ページをめくると、まず初めにこの章でのタイトルが目に入ってきた。
『アラジンと魔法のランプ』
アラジンというのは人名だとして、魔法のランプ……マジックアイテムの類だろうか?広義的に解釈するのであれば、この”童話搾精”だってマジックアイテムの一つだ。
魔力を以て、尋常ならざる現象を引き起こす道具。それらはまとめてマジックアイテムと呼ばれ、物によっては豪邸が一つ建つレベルでの売買が行われることもある。
魔法の剣であったり、魔法の杖であれば何となくどういう物かイメージはつくが……
……魔法のランプは何ができるんだ?ランプと言えば、火を灯して辺りを照らすことのできる道具だとは思うが……
火を灯せば何か不思議な事が起きるのだろうか?分からない……まあ、どうせ今ここで考えても仕方ない。僕の予想が童話少女に当てはまったことは殆どない。どうせ今回もビックリドッキリな何かが出てくるはず。
そう思いながらページと睨めっこをしていると、童話搾精が眩い光を放ち一瞬部屋の中が光に包まれる……数秒の後、光が収まり目を開けるとそこには……ランプ?が置いてあった。
「えぇ……?」
アラジンと呼べそうな人は居ない。地面にポツンとランプらしき物が置かれているだけだ。しかし、そのランプらしき物も今まで見たこともない形をしている。
ティーポットのようにも見えるが、注ぎ口が少し狭い。これでは飲み物を注ぐのにも一苦労だろう。加えて、ランプの表面は少し汚れている……汚れは煤だろうか?
「う~ん……」
流石に予想していなかった事態に困惑しつつも、ランプを拾い上げる。今までは少女が出てきていたが、まさか少女すら出てこなくなるとは……。
「というか本当に汚いなこのランプ」
ランプを触った指先に黒い煤がつく。ちゃんと手入れはされていないのだろうか?そう思い、僕は懐から布を取り出してランプについた煤を擦り拭っていく。
きゅっきゅっ
表面を軽く擦るだけ煤の汚れが、どんどん消えていく。掃除や物の手入れが好きというわけではないが、汚れた物が綺麗になっていくのは何だか楽しい。
そうして数十秒程ランプ全体を擦り、最後の汚れを布で綺麗に拭き上げる。
「よし、綺麗になっ――」
途端、ランプの口から勢いよく煙が吹き出てくる。ランプの内容量よりも遥かに多い煙がモクモクと口から吹き出て……ゆっくりと、人間の形を模っていく。
そして数秒後。そこには、一人の少女が立って……いや、浮かんでいた。
プラチナを想起させるような銀色の髪。毛先は紫のグラデーションがかかっており、ポニーテールのようにまとめられた髪が腰元まで伸びている。
肌は髪の白さと相反するような小麦色……だが、その相反する色合いが、彼女の神秘性に磨きをかけているように感じた。
服装は、驚くほどに布面積が少なく、胸元と股間部分に金色の装飾品があるのみで、くびれのできた腰回りや被りつきたくなるほどに肉付の良い太ももが、露わとなっている。
「ふぁぁ~~~……!う~ん!良い目覚めだ!」
「やぁ初めまして!どこから来たの?お名前は?」
褐色の少女は、自らの周りに煙を纏った状態で僕にそう問いかけてくる……いや、纏っているのではない。少女に足は無く、その先が煙となって僕の持つランプから伸びている。
「えっと、僕はクロエ……だけど」
「ミスター・クロエ!良い名前だ!僕はジンニーヤ、よろしくね♪」
ジンニーヤと名乗った少女は、僕に握手の手を向けてくる。困惑しつつも、その手を取り握手をする……手を握るが、煙となって掻き消える様な事もない。柔らかく細い、女性の手だ。
「ミスター・クロエ……いや、ご主人!さあ、願いを言っておくれ。何でも叶えよう!」
「えっ、願いを……何でも!?」
「ああ、条件の範囲内なら何でも!」
ジンニーヤは三本の指を立てて声高に僕へ告げてくる。
「一つ、願いは性的なものであること!」
「二つ、願いは三つまで!願いを増やせという願いは叶えれないということ!」
「そして三つ……僕は願いを拒否する事ができるということ!勿論、全部拒否したり理不尽に断ることはしないさ。でも、一部叶えられない願いがあってね。そういうのを一々告げるより、拒否する方が早いからこうしてる」
ジンニーヤは早口で僕へそう教えてくれる……それにしても驚いた。今まで見た童話少女の中でも、特に異質の存在だと言える。
少女とは言うけど、ジンニーヤは煙から現れ、今も足先は煙のままだ。麗しい見た目を省いてみれば魔物に見えなくもない……。
「つまり、僕が君とエッチしたいとか……そ、その、膣内に射精したいとかって願いは拒否されるかもしれないってことかな?」
「流石ご主人、理解が早い!前者のエッチはまだしも、後者の膣内に射精は、僕敗北を確定させる願いだからね。そういうのは拒否してしまうだろう」
なるほど……エッチしたい、という願いは明確に拒否されない所を見ると、僕が滅茶苦茶な願いを言わない限りは拒否されるようなことはないだろう。
そこまで考えて、僕は一つの作戦を思いつく。
「ねえジンニーヤ……例えばなんだけど、僕が願いを言わなかったら君は僕に何かしてくるの?」
「滅相もない!ご主人から言葉もないのに触れたり、舐めたりなんてことはしないさ!」
……という事は、このまま僕が何も願わなければ、10分射精しないという条件を満たせるのではないだろうか。
恐らく『エッチなことをしないで欲しい』と願ってもそれは拒否される可能性が高いだろう。エッチなことができないのであれば、僕が射精することはないのだから。
時計を見やると、針は呼び出してから2分を指し示す場所を刺している。あと8分、僕が何も願わなければジンニーヤと契約することができる。
初めて勝利への兆しを見つけた僕は、ゴクリと息を飲む。
「分かったよジンニーヤ……じゃあ、僕は何も願わないから、何もしないでおいてね」
自信満々にそう告げる僕。
しかし、ジンニーヤはそんな僕を見て想定通りと言わんばかりに笑みを浮かべる。
「ええ、勿論だともご主人……何も願わない限り、僕が触れることは無いよ♪」
こうして、僕とジンニーヤの我慢対決が始まる。
……
…………
「そういえば、ご主人はもう誰かと契約できたのかな?」
ベッドへ腰掛ける僕へそんなことを問いかけてくるジンニーヤ。
「ううん、まだ誰とも出来てないけど……」
童話搾精を手に入れてある程度月日が経った今でも、僕は未だにどの童話少女との契約できたことがない。惜しい所まで行くことは何度かあったが、あくまで手加減されて惜しかった。という話。
童話少女が本気でかかってきた時は、僕は毎回ぼろ負けしていた……悔しいという気持ちもあるが、正直に言って仕方ないと思う気持ちもある。
童話少女は皆、見目麗しい少女達。しかも、見た目だけでなく肉体のプロポーションまで抜群と来た……更に追い打ちのように、皆性的なテクニックに長けているとなったら負けてしまうのも道理では。と思ってしまう。
何度か狡い手を使って、事前に射精してから呼び出して挑んだりしたこともあったが、そういった事をすると童話少女達は酷く冷酷になり徹底的に精を搾り取ってくる。
童話少女達曰く、これはあくまでゲームなのであってズルをするような相手にかける情けは無いとのことだ。
「へ~……それじゃあ今回の作戦が上手くいけば、ご主人の初めての相手は僕って事だね」
ニコリ、と微笑みながら僕の顔を覗き込んでくるジンニーヤ。初めての相手……なんだかそう言われると、気恥ずかしいモノがある。
「契約したら~……ご主人はどんな事してほしい?」
「どんな事……そうだなぁ。僕、料理とかあんまり出来ないからそういうのをして貰いたいかも……」
「んふふ、良いね料理!美味しい食事を沢山作ってあげるよ……で~も、僕が聞きたいのはそういう意味じゃなくて……」
「どんなエッチな事をしてほしい?って意味だよ♪」
僕に触れない程度に身体を近付けてくるジンニーヤ。ふわり、と砂糖菓子のように甘い香りが鼻をくすぐる。
ジンニーヤの服装は肌面積が多く、近付かれるだけで思わず胸や腰に目が行ってしまう。健康そうな褐色の肌に、思わず手を伸ばしたくなってしまう程に細く蠱惑的な腰回り……。
「あ~、エッチな顔してる……そんなに僕の肌が気になる?」
「いや、そんなことは……全然、無いけど……」
しどろもどろになりながらそう答える。誰がどう見ても嘘だと分かる言葉に、ジンニーヤはニヤニヤと意地悪な笑みを浮かべながら、更に身体を近付けてくる。
少し動けば肌が触れあってしまう程の距離。鼓動が高鳴り、静かな部屋の中で僕の心音だけが鳴り響くような錯覚に陥る。
「胸ばっかり見てるね。そんなに僕の胸が気になる?大きさはそこまででもないけど~……柔らかくて、すっごくハリがあるって大人気なんだよ♪」
「に、人気?」
「そう、前のご主人に大人気だったんだ♪」
ジンニーヤが腕で胸を寄せると、胸元に大きな谷間が出来る。確かにジンニーヤの胸は大きいと言えるほどのサイズではないが……決して、小さい訳ではない。
手のひらに収まりそうなサイズ感で、ジンニーヤが動く度にぷるぷると僕へアピールするように揺れている。
「指先に吸い付くみたいにモチモチで、強く握ると程よい弾力で指先を押し返して……♪」
むぎゅっ……♥
「ほら想像して……ご主人の手のひらで僕のおっぱいをさわさわ……もみもみ……♪しっとりとした肌を味わいながら、たぷたぷ震わせたりして沢山味わう……♪」
ジンニーヤの身体が宙に浮きあがり、僕よりも少し高い位置へと移動する……そして、眼前へ胸の谷間を差し出してくる。
ユラユラと揺れるジンニーヤに合わせ、胸も左右へと揺れる動作を見せる。
ぷるっ♥ぷるん……♥
その光景に心を奪われた僕は、ゆっくりとジンニーヤの胸へ手を伸ばし……
「おっと♪」
胸を掴もうとした瞬間、ヒラリと身体を翻し僕の手を躱すジンニーヤ。その避ける動作のまま一歩下がり、僕の手が届かない場所へと移動してしまう。
「あっ……」
「ダメだよ~ご主人♪最初に言ったじゃないか。”何も願わない限り、僕が触れることは無い”って♪」
……確かに言っていた。ジンニーヤは、僕に舐めたり触れたりは一切しないと誓ってくれた。なのに僕は無意識の内に手を伸ばして胸を触ろうとしていた。
目標を失った手は、今だ宙を泳いだ状態だ。
「ご、ごめん……」
恥ずかしさで顔を赤くしながら謝ってしまう。彼女は律儀に約束を守ってくれているにもかかわらず、自ら宣言した言葉を破ろうとした自分が恥ずかしい。
「謝ることは無いよ!僕が誘惑して触らせようとした訳だからね……でも~、残念だったねご主人♪僕の胸触れなくて……」
「前のご主人は、毎日のように呼び出しては僕の胸を触って~……顔を埋めて深呼吸したりしてたかな?その度にジンニーヤちゃん~って僕の名前何度も呼んでたよ♪それに対してご主人……クロエ君は偉いね!僕の誘惑にも耐えて、今もちゃんと謝れてる!」
「もし触れたら抱きしめていっぱい頭を撫でてあげたいくらいだよ~♪」
……前のご主人、というのは恐らくこの童話搾精で亡くなった前の持ち主のことだろう。その話を聞かされて、僕は思わず口をへの字に曲げる。
前の持ち主はジンニーヤと好きなことをしていたにも関わらず、僕はこうして触れることすらできない状況。勿論、10分我慢すれば契約が出来て今後は好きにできるのだが……。
正直な気持ちを言えば、前の彼氏の話をされる今の彼氏のような気分で、あまり聞いていて気持ちの良い話ではない。
「ご主人~?突然むくれた顔してどうしたんだい?さっきまではあんなに僕のおっぱいを見つめてたのに~」
「あ~、さては……嫉妬したんだねご主人♪」
僕の表情を見て、心情を察したのかそう話してくる。
「別に嫉妬しなくても良いじゃないか~。あと数分我慢するだけで、これから僕はご主人の物になる訳だからさ♪」
「それはそうなんだけど……僕も男としてそういう話は気持ち的に……」
「ふふ……じゃ~あ、少しだけ触ってみる?」
いきなり距離を詰めてきた先ほどとは違い、ゆっくりと宙に浮いたまま僕へと近づいてくる。前かがみのまま、魅惑的な谷間を顔の前まで近付け、僕への誘惑を再開した。
「今4分経過したくらいだから、あと6分……勿論我慢しても良いけど、ご主人の気が済まないなら僕の胸を触っても良いよ?あ、勿論お願いしてもらうことにはなるけど♪」
……後6分、別に胸を触るだけで全部がダメになるわけではない。極端な話、射精さえしなければ良いのだ。
僕は心の中で誰に言う訳でも無いのに、そんな事を考えながら口を開く。
「ジ、ジンニーヤ……『胸を触らせて』」
「……♪」
ジンニーヤは何も答えないが、先ほどの意地の悪い笑みではない、慈愛に満ちた優しい笑みを僕へ向けてくる。
それを見た僕は、ゆっくりと手を伸ばし……ジンニーヤの胸へと手を沈み込ませた。
むにゅぅ……♥むにっ♥
しっとりとした肌が僕の手へ吸い付いてくる。加え、ジンニーヤの言う通り柔らかいだけでなくハリもある胸は、指を少し沈み込ませるだけで弾力をもって僕の指を押し返してきた。
「ふぁ……」
思わず感激の声を挙げてしまう。今まで、童話少女達に精を搾られることはあっても、こうやって僕から触れさせてもらえる機会は少なかった。
何度か胸を触らせてもらう事もあったが、服の上から少し触らせてもらえる程度。
しかし、ジンニーヤの服装は布面積が限りなく排除され胸も金の装飾品がまるでビキニのように大事な部分だけを隠しているだけ。
掴むように手を広げれば、手のひら全体にジンニーヤの柔肉の感触を味わう事が出来た。
「や、柔らかい……」
「ふふ♪期待に応えれたようで何よりだよ……ほら、片手じゃなくて両手で触って♪」
夢心地な僕は、ジンニーヤに言われるがままに空いた片手を伸ばし、両手で柔肉を味わう。両手にはずっしりとした重みを感じながら、何度も指を動かし柔肉へと食い込ませる……。
「無我夢中って感じだね……ねーえ、ご主人……服の上からじゃ触りにくいでしょ?だ~か~ら~♪」
そう言い、ジンニーヤは自らの胸の装飾品に手を当てると……装飾品が煙となって消え、抑えつける物の無くなった胸が、僕の眼前に溢れ出てくる。
たぷっ……♥
装飾品が無くなり、今まで隠されていた部分が露わになる。淡いピンク色の乳首が僕の眼前に現れ、思わず息を飲んでしまう。
「……手だけじゃなくて、次は顔で味わってみる?」
その言葉を受け、無意識の内にこくこくと頷く僕。
しかし、すぐに返答をした僕に気を良くしたのか、ジンニーヤはこれまでにないくらいの笑みを浮かべ、ゆっくりと僕の顔へ胸を近付け……後頭部へと手を回し、抱きすくめる様な形で顔を胸で包んだ。
ぱふっ♥ぱふっ♥
ジンニーヤから香っていた、砂糖菓子のような甘い匂いが更に強くなる。
胸の谷間は、先ほどまで装飾品で締め付けられていたせいか少し汗ばんでいるが、その汗ばんだ部分から香る、フェロモンとも言える匂いが僕の脳をぐらぐらと揺さぶる。
「ほら、深呼吸♪」
抱きすくめられ、頭を撫でながらそんなことを言うジンニーヤ。最早僕にそれを否定するだけの理性はなく、そのまま勢いよく深呼吸する。
出来立ての焼き菓子を想起させるような濃厚で極上の香り。ジンニーヤの胸へと顔を埋めたまま、僕の身体は完全に弛緩し動かなくなってしまう。
「僕の胸に甘えちゃってかわい~♪……で~も、嗅ぐだけで満足?ご主人が望むなら……お顔を埋めたまま、気持ち良くしてあげれるよ……♪」
耳元でそんなことを囁いてくる……。
胸に顔を埋めているせいで分からないが、今はどれくらい経っただろうか。後どれくらい我慢しなければいけないのか分からない。
先ほど確認した時は4分経過していた、それなら今は6分くらいだろうか……?
「ご主人~♪早く返事して~♪」
むにゅぅぅぅ♥
そんな事を考えていると、ジンニーヤが抱きしめる力を強くし、谷間のさらに奥へと僕を誘ってくる。香りがさらに強くなり、触られてもいないの僕のペニスから我慢汁が溢れ出てくる。
ゆさ♥むにゅっ♥
僕の顔を挟んだまま胸をゆさゆさと左右へと揺らすジンニーヤ。それだけで、僕は脳みその中までもシェイクされるような感覚に陥り、先ほどまで考えていた残り時間という思考すらどこかへと消え去ってしまう。
そして……
「むぐっ……し、『扱いて』……」
「は~い♪」
気付けば、僕の口からは二つ目の願いが飛び出していた。
それを聞き、僕の身体をゆっくりとベッドへと寝かせるジンニーヤ。本来なら、僕の顔に胸を置いたまま動くのはかなり難しいはずなのだろうが、ジンニーヤの足はランプから繋がる煙で出来ている。
宙に浮いていることからも体勢的な制限はほぼなく、僕のズボンをするすると容易く脱がせていく。そして、パンツが脱がされると同時に勢いよく僕のペニスが外へと飛び出した。
「わ~♪ご主人のおちんちん元気だね~♪……それじゃあ、扱いていくよ~♪」
ジンニーヤの細く長い指先が、ゆっくりと僕のペニスへと絡められていく。親指と人差し指で輪っかを作り、それをカリ首に引っ掛けるようにして上下に擦り始める。
しこっ♥しこっ♥
強く握り込まず、優しく包み込むような握力。しかし、その指先は的確に男を泣かせるツボを捉え、一往復、二往復と数を増やす度にゆっくりと僕のペニスを追い詰めていく。
「ご主人は~、強く扱かれるのが好き?」
ぢゅこ♥ぢゅこっ♥
その言葉と共に握力が強まり、ギュッと締め付ける様な快感がペニス全体へ広がる。そして、その強い握力のまま上下へと擦る速度を上げ、竿から亀頭への往復を続ける。
「それとも~、ねっとり絡みつかれながらのが良い?」
ぬるっ♥ぬるぅ~♥
手の速度が緩められたかと思えば、今度は五本の指先が亀頭へと這うように絡みつく。まるでナメクジが這いまわるかのようにゆっくりとした動きで亀頭全体虐めぬかれる。
射精させる、というよりは相手へ快感を味合わせる様な動きに僕は腰をガクガクと震わせ、快楽を享受する。
「ねえ~、どっち~?」
ぢゅこ♥ぢゅこっ♥にゅるっ♥にゅるん~♥
握力を込めての射精を強制させるよな刺激と、五本の指で相手へ快楽を強制させる繊細な動き……ジンニーヤは交互にその動作をしながら、僕へと質問を投げかけてくる。
しかし、当の本人である僕はジンニーヤの胸に顔を埋めながら、手コキされるという男にとって至福の奉仕に言葉すら出ず、もごもごと胸の呻くことしかできない。
「ほらほら~♪ご主人~♪」
「あぁっ!」
爪でカリカリと裏筋を掻くように刺激するジンニーヤ。想像していなかった刺激に思わず、胸から顔を離し声を挙げしまう。
「ど、どっちも気持ちいい……両方好き……」
「え~我儘なご主人~……で~も、僕は君の願いを叶えるランプの魔神♪どっちの気持ち良さも味合わせてあげよう♪」
そう言うと、ジンニーヤの手首から先がフッと煙のように消える。
次の瞬間、ペニスに十本の指が絡みつく感触が与えられた。
亀頭全体をくるくると円を掻くように指先が這いまわり、竿からカリ首へ指の輪っかが小刻みに往復する、男へ降参を促す極上の刺激。
「あっ……んむ!」
思わず声を挙げようとした僕の顔へ、ジンニーヤが覆いかぶさり口を胸で塞いでしまう。
ジンニーヤの香りを嗅ぎながら、ペニス全体を甘やかされるという幸せに僕は成すがままに追い詰められていく。
くちゅくちゅくちゅ♥
我慢汁がペニス全体を濡らし、粘性のある音が部屋全体に広がり始める。ペニスはビクビクと震え、今にも射精してしまいそうだ。
僕自身も、最早射精を堪えようと思えるだけの理性は残っておらず、その快楽を一身に受けジンニーヤへと精を搾られる……。
くちゅくちゅくちゅ♥くちゅっ……くちゅ♥
そう思っていると、不意にジンニーヤの手の動きが遅くなり、噴き上げかけていた精液があと一歩のところで止まる。
何故手の動きを……そう混乱する僕にジンニーヤが問いかけてくる。
「ご主人~、僕はさっきご主人に『扱いて』とお願いはされたけど~……『射精させて』とはお願いされてないよね~」
「だから僕はこのまま扱いてはあげるけど、射精はさせてあげれないんだ~♪でもご主人としてもその方が都合が良いよね~?射精しなかったら、このまま僕と契約することができるわけだから~……」
そう言いながら、指先の腹で尿道口をクリクリと弄るジンニーヤ。
射精一歩手前でお預けされているペニスは、そんな些細な刺激だけでビクビクと震え、尿道口から涙を零す。
「……で~も、もしご主人が今射精したいなら~……最後のお願い、ちゃんと言ってね♪」
そう言い、少しだけ体を浮かせ僕の口から胸を離す。乱れた息を整えながら、僕は今言われたことを脳内で何度も繰り返す。
ジンニーヤの言う通り、今ここで射精したいというお願いを言わなければ僕は、これからジンニーヤと好きなだけエッチなことが出来る。
この胸だって好きなだけ味わえるし、何より本当の意味でジンニーヤのご主人様となるわけだ。
当然、後数分我慢することこそが最善であると頭では理解している。理解しているのだが……。
「……♪ご、主、人♪」
ちゅこっ♥
指先をペニスに絡めてのカリ首と裏筋を刺激しながらの一往復。
「しゃ、『射精させて』……!」
だが、射精をお預けされ弱り切った僕のペニスには、たったそれだけの刺激で十分だった。
その与えられた刺激だけで、僕の身体も心も完全にジンニーヤへと屈し、一時の射精にすべてを投げ捨ててしまったのであった。
「願いを聞き届けよう♪それじゃあ……♪」
浮かしていた身体を沈め、再度僕の顔を胸で挟み込む。
そして、止まっていたペニスへの刺激が一気に加速する。
ちゅくちゅくちゅくちゅく♥
右の手のひらが亀頭全体を包みぎゅむぎゅむと揉み洗うような刺激を与え、左手の指で竿を締め付けながら指先の腹で裏筋を刺激する射精を強制させる快楽。
「イッちゃえ♪」
びゅるるるっ♥
扱き始める動きが再開してから、たった数秒で僕のペニスから降参の証が噴き上がり始める。
どくっ♥びゅくっ……♥
今まで味わったことの無いような快楽を味わいながらの射精は、数秒にもおよび、その間もジンニーヤのペニスへの奉仕は続く。
そして、ようやく射精が終わったかと思えば、ペニスは完全に役目を果たしたと言わんばかりにゆっくりとしぼんでいった。
「はぁっ、はぁ……」
「お疲れ様、ご主人♪」
時計を見やると、ジンニーヤを呼び出してから凡そ8分が経過したことを針が指し示していた。
射精したことで欲求が収まる僕。それと同時に強い後悔が僕を襲う。
あと経った2分我慢すればよかっただけなのを欲に負け、射精を懇願してしまったという事実。あと一歩で、念願の夢が叶ったかもしれないのにそれを手放したという事が、僕に重くのしかかってきた。
「惜しかったね~ご主人♪」
ジンニーヤが慰めの言葉を言いながら、ベッドに寝転がる僕の隣へ倒れ込んでくる。
「後2分……ま、まだ搾る感じかな……?」
倒れ込んできたジンニーヤに怯えながら、恐る恐る問いかけてみる。童話少女達は、基本的に一回搾っただけでは満足せず、その後も搾られることの方が多い。
もし、ジンニーヤも一回で満足しないということであれば、後2分という少ない時間で、僕は徹底的に精を搾り上げられることになるが……。
「ううん、もう願いは三つとも叶えたから僕の仕事は終わりだよ♪今からは~……ご主人とのんびりタイム♪」
そう言いながら、僕の腕を抱きしめてくる。
「あ、でももし沢山搾って欲しいってことなら、次回呼び出した時にそういう感じで願いを言ってくれれば、沢山搾ってあげるからね♪」
「い、いや……それは良いかな流石に……」
苦笑をしながら、ジンニーヤへと返事をする。
しかし、内心僕は驚いていた。童話少女達の中で、精を搾った後にこんなにも親しく接してくれる子はいなかった。大概は、2回目の搾精が始まるか……若しくは、適当な雑談をするだけというのが多い。
なのにも関わらず、ジンニーヤはこうやって僕に抱き着き、最初に見せた愛くるしい表情を絶やさず向けてきてくれている。
「後ちょっとだけ体は維持できるから~……もう少しだけ、ゆっくりしようね。ご主人♪」
ニコリ、と微笑みを向けてくるジンニーヤ。
……正直に言って、今までのどの童話少女達よりもハマりそうな気がして僕は内心身震いをするのであった。