プロデューサーは人でなし 作:どろまみれ
・・・
ベ、ベッドのうえ。
かりかりと芯の入った乳首を掻く。
全力で、けれどあの時のプロデュサーさんには遠く及ばない強さでクリトリスを弄る。
き、気持ちは良い。
でも、とても、寂しい。
の、ノクチルの皆と居ても。
家族と、居ても。
この隙間だけは、う、埋まらないように……なってしまった。
それだけ、きょ、強烈な経験だった。
ぽっかりと空白、お腹の中。
浮いたあばらの、下の下。
お、横隔膜のもっと下。
……だ、だから。わたしは今日も夜。
耐えきれなくて、あ、あの人に電話をかけてしまったのだった。
福丸小糸④
あれから数日。
福丸小糸の日常には、学業とレッスンの他にもひとつ。
「……ふあ、ぁ」
福丸小糸が部屋の中であくびをひとつ。
夜半。妹さんは既に隣の部屋で眠っている時間帯になった。
福丸小糸の部屋は、リフォームによる薄壁の追加でひとつの部屋を区切った片側を使用している(もう片方は妹)。部屋自体は縦長だが、クローゼットやベッドは辛うじて置けるだけの範囲が確保されている。
そんな中。福丸小糸は机上での勉強を止める時間となり。
一度リビングへ降りて母親と会話し、自室に戻る。息を殺して廊下と階下。居間。……そして両親の部屋の電気が消えたのを確認する。
最後にもう一度、妹の寝息を確認し。
「……で、出てきていいですよー、プロデューサーさぁん」
呼ばれたので、なるべく物音をたてないようにクロゼットの中から身体を出した。
女学生のクロゼットに隠れるのは流石に狭かった。多少身繕いをする……が、俺自身も既に部屋着。
福丸小糸の
彼女たっての願いで、自身は時折、彼女の寝室に忍び込むようになってしまっていた。
……社会的にはどうかと思うが。これはこれで背徳感を煽られてしまうので節操がない。
「ふぅ。……あ、あのっ。ごめんなさい、プロデューサーさん。い、いっつも、わたしのために」
ベッドの上にふたりで座って、小糸は申し訳なさそうに顔を伏せる。
こうして俺が福丸家に忍び込んでいるのは、小糸にお願いされたから。
そのお願いとは ―― 「早く身体を慣らしてしまいたい」および「男性器を入れられていると安心感を感じるから」。
彼女に
『そ、そのぅ……ぷ、プロデューサーさんがわたしに、お、教えたわけじゃないですか。性行為を! だ、だから……責任を持って、最後までわたしに付き合ってください!』
なのだそうだ。
この年齢の学生にとって、性行為が
性欲の過多は人に寄るだろうが、「気持ちの良い」行為には違いなく。
福丸小糸はこれと相性が良いようだった。
あれから1週間。
自身は、ことある毎に福丸小糸への性的な悪戯を行使した。
出先でも乳首を服の上から隙あらば引っ掻き、弄り。
陰核の位置が空いているような下着を履かせ、そちらも弄り。
事務所に人がいなければ、彼女に男性器を突っ込んだまま腹に抱えて仕事をこなす。
……等々。小糸もそれを積極的に受け入れてみせた。
今までと同様の勉強とレッスンをこなしつつ、だ。
流石に疲れが見えた小糸に、休息を作ろうと申し出たのが4日目。
……申し出たのだが。
『……じっ、実は……。疲れてるの、ね、眠れていないからなんです』
と、答え。
続けて。
『その、
などと言われてしまったのである。
どうやら小糸は自らも、乳首や陰核での自慰に熱心で。
数をこなす内に、段々と物足りなさを感じてしまったのだそうだ。
……はじめはディルドやバイブを勧めてもみたのだが。
どうやら自身が居ることそのものが必要であるらしく。
こうして、彼女の要請に応じて家宅侵入などしているのである。
「で、では。プロデューサーさん、その……準備を」
ベッドの上で見合い、互いに服を脱ぐ。
「ん、しょ」
福丸小糸の乳首と陰核は、その根元に「プラスチック製の輪っか」が付けられていた。
いつだがオナホとアダルトグッズショップに行った際に買った物だ。血流を阻害する程ではないがやや締め付ける効果があり、常に突起を主張しているような状態になる。
性感帯の拡張の一環である……と言いたいところだが、実際に効果があるのかは不明瞭だろう。単に自身がやりたかったから、というのが最も大きな理由である。
そんな姿を見ていると、男性器がすぐに反応してしまう。
「えへへ……み、みていてくださいね。今日はわたしが、おちん……じゃなくて。チンポ……入れちゃいますから……」
ベッドに横になった自身の上に福丸小糸が乗り、既に準備が十分に成されていた陰唇を開く。
かつてぴったりと閉じていたそこは、最近、やや広がってきているように感じるが……。
男性器の先に膣口を合わせて、手を添えたまま腰を下ろす。
福丸小糸から
「ほ、お、う゛」
未だ小さい。
割り入る、掘り進む感覚。
「……ふ、ふはぁ……ん……んん゛!」
やっとのことで最奥を突いた瞬間に、身体を震わせて声をどもらせた。
しばらく俯いたまま腹部をさすって。
「ほ、はぁぁ……!」
恍惚とした顔で、自身の胸板に倒れ込んだ。
身体を受け止める。自身のものがぎゅうぎゅうと締め付けられる感覚が波状に襲う。
「じゃ、じゃあ……このまま電気、消しに……」
抱き合うような体勢のまま、自身が起き上がる。
陰茎を膣に差し込んだまま、小糸がしがみつく。
部屋の入り口の鍵が閉まっているのを確認し。その横にあった電気を消した。
歩く度にごつ、ごつと刺激が伴う。その度に身体を振わせる小糸。
数メートルの往路を経て、再びベッドに腰を下ろした。
「ぐ、ぐるっと、しちゃいますね」
まず自身がベッドに横になり。
小糸が男性器を入れたまま、慎重に足を入れ替えつつ……自らも仰向けに。
自身の肉体をベッドに、小糸が重なって横になる形だ。
「じゃ、じゃあ……こ、このままで」
ふたりそろって、薄手の布団を被った。
下には既に吸水パッドなどが幾つか敷かれてあり、準備が万端なのが見て取れる。
「ふぁ……ふぅ。……え、と」
感心していると、横目に見られた。どうやら催促をされているらしい。
小糸はここから数回
何度か行っているイベントであるが故の、経験則ではあるが。
「……ぴゃ、んひっ」
小指の先ほどの乳首を、一生ひっかく。
輪っかの先から陰核を親指で潰す。
男性器の先に当たっている部分を、腹側からごりごりと拳で押す。
「ほ、ほぉぉぉおう……」
自分も小さな掌を、自身の拳に添えて、促すように腹を ―― 子宮を圧迫する。
おほ声、と言うのだろうか。口を開きっぱなしにしながら、吐息が多く含まれた喘ぎを繰り返す。
徐々に徐々に主張してきた陰核を、つまんで捻る。引っ張る。
「んあ゛っ」
ひっかいていた乳首が隆起したのに合わせてこねる。指でつまんでぶるぶると、薄い胸と一緒に振るう。
「あふっ」
忘れた頃に腰を動かし、男性器の先でごつんと奥を突く。そのまま上下左右に揺する。
「お゛ぅ」
自身としても、自分の性器を突っ込んだままで過ごす訳なのだが……結構に心地が良い。
確かに抽挿させなければ刺激は少ない。だが小糸がくれる幼げな雰囲気とのギャップや、明らかに窮屈な膣内の刺激。子宮で
「ひ、ひ……ぅぅっっ!!」
ぴんと身体を仰け反らせ、入れ物が絶頂した。
手を緩めず。そのまま子宮を押し込むように男性器を突き入れる。
「あ、あがっ!」
衝撃を受け、入れ物はぎゅうと太股を絞める。
もう少しだろう。すっかり露出した陰核をつねると、淫猥な声を布団に向けてくぐもらせながら、連続で絶頂した。
「はぁっ、はぁっ……は、ふぅ……」
ご満悦な様子の入れ物が息を整える。
……すると。
「あ、あの……プロデューサーさん」
首だけを振り向かせ、こちらへ呼びかける。
入ったままの下腹部を自分の掌でさすり、さすり。
「もう1回だけ……そ、その、ここを……」
圧迫すれば良いだろうか。
気持ちがいい、というのならばそれは開発が進んでいるという証左なので問題は無いが。
「い、いえ。……あの、もっと強く、そ、その。例えば、ぐーで……」
……殴れというのだろうか。腹部を。
「ぴゃっ、その、言葉で言われてしまうと……そ、そうなんですがぁ」
期待に満ちた声でもじもじと腹をさする。
……アイドルの腹を殴っていては、跡をつけてでもしまえば、営業に差し支えが出る。
……ただし。
「はい。そっその、プロデューサーさんは……誰にも、そういうこと、したことなっ……ない、ですよね?」
ない。だから興味があった。ポルチオの開発という、性的な興味が。
アイドルの腹を殴るプロデューサー。だったら、出来はしない。
……ただし、ただし。
「だから、その……水着を着るようなお仕事、の、前に。わたしに……じゃなくて。ち、ちんぽけーすに……してみて、くれたら……い、いいなって。思って……」
この関係性であれば。
頭のどこか片隅で。
そんなことはすぐに思い出せなくなった。なってしまった。
「お、ぐ! ……はい。ぜ、是非! やっちゃって、ください!」
ぐりぐり、ぐりぐりと腰を突き出して子宮を揺さぶる。
抽挿も加えて刺激を増してゆく。
「う、う゛ふぅ、う……おぅっ」
明らかに愛液の量が増してゆき、スムーズに抽挿が行えるようになった。
本格的に男性器を暴れさせる。狭い膣道をものともせず。
―― 引いて、入れ込んで、揺さぶって、突いて、押して、叩いて、潰す。
「―― んあっ、お゛ぐあっ、ふくうっ、んあ゛っ、オッ、がはっ、ふんあっ!」
感覚と足並みを揃えて。
ぶるぶると足先が震えてきたタイミングを狙う。
入れ物が、添えていた掌を握り、腰の横で……耐える体勢を取った。
だから、自身は容赦なく。腰を突き出して子宮を持ち上げた後の余韻に向けて ―― 射精しつつ。握った拳をどんと降ろした。
「―― お、オ゛! ……ほぉぁっっっ! ……オオ゛、オオぉぉぅ……」
身体をくの字に曲げて。
くたっと力が抜けて。
愛液が溢れ。続いて自身の股座に……吸水パッドに。生暖かいものがじょろじょろと溢れ流れ始めた。
「お、お……ぉ」
ぱくぱくと喘いでいた唇が徐々に
握っていた拳が脱力し、自身の男性器の根元を押し込むような位置に添えられて。
そのままでいてくださいね、と態度だけを示して……目を、つむった。
……寝息が聞こえてくる。
自身も、男性器は強烈に締め付けられて萎えないままだが。
出したからと言うのもあって、眠れそうだった。
入れたままの暖かさと人肌の暖かさに篭もったまま。
小糸はいつもこの天井を見ながら寝てるんだろうな、という感慨に浸りながら。
自身も、夜闇に、瞼を閉じた。
……朝4時には起きて、朝勃ちをそのまま
ウェットティッシュで最低限の片付け。臭いやらは小糸に任せ、こっそりと家を出る。
濡れたタオルケットやらはビニール袋詰めにして近場の駐車場の自車へ持ち出し処理。
別宅に戻るとなぜかはづきさんが色々と準備してくれているので、情けなくもありがたく頼らせていただいて。
整容やらを終わらせて、事務所へと出立するのであった。
・・・
とまぁ、そんな風に過ごしていながらも季節は進む。
イベント「シャイニーグロウン」のために、無人島の下見にゆかねばならない時期になった。
「有人の無人島」とは言い得て妙で。
つまりはこういったイベントのために整備を常にされている島なのである。
とはいえ283プロダクションで扱うのは初めて。
無論俺も見たことはない。そんな場所をアイドルに初見で使わせる訳にもいかないので、下見は必須なのであった。
クルーザーもどきは俺が持つ船舶免許の範囲内で運転できる。故障の際の救護用途の無線は船の側についている。
地図はあるし、高台はあれど、深いジャングルなんかが広がっている訳でもない。探索は歩いて30分もあれば島の端から端までゆけるという。案内役はつけなくていいだろう。
危険な動物はなし。遊泳でこられる範囲でもない。虫だけはやや注意。海は遠浅。カツオノエボシの発生時期よりは早い。海流的には、あまり浮かんだままというのは良くはなさそう。
このあたりはアイドル達への周知は必要だろう。
こんな所だろう。
おおよその準備を終えて、あとは下見にゆくだけ。
1日で帰るのならば、俺だけでも十分だろう。
……と、色々と決定した頃合いだった。
「あの ―― わ、わたしも行かせてくださいっ!」
備品として、と小声で付け足す福丸小糸。
夏イベの下見が、始まる。
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