オリジナル主人公、ifストーリー描写がありますことをご了承ください。
第一話(妄想オナニー)
昔、従妹の七海が、家庭の事情でうちに居候していた時期がある。
当初は不安そうだった七海に、当時の僕はお兄さんぶって面倒を見ていた。
やがて七海も懐いてくれて、僕が大学に行くため家を出るときなどは、泣いて惜しんでくれた。
そしていま、実家を離れてマンションに暮らす僕のところには――
「ちょっと兄さん? 洗濯機に下着が一枚残ってるんだけど?」
面倒臭そうな顔で家事をする七海がいた。
「ああ悪い、一枚落としてたのか……」
さっき自分の服を洗濯機から取り出したとき、一枚だけ取りこぼしてしまったらしい。
これから使おうとした七海からすれば、洗濯機に従兄の下着を発見した形だ。
そりゃあ、年頃の女の子としては、不愉快に思うことだろう。
恋人ならともかく、実兄妹も同然に育った従兄の下着など、犬のクソでも見た気分に違いない。
「どこに置いた? 干しておかないと」
「いいよ、私が干しておいたから」
七海にとっては、犬のクソというほどでもないようだった。
「七海はいい子だなぁ……」
「なに、急に……うっざ」
しみじみ言うと、七海は少し驚いた後、半眼になって呆れるのだった。
一人暮らしだったこの部屋に七海が来たのは、高校への進学がきっかけだった。
七海の進学先がこのマンションの近くにあり、実家からは少し遠いためだそうだ。
七海の両親――僕にとっては叔父と叔母だが、七海が子供の頃は少し問題を抱えていた。
そうした過去を下地に「そっちの方が暮らしやすい」と言われれば、従兄として断れない。
従兄妹とはいえ年頃の男女が同居はどうかと思ったが――
「大丈夫、弱み――説明は済んでるから。私の好きにしていいって」
七海は気立てのいい笑顔でそう言った。
昔は虐待寸前の関係だったご両親とは、よい関係を構築できているようだ。
「アイス……買い忘れたな」
季節は夏である。
ふと見た冷凍庫にアイスがなければ、無性に食べたくなるこの頃だ。
時刻は夕方、食材の買い出しを済ませた後になって、買い忘れに気付いてしまった。
「七海、アイス買いに行くけど、何かついでに買ってこようか?」
夕飯の支度を始めようとしていた七海に問いかける。
七海はやや薄手の私服にエプロンを装着しているところだった。
「んー、特にないかな? ……あ、単三電池が残り少なかったかも」
「了解、他に何か思い出したら連絡してくれ」
財布を手にして家を出る。
蝉の鳴く夕暮れに熱さを覚える。
車に乗ろうかとも思ったが、コンビニでアイス買うだけで車というのも不健康なので徒歩にした。
(そういえば、今年は夏祭りが中止になったんだっけ)
近頃はディスタンスが重要だそうで、混雑を避けるため祭りそのものが行われなかった。
例年なら、いま視界に映った神社に出店が並び、町内会の有志が太鼓を叩いたりするのだが。
どんなご利益があるのかも知らない神社だけど、そう考えると寂しいものだ。
(お参りしておこう)
ほんの気まぐれで、神社に寄り道することにした。
鳥居を潜る前に一礼、中央を避けて手水舎へ、柄杓で手を清め、手に溜めた水で口をすすぐ。
年代物の社殿に向かい、お賽銭を投じて、鈴を鳴らして二礼二拍手――
(お世話になっておりやす。家内安全、無病息災、お頼みします)
祈りを終えて、最後に一礼。
初詣でも七夕でも、神に頼むといったらこれ以外にない。
およそどこの神社で祈っても、うちは専門外ですとは言われないだろうし。
(ああ、ついでに彼女ほしいって頼んでおけばよかったかなー)
神社を出た後でそう思うのも、いつものことだった。
○
その日の夜、異変が起きた。
近所の家々から――『喘ぎ声』が聞こえ始めたのだ。
(なんだ?)
ベッドに入ってしばらく、意識が落ちる直前のことだった。
壁の向こう、マンションの隣室から、女の艶やかな声が聞こえてくる。
窓の外からも、近隣の家々から子犬のような甘い声が響いていた。
(偶然、か? いや、きっと一部は大音量でAVを流してるとかそんなんだろ)
まるで近隣住民が一斉にセックスを始めたかのような騒々しさ。
なんだか居心地が悪くなった俺は、喉も乾いていたことだし、部屋を出ることにした。
「ふぅ……」
冷蔵庫からとった飲み物で喉を潤すと、壁位置の関係で、近所からの物音が遠ざかる。
(当てられたかな……治まらない……)
恥ずかしながら股間のあれが臨戦態勢だった。
夏用の寝間着では隠しようもないテントができており、脈打つ感触も激しい。
こんな状態で七海とでも遭遇したら、汚物を見るような目をされるのは確実だ。
(部屋で……いや、ご近所の声を聞きながらってのも空しいし、トイレで……)
自分を鎮めようと、キッチンを出てトイレに向かう。
その途中……ふと七海の部屋が目についた。
決して不埒なことを考えたわけじゃない。
音と声が……聞こえたからだ。
「ふぁ……っ……あ……ん……っ♡」
扉の隙間からは灯りが洩れ、七海の部屋には明かりがついていることが見て取れる。
僕は無意識のうちに、まるで走光性のある虫のように、その扉へ近付いていく。
「ん……くぅ……っ……ぁ……はぁ♡」
七海がなにをしているのかは、察しがついた。
だから、覗いてはいけないのだと、分かっていた。
それでも足は止まらず、命が懸かっているかのように気配を殺して、扉の隙間を覗く。
そこに見えたのは――七海の痴態だった。
「ひぃん……あ……は……はぁん……っ♡」
ベッドの上に、半裸の七海が見えた。
ライトグリーンの下着姿で、ブラとショーツをずらして、乳房と秘所に手を這わせている。
小柄なのに起伏がある七海の肢体が、玉の汗を浮かせて、淫らに悶えていた。
「お兄ちゃん……んくぅ♡ はぁ、あ……ぁんっ……あっ♡」
七海の手が動くたびにベッドが軋み、ショーツの中から水音がする。
なにより、その口が俺のことを呼んだことに、心臓が大きく高鳴った。
僕の存在には、気付いていない。つまり……
(七海が……俺で……っ!?)
衝撃で思考が吹き飛ばされる。足は縫い止められたように動かず、目は七海から離れない。
僕が見ているとも知らず、七海の自慰は激しさを増していく。
「んぁぁっ♡ はぁっ……っくうう……んんんっ♡」
乳首を指先で摘まむように擦り上げ、もう片方の手では膣口をかき回す。
水音を激しくさせながら喘ぐ声が部屋に響き渡り、その様子から目が離せない。
快感に夢中になって、同居する俺に聞かれるリスクも考えられないという様子だ。
(だめ、だ……見たら……)
その場から離れようとするが、体が言うことを聞かなかった。
どころか顔をドアに近付けて、もっと間近に七海の痴態を見ようとしている。
「お兄ちゃ……はぁ……ん♡ 好き、大好きだよぉ……んんっ♡」
(……っ!!!)
脳髄に突き刺さる、七海の声。
艶やかで淫らで色っぽい、愛の告白。
体の中で何かスイッチが入ったように、股間の剛直が大きさを増した。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ イクっ、いきそう……っ♡」
七海の顔が快楽に染まっているのを見て、背筋がゾクッとする。
可憐な顔立ちは唇の端からよだれを垂らすほど蕩けており、喉を反らすと乳房が揺れた。
いま、七海は……その想像の中で、僕に抱かれているのだろうか。
僕とのセックスを望んで、その仮想体験にあれほど乱れているというのか……!
「イクっ、イっちゃいそ……あ、あ、あ、ぁぁぁぁぁんっ♡」
一際大きく、七海の声が響く。
(イッてるんだな……)
ビクビクと痙攣している七海の姿に、思わず喉が鳴る。
荒い息を繰り返している姿は、燃え上がった女の姿に他ならない。
僕の中で、生意気だけど汚れない姫のようだった七海が、急速に女へと変わってしまった。
「…………」
もっと見たい、もっと知りたい。
七海の素肌を、七海の性欲を、乱れる姿を、声を、その体の感触を。
そんな劣情に頭を埋め尽くされた僕は、部屋の扉を開こうと手を伸ばして――
(ダメだ!)
寸前で、我に返った。
なにを考えているんだ、僕は。
七海の気持ちは分かった。魅力も伝わった。
きっと、僕がこの扉を開いて迫れば、七海は応じるのだろう。
だからこそ――ダメだ。
たとえ七海がその気でも、僕は七海を守らなきゃならない側の人間だ。
こんな勢い任せの感情で、生涯の傷になりうることはできない。
僕は唇を噛み切る思いで、伸ばしていた手を引っ込めて、足を後ろへ。
何かに引き留められるように重い体を、少しずつ七海の部屋から遠ざけていく。
『――――』
すると……どことなく、仕方なさそうな気配を残して、僕の体を操っていた力が遠ざかった。
自由になった僕は自室に戻り、荒い息をついて汗を拭う。
危なかった。越えてはならない一線を、たやすく越えてしまうところだった。
(もう、寝よう……)
全てを忘れるために、ベッドに入る。
近所から聞こえる喘ぎ声は、まだ続いている。
「……っ」
あくまでも、あくまでも解消して眠れるようにするために、自分の逸物へ手を伸ばす。
人生でかつてないほど苛烈に扱く間、誰のことを思い浮かべたかは……言うまでもなかった。
◆
後になって振り返っても、思う。
あれは……本当にただの妄想だったんだろうか?
そのくらいリアルで、鮮烈で、不可思議な体験だった。
――気がつけば、七海を押し倒していた。
「お、お兄ちゃん……だめ、だめだよ……っ」
少し怯えたようでいて、抵抗らしい抵抗もしていない七海が、目の前にいる。
先ほど目に焼き付いた、半脱ぎの下着姿で、従兄である僕に手首を押さえ込まれていた。
「ごめんね、七海。もう我慢できない」
口が勝手に、どこか芝居がかった言葉を紡いだ。
体も自分の意思に関わらず動き出し、七海の唇を情熱的に奪う。
「んっ♡……ふぅっ♡」
驚きながらも受け入れた七海が、舌を差し出してくる。
互いの唾液が混ざり合うようなディープキスを交わしながら、七海の大きな胸に手を当てた。
「あっ♡」
服越しなのに敏感に反応してくれる七海に微笑む。
「ああ、感じてくれてる。七海が、僕の手で……嬉しいよ」
「やぁ……お兄ちゃん、落ち着いて……怖いよ……」
「大丈夫だよ、優しくするから。それに、七海が悪いんだよ?
従兄だからって、あんなに無防備にして、僕を誘惑するから悪いんだ」
僕は漠然と理解した。
――これは、七海がしている妄想だ。
いま正に部屋でオナニーしている七海の妄想が、自慰をしている僕の頭と、繋がっている。
荒唐無稽だけど、こうまで自分以外の意思で展開するオナニー妄想、過去に覚えがない。
「僕だって男なんだよ? 今夜はそれをたっぷり教えてあげるからね?」
そう言って、僕はブラジャーを剥ぎ取った。
「あぁ……恥ずかしいよぉ……」
真っ白な乳房と桜色の乳首が現れる。その光景だけで興奮が止まらない。
「綺麗だよ、七海。小柄なのに、こんなに豊満で。男心をくすぐりすぎる」
そして僕は、七海のおっぱいにしゃぶりついた。
「ひゃうんっ♡ やっ、お兄ちゃ――ふあっ♡ だめ、舐めちゃ……ぁっ♡」
ちゅぱちゅぱと、大きすぎない程度に音を立てて吸い上げるたび、七海の声が乱れていく。
「感じてる。感じてくれてるね。よかった、そのエッチな声、もっと聞かせて」
ねちっこい口調で興奮させながら、片手をショーツの中へ滑り込ませる。
指先に湿った感触があった。
「濡れてくれてたのか。嬉しいな」
「お兄ちゃん、もう……もう止めよう? 謝るから、誘惑しちゃったの謝るからぁ……♡」
七海は戸惑い気味に言いつつ、僕を突き放そうとしない。
それどころか、僕の背中に腕を回して、更なる行為を求めているように見えた。
「ダメだよ、もう止まらないからね。これが最初で最後かもしれないんだ。
七海の体の素敵なところ、全部味わわせてもらうからね……っ!」
僕の手が勝手に動き、精密機械のような動きで、七海の秘所を愛撫していく。
くちゅっ、くちゃくちゃ、くちゅくちゅくちゅくちゅ……っ!
「あっ♡ やぁだめっ♡ お兄ちゃん、そこっ、感じちゃう!」
息を荒げ始めた七海は、すっかり発情しきっているようだ。
「ほら、ここを優しく苛められながら、乳首をぺろぺろしてあげると――」
「ふぁぁぁっ♡」
七海の体がベッドの上で反り返る。軽い絶頂を迎えているようだ。
「もっとだよ、もっと感じさせるからね。七海にお兄ちゃんの感触を覚え込ませてあげる」
耳を甘噛みしながら囁くと、七海が短い間隔で二度目の絶頂に襲われる。
「イキやすい体質なんだね、可愛いよ」
「ふぇ♡ あぅ……♡ おにいちゃぁん……♡」
七海の瞳にはハートマークが浮かんでいる。
これが現実ならもっと抵抗するはずだ。それがないのは、これが七海の自慰妄想だからだ。
きっと僕はいま……七海が妄想した、『普段は優しい従兄が我慢しきれず従妹を襲う』という役に動かされているのだ。
「そろそろかな」
ショーツを脱がせると、ぐしょぐしょの布生地と割れ目の間で糸が渡る。
薄い陰毛を飾った七海の秘所、その陰裂の上にある小さなクリトリスに、僕は舌を這わせた。
「あっ!? そこは……だめ、汚いよぉ……」
「大丈夫だよ。何も考えず、気持ちよくなっていいからね」
七海が感じてくれることが嬉しくて、僕は夢中でクンニする。
「んあっ♡ はぅうっ♡ そんなことしたら……私も変になっちゃう……ッ!」
僕の口の中で、七海のクリトリスがどんどん膨らんでいく。
舌先で転がすように舐め回し、ときおり唇で挟んで吸い上げる。
「やぁぁ♡ イク、イッちゃうから……あぁぁぁ~っ♡」
びくんっと腰を突き上げ、七海が達した。
「どうだった?」
「あ……あ……すごかったぁ……♡」
呆けた表情で答える七海を見て、僕は確信する。
たとえ妄想で、幻覚のようなものであっても、僕はいま七海とセックスをしている。
七海が『こういう風にしてほしい』という妄想を、僕が叶えている。
体そのものは別室で自慰をしていても、頭の中と心は深く結びついていた。
「七海、いいよね? もう我慢しなくていいだろう?」
「だ、だめぇ……お兄ちゃん、もう、おしまいに……」
僕は股間の逸物を取り出すと、七海が顔を真っ赤にして、思わず首を横に振った。
「七海が欲しいんだ。僕だけのものにしたいんだ。お願いだ、今夜だけでいいから」
「……っ♡」
固く抱きしめて、純粋な思いを叩き付ける。
すると七海は、目を合わせないように視線を外しながら――こくりと、小さく頷いた。
「入れるよ? 痛くないように、ゆっくりするからね?」
壊れ物を扱うように優しく脚を開かせ、亀頭を花弁の中へ押し込んでいく。
「んっ……! あ……っ!」
「大丈夫? 力抜いて、深呼吸して」
痛みを堪える七海の髪を撫でてやりながら、少しずつ奥へと進んでいく。
そうしてついに、先端部が処女膜と思しき壁に触れたとき――
――唐突に、白昼夢のようだった光景が、終わりを迎えた。
「っ!?」
気がつけば、僕は自室のベッドで射精していた。
なんのことはない、絶えず右手で扱いていた逸物が、限界を迎えたのだ。
(なん、だったんだ? いまの……)
ただの妄想と片付けるには、あまりにリアルだった。
まるでSFの仮想現実のように、肌の感触まで如実に伝わる白昼夢だった。
(なにが、起きてるんだ……?)
自分の身に起きたことといい、七海の急な発情といい、いまだ近所から聞こえる喘ぎ声といい。
なにか異常な、見えない力が、ここ一帯の人間を淫らにしているような事態が起きている。
であれば、平凡な人間がいくら頭を悩ませても、答えが出るはずもない。
僕にできるのは、自分の白濁液に汚れた手と逸物を、ティッシュで拭うことだけだった。
◆
翌朝、僕と七海は、何事もなかったかのように朝食をとった。
「じゃあ、兄さんの大学も、やっぱりオンライン授業?」
「ああ、いまは大学側が準備中らしい。七海も予防には気を付けてな」
流行のあれについて、それぞれの学校について近況を語りつつ、学校へ。
「うちの学校も、休校になるかもって話があるんだよね」
「七海としては、家でゲームできる時間が増えて嬉しいんじゃないか?」
「そ、そんな不純な気持ちは……なくもないけど」
マンションの部屋を出て、途中まで一緒に登校する。
(あれ? いつもなら家を出る時間はズラすのに)
なんとなくのことだが、わざわざ一緒に登校するのも、べたべたするようで避けていた。
兄妹同然に育ったとはいえ、いとこで同棲生活というのも、悪い噂を招きそうだし。
なにより七海が、あまりブラコンと思われたくないようだったから。
しかし今日の七海は、まるでいつもそうしていたように、玄関で僕を待って家を出た。
「じゃあ兄さん、気を付けてね」
「ああ、七海もな」
途中で道を別れる。
手を振って別れた七海を目で追うと、お友達だろうか、小柄な女子と合流していた。
(顔に出て、なかったよな?)
昨夜の出来事を忘れたわけじゃない。
思わず七海の胸や脚に視線が行きそうになるのを、必死に堪える朝だった。
気のせいか、部屋を出てからここまで、どことなく七海の距離感が近かった気もする。
何も知らない人が見たら、恋人だと解釈しそうなほどに。
七海自身が、そうしようとしているように……
(よせよせ、忘れるって決めたんだ)
かぶりを振って、大学に行くため駅へ向かう。
この通学も、オンライン授業が始まるまでだ。
その後はいわゆる『おうち時間』が増えるらしい。
もしそうなったら……
僕だけでなく、七海の学校も休校になったら……
そうでなくても、夏休みが始まったら?
僕たちはその『おうち時間』を、何事もなく乗り切れるだろうか?
ご一読いただきありがとうございました。
2018年に発売された『RIDDLE JOKER』から在原七海でした。
原作リスペクトしているので、丁寧に事を進める予定です。
もしアストラル能力なんてものがなかったら? という世界線でもあります。
その場合、アストラル能力がなかった七海は親元を離れることも、
在原家に引き取られることもないので、厳密に言えば在原姓ではないのですが、
便宜上、在原七海といたします。
※誤字報告してくださった方々、ありがとうございました。