※この作品はR-18です。

プロデューサーは人でなし   作:どろまみれ

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市川雛菜④:(専用ドール)

 

 

 市川雛菜④

 

 

 ノクチルの次のライブ予定は、とある共学校の学園祭に決定した。

 市川雛菜は上手く皆を説得した……のか、はたまた特に異論が出なかったのかは定かではないが。

 兎に角。そこを目指してレッスンを進めていく運びとなった。

 

 夏休みも終わり、学業も最中。

 決まったからにはライブイベントの準備もこなしつつ。

 ……こなしつつ。俺は、アイドルの送迎に駆り出されている。

 

「―― あは~、プロデューサー! 今日もありがと~!」

 

 市川雛菜である。

 自身が市川雛菜を手籠(てご)めにしたあの日以来。彼女は前にも増してべったりと一緒に居る様になっていた。

 

「彼氏君とのデート、明日の休日~。楽しみにしててね~!」

 

 そう予定を確認しながら、俺に向けて「楽しみにしてて」と話す。

 理由は判る。シチュエーションプレイという奴だ。

 前のようにデートに同伴し、その合間合間に、俺にちょっかいを出してもらうつもり……らしい。

 

「まる1日のデートか~」

 

 そう言いながら助手席でシートベルトを……閉めずに。

 両腕で抱き留めた俺の腕に、胸を擦り付けてくる。胸と、ピアスの感触。

 本当に着けながら学校に通っているようだ。

 

「あは~。……きもち~。プロデューサーとくっついて動いてるとね~、もうしあわせ~って感じする~」

 

 熱い息を吐き出すように、胸を。俺の腕をすり寄せながら、遂には股間にまで潜り込ませる。

 柔らかさと、暖かさと、金属感。下着は殆ど紐のような形状のもの。アナルプラグと、陰唇および陰核のピアスを妨げないためだ。

 秋なので丈の長い衣服やタイツで身体を覆ってはいるが。その下は、連日のハードなプレイによって跡が残っていることも少なくはない。

 流されそうになるが。甘んじて、すりすりと全身をすり付けられたまま。市川雛菜にシートベルトを付けてやる。

 

「えー。もう行くの~?」

 

 学校の前である。移動はする。

 ……しかし自身も多少当てられてしまった。事務所へ寄る前に。

 

「うん~。しちゃお~」

 

 一度別宅に寄り、市川雛菜の中の具合を確認し。

 シャワーを浴びてから、レッスンへ向かった……という事にする。

 実際としてシャワーは浴びた。

 

 

 

 

 

 レッスン場。

 各々が身体を動かし始め、柔軟をしている間。

 

「―― プロデューサー。雛菜に何かしましたか」

 

 すぐに事務所へ戻ろうとした所を、樋口円香に捕まえられてしまった。

 何かしたか。……したにはしたが。

 

「直近の……目標、ですか」

 

 を、与えたという事にする。

 嘘はついていない。学園祭でのライブ。これは市川雛菜が希望したものだ。

 雑誌企画などのイベント以外にあまり意見のない彼女にしては、これは珍しいことだ。

 

「……。確かに、雛菜に言われて決まりました。透も、小糸も乗り気でしたし」

 

 そういう樋口円香は乗り気ではなかったのだろうか。

 

「はい。今のノクチルには、あまり必要性を感じません」

 

 成る程。そういう所の感覚は、俺と一緒だ。

 なので。以前にまとまっていた利点と、現在受けているその他の仕事についての進行。

 それらから見た「学園祭に出る意味合い」を並べてみる。

 

 宣伝活動の一環としては、確かに弱い。

 だが。(きた)るライブイベントの足掛けとしてみるならば、これ以上の仕事もない。

 

「ライブイベント。……何か大きなものを入れるつもりですか?」

 

 今の時点では相談中だ。もちろん、決まった時には相談する。

 ただし。ユニット単位かは不明で、S.T.E.P.ではない ―― そういう最低限の情報だけは与えておく。

 そうでないと不機嫌さが増すというのも、学んではいる。

 

「……わかりました。私のあの希望が、余計な迷惑をかけたのではないかと。少し心配していたので」

 

 ああ。夏イベントの時の、あれか。

 いずれにせよこれは市川雛菜の希望も含んでいる。樋口円香が心配するようなことではない。

 そもそも仕事の調整は、俺の仕事なのだから。

 

「……それもそうですね。失礼しました」

 

 なあなあで俺のせいということに投げ置いて。

 樋口円香は一礼すると、レッスン場へと戻ってゆく。

 

 俺が現在いる筋力トレーニングマシンが並べられている場は、二階。レッスン場を手すりから見下ろす形だ。

 しばらくレッスン場を眺めていると。……柔軟をしている最中の市川雛菜が此方へ向けてウインク。

 背中を押していた福丸小糸も此方に気づいたようで、笑顔で手を振ってくれたので、振り返した。

 (しま)いには浅倉透も、合わせ技でウインクしながら手を振ってくる。振り返すけれども。

 

 ドアが開く。樋口円香がその様子を目にする。

 振り返る前に。その表情は見ずに済むように。

 何かと突っ込まれそうな予感がしたので、退散した。

 

 明日は市川雛菜の、彼氏君(候補)とのデートに付き合わねばならない。

 早めに移動を済まして。事務所での仕事は、本日の内に進捗を良くしておくべきだろう。

 

 

 

 

 

 ・・・

 

 

 来る翌日。

 市川雛菜は彼氏君(候補)とのデートへと出かけた。

 

 昼前に合流して映画。

 昼ご飯を遅めのタイミングで取り、夕方まで複合型アミューズメントパーク。

 そういう予定となっているらしい……と、本人から聞いている。

 

 そして。

 俺自身もその映画とやらに……こっそり、同道しているのだが。

 

 彼氏君は学生らしく清潔感のあるコーディネイト。

 市川雛菜は前日にツーテールの髪型から上着、中身(・・)まで全て俺が指定した(させられた)コーディネイトで。

 それぞれ、前を歩いている。

 

 映画館にはよくよく通う。ひとりで来ることも多い。

 一緒に来たがるアイドルも居るが、どちらかというと俺は研究などのために向かうことが多い。

 プロデューサーというのは、そういう職業だと理解している。

 その分、本日の映画は頭に残ることはないのだろうけれども。

 

 チケットを購入し、飲み物だけを購入してせめても映画館へ還元。

 指定の座席を探しながら移動する。

 

 『雛菜はここで~、彼氏君がここ~!』

 

 メッセージが来ている。(左)彼氏君、市川雛菜、(右)俺……という座席順になるよう、予約までしてあった。

 まだ宣伝が流れている座席に、先に座る。しばらくして飲み物を購入した彼氏君と、市川雛菜がやってきた。

 

 顔を見られる。

 彼氏君は反応なく。雛菜はぴーすをして通り過ぎ、座席へ。

 

「雛菜、大きいの買っちゃった~」

 

 とかのたまって、ポップコーンのバケツを左側に置いた。彼氏君側に。

 俺の側には備え付けのドリンクホルダーがあるため、そこに……かなり大きな容器のミルクティー(氷抜き)が置かれる。

 

 彼氏君は普通にドリンクを雛菜側に置き、普通に映画を見る体勢に入った。

 予告されている新作映画や、映画泥棒の話などを振っている。

 市川雛菜は「えー」と「そうなんだー」で応対し、聞き役に徹しているようだ。

 

 ……徹しているというのに。

 薄暗い明かりの中。ドリンクホルダーの下から、市川雛菜が俺の手を掴んだ。

 すり、すりと擦り付けて。次第に恋人繋ぎに。彼氏君はポップコーンの壁に阻まれているというのに、だ。

 

 だからといって俺が横を向く訳にもいくまい。

 映画館が完全に暗くなるまで、無言のまま手遊びを続けてゆく。

 

 暗くなった。

 

 まだ宣伝タイムだ。

 しかし市川雛菜は待ちきれなかったようで ―― 俺の股座に手を伸ばした。

 

 周囲を横目に確認。誰も居ない。後ろも、座席表を見る限りでは居なかった。

 ここより前列の、ちょうど首をあげなくてもさげなくても良い辺りに数人。それくらいの入りである。

 

 市川雛菜がズボンを(まさぐ)る。下着の中にするりと入り込んで、陰部を握る。

 陰嚢を揉んで、ふたつ指で挟んで竿をしごき。完全に勃起したと見るや否や、手淫へと切り替える。

 

 ズボンの内側で始められても困る。が、露骨に反応する訳にもいかない。

 幸い、動きは緩やかだ。いつしか彼氏君と雛菜の会話は少なくなっていき……いよいよ映画が始まった。

 

 映画は、見ておけば会話のネタになるくらいには話題作のアクションものだった。

 あまりにも直接的過ぎると困るなと思ってのチョイスだろう。彼氏君の感覚はおそらく正しい。

 

 冒頭のモノローグから始まる……が。それどころではない。

 ズボンの前を開けられてしまった。完全に出来上がった陰茎が露出し、映画館の空調に晒される。

 

「……あは~」

 

 彼氏君はきちりと映画を見ているというのに。市川雛菜はどうみても映画を見ていない。

 男性器を凝視している。横目で。

 

 (しご)く。(しご)く。

 出したからには刺激も容赦が無い。大きくストロークをつけて上下する。

 市川雛菜の右の太股をとんとんと叩く。射精の時が近づいていると知らせるために。

 すると。

 

「……はい、こっちに出して~」

 

 半分ほど飲みさしたミルクティーの蓋を取り、傾けた。

 困惑はあるが。余裕がない。成されるがまま、ドリンクの中へと勢いよく射精する。

 

「出た~。ん~……」

 

 前を向きなおし、むしろ率先して、市川雛菜はドリンクのストローに口を付けた。

 普通に飲んでいる。表情すら変えない。

 

「にがーい。……今度はほら、こっちも~」

 

 映画の音響に紛れるように、自らも足を開いた。

 左手をそちらへ持ってゆかれる。弄れ、ということだろう。

 男性器はまだ固さを保ったままだ。扱きが再開される。自身も、市川雛菜のタイツ越しに女性器を弄り始めた。

 

 映画は序盤を終えて中盤。

 真っ直ぐに向きながら時折横をチラ見する彼氏君。

 そして、自身の男性器を扱く市川雛菜と、その女性器を弄る自身という構図が続く。

 

 タイツが明らかに湿り気を帯びてきている。何せ自身が選んだのはほとんど紐の様な下着だ。

 そういう(・・・・)用途にしか使われないのだから、上からタイツを履いている方がイレギュラーだろう。

 

「ん、に゛っ」

 

 絶頂した。

 主張してきた陰核のピアスを引っ張ったタイミングで。

 

 明らかに身体がびくんと揺れたので、彼氏君がこちらを見る。

 どうやらポップコーンの壁は偉大らしい。市川雛菜は自身の男性器を握ったままウインク。左手を振ってなんでもないよ~とアピールすると、彼氏君も特に訝しむことなくスクリーンへと視線を戻した。

 

 シチュエーションのせいか。またも射精感が沸いてくる。

 今度はタイミングを読めていたようで、市川雛菜はドリンクを開けておかわりを要求。

 

 射精する。どぼり、という鈍く重い音。

 飲み物の底へ沈むのではないかというくらいの。

 

 それをまた、とてもご機嫌な様子の市川雛菜がストローで(すす)る。美味しいものでは無いだろうに。

 ただ。それを彼氏君の隣でやらせている分には、征服欲が半端ではない。

 

 等々。互いを弄りあいながら、映画も終盤。

 アクション映画らしい派手な演出と音響に映画館が包まれる。

 

 ……それどころではない。市川雛菜に、とんでもない要求をされている。

 すっかり飲み干したドリンクの蓋を開けて。陰茎の先に添えられて。

 

「……トイレ、して~?」

 

 しろと。それに。

 尿意はあるが。

 

「だって~……彼氏君と食べるご飯より先に、プロデューサーを(・・・・・・・・)お腹に入れておきたい~」

 

 そう言って、むうと可愛く頬を膨らませる。

 競う分野ではなく。そもそも飲み物ではない。PH的にも飲むのは宜しくなかったはずだ。

 

「でも~、皆にしてた~」

 

 ……観念する他ない。市川雛菜には、撮り溜めた映像集を十分に見られているのだ。

 何とか腹部に力を入れて。検尿のつもりで。映画の中の最高潮を迎えたBGMに合わせて……排尿した。

 

 カップの内部に明らかにミルクティーでない物が溜まってゆく。

 出し切って。主人公とライバルが熱い抱擁を交わし。スタッフロールが流れ出す。

 

 男性器をしまう。

 市川雛菜はカップの蓋を閉め、ストローを差す。

 あは~と吐息を漏らしながら、それに口を付けて、嚥下する。

 

 飲んで。飲んで。飲み干して。

 舌でグロスの乗った唇を舐め取る。

 

「―― あは~、美味しくなーい。……でも、お腹がすっごい温かくて、しあわせ~」

 

 俺にだけ聞こえる声でそう呟いて。

 彼氏君と同時に、映画館の席を立った。

 

 

 

 

 

 ・・・

 

 

 デート中盤。やや遅い昼食時。

 市川雛菜は彼氏君と共に、映画館を出てすぐのカフェテリアのテラス席を陣取った。

 秋めいてきた空の下だ。別段寒くはないが、暑くもない。今日は残暑は悪さをしていないようだった。

 

 自身は店内席の窓際に座る。

 彼氏君の背中が見えて。市川雛菜が正面から見える位置だ。

 

 何をしたいのかは理解出来た。

 コーヒーと適当なバゲットを注文して、正面を見る。

 市川雛菜からプライベート用途のスマートフォンにメッセージ。

 

『見ててね~』

 

 大通りの横。テラスのパラソルと机の下。彼氏君の前で。

 大きく、股を開いた。

 

 タイツが既に破られていて、下着も脱いでしまったようだ。

 陰部が完全に露出している。陰唇の2重ピアスリングも、陰核の無駄に光るイミテーションも、白昼の下。

 

 ……興奮もしているようで。自慰を始めた。

 そのまま彼氏君と普通に会話もしているようで、口ぶりからは先ほどの映画について語っているようだ。

 映画の内容は予習してたなこれは……と思うも。

 

 陰唇を擦りあげ。ピアスを引っ張り。そういう痴態から目が離せなくなってゆく。

 座っている椅子がぬめり始め。ついにはこそっと上着の中にも手を入れ。

 同時にぐりぐりと弄って、達した。

 

 達した……が。すぐさま鞄の中から1本、ペットボトルを取り出す。

 何をするつもりか。陰部の前へ。まさか。

 

 ペットボトルの中へ、出し始めた。

 さっき飲んでいたものを。

 

 姿勢を崩さないせいで、彼氏君が気付けない。

 昼食をわざとずらして、店が空いている時間帯に入ったせいで、俺と彼ら以外の客もいない。

 

 出し切る。身体を小さく震わせる。

 

 そうして市川雛菜はボトラーとしての義務を完全成立させた後。

 何やら手を振って席を立つ。唇の動きは「トイレ~」。

 

 店内へ入ってきて。彼氏君がこちらを見ていないのを確認して。

 つかつかと歩いてきて。俺の腕を取る。

 

「あは……! も、ね、プロデューサー……雛菜、むり~……!」

 

 涙目で唇を震わした市川雛菜が言う。

 店の中だというのに。ガラス越しに彼氏君の背中が見えているというのに。

 スカートをたくし上げて、陰部を露出した。

 

「あっち~、あっち行こ~……!」

 

 いつもよりも吐息の荒い様子の市川雛菜に引っ張られてゆく。

 一度店を出るため店員さんに先に支払いを済ませ、隣のビルのトイレ内。

 

「雛菜、ほしい~! 入れて~! プロデューサーチンポぉ、ちょーだ~い!」

 

 便座に座って陰唇を指で開く。この間仕込んだおねだりの単語も、しっかりと言い切ってみせた。

 待たせている彼氏君には悪いと思ったが、こちらも我慢の限界である。

 ありがたく使わせて貰い。中に2発ほど射精した。

 

 中に出されたまま彼氏君の対面、昼食へと戻り。

 昼食を終えた。

 

 

 

 

 

 ・・・

 

 

 午後の予定では、夕方まで複合型のアミューズメント施設で遊ぶこととなっていた。

 の、だが。しかしもう、市川雛菜はデートどころではなかったようで。

 

「―― ここ、えっちプリ撮れるとこ~!」

 

 彼氏君に少し仕事の電話と断って、長らく離れる運びとなってしまった。

 プリント撮影機……と、言うのだったろうか。えらく施設の端っこの方。ゲームコーナーの片隅。証明写真機よりも更に奥の、撮影機。その中に、俺と雛菜は(そろ)って入っていた。

 

「どうする~? はだかで撮ろっか~?」

 

 そう聞かれながらも。一応の確認をしておく。

 カメラの類はなさそうで。店の系列は……何とかできる所。彼氏君との距離は十分で、客層はまばら。

 

「ほ~ら~、プロデューサー」

 

 言う間に市川雛菜は服を脱ぎ終えている。

 ……もとより下着は既になく、タイツは破けたもの。長丈のベストとストールで誤魔化しては居たが、すぐに脱いでしまえる格好ではあったのだ。仕方あるまい。

 完全に趣味を出していくつもりで、俺は市川雛菜を抱きかかえる。

 

「あはっ……このかっこ~?」

 

 頷く。

 市川雛菜は破けたタイツだけを身にまとって。

 両膝の裏に手を差し込まれ、両股開きで持ち上げられていた。

 

「いいよ~。雛菜、お人形さんだしね~。……モードとか、えいや~」

 

 可愛らしい掛け声と共にぽちぽちと、市川雛菜が先へ進めてくれる。

 機械音声での案内が続く。どうやらもう撮影になるようだ。

 

「はーい、笑って~」

 

 カシャリ、という風味の音が鳴る。

 画面に映し出されたもの……大股開きピースサインの自分を見て、市川雛菜は満足気だ。

 

「うわ~。すっごいかっこ~。……雛菜、プロデューサーに抱っこされるとこんなに小っちゃいんだね~」

 

 そう言いながら、ハートマークやら「Pはぁと雛」やらの文字を可愛らしく書き込んでいく。

 最後に何度も練習したアイドル用のサイン。するりと真ん中に、いつものお顔。

 

「あは~! 良い表情で、かけた~!」

 

 ご満悦のようだ。

 それをいそいそと手持ち鞄の内側に差し込んで。

 

「今日は~、良いデートだったよね~、プロデューサー!」

 

 自身の足元に ―― ちょうど男性器の前に屈んで、屈託のない笑みを浮かべる。

 今日のは。デートと言うか。寝取り未満の、ただただ彼氏君が可哀そうな休日と言うか。

 映画館で淫行して。昼食時に中出しして。終いにはゲームセンターでもこれである。

 

「だから~……ね?」

 

 市川雛菜はズボンから慣れた手つきで男性器を取り出し。

 

「最後、口も使って~……んれう」

 

 舌で傘を(すく)うように舐め、竿に這わせ。

 本日のツーテールを指さして。

 

「ほら~、いつもの~!」

 

 お気に入りのようだ。

 なので、ツーテールをハンドルにして。市川雛菜の喉を犯した。

 出して。飲ませて。服装を整えて。

 

「これからもうちょっとだけ~、彼氏君とデートがあるけど~」

 

 マスクをして、言う。

 

「プロデューサーのチンポこすこすした手でボウリングして~、せーし飲んだ口でお喋りして~、中に出されたまま遊ぶんだからね~!」

 

 最後の最後まで。

 彼氏君にとっては、災難な日であった……と言えよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……そうしてデートを終えて。

 結局は送り迎えもすることになるのだが、その車中。

 

「あ~、やっぱり~」

 

 何かを調べていた市川雛菜が、スマートフォンを見せてくる。

 学校の名前だ。見覚えがある。

 ノクチルが、学園祭ライブを行う予定の学校だ。

 

「ここね~、さっきの彼氏君の居るとこ~!」

 

 満面の笑顔。未来の幸福を疑っていない。

 この様子からするに。彼氏君が在籍する学校も先ほど聞いたばかり……のように聞かせているが、間違いなく違う。

 

 俺は、思わず天を仰ぎ見る。

 残念だが。大変に申し訳ないが。謝りたい気分にすらなる。

 どうやら市川雛菜は、先の先まで見越していた。

 完全に終止符を打つつもりの様子。

 

「あは~。プロデューサーも~、一緒に遊ぼうね~!」

 

 ライブがあるのだ。ついて行かない理由はない。

 だから学園祭も。こういう風(・・・・・)になるのだろうな……と、観念する他にない。

 

 せめても準備をしておこう。

 そう、心に誓うのであった。

 

 






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