※この作品はR-18です。

プロデューサーは人でなし   作:どろまみれ

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月岡恋鐘③:(アイドル)→(???)

 

 

 月岡恋鐘③

 

 

 彼女が……月岡恋鐘が別宅に出入りするようになるまで、そんなに時間はかからなかった。

 一線を越えたあの日以降、彼女は、私宅もしくは別宅で外泊するようになったからだ。

 

 寮の側にも仕事で外泊多めになるという(てい)で話を付けてしまったらしい。

 信用がある者の特権でもあるのだろうか。俺自身も管理者として許可を出したので、どうこう言える立場ではないのだが。

 

 とはいえ寮を出払った訳ではない。

 あくまで期間限定で、という形でもぎ取ってきたようだ。

 

 そしてついでに、月岡恋鐘は幽谷霧子に何処まで(・・・・)聞いていたか。

 ……どうやら、ほとんど全部のようで。おかげで初日からそういう(・・・・)方向へ舵を切ると思われていたようで、かなり身構えられていたりした。

 

 初日は彼女が絶頂出来る様になるまで、した。

 十分な回数に至るまでは、朝までかかった。

 

 翌週の週末も同様に。朝になるまで、した。

 アイドルたる彼女が体力を失い、脱力してしまう程に。

 

「―― ほぁ、ぁ」

 

 目前。ベッドに伏せた月岡恋鐘。

 尻を高くあげ、顔をマトレスに埋め、シーツとの間で気の抜けた吐息を漏らしている。

 口元に涎の染みが広がって。四肢は弛緩(しかん)しているというのに、尻の肉だけが震えている。

 押し付けられて形を変え潰れた胸は、身体の横からはみ出して見える程だ。

 

 性の味を知った彼女は、よく喘ぐ。

 試しに尻を叩いてやると。

 

「はひっ」

 

 ぶるんと背筋をエビのように反り返し、すぐにまた、伸びる。

 叩くと音と動作の楽しい玩具のようで、お気に入りの反応である。

 

 頬を摘まんでも、尻を揉んでも、はみ出た乳を押し込んでも伸びたまま。

 肉感の強い彼女の身体が、自身の手によって好き勝手に動き、形を変えてゆく。

 ……その様子には、覚えるものがあった。

 再びやる気が沸いて出た。ので、肩を掴んで彼女の身体をぐるりと仰向けにひっくり返す。

 

「……あ、ふ」

 

 口は開いたまま。目はぼうっと薄(まぶた)、焦点があっていない。

 上向きにさせられた乳房は左右に別たれ、乳頭だけがぴんと芯を保ったまま頂点に飾られている。

 再び持ち上げた男性器でぺちぺちと頬、乳房を叩く。小さく息が吐かれるのみ。

 

「……」

 

 静寂の中。こみ上げてくるのは、征服欲。所有欲。

 これ(・・)が月岡恋鐘である必要はある。しかし、それは身体に限ったことであって。身体以外の要素が、今ここには存在しない。……それが良い。

 

 凄まじい肉感だけが、彼女を彼女たらしめる全て。

 長崎弁の可愛らしさも。料理上手で家庭的な技量も。アイドルという目標に一生懸命な精神面も。……自身に対する思慕の情も。

 今の自身の前では全てが全て、意味も形も影も成さず。ただただ、性欲を吐き出す為の道具と化している。

 

 性道具。そういう意味では、既に自身はひとつ、黛冬優子(オナホール)を所有しているが。

 あれは喉を主体としたものであって、ここにある彼女(・・)は別の特徴を有している。

 

 思い立って、自身は彼女の顔に座る(・・・・)

 目の前の乳を寄せて、挟んで、陰茎を擦る。

 

「……ん、も」

 

 ぴくりと動いたがそれ以上の反応はない。吐息が辛うじて尻に当たる程度。

 それを良いことに、そのままローションを塗り込んでテカらせた乳房を、好き勝手に弄ぶ。

 

 左右の乳房を上下、交互に使って陰茎を(しご)き。

 寄せて圧をかけ、この質量だからこそ可能な前からの谷間への挿入を試し。

 下から谷間へ挟み、乳首を持ってたぱたぱと打ち付けさせて。

 射精する。

 

 実に好ましい……と、思う。

 膣に入れるよりも、只管(ひたすら)にアイドルらしからぬ様相を楽しむには、これが何より好ましい。

 

 決まったようなものだった。

 彼女にはストレートに、身体の目立つ部位をもって。

 オナホ2号に、成ってもらおうと思う。

 

 

 

 

 

 ・・・

 

 

「―― それじゃあプロデューサー。週末のレッスンも、よろしくね」

 

 白瀬咲耶は様になるウィンクを残して、事務所の入り口の扉を閉めた。

 聞こえたか届くかは判らないが、ああと肯定の答えを返す。階段を降りて行くその足音は、心なしかご機嫌な様子に聞こえた。

 

 週半ばの283プロダクション事務所。つい先ほどまで、アンティーカそれぞれの送り迎えや週末の仕事を再確認していたところだった。

 理由は簡単。『 Meteor//Sworm 』の裏で、ファン感謝イベントも同時進行しているからだ。

 

 今年のそれは、お祭りとまではいかない規模になった。

 しかし定期イベントは催すこと、それ自体に意味がある。グッズ関係はある程度任せられるにしても、アイドル自身に振られる仕事は数多い。早めに進めておくに越したことはないのだった。

 

 特に競技会と被るため、主として動いて貰うのはそちらへ参加をしていない任意のアイドル。全員が参加していないユニットだ。

 アルストロメリア。放課後クライマックスガールズ。

 大崎甜花と杜野凛世の不参加は、こちらに……言い方は悪いが、流用出来るかも知れないという目論みもあってのこと。故にこのふたつのユニットは、ファン感謝イベントの側へ注力してもらう運びとなった。

 

 白瀬咲耶も言ってしまえばその内のひとり。アンティーカを代表して、彼女と田中摩美々に参加をして貰う形となっている。

 事務所を挙げて開催するような形でないが、昨今の情勢による遠隔販売の充実もある。イベントとしては十分だろうと、社長とも話をつけてきた所だ。

 

 その運びも、これにておおよそ終了。

 あとは各自のレッスンを進めて、競技会の日付を待つばかり。

 

 ……ぎしりとお高いチェアーの背もたれに体重を預けながら。

 

 ……机の下で、いきり立った男性器を、乳房の間で擦らせる。

 

「ん、ふ……ん、ふ……」

 

 ぎゅうと身体を縮込(ちぢこ)めて。自身の視界からは、乳だけが机の下に生えたかのようにすら見える。

 自身の要望を受け、性処理のために構えた月岡恋鐘がそこに居た。

 

「ぶわ……ふ、ぅ……え、ふぇ……ほえ、ひもぃ、よかほー……?」

 

 長崎弁でもなく、日本語ですらない。しかしどうやら具合の良さを尋ねられている。

 頷く。頷いて、再びデスクに向かう。仕事の続きをこなすために。

 

 机下の彼女は乳をぐにぐにと動かし、自身の男性器を刺激する。

 口先に咥えられる程度には乳房を押し潰し、圧を加え。竿全体を擦りあげるように工夫を凝らしてみせる。

 

「ん、ふぉ、ほ、ぁ」

 

 同時に床に肉の当たる音もした。膣に突っ込まれたディルドを上下させるため、彼女が尻を振っている音だ。

 彼女には服も着せていない。リボンも今はない。いつかの黛冬優子と同じく、自身の性欲を満たすためだけにここに居る。

 

 極論、月岡恋鐘でなくても良いのだろう。

 陰茎を刺激し、射精を促すための存在。だからこそ性道具(オナホール)

 ただ、自身が性欲を覚えるため。そのためだけに、月岡恋鐘である必要があった。

 

 確かに理由はあるのに。

 その理由を自ら削り、消費することにこそ、意義を見出している。

 

「ほぁ、ぷろひゅ、さ……うひ……うひ……」

 

 切なそうな声をあげながら、彼女は乳房を上下させるついでに、屹立した乳首を内股へ擦り付けてきた。

 自身の射精感はまだまだだが許可を出す。ぶるりと震えた身体の感触が膝に伝わり、乳房の上下が止まる。

 

「ほ、あ……」

 

 寄りかかってくる。押し潰された乳が上側に溢れて腰元までせり上がる。

 それでも咥えた男性器の先だけは離さぬまま……自らの乳房に埋もれて、顔を伏せた。

 

「……恥ずかひは……」

 

 白瀬咲耶が居たときから、ずっと机下に置いている。

 今更だろうとは思うが、これもまた月岡恋鐘という女性の個として好ましい部分だろう。

 恥ずかしがってはいる。それでも彼女は従順に、こちらを満足させるためにとまた動き出す。

 

 乳房は喉のそれとは違い、感触に心地良さがある。

 締め付け具合や圧迫感。動きの程度にむらがある。

 長時間楽しめる。そういうものだ。だから、仕事が終わるまで、堪能することにした。

 

 いつしか日が暮れて、やってきた学生組。

 小宮果穂がデスク横にまでやってきたが、何かを察して、園田智代子と共にソファ側でお菓子を楽しみ始めたり。

 

 これから浅倉透の家に向かう中途、ノクチルの幼馴染み4人組が事務所に立ち寄ってくれて。

 自身を含めた談笑を繰り広げてから事務所を出たり。

 

 白瀬咲耶から早速と連絡を受けとった杜野凛世が訪れて。

 デスクを挟んで、しばらく仕事と学業と競技会の話をしたり……食事の予定の話をしたり。

 

 白瀬咲耶や杜野凛世の流れで、寮住まい組の西城樹里や桑山千雪もやってきて。

 久し振りに皆で地元の鍋を作り合う会を開きたいねと言う話をしていたり。

 

 焼き芋を手に持って入ってきた和泉芽依と大崎甜花のうち、大崎甜花を大崎甘奈が引っ張って帰宅したり。

 レッスン帰りで立ち寄った緋田美琴を、七草はづきがそれとなく送迎し退出させたり。

 

 最後に立ち寄ったイルミネ―ションスターズの3人が、案件の弁当を受け取るために立ち寄って。

 幾つか忙しい年末に向けての話をしてから帰宅したり。

 

 ……そういう、事務所の日常の間。

 月岡恋鐘はずっとずっと、自身の乳房を一生懸命に動かし、机の下で自身の男性器を扱き続けていた。

 

 小宮果穂が寄ってきた時と。杜野凛世がデスクに最接近した時と。寮住まい組が揃った時。

 月岡恋鐘は絶頂していた。腰を振りたくってディルドを出し入れし、最奥に擦り付け、乳房を男性器にこれでもかと押し付けながら。

 

 涎を谷間に溢れさせ。絶頂する度に涙を流し。自身の話題が出ると身を(こわ)ばらせ。

 乳房を自ら寄せてあげて。がくがくと震える膝を押さえつけて。自らが求める限り。

 

 ……。

 

 ……。

 

 すっかり日は沈み、月が顔を出し、机の下。

 彼女らしい彼女らしさを()いで(けず)って、自身の男性器を扱くための道具が其所(そこ)にあった。

 人間らしい人間らしさを覆って奪って、自身が楽しむための玩具が其所にあった。

 

「……ほ、ぁ……ぷろ、ひゅ、さ……」

 

 舌を垂らして、辛うじて乳房に男性器を挟んだままの、月岡恋鐘。

 結局、達したのは彼女だけだ。乳房は大きいと感度が悪いだとかいう風聞も耳にしたことはあるが、彼女に関してはそういう訳でもないらしい。絶頂のうち幾つかは、ディルドの刺激がなくとも達していた。

 あるいは癖になっているのかも知れないが。それはそれで好ましく、浅ましい姿なのでまた良しとする。

 

「うち……変に……なってしまうと……」

 

 彼女は不安そうにそう言うので。

 自身は彼女の背を支え、押す。 

 

 もっと変になって欲しいと。

 そんな姿が、自身にとっては最も興奮する材料であるのだと。

 

「……ほん……と?」

 

 頷く。

 だからもっと、と。彼女に向けて迎え手を差し伸べて。

 

「……うん」

 

 彼女がその手を掴んだので。

 こちらへと、引きずり込んで、飲み込んだ。

 

 結局。

 自身が射精するまでには相当の時間を要した。

 

 絶頂して。失禁して。気絶して。

 またも自由になった彼女の胸を縛って、強制的に肉の塊を形作って。

 そこへ前から男性器を挿入し。柔らかな乳房に腰を打ち付けて。それで、射精した。

 

 やはり。彼女である必要はある。

 最大限に自身を煽り、催し、興奮するためには。

 

 よく知る月岡恋鐘という人を(ないがし)ろにするからこそ。

 彼女が有する性的なアピールポイントを、自身のために消費するからこそ。

 

 そういう人でなしな結論に落ち着いてしまった。

 例えそれが自身へ向けて思慕の情を抱いている人物だとしても、変わることのない……事実として。

 

 





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