もし主人公が、”童話搾精”ではなく他の淫具を選んでいたら。そんな話です。
こちらからお読みになられた場合、前後が分からないので前日譚の0頁からご覧ください。
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「ピクシーの鱗粉と合わせて使えば、一晩中搾られて幸せ……それとも、お客さんマゾッ気がありそうですし、”女海賊の釣針”で情けなくお腰ヘコヘコダンスする方がお好みですか?何なら、まだ未紹介の”鉄の処女”でおちんちんがっちり管理されて射精できないままずっと腰ヘコヘコ……前立腺ごりごりえぐられながら、腰砕けで無様に射精懇願し続けませんか?ほら……ヘコヘコ、ヘコヘコ……」
カウンターから身を乗り出し、小声のままボソボソと店員が僕を誘惑してくる。少し落ち着いた興奮が、グッと引っ張られるように戻ってくる……なるほど、店員が女性なのは、こういう時に購入意欲を高めさせることを目的としてるんだろう。何とも賢いお店だ……。
正直に言えば、僕の心は酷く揺らいでいた。上手くいけば半永久的に美少女と自分のモノにできるという欲……しかし、童話搾精は、確かに魅力的な淫具だがそれ以上に以前の持ち主が亡くなっていたりと聞けば聞くほどデメリットが多いように感じる。
何より、店員である女性の誘惑ともとれる悪魔の囁きが、性欲をで気持ちを昂らせている僕の心をぐらぐらと揺らす……。
「……お客さん、もしよかったら御一つ試されていかれますか?」
店員は、ローブ越しに笑みを浮かべながらそんなことを突然提案してくる。試すというのは、洋服の試着のようなものだろうか?そんな僕の困惑を感じ取ったのか、店員が提案を続ける。
「淫具を御一つここで買われたなら、私が使い方等を丁寧にレクチャーしてあげますよ……勿論、お店は一時的に閉めて。私とお客さんのマンツーマン……」
カウンターから先ほどよりも身を乗り出し、僕の耳元でそんなことを囁く。使い方をレクチャー……それはつまり、店員であるお姉さんが所謂オナサポをしてくれる、ということだろうか……?
お姉さんの容姿は見えないが、ちらりと見える口元は妖しく笑みを浮かべており、それがより一層僕の心を擽ってくる。
「”ラミアの舌”でおちんちん締め付けながら、どくどく射精するのと……”ゴーレム筒”で身体もおちんちんも震わせながら射精するの……どっちが良いですか?」
「それともマゾのお客さんは……”ピクシーの鱗粉”でオナニーしか脳の無いお猿さんになりたいですか?勿論、”女海賊の釣針”でびゅーびゅー白旗あげてもいいですよ……はぁ~~~♪」
耳元に熱い吐息が吹きかけられる。思わぬ刺激に身体を震わせながら、頭の中で淫具に射精させられる自分の姿を思い浮かべる……確かに、お姉さんの言う通りかもしれない。
淫具初心者の僕が、いきなり”童話搾精”なんていうハードな淫具を選ぶより、お姉さんにレクチャーされながら淫具の使い方を学ぶ方が……いや、でも……。
「それに……おちんちん、おっきくしたままじゃ……帰れませんよね」
カリッ……カリカリ……
お姉さんの指先が、ズボン越しに僕のペニスを引っ掻く。ペニスからどくっと、我慢汁が溢れ出るのが自分でもわかった……。
「……お、お勧めの淫具……買います……」
僕は、お姉さんの誘惑に耐え切れず”童話搾精”を手に入れる機会を手放したのであった。
……
…………
「それじゃあ、淫具を用意してきますのでここで待っててくださいね」
お姉さんに案内され、店内の奥……試着室へ通される。そこには清潔にされたベッド、それと恐らく淫具の試着に使うであろうローション等が置かれた簡素な部屋。
結局、僕はお姉さんに誘われるがままに淫具を一つ購入してしまった。先ほどよりも萎んだ金貨袋を見つめ、少しだけ口を曲げる。
”童話搾精”の価格は、普通の淫具の倍はする……この金貨袋の中にある分だけでは、購入をすることができないだろう。僕が国の金融機関へ預けている生活費をすべて引き出せば、何とか買うことはできるかもしれない。
お姉さんの巧みな話術に誘導され、購入してから後悔の念に駆られる。やっぱり淫具を買うのはやめようか、まだ試着していないし返品も出来るはず……独りでに唸っていると、試着室の扉が開かれお姉さんが入ってくる。
「お待たせしました。それじゃあ……始めましょうか」
笑顔を向けてくるお姉さんの手には小瓶……いや、”ラミアの舌”が握られていた。僕が買ったのは、初心者オススメと強く勧められたのも一つの理由だが、人差し指を”ラミアの舌”に弄られた時から、僕の指にはその感触がずっと残っていた。
「……」
改めて”ラミアの舌”を見て、先ほどの感触が思い返される。きっと、あの刺激を受けたまま射精すれば天にも昇る気持ちだろう。
……よし、また冒険して貯めなおそう。幸いにも、買った淫具は一つ、また数年ダンジョンに潜れば”童話搾精”を買うだけのお金は貯まる。お姉さんの話が本当なら、あの淫具を買おうと思う人は少ないはず……だから、大丈夫……。
僕はそんな都合の良い事を考えながら、ズボンとパンツを脱ぎ既に勃起しきったペニスをお姉さんの前に曝け出す。ローブ越しでお姉さんの目元は見えないが、口元では笑っているのが見えた。
「それじゃあ、”ラミアの舌”……いえ、ラミアちゃんに射精させてもらいましょうね」
「ラミア、ちゃん……」
お姉さんは、”ラミアの舌”を撫でながらそう告げる。……ただの淫具にちゃん付けするのは、何だかおかしな気もするが、まあ淫具とは言え生きている動物だ。ペット感覚でちゃん付けしても違和感は無いだろう。
「ほーら、ラミアちゃん。ご飯の時間ですよ」
そう思っているとお姉さんが、僕へラミアちゃんを近づけペニスへ掛けるように乗せてくる。すると、ラミアちゃんは、僕のペニスを認識したのか長い身体を器用に動かしながらぐるぐると巻き付いてくる。
「うぁ……!」
巻きつかれ動く度に、鱗がカリ首を擦りあげ思わずうめき声を上げてしまう。普通、蛇の鱗というと尖っていて硬いイメージがある。しかし、ラミアちゃんの鱗は、表面がつるつるとしていて肌触りが非常に良い。
擦られた部分は、まるでサテン生地の手袋で扱かれているような感覚に陥る。ラミアちゃんは、こう見えてもただの蛇ではなく、サキュバスによって作られた淫具。男を徹底的に嬲る存在だと改めて実感する。
「ふふ、気持ちいいですか?ベッドに腰掛けてるだけなのに、おちんちん気持ち良くしてもらえて幸せでしょう?お客さん、ラミアちゃん買って良かったですね。これから毎日ラミアちゃんにおちんちん扱いて貰えますよ~」
ベッドに腰掛ける僕を、立ったまま見下すお姉さんがそんな言葉を放つ。馬鹿にするような言い草に本来ならムッとしていただろうが、今の僕にそんな余裕はない。ラミアちゃんから与えられる快感にビクビクと腰を痙攣させ、喘ぎ声を抑えることしかできなかった。
そんな時、不意に根本に巻き付いていたラミアちゃんの尻尾が離れ、ペニスの更に下……睾丸へと伸びていく。そして、睾丸に尻尾を突き立てると身体を震わせ中の玉を軽く刺激する。
こりっ……こりこりっ……
「んぁっ!それ、やめっ……ぁぁ!」
声を抑えていた僕の口から、思わず歓喜の悲鳴が漏れ出す。本来、その部分は男にとっての急所であり、他人に触られようモノなら思わず痛みに身構えてしまう。しかし、ラミアちゃんの尻尾は僕に身構える隙すら与えず、睾丸を弄ぶ。
中の玉が、尻尾で転がされる度に下腹部に鋭い感覚が伝わる。当然だ、睾丸は内臓でもありそんな部分を転がされれば痛みしかない……そう、痛みしかないはずなのに。
「ラミアちゃんは、大食いなのでそうやって精液の生産を手伝ってくれるんですよ。……ふふ、今すっごく不思議な感覚でしょう?その部分って男の人の急所だから、触られると痛くて抵抗しちゃうはずなのに、全然抵抗できませんよね?むしろ、痛みよりも気持ち良さが優るでしょう?」
そう、お姉さんが言うように僕は、睾丸を弄られているのに痛みよりも気持ち良さが下半身に広がっていた。中の玉を尻尾の先で突いたかと思えば、ぶるぶると振動し睾丸の中身が搔きまわされ、自然と腰がカクカクと震えてしまう。
予想だにしていない快楽にベッドの上で仰け反る僕。ペニスの先からは歓喜の涙がどくどくと溢れ、サテン生地のような鱗の感触にぬるぬるとした粘性の刺激が加えられる。
先ほどまではただの蛇としか認識していなかった存在に、抵抗をする暇さえ与えられずよがり狂わされる。男にとっては、屈辱の極みだった。そんな僕を見透かしてか、お姉さんが笑いながら声をかけてくる。
「本来はラミアちゃんのご主人様であるお客さんの方が偉いはずなのに……少しおちんちん弄られただけで、抵抗もできずベッドの上であんあん喘いで……これじゃあ、どっちがご主人様か分からないですね?どうせなら、今後はラミアちゃんをご主人様にしておちんちん管理してもらいますかー?」
淫具をご主人様扱いなんて冗談じゃない。そう思い、口から否定の言葉を上げようとするが……
「うぐっ!あっ、やめ……!玉虐めないでぇ!」
口からは喘ぎ声と許しを請う声しか出ない。もし、他の人がこの姿を見れば、僕がラミアちゃんのご主人様だなんて信じてはくれないだろう。
そうして喘いでいると、しゅるしゅると撫で擦られていたペニスの方にも変化があった。ラミアちゃんの頭部が、ペニスの先へと伸び細長い舌で僕の我慢汁と舐めとり始める。
蛇の舌は先が分かれており、驚くほど素早く動く。これは獲物を捕らえる為であったり、温度を感知する為等様々な説が挙げられているが……ラミアちゃんも例外ではなかった。
分かれた先の部分で尿道口から我慢汁を舐め上げ、それを亀頭全体へ素早く塗し広げる。その工程が1秒にも満たず行われ、亀頭が舌によって嬲られる。
ちろちろちろちろ……
時折混ざる、尿道口を擽る様な刺激に呼吸もままならず、ただ喘ぎ身体をビクビクと痙攣させ続ける。
睾丸は尻尾で掻き混ぜあげられ、竿はさらさらとした鱗に擦り上げられ……亀頭を舌で何度も舐め磨き上げられる。
その刺激に歓喜の涙を尿道口から出せば、その涙を亀頭に塗され、鱗にぬるりとした新しい刺激が加えられる。最早、ラミアちゃんにとって僕は虐めれば虐めただけ、自ら餌を吐き出す準備をする存在でしかなかった。
そんな責めが数分と続けば、僕のペニスはすぐに限界を迎え始める。睾丸責めによって作られた大量の精液が、尿道を勢いよく通り……そのまま無様に餌を噴き上げた。
「いくっ、うぅぅ!」
誰に聞かせるわけでも無しに、僕自身も降参の声を上げ足先までピンと伸ばしその快楽を受け止める。
「あ、射精しちゃいましたね……ふふ、ここからが天国ですよ?」
それを見て、お姉さんが何かを言うが僕の耳にその言葉は入らない。強烈な快楽に五感のすべてがマヒし、びくびくと痙攣をするばかり……しかし、言葉を聞き入れる必要は無かったのだとすぐに実感する。
射精によってどく、どくと脈打つペニスをラミアちゃんが締め上げ、尿道の通りを狭くする。それによって、射精の勢いは更に強まり、尿道を擦り上げる精液の感覚がより感じられることとなる。
ぎゅっ、ぎゅっぅぅぅ……
ちろちろちろちろちろ……!
出した精液は尿道口から噴き上げると同時にラミアちゃんに舐めとられ、地面に落ちることもなくすべて平らげられてしまう。締め上げ、舐めとられ、その度に精液を強く吹き出し……そんなことが数秒続き、ようやく射精の勢いが止まる。
「はっ、ひっ……!もう、無理……」
息を切らしながら、僕は体中を弛緩させる。ラミアちゃんは、淫具という名に相応しい働きぶりを僕に見せてくれた。きっと、僕は毎日ラミアちゃんのお世話になることは間違いないだろう。
そんなことを思いながら、息を整えようとした僕……だが、その考えはすぐに掻き消えることとなる。
ぶるぶるぶる……
尻尾が射精をし終え、萎み始めた睾丸へ強い振動を送り始める。その刺激に手を付き起き上がろうとしていた僕は態勢を崩し、またもベッドへ倒れ込む形となる。
「うぁ!やめ……!やめてラミアちゃん!もう、射精したからぁ!」
情けなく声を上げる僕を無視し、睾丸への刺激を続けるラミアちゃん。加え、睾丸の刺激だけでなく竿に巻き付いた身体がぎゅっ、ぎゅっと締め上げる様な動作を送り……それはまるで、人の手で乳搾りが行われているような感覚だった。
そんな快楽を受け、僕のペニスは萎えることすら許さず、大量に精液を吐き出したばかりなのに硬さが維持され続ける。
「あぁ……なるほど、恐らくですがお客さんはラミアちゃんに餌だと思われてるんですね。刺激すれば、びゅーびゅー餌を噴き出す便利な生き物だと認識されちゃったんだと思います。こうなってくると、精液が作れなくなるまでずっと搾り上げられちゃいますね」
ベッドで倒れ込む僕を見下しながら、お姉さんがそんなことを言い始める。その間も、ラミアちゃんは僕の静止を聞かず、竿を締め上げ睾丸を振動させ……時には、尿道口をちろちろと激しい刺激を与えてくる。
ぬるりと粘性を纏った鱗がカリ首を撫で上げ、裏筋を擦る。男の弱点を熟知しているのか、その部分を這いまわれるだけで僕のペニスは歓喜の声を上げる。
射精したばかりで敏感になった僕のペニスは、そんな単調的な刺激だけですぐに限界まで追い詰められ……そして、先ほどと同じように精液を噴き出ず……はずだった。
どくっ……どく……
僕の意思に反して排出された精液は、先ほどの勢いはなくまるでおしっこを漏らすかのように静かに脈打ち、ただただ精液を垂れ流す。しかし、射精時の快楽だけは変わりなく、精液を放つ脈打ちが起きる度に、射精をしているような快楽を味わう。
何が起きているのか。そんなことを考えながら、ただただ快楽に打ちのめされている僕……だが、不意にラミアちゃんの説明を受けた時の言葉が蘇る。
『人間にはほぼ無害な毒ですが……その毒は筋弛緩剤と同じ役割を持っていて、舐め上げられた部分の筋肉がゆるゆるになるんです。そうやって獲物を弱めて、締め付けながら舐め上げて……』
お姉さんが言っていた。ラミアちゃんには毒があり、それが人間にとって筋弛緩剤と同じ役割を果たすと……。つまり、これは最早僕のペニスではなく……ただ、ラミアちゃんに餌を上げるだけの管となっていた。
「ふふ……射精する、って脳が考えてないのに勝手に精液を作って、どくどく垂れ流して……気持ちいいですか?もうおちんちん、お客さんじゃなくてラミアちゃんの命令しか聞いてくれなくなっちゃいましたね」
声からして、僕を嘲笑っていることが分かる。恐らく、お姉さんは僕がラミアちゃんに精をあげた瞬間から、こうなることは理解していたのだろう。頭の中で、怒りが湧いてくる。
しかし、そんな怒りもラミアちゃんから与えられる命令にすべてかき消され、ただただ精液を吐き出すという快楽に飲み込まれていく。
「止め……止めてぇ……!」
「そう言われましても……射精してるのはお客さんですから。私じゃ射精を止めてあげられないですね~……止めれるとしたら、アナタのご主人様くらいじゃないですか?」
ご主人様。そう言われ、僕はお姉さんを見上げる……勿論、このお姉さんの言うご主人様とは僕のことではない。ラミアちゃんのことだ。
要するに、お姉さんはラミアちゃんをご主人様と認め、射精を止めて欲しいと懇願してみては。そう提案してきているのだろう。数分前までの僕なら、そんなことを聞けば鼻で笑っただろう。何故淫具に自ら懇願しないといけないのか……。
「おね、がいしますぅ……!ご主人様、射精止めさせてくださいぃぃ……!」
しかし、僕は考えるも間もなくご主人様に懇願していた。ペニスは僕ではなく、ラミアちゃんをご主人様だと認識している。ならば、最早選択肢はない。
僕は腰をガクガクと震わせながら、ご主人様にそう懇願する……。
ぎゅっ、ぎゅっっっっぅ!!
途端、竿の締め付けが強まり僕は喘ぎ声をあげながら仰け反った。睾丸への振動も止まらず、先ほどよりも早い勢いで精液が作られ、ペニスから吐き出されていく。
ご主人様は、僕が言葉を発したのが気に入らなかったのか……それとも、ただ餌を沢山搾りだそうとしただけなのかは分からないが、変わらず僕のペニスを刺激し続け、射精を止めさせることはない。
腰を突き上げ、ガクガクと痙攣する僕にできる手立てはない。きっと、このまま精液が出なくなるまで搾り続けられる……そう覚悟した時。
「ふふ、お客さん……ご主人様からペニスの主導権奪い返したいですか?それなら、とっておきの淫具がありますよ~。勿論、買っていただくのでお支払いはしていただきますけど……♪」
快楽に打ちのめされる僕に、悪魔が囁く……ここで新しい淫具を買ってしまうと、僕の金貨袋はすっからかんになり、きっと”童話搾精”を手に入れる機会も失われるだろう。だが……。
「買いますっ……!買わせて、ください!」
僕は迷いなく購入を宣言した。それを聞いたお姉さんは、気を良くしたのかローブ越しでも分かる程に口元へ笑みを浮かべる。
「分かりました~……それじゃあペニスの主導権……取り返しましょうね♪」
お姉さんはそう告げると、手元の袋から何かを取り出し……僕のアナルへと差し込んだ。瞬間、アナルの中に入った淫具がくいっ、くいっとテンポ良く動き僕の前立腺を抉る。
どくっ!びゅるるっ!
前立腺を勢いよく抉られた僕のペニスからは、先ほどとはけた違いの勢いで精液が吹き出し、ぱたぱたとベッドへ落ちていく。
くいっ♪くいっ♪
「うぐっ!あうぅ!」
喘ぎ声をあげながら、腰を突き上げていた僕の腰が、中に入った淫具のテンポに合わせカクカクと動く。それはまるで騎乗位になった女性を責めるような動きにも見えるが……実際は、淫具に合わせカクカクと腰を振り、ペニスに巻き付くご主人様の刺激で精液を作り……抉られた前立腺の快楽に合わせ、精液を噴き出すだけの玩具だ。
「勢いよくお射精できて良かったですね~♪”女海賊の釣針”のお陰でペニスの主導権も取り返せて……腰も勢いよくヘコヘコ振って、かっこいいですよ~♪」
お姉さんのバカにするような声すら耳に入らず、僕は存在しない女海賊に釣り上げられ、ペニスから白旗を振り続ける。
「あんよが上手~♪あんよが上手~♪」
くいっ♪くいっ♪へこっ♪へこっ♪
途中からは、お姉さんの手拍子も入り、僕は手拍子に合わせて何度も何度も腰を振り、その度に敗北を証を辺りにぶちまける。このままでは射精し過ぎて死んでしまう。朦朧とする意識の中、お姉さんが手拍子をしながら僕に近づき……
「じゃあ、最後は一段と大きな白旗……無様にあげましょうね」
笑顔のまま、ペニスへ何かを振りかける。同時に、僕はこれまで感じたことのない程の欲情と共に、その日一番の白旗を噴き上げたのであった。
……
…………
魂の抜けたような状態で、僕は淫具店を後にする。顔には疲弊しきった様子が出ており、歩くだけで腰がガクガクと震える。店員のお姉さんに半分騙されるような形で、僕は空になった金貨袋を懐にしまい込む。
代わりに、手には決して落とさぬよう小瓶に入った”ラミアの舌”……いや、ご主人様を抱える。鞄の中には、いつの間にか買わされていた”女海賊の釣針”も入っている。一瞬、後悔の念に駆られるがすぐにその考えは消える。
瓶の中に居るご主人様が、じっと僕を見つめている。獲物を品定めするように……変なことを考えれば、ご主人様にまたお仕置きされるかもしれない。そんな気持ちで胸を埋め尽くされる僕はブルりと背筋を震わせる。
……こうして、僕は初めての淫具を体験した。きっと、二度とこの淫具たちを手放すことはできないだろう。