。いつでも挿入できる状態だった。
「おじさん……きて♡」
「ああ」
ゆっくりと腰を進める。
濡れきった秘裂は、簡単に男根を受け入れた。
「んっ♡ 入ってきた……すごい……おっきい♡」
「大丈夫か? 痛くないか?」
「まだ、平気……ちゃんと、入るんだね……もっと、苦しいと思ってた……」
その口振りからするに、アリスは処女らしい。
俺の先端も膜に触れている。亀頭を呑み込んだ膣口が、その奥へ招くように締めていた。
確認するために目を合わせると、アリスは妖艶な笑みを浮かべていた。
「もうすぐ、だよね? アリスの処女、おじさんに、奪われちゃうんだね♡」
「ああ……大事にするからな」
「っ♡ うん……」
お互いを抱きしめると同時に、俺の肉棒がアリスの防壁を越えて、奥まで侵入した。
驚くほどあっさりと膜が破れ、吸い込まれるように子宮口まで。
「んあああぁぁぁっっっ♡」
破瓜の痛みよりも快楽の方が勝っているのか、アリスは絶叫のような声を上げた。
そして、彼女の肉壁がうねるようにして俺を包み込み、搾り取ろうとしている。
「っく!」
俺は思わず歯を食いしばって耐える。
嘘だろう? とてもじゃないけど、処女の膣内とは思えない。
俺の逸物が以前より大きくなっているように、アリスの膣も変化しているのだろう。
なにせ――
「ふああ♡ 入って、る♡ おじさんのが、奥まで、ぜんぶぅ♡ お腹、埋め尽くしてる♡」
恍惚としているアリスの顔には、幸福感と快感しか存在しなかった。
処女喪失の痛みなど、もうどこにも残っていないかのようだ。
「動いても大丈夫そうか?」
「うん……だいじょうぶ、だから……早く、来て……っ♡」
アリスは両足を絡めて、より深く繋がるよう促す。
結合部がぐちゅりと音を立て、アリスは悩ましげに喘いだ。
「ああ♡ すごいよぉ♡ こんなに、体中っ、気持ちいいなんてっ♡ 思わなかったっ♡
おじさんっ、やっぱり怖いっ♡ これ染まっちゃうっ♡ 私これ好きになっちゃってるっ♡」
アリスの体は、俺の逸物とその快感を全肯定してしまっているようだ。
俺の動きに合わせて、彼女も自ら腰を動かしていた。
その度に甘い蜜液が溢れ出し、シーツを濡らしていく。
「どうだ? 初めてのセックスは?」
「すごすぎるっ♡ 頭とろとろしちゃってるっ♡ こんなの、信じられないよぉ♡
分かった、体で分かっちゃった♡ 私っ、お嫁さんになるっ♡ おじさんのお嫁さんになるっ♡」
俺も同じ気持ちだった。
逸物に感じるアリスの膣は、包み込むどころか癒着するかのようで、一体感がすごい。
自分はアリスという極上の美少女を獲得して、支配下に置いたのだという征服感が止まらない。
「アリス……だめだ、俺もそろそろ、お前の中で気持ちよくなりたい」
恥を捨てて白状すると、アリスは目を輝かせた。
「いいよっ♡ ごめんね、私ばっかり気を遣わせて……もう、大丈夫だからっ♡
おじさんも、私の中で、気持ちよくなって? 男の人のしたいセックス、私も知りたいっ♡」
受け入れてくれたアリスにキスをしながら、俺は腰を動かし始めた。
さっきまでのゆっくりした動きではなく、強く速く打ち付けるピストン運動だ。
「んっ♡ んあぁ♡ んむぅ♡ はげ、しい♡ んっ、ちゅぱ♡」
アリスは俺に手足を絡めながらキスに応える。
息苦しそうだったので口を離し、腰振りに集中する。
パンッ! パァン!! と肉同士がぶつかり合う音が響く。
「あああっ♡ おじさんすごいっ♡ 奥にっ、一番奥にぃ♡ ズンってくるのぉ♡ ふああっ♡」
アリスは男から与えられる衝撃に身をよじりながらも、その顔は蕩けていた。
肉棒が出入りするたび、吸い付くように絡みついてくる。
まるで精を搾り取ろうとしているかのようだ。
「アリスの中、凄いな……」
「ほんとっ? よかった♡ おじさんが私のこと気持ち良くしてくれるからだよ♡
もっと激しくしても、平気だからっ♡ 私の体にしたいこと、我慢しないでぇ♡」
アリスが甘えるような声で囁いてくる。
それを聞いて、俺の中の獣が目覚めてしまった。
これまでどうにか手綱を握っていた動物的本能が、解き放たれる。
「アリス……っ!」
アリスの両足をM字にさせると、腰の角度を変えて、上から突き落とした。
いわゆる種付けプレスで、無我夢中で叩き込む。
「ああああ~っ♡ 深いっ♡ これっ、ふかすぎりゅうぅっ♡」
アリスは涙目で悶えている。
だが、それは苦痛のせいではないと一目で分かった。
「どうだっ、気持ちいいかっ? これが男の本気だっ!」
「いいっ♡ すごくいいよぉ♡ おじさんすごい、こんなに力強いなんて♡ ひゃあんっ♡
ああ待って、いまイってっ、イってるのにぃ♡ 止まって、くれな、ああぁぁぁっ♡」
アリスは絶頂したようだが、俺は自分が達するまで止まる気はなかった。
神様の力で生殖本能を全開にされたアリスは、処女だったというのに連続絶頂に導かれていく。
「あぁぁっ♡ すごぉいっ♡ こんなのすぐまたイッちゃうよぉっ♡ イクっ♡ すぐイグゥッ♡」
「もっとだ、もっと感じろ! お前を、俺の虜にしてやるっ!」
アリスの胸を掴み、片方を持ち上げて乳首を吸いながら、腰を縦回転するように責め立てる。
「だめっ♡ そんなに吸われたらおっぱい出ちゃうっ♡ 赤ちゃんできちゃうぅっ♡」
「出せ、アリス。俺の子供を産め」
「うんっ♡ 産むっ♡ おじさんの子供たくさん孕んであげるっ♡ だから出してぇっ♡」
アリスは銀髪を振り乱しながら、両足で俺の腰をホールドしていた。
ただ快感に酔っただけではなく、子種を獲得したいという獰猛なほどの本能に染まっている。
「くっ……出るぞアリスっ!!」
「きてっ♡ きてきてきてぇっ♡ いまならっ、アリスっ、おじさんのものになれるからっ♡
私の子宮にっ、おじさんのせーえき覚えさせてっ、おじさんだけのお嫁さんにしてぇっ♡」
俺はアリスの中に精を放った。
「あぁっ、熱いの出てるぅっ♡ あぁぁすごいっ♡ これでも、イっちゃ――ぁぁぁぁっ♡」
大きく開いた口から嬌声と涎を零しながら、アリスは軽く意識を失っていた。
そんなアリスを固く抱きしめたまま、俺も射精後の体を休め、荒い息をついていた。
○
――えりな――
そんな光景を、薙切えりなが、覗き見ていた。
(うそ……アリスと、おじさま……そんな、今日、会ったばかりなのに……)
薙切えりな。神の舌を持つ少女。
料理に熱情を注いでいた彼女の瞳はいま、親族の男と従姉妹のアリスが交わる姿に夢中だった。
少しだけ開かれた襖から片目を覗かせ、アリスが乱れ狂う様を見ている。
「アリス、もう一回できるか?」
「はひぃ♡ もぉ、おじさん、えっちすぎぃ♡」
父の従兄にあたる彼は、親戚であるはずのアリスに手を伸ばし、後ろ向きにする。
そして尻を上げさせると、いわゆるバックの姿勢で、グロテスクな剛直を秘所にあてがう。
(っっっ、あれが、男の……ああ、なんて、暴力的なくらいの、肉の塊……っ♡)
舌が――痺れていた。
襖の隙間から漏れ出る男の精の香り、それが鼻だけでなく舌にも触れていた。
そのことに快感と興奮を覚えていることに、えりな自身が気付いていない。
「ひあああっ♡ おじさんっ♡ バックすごいっ♡ これっ、私っ、征服されてるぅ♡」
四つん這いになったアリスは、背後からの突き上げに合わせて嬌声を上げる。
伯父の下腹部とアリスの尻が衝突して、パンッパンッという音を響かせていた。
「っっっ♡」
えりなは、従姉妹にして好敵手であるアリスが女として乱れる姿に、息を呑む。
無意識のうちに内股になり、ネグリジェの下では下着を湿らせていた。
――『神のお告げ』を受けたのは、えりなも同じだった。
体が急に発情し始め、こんなの何かの勘違いだと否定し、布団の中で身もだえた。
堪えきれずに自慰をして、それでもまったく収まらなかったえりなは、こう考えた。
まさか、あの男が夕食に媚薬でも盛ったのではないか? と。
それを確かめてやる、抗議してやると、内心で信じていない口実で、ここに来た。
来てみたら、この光景――自分より一足早く来ていたアリスが、伯父とセックスしている。
「んぁぁぁっ♡ おじさん待って♡ おっぱいまってぇ♡ 後ろから、そんな掴んだらっ♡
ひゃああっ♡ 潰れちゃうっ♡ 痛いのに気持ちよくしちゃだめぇ♡ 癖になるからぁ♡」
アリスは後背位で突かれながら、上半身を引き上げられ、両手で乳房を揉まれていた。
えりなは目を剥きながら、いつの間にか自分の手で、同じくらい大きな胸を揉んでいる。
(あんな風になるの? 男に抱かれると、アリスですら、あんなオモチャみたいに弄ばれて……)
えりなも美貌の持ち主だが、料理一徹の処女である。
目の当たりにしたセックスの光景は衝撃的で、自分の女としての価値観が根底から破壊されつつあった。
人間は、料理以外でも、あれほどの官能を得られるのか――と、微妙に世間からズレたことを考える。
「んおっ♡ おおっ♡ らめっ♡ へんなこえぇ♡ 出させないでぇ♡」
獣のような喘ぎ声を上げ、半開きの口から布団へ涎を垂らして糸を引くアリス。
恥も外聞も無く性感に狂う彼女に、アリスは恐怖と興味を同時に覚えていた。
(うそ、そんなはずないっ! 思ってなんかない――『私も』だなんて思ってない!!)
えりなは自慰をしている自分に気付いて、慌てて秘所と胸から手を離す。
そして指を咎めるように歯で噛む。視線は変わらず、室内の情事から外さない。
(私がっ、あんなことっ……ありえない! 私は、薙切えりなっ! 薙切の娘なんだからっ!)
家が没落したからといって、誇りは失わない。
そのプライドと、小指を噛む痛みで、えりなは欲情に流されかけた思考を保つ。
たとえ、舌に小指が触れる感触や、噛む痛みにすら、感じていたとしても。
噛んでいない方の手が、下着の上から秘所を愛撫し続けていたとしても。
「あああぁぁぁっっっいくいくいくぅぅぅっっっ♡♡♡」
一晩で肉欲の虜になってしまったアリスの声を聞きながら、えりなは声を殺して絶頂した。
その絶頂で、肉欲がほんの少し収まっているうちに、えりなは部屋へと戻っていく。
戻った先の部屋で、激しいオナニーをした。
思い浮かべた男が誰であったのかは――全て夢と思って忘れることにした。
ご一読いただきありがとうございました。
日本では『御神酒(おみき)上がらぬ神はなし』といいまして、
酒造りをしている伯父さんも子宝神から贔屓にされています。