※この作品はR-18です。

少子高齢化に子宝の神キレる   作:大中小太郎

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第四話(誘惑)

 

 

 

神様が言っている。

お前たちは『つがい』になれと。

 

ここ最近の近隣住民のセックス、僕と七海の異様な発情と、オナニー時の幻覚。

なにかの超常現象でないと説明がつかない。

 

どうやら僕と七海は、そういう神様によって『お膳立て』をしてもらったらしい。

なら、そろそろ、そのお膳立てをいただく頃かもしれない。

 

オナニー時のテレパシーめいた現象で、僕と七海は何度もまぐわった。

僕は七海の感触を知り、七海は僕という男を知っている。

だからこそ、充分に快感を学んだ、いまだからこそ――

 

 

 

僕は、オナ禁をすることにした。

 

 

 

「ふぁっ♡ あぁぁぁっ♡ あんっ♡」

 

夜――七海の部屋から嬌声が上がっている。

その声に混じって、ディルドの振動音と、それが膣内を掻き回す水音がしていた。

 

「はひっ♡ なんで……いつもの、来ない……お兄ちゃぁん……っ」

 

七海はベッドの上で、腰を跳ねさせながら喘いでいる。

パジャマの下を脱ぎ捨て、ショーツを足に引っ掛けたまま、秘所にディルドを押し込んでいた。

上着の前は開かれ、細い指先が自ら豊満な胸を掴んでいる。

 

「んんんっ♡ きて、きてよぅ♡ いつものあれ、お兄ちゃんと会えるあれ、なんで来ないのぉ……っ」

 

激しい快感に何度も達している七海だが、その表情は満足していない。

僕がオナニーをしていないからだ。

二人が同時にオナニーをしたときに訪れる、幻覚での交わり。

ただの自慰に、本番に等しい快感を追加さいてくれるあれが、いま七海には訪れていない。

僕はこの状況を狙って、張り詰めた股間の逸物に触れずにいた。

 

「あああぁぁぁぅっ♡ お兄ちゃんっ、はやく、オナニーしてぇ♡ 私、いつでも……あぐっ♡」

 

ディルドで抜き差ししながら、七海は僕がオナニーを始めるのを待っている。

でも僕はしない。七海にあの快感を与えない。

ノーリスクでまぐわうことのできる妄想セックスは、たしかに気持ちよかった。

だからこそ……それを取り上げられた七海の欲求不満は、凄まじいものになるだろう。

 

「くぁぁぁっ♡ また、イっちゃうっ♡ オモチャだけで、なんて、嫌なのにぃ♡」

 

どれだけディルドで自分を責めても、あの快感には届いていないのだろう。

ウィンウィンウィンウィン! と、震動を最大にされているディルドの唸りが、七海の渇望を物語っている。

なんて淫らな従妹だろうか。

すぐにでもその痴態をオカズに自慰をしたいし、七海の願いを叶えてやりたいが、それをしない。

 

「お兄ちゃんっ♡ お兄ちゃぁんっ♡ ああぁぁまたイクぅぅっ♡」

 

七海をもっと淫らにするために、だ。

七海を、オナニーじゃ満足できないようにするためだ。

七海に――本物の僕を、求めさせるためだった。

 

○

 

――お兄ちゃんが抱いてくれなくなった。

いや、厳密には一度も抱かれてないのだけど、例のオナニーするときに起きる幻覚が、起きなくなった。

彼が意図的に、私とオナニーのタイミングを合わせなくしているからだ。

 

(なんで、なんでオナニーしてくれないの? お兄ちゃん……)

 

そんなことを聞くわけにもいかず、代わりに従兄の様子を注意深く観察した。

嫌われてしまったわけではない――と思う。

家事もお買い物も一緒にしてくれるし、ゲームにもアニメ視聴にも付き合ってくれる。

前にした『スキンシップ』だってしてくれたし、私の体への興味も薄れていないようだった。

 

(私に……『お預け』してるんだ……)

 

やがて彼の意図に気付いた。

私から妄想オナニーを取り上げて、その反応を見ているんだ。

私があれに溺れかけていた絶好のタイミングで、それを『お預け』にしている。

あの快感を人質にとって、私に何かを要求している。

要求しているのは何か? 言うまでもない。

 

(現実で、もっと、エッチなこと、したいんだ……♡)

 

思えば私は、オナニーだけで満足しようとしていた。

心も体も彼を求めているけど、その関係を『男女』ではなく『兄妹』に留めようとしていた。

彼はそうじゃなかった。

オナニーだけで満足せず、妄想の中でだけ交わる関係をよしとしていない。

私と本物のセックスをしたがっている。

もっと言えば、私もそう思うようにしようとしている。

 

(私……お兄ちゃんに……調教されてる……?)

 

快楽を餌にして言うことを聞かされ、内面や趣味嗜好さえ染められてしまう。

大好きなお兄ちゃんから、そんな邪悪なくらいの感情を向けられていることに、私は――

 

「っっっ♡」

 

頭の天辺から足の爪先まで痺れるような、甘いゾクゾクを味わっていた。

 

(だ、だめっ! そんなことしたら、これからずっと主導権をとられちゃう!)

 

ぶるぶると首を振って、七海は危険な想像を振り払う。

思ってない。お兄ちゃんに調教されて、エッチなペットのように可愛がられ続けるのもいいかな、なんて。

 

(お兄ちゃんがその気なら、私だって……)

 

そっちが『お預け』するなら、こっちだってしてやる。

膝に座ってあげない、腕を組んであげない、胸に頭をすりすりしてあげない……

あげ、ない……

 

(……のは、ちょっとかわいそうだから、許してあげる!)

 

即座に計画を撤回して、別の手を講じることにした。

用は、従兄に主導権を渡さなければいいのだ。

あくまでコントロールするのは自分だ。

自分だって、色香で男を翻弄するくらいできるのだと証明してやろうじゃないか。

 

(誘惑して、からかって、主導権とっちゃうんだから!)

 

○

 

ある日の夜――リビングに顔を出すと、七海がソファーで寝息を立てていた。

 

「七海? 寝るなら部屋に――」

 

呼び掛けた言葉が途中で途切れる。

七海の寝姿に、息を呑んだからだ。

 

「くぅ……すぅ……」

 

安らかな顔で寝息を立てる七海は、正に天使のようだった。

それでいて、服装がちょっと……いやかなり大胆だった。

ニット素材のシャツは丈が短く、華奢な腕、白い鎖骨部、おへそ周りが出ている。

体の線がくっきり浮かんでいるため、七海の小柄に反する巨乳の丸みがはっきり分かる。

スカートはハイウエストのミニ、プリーツが刻まれた裾から、肉付きのいい太股が伸びていく。

あと少しでも足を動かせば下着が見えてしまいそうな、際どい角度だった。

 

「…………」

 

従兄としてするべきことは、いくらでもあった。

肩を揺すって起こして部屋で寝かせる、上着か毛布をかけてやる、それが普通だ。

でも……こんな無防備に、誘うような格好で、わざとらしく眠りこけていたら……

それはもう、別の意図があるものとして受け取るべきではないだろうか?

 

「七海? 起きてる?」

「…………」

 

返事は寝息だけだった。

まぶたはぴくりとも動かず、浅い呼吸で胸が上下するのみ。

少しだけ、横髪を指先で払うと、耳に指が触れる。

 

「っ」

 

ぴくっと、七海が動いた気がした。きっと気のせいだろう。

 

「寝顔、可愛いな」

「っっっ♡」

 

一瞬、七海の呼吸が止まったように見えた。

もちろん目の錯覚だ。七海はいま『ぐっすり眠っている』のだから。

 

「こんなエッチな服を見せつけて、襲われるって思わなかったのか?」

 

起こさないよう、小声で囁くと、七海の頬が染まった。

 

「俺がどれだけ我慢してると思ってるんだか……」

「っ、っっ、っっっ♡」

 

なんだか必死に呼吸を整えているように見えるが、何か悪い夢でも見ているのだろう。

七海は僕を信頼している。

薄手の服で密着しても、無防備に眠っていても、犯されたりはしないと。

せいぜい、ちょっと悪戯をされる程度だと、信頼しているのだ。

だったら、その『信頼』には応えなければならない。

 

「起きちゃだめだぞ、七海」

「……っ♡」

 

できるだけ優しく囁きかけると、七海の顎が、それこそミリ単位で、頷いたような気がした。

 

 

 

これまでのスキンシップで、僕は七海のセクシャルな部分には触れてこなかった。

つまり、胸や尻といった、言い訳できない部位には。

でも、いま七海は『眠っている』。

つまり『眠っている七海を起こさない程度なら』、ということだ。

 

「…………」

 

僕は、逸る気持ちを堪えながら、七海の胸に手を伸ばした。

それこそ、触れるか否かギリギリの距離、手の平から体温が伝わる程度に、胸を覆う。

 

「ぁ……っ♡」

 

それだけで、七海の体がぴくんっと揺れ動いた。

ニットの胸元に乳首が浮いている。今日もノーブラらしい。

その乳首を、羽毛で撫でるかのように、指先を掠らせていく。

 

「ん……っ♡」

 

甘い吐息を漏らしながら、七海の眉根がきゅっと寄っていく。

それでも目は開かないし、指一本も動かさず、ソファーで仰向けになっている。

七海を驚かせないよう、ほんの少しずつ、指先を七海の胸へと触れさせていく。

 

「ふっ、んっ……♡」

 

丘の麓を撫でるように鎖骨部へ指を滑らせ、円を描くように乳房を登っていく。

登った先で頭頂部のポッチに指を置くと、ちょっとだけその先端を指先で押し込んだ。

 

「あ……っ♡ ん……っ♡」

 

指を置いた程度だと言うのに、七海はぴくぴくと体を震わせ、呼吸を熱くしていた。

今度は両手で、しかも指の本数を増やす。

五本の指の先端を、双丘に対して登山と下山を繰り返すように、するすると滑らせていく。

 

「あっ♡ はっ♡ あんっ♡」

 

その度に、七海は悩ましい声を上げ、体全体をくねらせる。

だけど逃げようとする素振りも、目を離す気配もない。『まだ起きていない』のだ。

今度は指先ではなく、指の腹も触れさせていく。

指の腹で半球の中腹を周回するように、音も立たないほど繊細に愛撫していく。

 

「っ♡ んっ♡……はぁ……っ♡」

 

指の動きに合わせて、七海の口から熱い吐息が漏れ出してくる。

今度は親指を使う。頂上の蕾に触れないよう、周辺だけをそっと撫で回す。

 

「んぅっ♡……はぁ……っ♡」

 

そして、少し驚かせるように、しかし驚かせすぎないように、いたって優しく、乳首を抓んだ。

 

「ひゃうっ♡」

 

瞬間、びくんっ! と七海が大きく震えた。

慌てて口を閉じて、少し目を逸らすように顔を横に傾けている。

 

「まだ、起きちゃダメだよ?」

 

もう一度言い含めて、七海を再び『眠り』へと誘う。

それが届いたようで、七海はまぶたを震わせながらも、体から力を抜いた。

僕はそれを確認すると、今度は明確に――手の平を使って、七海の胸を揉み始めた。

 

「んぁっ♡ はぁ……んっ……ふぅぅ♡ んんっ♡」

 

優しく手の平全体で覆っているだけなのに、七海は唇を噛むように声を堪えている。

僕の手の中で、七海の胸は自在に変化していた。

柔らかな胸肉をかき集めるように寄せたり、下方向に絞ったり、持ち上げて揺らしたり。

 

「くふうっ♡ ふぅっ♡ んんんっ♡ ぁ♡ っっっく、ああ♡」

 

様々な刺激を与える間、七海は口を半開きにして、首を左右に振っていた。

『寝相』によってか、腕は顔を隠すように目を覆い、両足は内股になって、曲げたり伸ばしたりを繰り返している。

僕はより強く、少しずつ深く、七海の胸に手指を押し込んで、乳房の感触を手中に感じ取る。

 

「はぁ……っ♡ ぁ……っ♡ ああんっ♡」

 

胸の奥から絞り出すような、七海の切ない喘ぎ声。

それでも必死に『眠っている』姿が、あまりに艶めかしく、どこか健気に見えた。

いつしか僕が胸を揉む動きは、女性が軽い痛みを覚えるはずの強さに達していた。

ぎゅむう! と音がしそうなくらい、服の布地に指が沈み、手の触覚が幸福になる。

 

「ふぁぁっ♡ ぁぁぁ♡ はぁぁぁ♡」

 

しかし、僅かずつ力を強めていく策が功を奏した。

七海の表情に痛痒は感じないし、まだ『起きていない』し、抵抗もない。

緩慢な変化を人は受け入れやすい。羽毛レベルの接触から慎重に深めていけば、最後は強い刺激も許容する。

ようやく、男の欲望のまま揉みまくれるところまで、七海のボルテージが上がってきた。

 

「っっっ、くぅぅ♡」

 

子犬のような声がしたかと思ったら、七海が声を噛み殺して、全身を震わせるところだった。

僕の気のせいでなければそれは、絶頂する女の表情だった。

驚いた、服越しに胸をしばらく揉んだだけで、七海は達してくれたのだ!

 

「はぁ……はぁ……はぁ……♡」

 

そして、七海はまだ『起きない』――まだ『居眠りしている』。

小休止を与えるために胸から手を離した僕は、生唾を飲む。

そしてゆっくりと、シャツの裾に手を伸ばし、その生地を上へとまくり上げていった。

 

「はぁ……あぁ……んっ……♡」

 

白いお腹が露になる。

肋骨の線が見えた頃、持ち上げていった裾が、豊かな胸の下部に引っ掛かる。

七海の様子をうかがうと、耳まで赤くなりながらも『寝息』を立てていた。

だから更に力を込めて、服の裾に乳房を登らせていく。

裾が柔肉を持ち上げ、先端部に引っ掛かる。

そこで少し溜めて、裾を抓んだ親指を更に上へと押し込むと――

 

「ひぁ……っ♡」

 

ぷるんっと、音を立てるように、乳首を引っ掛けていた七海の乳房が下りてきた。

シャツの中から解放された、真っ白な半球と、桜色の先端部。

生で見るのは初めての、七海の胸の全容だった。

想像以上の大きさだ。重力に逆らって形を保っている、見事な巨乳。

小さめの乳輪と肌色とのコントラストは綺麗だし、何より美しい。

 

「すごい……綺麗だ……」

 

思わず感嘆の声を上げてしまう。

七海は荒い『寝息』を繰り返しながら、唇を震わせている。

 

「七海、ごめんね、ここだけだから……胸だけだから……」

 

僕は我慢の限界を感じながら、『熟睡』している七海に語り掛ける。

 

「初めて触れる七海のおっぱい……我慢できそうにない……」

「っ♡」

 

僕は体の位置を変えて、ソファーで眠る七海に覆い被さる姿勢となる。

 

「頼む……少しの間だけ……好きにさせてくれ」

「っっっ♡」

 

そう懇願すると、七海の体が、それこそ足の爪先まで、ゾクゾクと震えたように見えた。

やがて、迷うように閉じていた唇が、

 

「……ぅん」

 

蚊の泣くような声で――『寝言』を紡いだ。

 

 

 

かくして僕は、獲物を貪るオオカミとなった。

口を開いて近付けると、熱い息を感じたらしい七海がびくんっと大きく体を跳ねさせる。

構わず、胸の先端に吸い付いた。

 

「ふぁぁぁうううっ♡」

 

途端に上がる、驚愕と快楽の入り混じった声。

舌先で先端を舐め回すと、味わうように唾液を塗りつける。

 

「あっ♡ んんんっ♡ ひゃあっ!? ふあっ♡ 待っ……くぁぁっ♡」

 

レロレロと、口内で七海の乳首を上下左右に踊らせる。

七海の感じようは激しく、覆い被さる僕の下で大きく身をよじり、両手が堪らず僕の頭を掴んだ。

その手は止めようとしているようにも、抱き寄せているようにも感じられた。

だから僕は、遠慮なく乳首への愛撫を続けた。

 

「ああんっ♡ やめっ♡ ふあああっ♡ そんなっ♡ ひぁぁぁっ♡」

 

七海は声を抑えようともせず、甘い声を上げて悶え続ける。

もう眠っているかどうかなんて、僕の頭にはない。

吸い付いた乳首から顔を離さず、もう片方の胸を右手で鷲掴みにして、手で捕食するように揉む。

 

「ひぁうっ♡ あっ、あっ、あっ♡ ふぁぁぁっ♡ あひっ♡ ひぅぅぅぅっ♡」

 

ただ胸を吸ったり揉んだりするだけで、七海が気を狂わせていく。

小刻みな絶頂が体を踊らせ、堪えきれなくなった声がリビングに木霊していた。

顔を横に移動させ、さっきまで手で抓っていた乳首を舌でこね回し、逆の乳房を左手で揉み回す。

 

「んああっ♡ お兄、ちゃ、ぁぁぁっ♡ はひっ♡ らめ……ひゃぁぁんっ♡」

 

わざと口と胸の間から空気を出入りさせ、卑猥な音を立てる。

七海は顔を左右に振り回し、溺れているかのように僕の体へ手足を絡めた。

僕は七海の背中に片手を回し、軽すぎる上半身を持ち上げ、食い物をそうするように胸を貪る。

 

「はぁぁぁっ♡ あぁぁぁぁっ♡ うぅぅぅぅっ♡」

 

ガクンッガクンッと、七海は何度か背を反らして、掠れかけた喘ぎ声を上げる。

僕の呼吸は荒くなり、下半身は爆発寸前だ。

だけど、そちらへの快感は求めていない。そんなことより七海の乳房を浴びるほど味わいたい。

 

「ひぁぁんっ♡ おにいちゃんっ♡ いっ、くぅ……あぁぁっ♡ おね、がぃ……許し、てぇ♡」

 

タヌキ寝入りも忘れて、七海が懇願している。

 

「許さないよ。寝たふりでお兄ちゃんを誘惑して、いいタイミングで起きて脅す気だったろ?

 そんな魂胆はお見通しだよ? だからお仕置きだ。ほら、ちゃんと寝てなきゃダメだろ?」

 

そういって僕は七海を『寝かしつける』。

もちろん、胸への責めはより激しくしていった。

 

「やぁっ♡ あぁぁっ♡ んんっ♡ くぁっ♡ はぁっ、あっ、あっ、あっ、あっ、ぁぁぁ♡」

 

指先で乳首をくにくにと揉みほぐしたり、ちゅぱちゅぱと音を立てて吸い上げたり。

 

「またっ、イッ、ぁぁぁっ♡ もぉ、だめ……ふあっ♡ くぁぁぁぁっ♡ おにい、ちゃっ♡」

 

乳首を押し込んだ指をバイブレーションのように震わせたり、口に含み舌の中央でぞりぞりと擦ったり。

 

「ふぁっ♡ くぁぁっ♡ やめっ……ひぁぁっ♡ ふぁぁうっ♡」

 

手も休めない。

揉んで、抓って、撫でて、掴んで、擦って、包んで、思いつく限りの行為を尽くした。

 

「ふぁぁっ♡ くぅっ♡ んんっ♡ あぁぁっ♡ イっ、あああぁぁぁっ♡」

 

一際大きく、七海が体を弓反りにした。

無我夢中だった僕は、それを見てようやく、落ち着きを取り戻した。

 

「……胸だけで、何回イった?」

「っっっ」

 

思わず問いかけると、七海が耳まで真っ赤になるのが見えた。

 

「もっ、もうだめ! おしまい! バカ! 変態!」

 

と、七海は僕を突き飛ばして、大急ぎでシャツを戻し、胸を隠した。

 

「あ、ごめん……やり過ぎたよな……」

 

七海は答えず、ソファーから抜け出すと、自分の部屋に駆け込んでいった。

これは困った、怒らせてしまったらしい。

100%僕が悪いし、当分の間は同じことをさせてもらえないだろう。

下手をすると、明日の僕の弁当は重箱一杯の冷めたギョーザになるかもしれない。

 

「お夕飯はカレーがいい!」

 

七海が戻ってきて、そう怒鳴ってから、また部屋に駆け込んでいった。

ああ、なるほど、今日は僕が作れということか。それで手打ちにしてくれると。

 

「…………可愛いなぁ」

 

小さく笑って、僕はエプロンを装着するのだった。

 

 

○

 

 

(無理っ、むりむりむり絶対むりっ!)

 

部屋に戻った私は、びしょ濡れになった下着を交換しながら、耳まで赤くなっていた。

 

(おかしいっ。胸を、触られただけで、舐められただけでっ、あんなイキかたするなんてっ!)

 

自慰なんて比較にならなかった。

あのオナニー時に起きる幻覚のときでも、あれほどの快感はなかった。

胸を責められるとか、その時間は同じくらいなのに、体に走る快感の桁が違った。

 

(直接、直接されると、あんなになっちゃうんだ……私の体、こんなに敏感になってたんだ……)

 

七海は腕を抱いて震えた。

従兄に襲われかけたのが恐ろしいのではなく、自分の体が恐ろしくなった。

元々オナニーはする方だったから、女の体がどういう快感を得るのかは知っている。

知っているからこそ、自分の体が異常だと分かる。なにせ――

 

『胸だけで、何回イった?』

 

――10回以上はイっていた。

 

必死に声を殺そうとして殺しきれず、胸はもちろん脳まで溶けてしまいそうだった。

 

(あ、あんなのをずっとされたら、きっと死んじゃうっ。神経焼き切れちゃうっ!)

 

苦痛なんて一切ない、高純度の性感だったけど、度を超えている。

胸だけで気が狂いそうだったのだ。もしあれを、他の場所、陰核や膣内に与えられたら。

 

(絶対、とんでもない声が出ちゃう。頭バカになってすごいこと言っちゃう!)

 

妄想の中では何度も交わったというのに、現実で味わった快感が桁違いすぎた。

その結果、自分で処女膜を破るほど淫らだった七海は、むしろ処女よりもセックスを恐れていた。

 

(でも……どうせなら……こっちも、触れてほしかった……)

 

ベッドで身もだえしていた七海は、手慣れた様子でスカートの中に手を伸ばす。

代えたばかりの下着が、もう湿りかけていた。

 

(どうしよう、あんなこと言っちゃって、もう二度としてくれなかったら……っ)

 

ふと思い至り、そちらの方がよっぽど怖いことに気付く。

 

(やだ、やだやだやだっ! お兄ちゃん、捨てないでっ。七海のこと嫌わないでっ!!)

 

あの過剰な快感を浴びることも怖いが、二度と得られないくらいならそちらの方がマシだ。

もう私はあの悦楽を知ってしまった。

知ってしまったから、それが与えられなくなることが苦痛になった。

もし、今回の件でお兄ちゃんが遠慮して、奥手になって、そのうち何もしてくれなくなって、あまつさえ私以外に恋人を作ったりしたら……っ!

 

「やだ、やだよぅ、お兄ちゃぁん……」

 

胸を掴んだ。

どれだけ強く刺激しても、従兄のときと同じ快感は生じなかった。

それでも、ほんの少しの残り香を求めるように、私はしばらく指を這わせていた。

 

(ほしい……もう一回、ほしいよ……っ♡)

 

さっきは無理だと思っていたくせに、失うと思うと泣きそうなくらい惜しくなる。

いいや、体はとっくに答えを出していたのだろう。

それに、頭が追いついてきたというだけで。

 

(もう、一回……)

 

気がつけば私は、次はどうやって彼に手出しさせようかと考え始めていた。

 

 

○

 

 

夕方あたりから、台風が接近していた。

日没前には雨脚が強まり、このまま朝まで雨風が強くなるそうだ。

 

(今日は周りの騒音が目立たなくなりそうだな)

 

テレビから流れる天気予報を聞いて、僕は洗い終えた食器を置く。

夕飯はちゃんとカレーを作った。

七海は不機嫌そうだったが、やがて雑談が弾み、ソファーでの出来事は無かったことになった。

 

「兄さん、お風呂、先に入っちゃって」

「ん、じゃあお先に」

 

普段は七海に先を譲っているのだが、所用でもあるのかそう促された。

脱衣所で服を脱ぎ、浴室で背中を流していると――

 

「兄さん、入るよ」

「…………え?」

 

すると、ドアが開かれた。

顔を向けると、そこにはさも当然のように七海がいた。

裸――ではない。水着だ。

いったい、いつ誰と一緒に着る予定だったのか、真っ赤で大胆なビキニである。

布面積は少なく、胸の膨らみや尻の丸みが際立っており、白い肌の露出度が目に毒すぎる。

 

「な、七海っ!?」

「えっと……一緒に、入ってもいい?」

 

七海は少し恥ずかしそうにしながらも、そのすぐ後には、艶然とした笑みを浮かべていた。

驚いた。七海がこんな大胆な行動に出てくるとは。

さっきのソファーで怖じ気づくかと思いきや、水着で風呂に突入とは予想外だった。

 

「その……とりあえず……その水着、僕以外には見せないでほしい」

「い、いきなりそれっ!? エッチ!」

 

七海にとっては僕の感想が予想外だったようで、顔を赤くして軽く体を隠している。

期せず出鼻をくじいてしまったようだが、発言を撤回する気は無い。

 

「も、もうっ、いいからそこ座って! ……背中、流してあげるから」

 

そう言って、七海は僕の肩を押さえると、風呂椅子に座らせる。

背後に回った七海は、両腕と双丘を背中に当ててきながら、耳元で囁いた。

 

「お兄ちゃんは、動かないで……さっきのお返し♡」

 

不覚にも、背筋がぞくりとした。

つまり、僕の方から手出しはするなと。

ソファーで寝込みを襲ってしまった負い目をついて、今度は七海が僕に手出しする気らしい。

 

「……じゃあ、お願いしようかな」

 

主導権を譲らなければならないようだが、七海が動いてくれたこの機会を無駄にしたくない。

僕は椅子に座り直して、なぜか背筋をピンと正した。

 

「お兄ちゃん、なに緊張してるの?」

 

七海はまず洗面器に湯船からお湯を汲み、僕の体にかけていく。

そしてスポンジタオルを手に取り、石けんを泡立てて、普通に背中を流し始めた。

 

(なんだこれ、落ち着かない……)

 

女性に背中を流されるなんて経験は、流石にない。

ただ体を洗うだけだというのに、なんでこんなにこそばゆくて、緊張させられるんだ?

 

「お兄ちゃん、気持ちいい?」

「ああ……」

 

七海の指先が触れるたび、体がびくりと反応してしまう。

しかし、彼女はそんなことは気にせずに、丹念に背中を流していく。

やがて上半身まで洗い終え、七海はシャワーノズルを手にした。

 

「じゃ、髪も洗うね♡」

「うん……」

 

シャワーで髪を濡らすと、七海はシャンプーを手に取った。

彼女の細い指が、頭皮に触れてくる。

 

「痒いとこあったら、教えてね」

「あ、ああ、大丈夫だよ……」

 

僕の意識は、細い指に頭皮を掻かれる感触よりも、背中に当たる七海の胸に集中していた。

 

「んしょ、んしょ……ふぅ、お兄ちゃん、髪の毛多いなぁ」

 

背後から聞こえてくる声が、どこか楽しげだ。

水着越しに感じる七海の胸は、どこか掠める程度で、思わずこちらから背中を押し付ける。

 

「お兄ちゃん、動いちゃだーめ♡」

 

しかし七海は巧みに胸を遠ざけ、軽く耳を抓って囁いてきた。

この従妹、自分の胸を餌にして男をからかうことを覚えてしまったようだ。

焦らすように当てられる乳房に股間を硬くしながら、僕はされるがままになるしかない。

 

「はい、動かなくていい子いい子♡ 泡を流すからねー」

 

まるで子供を扱うような声と共に、ご褒美だとでも言うように、七海の体が背中にべったり張り付いた。

シャワーで頭を流されながら、背中を包む七海の柔らかさに意識を持って行かれる。

だが、七海は悪戯っぽく笑い、そのままシャワーを止めてしまう。

 

「お兄ちゃん、もっと、洗ってほしい?」

 

あまりに色っぽい口調での問いかけに、息を呑む。

 

「ああ、頼むよ……」

「ふふっ、素直で可愛いんだから♡ じゃあ、前も洗ってあげる……」

 

七海は年上の女性のように笑うと、再びスポンジタオルを手に取り、腕や脇腹を擦り始める。

そして僕の首筋に唇を当てた。柔らかい舌が肌に触れる。

 

「お兄ちゃんの匂い、石けんと混じって、いい香り……ちゅっ♡」

 

七海の吐息が耳に吹きかかり、ぞくりと背筋を震わせる。

すると七海は小さく笑った後、スポンジを体の前に回す。

背後から抱き付いて胸板をなで回すような姿勢だ。再び双丘が背中に当たり、幸福感に包まれる。

 

「ねぇ、気持ちいい?」

 

七海はわざとらしく乳首を押し付け、囁いてくる。

その度に背筋がぞくりとし、股間が痛くなるほど硬くなった。

 

「ほら、洗って欲しいところ、あるんじゃない?」

 

七海はスポンジで円を描くように、僕の胸板を愛撫していく。

僕はごくりと唾を飲み込み、覚悟を決めた。

 

「それなら、ここも洗ってくれ」

「……っ♡」

 

僕が手を取って導いた先は、当然のように、肉棒がそそり立つ股間だった。

 

「もう、エッチ♡ 水着の従妹(いもうと)をお風呂に連れ込んで、そんなとこ触らせたいの?」

 

そう言いながらも、七海は僕に手を誘導されるまま、下腹部に指を這わせた。

 

「いけないんだよ? お兄ちゃんは、私にそんなことさせちゃうの?

 子供の頃からお兄ちゃんって後ろをくっついてた女の子を、そんな目で見てたの?」

 

七海は手探りで肉棒を探り当てると、少し驚いたように手を止めると、指先で茎を撫でる。

 

「ほら、私のおっぱいをこんなに気にして、おっきくしてる♡

 私、お兄ちゃんのこと信頼してたのになぁ♡ さっきは胸をべろべろされて、怖かったなぁ♡」

「う……ごめん……でも……」

 

思惑に乗るようで癪だが、僕は七海の手に自分の手を重ねて、首を振り返らせる。

 

「七海に、気持ちよくしてほしい」

「っっっ♡」

 

目が合った七海は、顔を赤くして息を呑んだ。

僕の方から懇願させたことに、たまらない喜びと興奮を覚えたようだ。

 

「……しょうがないなぁ♡」

 

七海は嬉しそうな声を出すと、僕の背中にぴったりと寄り添った。

そしてとうとう、七海の華奢な指が、僕の逸物を包み込む。

 

「あ……おっきぃ……♡」

 

水着越しに感じているのか、七海は切なげな声で呟きながら、胸を背中に擦りつける。

背中を乳房が上下する快感と、陰茎を少女の指に包まれ愛撫される快感が、同時に来た。

 

「えへへ、かわいい反応♡ なんだかいじめたくなっちゃう♡」

 

七海の手は優しく上下に動き、亀頭を揉み解す。

泡でぬるつく掌が心地良く、僕は無意識のうちに七海の細い肩を抱き寄せていた。

 

「上手にできるか、分からないけど……頑張るね♡」

 

七海は楽しげに笑いながら、片手で竿を扱きつつ、もう片方の手で陰嚢を転がした。

 

「お兄ちゃんのおちん○ん、どんどん硬くなってる♡ すごい、熱くて大きい♡」

 

七海は僕の耳元で囁くと、その吐息がくすぐるように、耳に吹きかかる。

 

「はむっ♡」

 

不意打ち気味に、七海が僕の首筋を甘噛みしてきた。

驚きの声を上げる僕に対し、七海は悪戯っぽく笑うと、舌で舐め回してくる。

 

「れろぉ〜♡」

「な、七海……っ」

「えへへ♡ お兄ちゃん、困ってる。私にエッチなことされて困ってる♡」

 

七海は僕を弄ぶように笑い、耳を甘噛みして、舌まで這わせてきた。

ぴちゃ、ちゅぱ、という音が鼓膜を刺激する。

同時に筒状にした両手を動かし、怒張からも同じような音を響かせた。

 

「もう、お兄ちゃん、そんなに必死に私の舌から逃げて……お耳、弱いの?」

 

七海は妖艶な笑みを浮かべると、僕の耳に舌を這わせてきた。

生暖かい感触が、耳の穴に差し込まれる。

 

「ほら、どう? 私の舌の音、聞こえる?」

 

じゅぽ、ぐぷっと水音を立て、唾液を塗り込みながら、耳穴を犯してくる。

脳に直接響くような卑猥な響きに、頭がおかしくなりそうだ。

 

「ふふっ♡ 分かっちゃった♡ お兄ちゃんの弱点。

 お耳とおちんちん、同時にくちゅくちゅされると、こんなにか弱くなっちゃうんだね♡」

「っく、七海……耳もいいけど、手も、もっと……」

「あはっ、おねだりされちゃったぁ♡ いいよ、こう? んっ♡」

 

七海は右手で竿を握り、左手で陰嚢を握ると、激しく擦ってきた。

裏スジやカリ首を指先で刺激しながら、同時に親指の腹が鈴口を撫で回す。

泡で滑りがよくなったせいで、普段の自慰よりも遥かに気持ち良かった。

 

「あっ♡ はぁっ♡ すご、これ、指が気持ちいぃ♡」

 

七海が思わずといった様子で呟いていたが、僕も怒張の臨界点が近付いていた。

 

「七海、もっと強くだ」

「も、もっと? い、痛くない?」

「大丈夫だから、握り込んで、扱いてくれ……っ!」

 

僕は絶頂を迎えるため、七海の両手にラストスパートを頼む。

七海の基準では、これ以上したら痛くて拒否されると思っていたのだろう。

男の逸物が求める快感の激しさに、息を呑んでいるようだった。

 

「わ、分かった! いくよ、お兄ちゃん……♡」

 

七海は緊張した声を出すと、僕の陰茎を強く握る。

そしてそのまま、一気に上下に擦り始めた。

 

「くぅ……っ」

「ご、ごめんなさい、お兄ちゃんっ♡ もうすぐだよね? 頑張ってっ、がんばって♡」

 

七海の応援を受けながら、せり上がる射精感を味わう。

過去にしたどんなオナニーよりも、柔らかくて、気持ちよくて、甘い興奮に満ちていた。

 

「う……ぐぅ……ッ!!」

「きゃ!?」

 

どくんと脈打つと同時に、七海の手の中に精液を放つ。

勢い良く飛び出した白濁が、七海の顔にまで飛び散っていた。

 

「ん……熱い……♡」

 

七海は陶酔した表情で、僕の放った欲望を見つめていた。

手が後ろに戻される。たぶん背後では、七海が指に付着した精液を興味深そうに見ているだろう。

対して僕は、もうそろそろ我慢の限界だ。

 

「七海……」

 

振り返って、七海に向かい合う。

改めて見た七海の姿は、水着のブラがずれて乳房が露になっており、より扇情的だった。

僕が更なる行為を求めているのを感じたのだろう、七海はハッとして、僕の逸物に目を配る。

いまだ臨戦態勢の分身を見て、七海は顔を赤くしたが。

 

「っ、だーめ♡」

 

僕が伸ばそうとした手を、七海はするりと抜けて、浴室に立つ。

 

「これ以上ここにいたら、エッチなことされちゃいそうだもん……また今度ね♡」

 

七海は照れ混じりの笑みを浮かべて、浴室を出て行こうとする。

なるほど、僕がした『お預け』への意趣返しか。

 

「待った」

 

でもな七海、ここまでされて、男が大人しく見送るわけないだろう?

僕は手を伸ばして、七海の手首を掴んで引き留めた。

 

「え? お、お兄ちゃん……?」

 

戸惑う七海を、僕は真剣な目で見詰めて――

 

「今夜は、部屋に来てほしい」

「――っっっ♡」

 

意味を理解した七海が、耳まで真っ赤になる。

全裸では格好がつかないが、ここを逃す気にはならなかった。

七海と一線を越えたい、いとこでも兄妹でもなく男女になりたい。

当初は七海から求めさせるつもりだった。でも、もうそんな意地の張り合いは負けでいい。

こいねがってでも、七海を抱きたい。

 

「ま、待って……まだ……」

 

七海が混乱している。

ああ、そうだろう。七海の予定では、もう何回かこういう際どいスキンシップを重ねてから、少しずつ一線を越えていくつもりだったのだろう。僕もそうだった。

 

「もし、無理だって言うなら……」

 

僕はここで、七海に対して勝負に出ることにした。

 

「もう、いままでみたいなことはしない。七海のことを諦めて、ただのイトコに戻る」

「っ!!」

 

決断を迫るような宣言に、七海は目を丸くした。

衝撃を覚えたように、あるいは胸の高鳴りを堪えるように、胸元に手を沿えている。

 

「……僕は、先に上がるから。考えてくれ」

 

これ以上の詰め寄りはよくないと感じて、僕は立ち上がり、浴室を出ようとした。

 

「っ、待って――」

 

するとその手を、今度は七海が掴んで引き留めた。

振り返ると、潤んだ目をした七海がうつむき加減に震えている。

そして、恐る恐る、上目遣いに僕を見上げて、震える唇がこう呟いた。

 

「お部屋の、話…………」

 

七海が、さっきの僕の言葉に返答しようとしている。

僕は急かさず、七海の沈黙を見守った。

やがて、七海は柔らかい笑みで、こう告げた。

 

「……一緒に、行こう?」

 

 

 




ご一読いただきありがとうございました。

子宝神『まだヤらんのかーいっ!』

いたずら合戦が伸びてしまったので、次回に持ち越しです。
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