プロデューサーは人でなし 作:どろまみれ
櫻木真乃③
しばらくは真乃と一緒に行動する日が続いた。
あの後の事だが。協力してもらっためぐると灯織には「恋人ではないけど前向きに検討して貰っている」と説明したのだそうだ。
ふたり共に、それを聞いて納得してくれたらしい。確かに。プロデューサーが学生から告白されてそう答えたならば……事実上の勝利のようなもの。俺にこの
それが事実であったならば、という仮定の話にはなるのだが。
ここしばらくは都合良く、雨の日が続いた。
夏を前にして熱帯低気圧が張り切っているらしい。
雨が降って何が都合が良いのかというと、人の出が少なくなる。
つまりは、
「―― あ゛ぁっ、んっ、ふっ、ふわぁっ……!」
別宅のベッドの上。冬優子のチェキ&サイン入りオナホールが飾られた照明の下。
嬌声。既に出し慣れたもので、全身の力を抜いて、腰と太股と首だけがかくかくと力なく揺れている。
告白を受け、真乃が雌豚になるべく調教を受け始めてからはや2日。週末の土日を全てここ、別宅で費やしていた。
普通の少女だったのだ。
露出の経験から始めることは出来た。
だから次は、快楽の味を覚えること。それだけに注力していた。
「あっ、あっあっ、ほっ、ぁっ」
突出した乳首の先端を転がしながら、陰核と陰唇を手のひらと指で同時に弄る。
いつも鳥たちに歌う時のような柔らかさは既に無く、獣に近い声質。
「んんん゛っ! ほあ゛ぁぁぁぁーっ!」
絶頂を隠すことなく、むしろ見せつけるように仰け反る。
膣内が収縮すると同時、愛液が尻側にだらりと流れる。
弓なりの身体から力が抜けて。息を整え。
「イ、イけましたぁ……。昨日と合わせて、30回目です……!」
笑顔で自身に報告してみせる。
よくやった、と褒めてやると笑顔は一層深いものに。
ひとしきり喜んで後。
「……あの、今は何時でしょう……?」
真乃が時計を見やる。
そろそろ昼の14時を超えようとしていた。
「ふ、よ、いしょ……あぁっ」
立とうとしていたが、腰が抜けて傾いた。身体を支える。
「あ、ありがとうございます……えへへ」
なんともはや、真乃らしい笑顔だ。
しかし以前までとは確かに違う。服は羽織らず、全裸のまま冷蔵庫までとてとてと歩くと、タンブラーに水を入れて戻ってくる。
半分ほど飲みさして。
「あの、成果は出てるんでしょうか?」
前向きだなぁ、という質問だ。
十分に出ていると、と返しておいて……少し、思う。
これはアイドルが
だからこれを無理にねじ曲げてしまうような教えは必要ない。
俺が見たいのは ―― こんなに明るい真乃が、他人を気にすることなく、社会を気にすることなく。
羞恥に喘ぐ獣として快楽のためだけに
そのための本格的な一歩が、コレと言えよう。
自発的な絶頂の「
つまりは、身体の開発である。
「14時……14時。特に何をするという時間ではないで……きゃっ」
そうだ。何をするという時間ではない。
だから、真乃を再びベッドの上に引き倒す。
吸水パッドの上に敷いたマトレスの上へ。
「次は、その、どうすれば良いですか……?」
順番的にはアナルプラグとローターである。
それら道具を取り出して見せると。
「その……昨日は夜になる前に帰らなきゃだったんですけど……」
真乃は少し視線を逸らす。
確かに、昨日は時間になる前に自宅まで送迎していた。
「今日はその、泊まってきて大丈夫だって言われてます。……ふゆちゃんが、口裏を合わせてくれるって……」
成る程。確かに夜の時間は有効に使いたい。
流石は黛冬優子である。大変にありがたい。照明の下にあった無様なオナホールに向けて、感謝の念を視線で送って置いて。
乳頭を弾いて、乳房を揉みしだいて、ふやけるまで指を入れて、剥き出しになって戻らなくなるまで陰核を弄くり回して、尻穴にプラグを入れたまま、口内と膣内を犯す。
・・・
「―― ま、また来ちゃいました……ね」
出掛けたのは、夜の公園。
先日真乃が初めて露出をし、初めて性交をした場所だ。
しばらくきょろきょろと周囲を見回していたが、辺りに人影はない。
今日も降雨なのだから、ある意味当然ではある。
木陰で衣類を全て脱がせて……木陰の先に手を伸ばして雨の状況を確認する。
雨粒に冷たさはない。多少の肌寒さは感じるだろうが、体温調整に異常をきたすようなものではない。
「あの……今日は、どうすれば?」
今日のルートは決めてある。
俺は全裸の真乃を連れ立って、先日とは逆方向の道へと案内する。
「こっちは……森林散策のためのルート、ですよね」
そうなる。
ランニングコースや街灯が整備されたさっきの区画とはまた違い、森林浴なんかを楽しむためのコースだ。
それだけに視界は悪く、他の誰かに見つかる可能性は低くなる。これは羞恥を煽るためならば逆効果であろう。見つかるか、見つからないか。そういうのが争点となるべきだからだ。
「……暗い、ですね。……ひんぅ」
真乃の首元を直接引っ張りながら、コースの奥へ。
下り坂を下りきると、河川なども見えてくるが……その手前。
周囲の木々とは一線を画した大きさの、大樹の前で足を止める。
「ここは……?」
引っ張ってゆく。大樹の下へ。
暗さがあって見えづらいが……辛うじて
あった。肩を押して座らせる。
「……また、オナニーを…・・?」
以前の経験からだろう。真乃はそう尋ねてくる。
しかし自身は首を振る。少しの間待って欲しいと。
準備のために、先に大きめのディルドを突っ込んでおく。
「ひうっ! ……わ、わかりました。待ちます……」
周囲に雨音と、雨が木々の葉に当たって弾ける音だけが響く。
雨はやや強さを増してはいるが、予報によると来週が最も強くなるようだ。
真乃は土の上に寝転んで、時折ディルドを自らの膣に入れ込むように押さえている。
まだか、まだかと視線をこちらに送ってくるが。
待っているのは別の機会だ。
自身は上を見たまま。
縄張りからして、カラスではない事は確認した。
……1、2、3……7
そう視認出来た所で真乃の傍による。
何をするわけでもない。真乃の裸身の上と周囲に、
「……! あっ……」
気付いたようだ。
真乃の尻がずりずりと、何かから遠ざかるように後ずさる。
芝生の上からは外れてしまった。そこへ ―― ばささ、と。
「あ、あ、あっ……!」
鳩だった。
雨を避けて樹に集まっていた彼らは、降って沸いた餌を目掛けて降りてきたのだ。
初めは餌目当てだったろう。
だがしばらくして、鳩たちはど真ん中に……泥の中に寝転んでいる、裸身の動物を目にする。
鳩が首を傾げた。目が、合った。
「……ひ……ん、んっ!?」
真乃の太ももがきゅうと閉じられる。同時に、突き立てられていたディルドが外に出ようとして……真乃の掌に押さえつけられた。押さえつけられたせいでまた奥に突き立てられ、嬌声があがる。
「あっ、あっ、ひあっ、だ、めっ」
繰り返し。これでは、ただディルドで遊んでいるだけだ。
鳩の側としては餌をいただくのがメインである。周囲をとっとと跳ね回っては嘴に餌を飲み込む。
「あっ、うあっ、んっ、これっ、あっ……!」
鳩の視線を受けて身体をばたばたと寝返りを打って、その度に真乃は泥にまみれてゆく。
今日は首輪もない。
それが、汚れてゆく。雨粒と泥によって。
「あっ、こ、これ……そ、そうなんですね……ほあ゛っ」
真乃が直上を向いて目を見開く。
ディルドをぐちゃぐちゃと抽挿しながら、その瞳に多くあったハイライトは薄れ、瞳孔が開き始めている。
同時に。彼女にとっての性癖の扉は、確かに開かれ始めている。
泥まみれ。葉っぱにまみれ。
ばたばたと転がりすぎて樹の幹にぶつかったりするも、櫻木真乃はディルドの動きを止めようとしない。
だから、止めが必要だろう。
ばら撒く餌の量を減らしてゆき。徐々に彼女の側へ近づけてゆき。
裸身の上に。ぽい、と一粒の餌を落とした。
「あっ」
反応は早かった。一羽の鳩が、櫻木真乃の腹に乗り上げる。
恐れていない。鳩は、彼女を、どこかでみたことがあるだろう。
首を傾げた。かつて日向で見たほわほわとした動物が、それだったかも知れない。
ただ、それよりも。鳩は動物だ。ひとまずは、餌を目指して前進する。
トッ。一歩。
「あ、ひ」
トットッ。二歩。
「う、あ」
トットットッ。三歩。
「あ……」
標的はもうすぐだ。
鳩は、陰毛の直下に絡まった餌目掛けて、
―― すっかり出来上がって肥大した、陰核ごと。
「ほ ―― わぁぁぁおオ゛ォォンッ!?」
びくりと体を震わせた、その勢いで、嬌声で、鳩はすぐさま飛び去ってしまう。
良い鳴き声だった。犬の様に高いが豚の様に濁声で ―― そしてなにより、真乃
かくいう真乃はというと、締め付けた膣内からディルドを勢いよく泥の上に排出し、そのまま脱力。放尿までしてみせた。
たった今吼えた動物の傍まで歩み寄る。
白目を剥いて、顔の半分を泥溜まりに埋めて、ぼこぼこと荒い呼吸を繰り返している。
所々に鳩の食べかす。動物に自分勝手に乗られたが故の
動物。やはり犬というよりは、泥浴びをする豚あたりが上等だろう。
いつも陽だまりの最中にある様な彼女がこういった姿になってしまうと。
汚らしいという感情を感じるよりずっと前に ―― 興奮こそが、勝ってくる。
出来上がってきているな、と感慨もひとしお。
これで彼女のタガを外すことが出来ただろう。
他でもない自らの日常……日常の一部だった
これで良い。次の段階に進める。
今度は、今となるべく同じロケーションを用意して。
思い出させて、紐づける。
豚よりも無様で甲高い快楽の鳴き声をあげ、すっかり放心した動物を抱き上げる。
雨の中。泥は落ち切らなかったので、噴水型の水飲み場で顔と口内くらいは洗っておいた。
ついでに膣内にも蛇口を
突っ込んだら突っ込んだでおんおんと喘ぎ。
……そんな様子に自身が我慢できなかったので、結局は膣内に。
雨の中。誰にも見えず聞こえない森の中で、動物の様に交合をした。
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