※この作品はR-18です。

プロデューサーは人でなし   作:どろまみれ

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幽谷霧子③:(アイドル)→(???)

 

 

 幽谷霧子③

 

 

 初めては事務所で。

 そうして、幽谷霧子は俺と身体の関係を持つようになった。

 

 しかし……レッスンは毎日行われる。

 身体を管理し。喉を鳴らして。

 アイドルとして表現するための幅を広げるための、トレーニングである。

 

 レッスンに身が入っていますね、とは送迎に向かった際のトレーナーのお言葉。

 鬼気(せま)るような気迫が宿った、とも言われたが。

 歌唱でもなく。舞踊でもなく。緩やかで深く透明な……そういう世界観(ふんいき)が幽谷霧子の持ち味だと、俺は感じている。

 モチベーションを最高潮に保てている時の彼女のアピールの内側(バックライト)に、よくよく見る光景であるからだ。

 

 直感だとかそういうのは余り信じていないが。

 幽谷霧子に関しては、俺はそういう理外のものも感じたことがある。

 初めての顔合わせの時。オーディションの時。

 例えば……例えばだけれども。

 まるで一目惚れをしたような、妖精でも見たかのような。

 幽玄(ゆうげん)深淵(しんえん)

 そういう一概には(くく)る事なく。言葉に出来ない衝撃を。

 

 そんな風に誰かしらを惹き付ける力を、幽谷霧子は確かに持っている。

 同ユニットの月岡恋鐘などは、もっと判り易いユニークさはあるが。

 それこそ芹沢あさひなどは、見ていたくなるタイプの魅力を持つが。

 本当の本当に天然の。一品ものの個性とは、幽谷霧子の持つようなものを言うのではないか。

 ……などと、勝手に思っていたりもする。勿論、誰かに言ったりはしないけど。

 

 ……というか、だ。

 そういう風にでも思っていないと、765や346の事務所と競って光明が見えるはずもない。

 俺は信じるだけの身ではあるが。それでも負けるという事が悔しいのは、十分に知っているのだから。

 

 帰り路。

 レッスンの後支度を終えた幽谷霧子が、事務所の車庫で待っていた送迎の車の戸を軽く、こんこんと叩いた。

 

「……あの……。……お待たせしました……」

 

 入って良いよと促すと、おずおずと。

 他に誰も居ない車の助手席へと乗り込んだ。

 向かう先。事が事である。

 時間は大丈夫かと尋ねると。

 

「……はい。むしろ……時間は作ってきて……いますから……。パパ、ママ。……共に……夜勤と……外勤です」

 

 そうとまで言われてしまっては、聞いた此方が悪いような気さえしてくる。

 ありがとう、と伝えると。

 こちらこそありがとうございます、と返される。

 

 エンジンは既に点いている。

 暖房はやや緩く、厚着をしていると暑いかなという程度。

 車は別宅へ向けて、走り出した。

 

「ふーんふふふー……」

 

 窓の外に流れてゆく景色をバックに、助手席の幽谷霧子が鼻歌を歌い出す。

 歌謡の色が濃く、歌詞の物語性が強く、世代を問わず人気の曲だ。

 

 誰かと誰か。交差した人生を織布に(たと)えたり。

 交差した結果、何かが残され生み出されることを想ったり。

 そういう曲だ。

 

 ……確かに、物語性の濃い曲と言うのは。幽谷霧子にはぴったりな曲だろう。

 外の海外(こきょう)に決心を歌うあちらとかも。いつかカバーさせて貰うのも、良いのかも知れない。

 

「お気に入り……です……」

 

 その結果、雑巾に……などと言っていたり、するのだろうか。

 真意を聞くのも野暮な気がするので尋ねはしないが。

 

 事務所を結構離れて。

 人気も無くなってきた頃。

 

「あ……別宅に入ったら……わたし、準備(・・)を……したいので……。少し時間を……ください……」

 

 頷く。任せようと思う。

 制限速度20キロまで、ゆっくりと段階的に速度を落し……車庫へと止めた。

 

 

 

 

 

 ・・・

 

 

 別宅についてしばらく。

 言われた通り、車の中をちょっとだけ整理してから時間差で別宅へと入ることにする。

 整理を終え。玄関に入るなり。

 

「―― おかえりなさい……プロデューサー……」

 

 全裸で。手足を上下にゆるく伸ばしてうつ伏せに。

 身体を床にべったり着けた、五体投地の幽谷霧子が出迎えてくれた。

 

 灯りはどうやらムード重視で、橙の濃い目の副灯のみ。

 ……出迎えてくれている……の、だろう。困惑はあるが。

 

「……あの……玄関マット……です。どうぞ……」

 

 日本なので靴は脱ぐが。

 言われるままに、じゃあ、と背中を踏もうとして。

 

「頭か……その……お尻辺りを」

 

 踏んでくれると、嬉しいと。

 ではとばかりに、俺は頭を踏む。踏んで。ぐりぐりとこね回す。

 

「んぐ」

 

 ……感触は良い。幽谷霧子のさらさらとした髪の感触が。その下にある鼻や目や口を押し付けている感触が。

 征服感が、良い。人としてどうかとは思うが、今更だ。

 

 ついでなので背中を踏んで、形の良い尻も踏む。

 でりゅっ、と柔らかな素材が跳ね返る音が聞こえた。

 

「ん……んあっ」

 

 どうやらディルドを床に貼り付けていたようで、尻を踏んで奥へと押し付けられたようだ。

 感触に甘えて尻を踏み踏み、脚の汚れを落とすように(ぬぐ)いつける。

 

「う、ふ、ふ……ふぁ、う……」

 

 刺激は良い具合のようだ。

 しかし踏んでばかりも居られまい。こちらは仕事着(スーツ)のままである。

 折角なので、俺が着替えをしている間、そこで自慰をして見せて欲しいと頼んでみる。

 

「ここで……ですか……」

 

 そうだ。繰り返し頷く。

 しばらく迷っていたが。

 

「はい……ぞうきん……了解です……」

 

 そのまま、うつ伏せのまま。腰をへこへこと動かし始めた。

 移動。クローゼットの中へ。

 スーツをはたいて掛け、虫食い対策をしながら横目でみやる。

 

「ふ……ん……ふ……んっ」

 

 腰が浮いて、床に押し付け、の繰り返し。

 幽谷霧子の白い肌の股座で、破瓜数日しかたっていない膣内を、細めのディルドが出入りする。

 緩徐ずつ(・・・・)。愛液で肌色の竿部分が(うるお)い始める。

 

「うふっ……んはっ」

 

 ストローク1回ごとの時間が多くなってゆく。

 息を吸いながら腰を浮かし、抜き。吐きながら下ろし、挿入する。

 慣らすような長い間の後、段々とペースを上げてゆく。

 

「ふ、ん……ふ、ん……ふ、ん……」

 

 べち、べち、べちと床に肉がぶつかる音が、無音の室内に響く。

 眺めていたい光景だった。部屋着に着替えて後、自身はベッドに腰かける。

 コーヒーを入れながら玄関側を見やる。這いつくばる全裸がひとり、腰を上下に動かして自慰をしている。

 

「はっ……はっ……はっ……」

 

 全身を波打たせ、膝と腹を基点にして、浅ましく腰を動かす。

 

 ディルドが奥へ。手前へ。

 

 腰を上げて ―― 上げ損ねて、ずるり。

 

「んはぅっ!?」

 

 自らの愛液で膝を滑らせ、腰を床に打ち付ける。ディルドが最奥まで一気に挿入された。

 ぶるぶると震えながら腰を上げようとするも、再び、ずるり。

 

「ほ ―― はっ! あふっ! あっ!」

 

 べちゃりと全身を床に叩きつけ。勢いのまま……絶頂したようだ。

 腰は震え。ディルドはぬめり。……ディルドを伝って、水音。

 派手にイキちらした様で括約筋(かつやくきん)の制御がつかず、尿まで盛大に漏らし始めた。

 

「ほ、ほ、ふ……」

 

 うつぶせのまま。床にじわりと水溜まりが出来てゆく。

 範囲は腰回りを超え。腹を登り。顔までも埋まる形だ。

 床で(おぼ)れた虫でもあるまいに。手先足先をぴんと伸ばして、痙攣などしている。

 

 好ましい。

 これは確かに、自身向けの無様さだ。

 同時に。

 もっと頑張って床を拭いて欲しいな、とも思う。

 

 それこそ。雑巾(ぞうきん)であるならば。

 

「は……は……。……あ……プロデューサーさん……」

 

 ()き上げて、抱き上げる。

 シャワーを浴びてこようと促す。

 はい、と素直に応じる幽谷霧子だが腰に力が入っていない。

 

 ディルドを抜いて。抱き上げて。

 シャワーに入れる事にした。

 

 やりたいことは見つかった。

 自ら仕立て直して良いと許されているのだから。

 彼女の身体も、自身の好きにしてしまいたいと、思う。

 

 

 

 

 

 ・・・

 

 

 浴びているうちに床の始末をつけておいて、今度はベッドへ幽谷霧子を連れ込んだ。

 横たえて……ではなく。

 自身の身体の上に、寝かせる。

 

「ん、ふ……ちくび……ですか……」

 

 されるがままに、幽谷霧子は自身の上で布団としての役目を全うする。

 既にスイッチは入り始めているようで、突起した乳首をかりかりと引っ掻く。

 指先ではじいて、引っ張り伸ばして、また引っ掻く。

 

「ふん……んん」

 

 しばらくして陰唇の上で膨らんだ、陰核をもう一方の手で摘まむ。

 摘まんでは、箸で豆を持ち上げるが如く、上下左右に引っ張り捻りこね回す。

 

「んは……は、あ」

 

 両方を同時に弄り続ける。

 どうやら幽谷霧子は、どちらも具合(・・)が良いようだ。

 普段から弄るのか……は知らないが。少なくとも触れれば反応してくる、その感度は良いと言える。

 何人もそうしてきたからこそ判るというのは、自戒ではあるが。

 

「ふ……う……あ……ふ」

 

 薄く盛り上がった胸の先を、周囲を揉みほぐしながら爪で押し込む。

 ぐ、ぐ……とため込んで。離した反動と同時に、指ではじく。

 

「ふ、ん」

 

 完全に露出した陰核を、陰唇には目もくれず、親指と人差し指で左右に揺らす。

 反応を見ながら押し込み……引っ張る。

 

「う、は」

 

 幽谷霧子は笑顔でもなく、苦痛に歪むでもなく。

 ニュートラルな表情のまま。瞳を開いたり閉じたり。唇を噛んでは、吐息を漏らす。

 

 聞いておく。

 気持ちは良いかと。

 

「は……い……。ふゥんっ……普段……から……。使って……しています……」

 

 情報は十分にくれるようだ。

 つまりは自慰でもよく使用する部位だ、という事だろう。

 ならば話が早い。

 

 鞄から器具(・・)を取って出す。

 透明で。円筒状の形をしていて。小さい。

 幽谷霧子の前で掲げて見せる。

 

「……? これ……は……」

 

 吸引器具だ、と説明する。

 かなり小型の、乳首を覆ってやや余裕があるかないか。陰核にも同様に装着できる。

 着けて。内部の空気を抜いてやる事で……乳首と陰核に常時「引っ張る力」をかけることが出来る。

 

「……ずっと……ですか」

 

 そうだ。これを幽谷霧子は、四六時中着けてもらう。

 乳首については、下着を一回り大きめのものを用意しよう。

 陰核側は面積の少ないV字の物を着用すれば、吸引機それ自体には当たらない。

 

「……」

 

 無言ではなく、涎を飲み込む。喉が鳴った。

 装着され日々を過ごす自らを想像したのだろう。

 支障が出るのは判り切っている。それでもだ。

 

 未だまっさらな布。良くてケットの幽谷霧子を雑巾(・・)にするならば。

 ディルドなど使わずとも……「局部を擦り付ける」という一芸を持ってもらおうと。

 そのための第一段階が、これである。

 

「……これで……わたしの……乳首も、クリトリスも……。大きく……なっちゃいます……よね?」

 

 なるだろう。なってもらう。

 助力は惜しまない。本日のように、レッスンには全て付き合おう。

 それでいて。幽谷霧子が気持ちよく慣れるよう、全力を尽くして ―― 弄らせてもらう。

 

「……ふふ」

 

 くすりと笑われた。

 どうかしただろうか。

 

「……いえ。ごめんなさい……。プロデューサーさんが……見たことないくらい……一生懸命で……」

 

 今度は頬を赤く染めて。

 乳首を弄る自身の手に、霧子の手を重ねて。

 

「……わたし。……そんなプロデューサーさんが……見れたのが……嬉しくて」

 

 本当に嬉しそうに、そう言ってくれる。

 再び、手を首元あたりに持っていくと。

 

「……構わない、です。……わたし……プロデューサーさんを……暖められれば……それで。最後まで……使ってもらえるの……嬉しいんです」

 

 幽谷霧子が起き上がり、傍に座る。

 

「はい……お願いします」

 

 胸を反らして。

 脚を大きく開いて。

 それぞれ局部を、突き出した。

 

 応じよう。

 芯の入った乳首に吸い付くように被せ、空気を抜き。

 陰核は完全に剥ききった状態で根元にリングを装着し、引っ張られるような状態で、被せる。

 

 これにて乳首と陰核だけ、2センチ弱。

 目立つ器具が取り付けられた。

 

 スレンダーな体型の幽谷霧子の身体に、淫行のための器具はいやに目立つ。

 アンバランスさはあるが。背徳感はあるが。確かに、無様だ。

 

「これ……すごく……伸ばされている感覚が、あります……」

 

 外れないか確認するように、自分でちょんちょんと触れながら、幽谷霧子が身を(ひね)る。

 外れはしないだろう。結構な吸い付き具合のはずだ。

 ので。再び抱きかかえて ―― 弄る。

 

「ん、ふ……はぁっ」

 

 これくらいは弄っても大丈夫だぞと示すように。

 吸引機を根元からぐりぐりと、回すようにこね倒す。

 

「ひっぱ……ひっぱられ……て……」

 

 十分に感じていられるようだ。

 回す。捻じる。折り倒す。

 ……身体が再び、震える。

 

「は、あ……ふ、う……」

 

 絶頂と言う程ではないが、快感に震えているようだ。

 元から敏感だという。素質は十分。だとすれば、あとは開発しきるのみ。

 

 胸丘の上で桜色をした乳首も。

 新芽のように顔を出した陰核も。

 未だ。土の中から這い出たばかり。

 

 十分に日を当て。水をやり。栄養を取り込んでもらって。

 

 幽谷霧子の恥部の栽培。

 そう考えると、やる気も沸いてくるというものだ。

 

 いずれ成長した彼女が ―― 花を咲かせ。

 自身が満足するほどの落ちぶれ様(・・・・・)を見せてくれると信じて。

 

 弄った。弄った。

 震えた。震えた。

 

「―― は、あ……あっ……! ああぁっ……!!」

 

 歓喜と甘美と悦楽と。それぞれ入り混じった声を出し、幽谷霧子が(あえ)ぐ。

 絶頂が近いのだろう……と、刺激を止めないでいる。

 すると。

 

「ん、んん……っ!」

 

 幽谷霧子は傍にあったビーズクッションを持ち上げて。

 ぼふり、と自らの顔を覆うように抱きかかえる。

 

「―― っっ!」

 

 きゅうと身を縮こめる。

 足先が伸び、首は反り返り……息を止めている。

 絶頂したようだ。が。

 

 彼女の自慰の方法が、そう(・・)なのだろう。

 枕に顔をうつ伏せて。最後は息を止めて。スパートをかけて。

 

「は……は……。……あ」

 

 男性器を股の間に挟み込む。

 吸引機とリング付きの陰核を刺激できるくらいまで上下させ、太腿で挟ませる。

 絶頂したからには。もう一度だ。

 

「ふ……あ……あ、あ」

 

 潤滑は十分。

 下から腰を突きあげて動かすと、陰唇が道となってへりくだる。

 陰核を先でつついて刺激する。絶頂してすぐに刺激を再開したため、幽谷霧子にも余裕はない。

 

「ふ、はぅ……はっ、あ……あ、ふっ」

 

 呼吸のタイミングからして。再びの絶頂が近いようだ。

 なので。ここで、身体の上下を入れ替える。

 

「……あっ」

 

 幽谷霧子の身体を、自身の身体で覆う形。

 尻を突きださせ、挟みやすい形。

 腰の動きを早くしてゆく。

 乳首を弄る指を細やかにしてゆく。

 

「ふはっ、はっ……、……」

 

 度重なる刺激によって、タイミングを逸したようだ。

 だから。こちらから指定する。

 

 自身の腕を、幽谷霧子の腕に伸ばし。

 後ろから。気道を、絞めた。

 

「……か、は」

 

 どうやらタイミングは良好なようで。

 こちらのスパートに合わせて、身体が明確に反応を始める。

 吸う音も吐く音もない。胸は一定の範囲で上下を止めた。

 喉元の力は緩めず、腰の動きだけを早くしてゆき。

 

「っ、は!! あ!!」

 

 最後の空気を絞り出すようにして……幽谷霧子が絶頂する。

 それに合わせて腕を離し。太腿に挟んでいた男性器からも、射精する。

 

 ぼたぼたと精子が、横たわった幽谷霧子の腹にかかる。

 どうやら絆創膏は駄目そうだ。

 やや焦点の合わない視線で、彼女は此方を見上げる。

 

「……プロデューサーさん……けほっ。……今の……すごく、好きです……」

 

 絞められていた喉元を手のひらでさすり、熱い表情を隠さずに幽谷霧子が言う。

 お気に召したならばなによりだ。

 

「プロデューサーさんに、絞られている……みたい……で。目の前が……ちかちか……」

 

 吸引機によってけん引された乳首も陰核も晒し出したまま、ふわふわと手のひらで目の前……空を仰ぐ。

 首を絞めたとはいえ、酸欠にはならない程度。それでも彼女にとっては大変に刺激的だったらしい。

 こちらをみる。その顔は白さが故に赤く目立ち、視線は、隠しきれようもない期待に満ちている。

 

「次も……今のを?」

 

 続けるつもりだ。

 なぜなら自身も……幽谷霧子の身体を絞めるという感触は、得難いものだったから。

 率直に言えば。興奮するものだったから。

 

「はい……りょうかい、です」

 

 そう言って。

 ふらりふらりと手と足を着きながら、ベッドの上を這うように、此方へと近づいてくる。

 

「は、ふ」

 

 胸元まで来て。抱き着いて。

 突出した吸引機ごと、自身の身体になすりつけ。

 

「……」

 

 顔をうずめて。見上げる。

 喉には薄赤い手の跡が残されたまま。

 

「……まだまだ……使ってください。プロデューサーさんが……満足する……まで。わたしを……使い古して……」

 

 ああ、と返し。

 再び彼女を腹の上に抱いた。

 幽谷霧子の開発(せいいく)は、進められてゆく。

 

 





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