※この作品はR-18です。

童話搾精   作:シコき猿

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1頁 ブレーメンの音楽隊

 ページをめくると、まず初めにこの章でのタイトルが目に入ってきた。

 

『ブレーメンの音楽隊』

 

 ……ブレーメンって誰だ?まず初めに思ったのはそんな疑問だった。聞いたことのない名だが、有名な人物なのだろうか。加え、音楽隊というのはどういうことだろうか……。

 もしかして、複数人の童話少女が現れて精を搾り取りに来るという感じだろうか。もしそうならあまり自信がない……。

 

 そう思いながらページと睨めっこをしていると、童話搾精が眩い光を放ち一瞬部屋の中が光に包まれる……数秒の後、光が収まり目を開けるとそこには一人の少女が居た。

 

 黄金色の髪をしたポニーテールの少女。歳は18歳くらいだろうか。服装は、タイトルの通り音楽隊のような白いスーツで、所々に金色で模様が描かれている。

 何より特筆すべきは、そのプロポーション。長い手足に冴え冴えとした瞳。ほんのりと浮かべている微笑みは、可愛い……というよりはかっこいいという感覚に近い。音楽隊のような服装が、スラリとした身体によくにあっており、男装等しようものなら世の女性が見逃すはずがない……端的に言えば凛々しく美しい少女が居た。

 

 「……」

 

 「こんばんは」

 

 唖然とする僕に、少女が僕に声をかける。ハキハキとした元気のある声だが、決して煩くない。だが耳に残る声というのが印象だった。

 

「あ、ああ……こんばんは」

 

「ボクのことはブレーメンって呼んで。ちゃんでも、君でもいいよ」

 

 ブレーメンと名乗る少女は、ニコリと微笑み僕へ顔を近づけてくる。ほんのりと柑橘類の香りが鼻孔をくすぐる。今からこの少女に精を搾られると思うと、ドキドキする……いや違う!僕は我慢するのが目的だったんだ、飲み込まれないようにしなければ。

 

「よ、よろしくブレーメン……ちゃん。僕はクロエ」

 

「クロエ君だね、よろしく……さて、じゃあボクを呼び出したという事は、目的は一つ。精を搾られたいんだよね?」

 

 そう言いながら、僕の手を取りベッドへと誘導する。そして、肩をとんっと押され思わずベッドへと腰掛けてしまう。飲まれまいと思ったばかりなのに主導権を握られっぱなしだ。

 

「……いや、僕は君に精をあげるつもりはないよ。むしろ使役するつもりだ」

 

「わぁ、元気がいいね!そういう負けず嫌いな男の人は嫌いじゃないよ。負けるか、って顔がへにゃへにゃになるのは見てて気分が良いからね」

 

 思わずむっとしてしまう。どうやら、ブレーメンは既に僕に勝った気でいるようだ。まだ始まってすら居ないというのに。しかし、むしろこれは好都合のように思える。

 相手は僕と格下と思って油断しきっているなら、最初の内は本気を出してくることもないだろう。

 

「それで、ブレーメンちゃんは何をしてくれるのかな。えっと、膣内での射精はできないから……フェラとか、手コキとか?」

 

「うん?いや、そんなことはしないよ」

 

「……?じゃあ、何を――」

 

 そう言いかけた時、ブレーメンが僕のズボンを脱がしてくる。そして、その勢いのままパンツも足元へと下ろされてしまった。

 

「君が自分でしごくんだよ。ほら、握って?」

 

 僕の手を掴み、ペニスを握るように指示をする……どういうことだ。精を搾ってくれるのではなかったんだろうか。これではただのオナニーと変わりない。

 

「ふふ、ボクにえっちなコトしてもらえると思ったのかい?しないよ、確かに射精までは導いてあげるけど、君が自分でシゴいて自分で射精するんだよ」

 

 ……舐められたものだと思った。童話少女の肉体維持は10分、つまり僕は10分間オナニーして射精しなければ良い。ただそれだけだ。

 そもそも、今の僕は勃起すらしていない。まともにシゴかず適当にシゴけば勃起させるにも1分はかかる。そう思っているとブレーメンが、ベッドへ座り込む僕の背後に座り肩へ顎を置いてくる。吐息が耳にかかり少しくすぐったい。

 

「それじゃあ、まずはその勃起から始めようね。ほら、深呼吸して?」

 

 そう言いながら、ブレーメンが僕を後ろから抱きしめてくる。正確に言えば、脇から手を通し、僕の胸へと手を当ててきた。そして、細くて長い指先で乳首の周りを触り始める。

 

「男の人の大半は、乳首を触られるとくすぐったいって言うけど、君はどうかな?」

 

 右手の指先が、服の上からゆっくりと僕の乳首を触り続ける。しかし、押し付けるような触り方ではなく、あくまで触れるか触れないか、ギリギリの所をゆっくりなぞる様な触り方に思わずゾクリと来る。

 

 そして左手を耳元にやったかと思うと、耳たぶを爪先でなぞるように触りながら、時には指先を耳の中に入れ優しく撫でてくる。ブレーメンの指先は冷たく、熱を持った耳が冷やされていく内に少し気持ち良さを感じる……。

 

「今の君はね、心と身体が気持ちよくなるもんか。って強く抵抗してるんだ……だから、まずは君の身体に射精したい、白いおしっこを吐き出したいって思わせるのが大事」

 

 右耳にフッと息をかけられ、身体を震わせた所にそんなことを言われる。その間も両手は止まることなく僕の身体を愛撫してくる……。加え、抱きしめる様な形のせいか、先ほどから髪の毛が首元に辺り、ほのかにブレーメンの匂いがする。

 ドクドクと心拍数が上昇するのを感じる。女性に優しく愛撫され、耳元で囁かれるという体験をしたことのない僕は、間違いなくこの状況に興奮していた。

 

「もしも10分我慢できたら……僕をどうしたい?組み伏せて犯す?それとも、丁寧にご奉仕させる……?さっきはフェラとか、手コキって言ってたよね。どっちをさせたい……?」

 

 耳元で囁かれながら、そう聞かれる。勿論、答えるつもりはないが……

 そう思っていた矢先、突然ブレーメンの右手の力が強まり、服越しに強く握られる。そして、コリコリと激しくすり潰してくる。

 

「ぅぁ!」

 

 いきなりの刺激に思わず声を上げるが、それを無視するように右手の勢いはどんどん激しさを増す。加え、耳たぶにぬるり暖かいモノが這う感触を感じ、思わず身を屈めそうになる。

 しかし、左耳を弄っていた手が素早く僕の首を抑え、まるで背後から羽交い絞めのようなポーズを取らされる。実際に力を入れられ無理やり抑え込まれている訳ではないが、背後からの攻めの上手く力が入らない。

 

 このまま続けられればたまったものではない。そう思い、僕は思わず答えてしまう。

 

「フェ、フェラ……!」

 

「へぇ、クロエ君は女の子に口で奉仕してほしいタイプなんだね」

 

 答えるとブレーメンは何事も無かったかのように手の動きを緩め、先ほどと同じようにゆっくりと触ってくる。しかし、先ほどと違いいきなり激しくされた僕の乳首は硬くなり、刺激の強弱に思わず身体がビクビクと震える……

 

「ボクがフェラするならそうだなぁ……最初は優しくキスしてあげる、尿道にちゅっちゅって……バードキスって分かるかな?小鳥がついばむみたいな、優しくて何度も積み重ねるキス……こんな風に」

 

 そう言いながら、耳元でちゅっちゅっと音を鳴らす。リップ音が耳元で鳴ると、まるで本当にキスされているかのような錯覚に陥る。

 

「次は、いきなり咥えこむなんてことせず、ゆっくり舌でご奉仕……たっぷり唾液の絡ませた舌で、おちんちんの根本から先っちょまで……何度も何度も舐め上げてあげる。裏筋の部分を根本から先っちょまで……君がたっくさん射精できるように、精液が通る道をほぐしてあげる」

 

 熱い吐息が耳元に吹きかけられる。さっきまでとは違う、ゆっくり湿らすような吐息……。

 

「……ねぇ、手の中のおちんちん。もう勃起してきたね?」

 

 そう言われ、思わず自らの下腹部に目をやる。いつの間にか、僕のペニスは硬くいきり立っていた……自分が勃起したことにすら気付かなかった。それほどまでに、ブレーメンの責めに飲み込まれていた。

 

「ほら、シゴいて……勢いよくシゴくんじゃなくて、ゆっくりボクのペースに合わせて。いち、に。いち、に……じゃないと」

 

 その言葉と共に乳首を触っていた右手に力が込められる。また乳首を責められる、そう思うと同時に僕はその責めから逃げるようにブレーメンの声に合わせて右手を動かした。尿道から先走り汁が出ていたのか、部屋の中に粘液の擦れる音がこだまする。

 

「良い子だね……いち、に…いち、に……意識して?指がカリ首を往復する感覚……一回、二回、何回も往復するごとにどんどん気持ち良くなる……少し握る力を強めるだけで我慢汁が尿道をどくっと通って、おちんちんの先っちょから溢れてくる……」

 

 ブレーメンが言葉を囁く度に僕の下半身がそれを聞き入れるかのようにどくどくと我慢汁を吐き出していく。手の中が我慢汁でべとべとになっても、手を止めることはできない。止めれば、きっとブレーメンがまた責めてくるから……。

 

「ふふ、身体の緊張もだいぶほぐれてきたね。なのにおちんちんだけはどんどん硬くなっていく……そのおちんちんでボクを組み伏せて犯したい?それとも、イチャイチャしながら甘く抱きたい?」

 

「君がボクを組み伏せたら……ボクは服従してるから抵抗なんてできなくて、君の硬くて太いおちんちんをおまんこで受け入れちゃう……腰を押し付ける度におちんちんと子宮がちゅっちゅっ、てキスするんだ。その度にボクはあん♪あん♪って喘いで……」

 

 わざとらしく耳元で喘ぎ声をあげるブレーメン。しかし、その声を聴くだけで興奮が高まり、右手に力が入る。

 

「あん♪あん♪いく、いっちゃう♪嫌がってるボクなんて無視して、君の腰がどんどん強く、深くボクに叩きつけられる……叩きつけられる度にボクの喘ぎ声が強くなって、子宮が君のおちんちんを受け入れてきちゃう。中に出して、もっと屈服させてって……中に出して♪あん♪あん♪いく、いく~♪」

 

「……すとっぷ♪」

 

 耳元で囁かれていた喘ぎ声が止まり、僕の右手を誰かに掴まれ動きを止められる……いや、誰かというのは間違いなくブレーメンだろう。この部屋には僕とブレーメンしかい居ないのだから。しかし何故いきなり止めて……

 

「あーあ、見ておちんちんがべとべと……しかもこんなにビクビクして。もうイッちゃいそうだった?」

 

 そう言われて、朧気な意識の中ブレーメンに耳元で囁かれる。確かにイッてしまいそうだった……ブレーメンの指示に従ってシゴいているだけなのに、まるでいつも自分でしている自慰とは違う感覚に陥る。

 

「もう意識もボンヤリしてるね。そういえば、言い忘れてたね。ボク達童話少女は皆、えっちな魔法を持ってるんだ…ちなみにボクの魔法は、相手に安心感と興奮を与えるこの声……ふふ、もしかしてボンヤリし過ぎてもう良く分からない?」

 

 えっちな魔法……?良く分からない。淫具の話だろうか……そんなことよりも、早く射精したい。そんな気持ちばかりが僕の頭の中を埋め尽くす。

 

「じゃあ、少しは休憩できたし……気持ちよく射精できるよう、ボクが耳元で囁いたままイかせてあげるね。10からカウントするから、0で気持ちよく射精だよ?」

 

 コクコクと頷く僕を見て、ブレーメンは満足げに笑みを浮かべる。

 

「10、収まってた興奮がまた戻ってくる……おちんちんを握る強さも、早さもさっきとは段違い……ごしごし、ごしごし……射精に向けて一直線」

 

「9、おちんちんから我慢汁どくどく溢れてくる。射精の通り道をほぐすためにどぶどぶ、加減なく溢れてきちゃう」

 

「8、キンタマの中の精液が早く出たいよ~って暴れてる。女の子を孕ませたくて、どくどく沢山作られちゃう」

 

「7……でも、君じゃ女の子を孕ませれないよね?だって、君がしてるのはエッチじゃなくてオナニーだもん。しこしこ一人でシゴいて、女の子の声に合わせてビクビクしてるだけ」

 

「6……なのに脳みそは女の子とエッチしてる気分。ボクの声聞きすぎて、エッチしてるのかオナニーしてるのかもうあやふやになっちゃった?」

 

「5……あん♪あん♪クロエ君のおちんぽ気持ちいい~♪……ふふ、もう嘘の喘ぎ声でも本当に感じさせてる気分だね?だって、証拠に我慢汁に白い精液混ざり始めてるもん。お猿さんのクロエ君はもう我慢できないのかな?」

 

 もうブレーメンの両手は、僕の肩に乗せられ何処も触られていない。なのにシゴく手が止まらない。聞こえてくるカウントダウンに合わせて、強くシゴき続ける。

 

「……4、3、2、1!」

 

 突然、カウントダウンが早くなりブレーメンの声が囁きではなく、ハキハキとした最初の声と同じになる。電気のような快楽が脊髄を駆けまわるかのように走ると同時に、意識が明瞭になる。

 ブレーメンと勝負を初めてどれくらい経っただろう、後どれくらい我慢すればいいのか、色んな考えが脳内を駆け巡るが、右手だけが止まらず動く。そして……

 

「……0♪」

 

「あっ……!?」

 

 ブレーメンが、再度僕の耳元で囁くとぞわぞわとした感覚が耳元から背筋、腰に伝わり……僕は敗北を示す白旗をペニスから噴き出していた。完全に意識がハッキリとした時には遅く、手を止めているにも関わらず自分の意識をは裏腹に溜め込まれていたものが全部吐き出されていく。

 

「ぴゅっ~……どくどく、ぴゅっぴゅっ~~……ぴゅるる♪」

 

 馬鹿にするかのような声に合わせるかのようにペニスが脈打ち……射精すらコントロールされたまま、僕は彼女に敗北した。

 

「ふふ、気持ち良かった?クロエ君?」

 

「……」

 

 悔しさに声も出せず、ぐっと歯を噛み締める。どのタイミングで僕が、彼女に主導権を奪われていたのかすら定かではない。乳首を激しく弄られた所まではハッキリしているが、そこからは無我夢中で……ただ、彼女の綺麗な声に合わせて快楽を受け入れていたことしか思い出せなかった。

 

「クロエ君の精美味しかったよ。ボクはあんまり大食いじゃないから、一回出してもらえれば満足だから……初めて負けたのがボクで良かったね。ボク以外だったら終わった後も搾られてたよ」

 

 楽しそうにブレーメンが、僕の頬を突いてくる。恥ずかしさと悔しさで顔が赤くなるのを感じる……だが、ブレーメンの言う通りだ。事実、今回彼女は僕のペニスに触ってすらいない。なのにこの有様は無様と言わざるを得ない。

 

「ああ、うん……はぁ、もう少し我慢できる自信があったんだけどな……」

 

「仕方ないさ、ボク達は童話少女。男の人の精を搾るためだけの存在だからね。これに懲りずまたボクに挑戦してよ」

 

 落ち込む僕を慰めるようにポンポンと肩を叩いてくる。

 

「それに……ボクで沢山練習すれば、他の人にも勝てるようになるかもだよ。だから、ボクに沢山精を捧げて、いつかボクを負かしてみせてね」

 

 ブレーメンが、グッと身を寄せそんなことを囁いてくる。先ほど射精したばかりなのにペニスがビクッと動き、次のことを期待してしまう。

 

 こうして僕は、ブレーメンに完全に敗北したが……彼女の言う通り、これから何度も挑戦しいつか我慢しきれば良いだけだ。チャンスはまだある……。

 その後ブレーメンに何度も負け、いつしか耳元で囁かれるだけで射精する事を僕はまだ知らない。

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