プロデューサーは人でなし 作:どろまみれ
月岡恋鐘④
週半ば。
本日は外回りの仕事は少なめにして、午後をアイドル達との打ち合わせに使う予定となっていた。
打ち合わせとは言っても送迎を兼ねたもの。本日はアンティーカ全員が揃ってレッスンを行う日であったこともあり、俺は車を使って送迎を行っている最中だった。
「ふんふふ~、んふふ~」
助手席に座り鼻歌を歌い出す、月岡恋鐘。
彼女は……月岡恋鐘は従順だ。
性嗜好の方針にも、恥ずかしがりはするものの異を唱えることはなく。
その態度と順応性は、自身を十分に満足させうるものである。
彼女をこそ好きに出来る、という優越感。
道具に出来てしまえるという、背徳感。
それらが不意に、むくりと起き上がるのも、最近では良くある事。
「―― ん、ふあ」
手を伸ばすと、月岡恋鐘が小さく嬌声を漏らした。
信号待ちの最中。自身が無造作に、彼女の胸を揉みしだいた際の反応である。
「も~、プロデューサー。……家に帰ったら、好きなだけ揉んでよかよ~? 少しは我慢ば……んんぅ」
再び揉み始めると、反論はすぐに無くなった。
始めの頃に比べると、反応が良くなってきたように思える。昨日は事務所の机の下、
自身の道具としてはこの上なく、ありがたい。局部への刺激無くして絶頂が可能だなどというのは、それはもう、明らかに普通ではないことなのだから。
「は、ほぁ」
手は止めず。感触は服の上からであっても変わらず、ボリュームに富んで心地よい。
今この場において左手が彼女の胸に伸びたのは。欲情したというよりは、感触を確かめたかったと言うのが正しい。
つまりは、自身は、すっかり気に入ったのだ。月岡恋鐘の胸部が。
「く、ふ……あ……プロデューサーぁ……」
腹側から掌を入り込ませて、さすり、背側に向かってホックを外す。
手に取った下着は後部座席に放り投げた。再び、今度は直の感触を楽しむことにする。
「あ、んぅ……。……ふあ……さきっぽ……そがん……」
揉んで。突起をぴんと弾いて。揉んで。こねて。手のひらでぐりぐりと回して。
街中の喧噪とエンジン音に混ざって、月岡恋鐘の甘ったるい声が車内に響く。
左右に車両。ドライバーはどちらも信号機を見上げているか、カーナビやらスマートフォンやらの画面を注視している。ごくごく普通の光景だ。
だから思い付いたように、服の前方をまくり上げる。
日の光に照らされて、白く丸く、大きな乳房がまろび出た。
「ん!? ……ふぐ」
彼女は自らの手で口元を塞ぎ、大声を出すのを堪えた。
左右を目線できょろきょろと伺うも、自らの胸は隠さずに居る。
きょどきょどとした視線が、自身へと向けられる。
変わらない。揉みたいから揉む。腕を降ろすよう手ではたいて催促すると、彼女は喘ぎ声を返答として従った。
シートベルトは谷間に消えて跡形もない。
自身は我関せずと、正面を見たまま、遊びを続ける。
揉むだけでは飽き足らず。乳首を持って引っ張って、上下に揺する。
大きな乳房が揺れる。たん、たん、と肉同士がぶつかる音。その度に、何かを堪えるような声。
豊かな乳房が目につくので、平手で叩く。
右。左。もういちど右。
「んっ……ふっ……んんぅっ」
続けていると彼女の目が潤み出した。
乳首を指先で弾いて、押し込んで、反動を付けて引っ張って。
真昼の眩しい日差しに晒すように持ち上げて、質量に任せて、落とす。
ぶるりと震えた乳房が、勢い任せに落ちて弾いて、車内に耳心地の良い音が鳴る。
「はふしゅっ」
同時に口を押さえた掌から、空気が漏れる音がした。
彼女の身体がくの字に曲がる……のを、許さず。乳首をハンドルにして握り、背筋を伸ばさせる。
「あ、あ……こがん……しよったら……み、見られ……てしまうと……よ?」
そうだとしても。走り去ってしまえば関係はない。
だから見せびらかす。悪童のような自尊心でもって、彼女の胸を玩具に遊ぶ。
正確に言えば胸だけではない。彼女の反応を含めての、玩具だ。
先端は芯を持って尖り、ふるふると振う度に音がする。自身が股座に手を伸ばせば、躾けられた両脚は自動で広がり、湿り気を帯びた下着も脱がしてしまって、後部座席目掛けて放り投げる。
「は、ふ……はぁ、はぁぁ……」
そして月岡恋鐘は、遂には抵抗を放棄した。
ぼうっと
フロントガラスから覗き込める位置……助手席に座っておきながら、成すがまま、されるがまま。
車道の中央。衆目の集まるかも知れない場所で、真昼間から。
月岡恋鐘は自らの乳房を晒すように差し出すように背筋をゆるやかに反らせ。腕をだらりと下ろし、両手のひらを行儀良く身体の横に置いて。天井を見上げて涎を口の端から垂らし。両脚を広げ陰部を見せつけ、浅ましく
こうなるようにと、長らく彼女には
耳元で自身の声だけを聞かせながら、生
刷り込みでもしている気分になるな、と何でも無いことを思う。
好きなように、なるように。自分が好き勝手に出来るように、なるように。
教える。ささやく。馴染ます。刻む。
「は、はぁ……っふ、は。……ん、あ?」
暫くして。
ぼうっとしたままの顔を降ろしたのは、幾つもの信号が青に変わり、車列が何事もなく動き出し。レッスン場近くにまで到達した後の事だった。
ずっと夢見心地に天井を見上げながら、先ほどの……
「……あ……プロデューサー……」
怪訝な顔でこちらを覗き込んできた彼女に、運転中だからと何食わぬ顔で返す。
そして気付く。慌てて胸を隠し、周囲を見回し。
「う、うん……よそ見は、いかんけんね」
そう言って、大きな胸を自らの両腕で押し潰すように身を縮込めた。
彼女の尻の下。湿り気を吸った座布団は交換が必要だろう。
信号待ちの時間だけで、これだけ出来上がったのだ。開発に注力した会があるという物。
車は走る。向かうはレッスン場。
アンティーカでのレッスンを。結局、月岡恋鐘は下着なしのままで、やり遂げた。
自身がそう仕向けたからという理由、ただそれだけで。
・・・
「それじゃあ三峰たちは先に帰るね。まったあっしたー!」
「お疲れ様でした、プロデューサー」
「それじゃあ~、失礼しますね~」
アンティーカの面々が、各々、レッスン場を後にする。
バスなどの公共交通機関を利用できる範囲の時間で終了できているため、帰宅方法は自由だ。事務所にはバスもある。俺やはづきさんで送迎車を動かすことも多いが、しかし、彼女らが望まない場合にはその限りではない。
彼女らは学生である。帰り路にショッピングをしたり、友人と約束をしたり、夕食を共にしたり。そういう時間も重要なものだ。
ここのところ受けてもらっているのは、アンティーカとして受け持った学園祭ライブのためのレッスンだ。声調よりはダンスの確認に比重が置かれている。重くはないが、決して軽いものでもない。故に英気を養って貰うのは大切である。
……ただし。だから。残るふたり。
送迎を望まれた場合には、車は動かすことになる。
「……それじゃあ、よろしく……お願いします。プロデューサーさん」
「う、うん。うちも霧子も、後ろに乗るけん……」
バスではなく俺自身が所有する自家用車の内。
その後部座席に、レッスンを終えたアンティーカの残るふたり……月岡恋鐘と幽谷霧子が乗車する。
扉を閉める。幽谷霧子は自ら何度か
対する月岡恋鐘は行きの時とは違ってやや緊張し、強ばっている様子。
車を出す。駐車場を出て公道へ。
ビル群の影に隠れ、夕日は沈みかけている。目的地に着く頃にはちょうど良く、夜闇も深くなっていることだろう。
無言が続く。後部からごそごそと、
月岡恋鐘が緊張しているのも無理はない。彼女としては、他の女性と
走る。公道を外へ辿って郊外へ。
街の景色は段々と賑わいを減らし、土地を広く使った店舗が並ぶようになる。
もうしばらく。夜闇の内へ。
すっかり夜が広がって、藍色の空に
彼女らを乗せた車は、だだ広いパーキングエリアへと辿り着いた。
こんな場所にまで遠出をしたのはご覧の通り。彼女らで遊び、自身の性欲を満たすためである。
都ドーム1つか2つ分はある空き地に、ひたすらにアスファルトが敷かれた場所だ。その奥方で、車を止める。
ここへ来る中途、対向車の1台すらも見かけなかった。そういう
モールか道の駅が企画され、企画倒れとなったその跡地である……と、聞いている。繋がれるはずだったバイパス計画がご破算となり、道連れに放棄された場所なのだそうだ。
川の流れる音。木々の擦れる音。秋の虫の声。
周囲の森林は薄暗く、月明かりに青々と照らされたパーキングの中で、車の影だけがゆらりと浮かび上がっている。
その中で。
「―― うぅ……誰も……おらんとね……?」
着替えを終えた月岡恋鐘が、車内から降り立つ。
彼女は周囲をきょろきょろと見回すが。……その格好は、どうみても不審者の側。
「こがん格好ばするとは、思っとらんとよ……」
月岡恋鐘がまとっているのは、ほぼ全身黒のタイツ。
顔だけは透けて見えるように編み素材。胸元だけがばっと開かれ、そこから胸が露出され、黒色に対照的な肌色が強調されている。
締め付けられつつも表情が確認できる彼女の顔は鼻が潰れ頬が
「霧子は、こがん、平気やと……?」
「……うん。でも、恋鐘ちゃんもすぐに慣れると思う……から。だいじょうぶだよ」
「う~……。頑張りは、するけん……」
すっかり怯えた格好の月岡恋鐘を見て、幽谷霧子はいつもの調子でふふと笑う。
同様の黒いタイツに身を包んだ両名、その膣内には稼働済のバイブが挿入されている。彼女らの声より秋夜の音より、ウィンウィンと鳴る動作音が、いやに響いて耳に残る。
「……それじゃあ……始めちゃいます」
幽谷霧子が率先して動く。
彼女はアスファルトの上に両掌をつけ。両膝を着き。四つん這いの体勢を取った。
視線で促され。自身は、迷い無く彼女の背に腰を落ろす。
「ん……は、ぁ」
自身に座られて吐息を漏らす。四つ足の椅子に成り切った彼女の上で、自身もまた、気にも留めずにスマートフォンのカメラ機能を起動する。
そのレンズを向ける。正面に立つ、全身タイツに胸だけ露出するという格好の、
「じゃあ……踊る、けんね」
確かめられた。ので、頷いてみせる。
か弱いうめき声をあげながら。
彼女は腰を落とし。
がに股に両腿を開き。
両腕を頭の後ろに回しながら ―― 腰を前後に振り始めた。
これを踊りと呼ぶは無茶がある。
しかし自身が踊れと言ったなら、それはアイドルとして磨いているダンスではなく。このように腰と胸を振りたくる、変態染みた行為のことを指している。
肉が揺れる。
肉と評するに彼女の身体は相応しいと、自分勝手にそう思う。
ゲームや媒体でしか見ることのない、現実味の薄い光景・格好・シチュエーションに目が
自身の欲望に、彼女が応じたまで。だからその痴態は、余すことなく画角に収めてゆくことにする。
スマートフォンを取り出した。映像録画の機能を起動し、構えた。
「ほっ」
腰の高さを維持したまま前へ。
バイブが差し込まれた陰部を突き出し。
「ふっ」
膝を使ってキレよく後ろに。
美しい比率を誇る彼女の尻が震えて踊る。
引いて突き出すその度、差し込まれた
刺激を受けると、液が溢れる。闇夜に降る月光を反射するエナメル質の黒タイツ。その股間の部分が染み出た液で濡れ、よりくっきりと形を浮かび上がらせる。
「ふ、は……ふっ、は……ほ、ぅ」
腰を振り続けていると、吐き出す息にも湿り気が出始めた。
未だ吐息が白くなるような寒さではないが、秋半ば。肌寒い程度の気温ではある。
そんな中にタイツ1枚、顔にまでもストッキングもどきを被って、ただただ一目散に腰を振る。
ぶるんぶるんと胸を揺らし。別段、男性器を迎え入れている訳でもないというのに、かくかくと、滑稽に。
「ほっ、ふ、ほっ、ふ」
すっかり腰を振るのに夢中なようだ。
自身の視線に。直接的な刺激に。そしてなにより局部への快感に、彼女はとても弱くなった。自身が
月岡恋鐘が自身好みになってゆく。だからこちらも、張り詰めた男性器を露出し。
「……ふぉっ、ふっ……はぁっ……!」
タイツに覆われ不細工になった表情、その視線が、自身の陰茎をしっかりと捉えた。
腰を振るストロークが速さを増した。唇が口腔内の乾燥を防ぎつつ深く息を吸うため
青く暗く、秋色で無人のパーキング。
だだ広い空間のど真ん中でひとり、踊りと称して無意味に従順に無様に腰を振る彼女を、
そして。
踊りを彩る音、曲、歌がないことに気付く。
「……あ。……はい。ふふ、わたしを……どうぞ……」
視線に気付き、意を汲んだ椅子が声をあげる。
尻の下、長椅子として使っていたものを、横から縦へ。
左手のスマートフォン。右手に握られた怒張した陰茎、その下。足の間。ちょうど、叩きやすい位置に。
右手を振り上げる。
秋の夜の、虫と木々と風の音に包まれた空間に。
たぁん、と肉味のある音が響き渡る。刺激に合わせて、椅子が呼吸をややも荒げる。
「ふ、う゛……っ、は」
臀裂部を境に、右がバスで左がスネア。叩く感触は最高のもの。
高さと手首のスナップを生かして小気味良く。BPMはアンティーカの持ち曲をひとつ、ピックアップしてイメージする。
ったん、ったたん。目前の腰振りが、自身の拍子に合わせて速度を増してゆく。
だがこれではリズム帯しかなく、足りない。
だから歌え、と。
「ふ……え?」
惚けた顔。あろうことか腰振りを止めたので、胸をはたいて催促する。
奇妙に間の抜けた声を出して後、彼女は腰振りを再開。
そして、もう一度。歌えと。
「……ど……どの、曲を、歌えば、よかと……?」
腰を振りながらも可愛らしく小首を傾げるという、器用な真似をしてみせる。
つまりは、要求は、飲み込まれた。ならば歌でなくて良い。どうせ踊りも踊り。自身を興奮させてくれるならば何でも良い。
「うーん……う、うち、には……思い、つかん、とよ……」
ならば自分に任せるか、と問いかけてみる。
1度、彼女の瞳が見開いた。……自身に任せた場合にどうなるのか。少なくとも碌な目には合わないことは、重々承知のことだろう。
ただ。その情景を想像しても尚。
「お、お任せ、する、ばい」
彼女はこちらに任せることを選択した。
未だ何も言っていないというのに、その先の有り様を勝手に想像し。これまた勝手に興奮収縮した膣が、バイブを吐き出してしまう。
腰を振っている間にタイツの中を伝って太股の辺りまで落ちたが、既に興奮の最中にある彼女の知覚の内には無いようだった。
彼女は自身の言葉を待つ。
腰が前後する。胸が震える。いきり起った乳首が房ごと振るわれ、迫力満点に上下する。
何も入っていない陰唇にタイツが貼り付いてくっきりと形が浮かび上がっている。興奮した証がその上でやたらに腫脹している。
素晴らしい景色が見られるだろう。そう思う。
自身が彼女に、歌詞という名目の
彼女はそれを連呼しながら、腰を振り始めた。
自らもまた機嫌良く、眼下の尻を叩き続ける。
声が響く。音が響く。
秋夜の森木その合間。背後の断崖に反射し。無味無臭のパーキングエリアに、やたらな嬌声が満ちてゆく。
歌い始めたと同時。尻を叩かれ勝手に興奮した椅子が震え始め、べしゃり。
四肢を投げ出してカエルのように潰れたが……これは元から敷布なので問題ない。
いつものように自らが
実に雑巾業務に熱心なことだなと
潰れたその身体を敷き直し、乗ったまま、尻を叩き拍子を取っては、遊ぶ。
顔を上げる。視線を戻す。
先ほどからずっと。リズムに合わせ歌い踊る玩具が、もうひとつ。
白い乳房と大きな尻を振り乱し。
視線は何処かぼんやりと。
締め付けられながらも呼吸を確保するべく、おちょぼ口。
すっかり出来上がった陰部から汁を垂れ流しながら、忠実に、
自身が教えたとは言え。恥ずかしげも無く連呼した末、締めの声。
彼女のパーソナリティなど関係無い、
悪戯盛りの小学生が好きそうなその単語を、何度も何度も放ちながら。
最後に、思い切り引いた腰を、ひと突き。
「―― ちんぽぉお!!」
絶叫と共に轟いた彼女の声は、
同時に膝ががくがくと笑う。湯気をたたせながら湿ってゆくタイツ。
絶頂したようだ。最後には膣には何も入っておらず、自分で身体を揺すって胸を振っていただけだというのに。
湿り気は遂に許容量を超え、自身の尻の下の敷布に
「ぉ、お……ぅ」
倒れ込む前に抱き留めた。
焦点はすっかり定まらず。舌がだらりと垂れ下がるほどに脱力しているが、抱える分には問題ない。
なので。
そこへ陰茎を正面から突っ込み、突いて
最近お気に入りのオナホ2号の使用方法である。
片しながらひと息入れる。
良い見世物だったと思う。おかげでこちらもすっきり出来た。
敷布の濡れていない部分……髪で射精後の鈴口を拭ってから、ズボンをあげてベルトを締める。
ふと思い付く。
折角なので用意していた物を使ってみようと思い付き、車の荷台から引っ張り出す。
それぞれの身体に合わせて
ジッパーもしっかり閉まった。どうやらぴったりのようで、安心である。
ショルダーベルトを肩がけに担いでみると、重さはそこまででもない。容易に持ち歩くことも出来そうだ。
そのまま後部座席のその後ろ。荷台にバッグを放り込む。
とても満足した感覚と共に鼻歌交じり。
アクセルを踏み込んで、パーキングを後にした。
・・・
帰りの路。
途中で寄ったコンビニでコーヒーを購入し、車内。
取り出して後部座席に敷いた
野外をわざわざ選んでいるので、個人撮影感が増し増しの撮影が出来ていた。そもそも本当の個人撮影であるので、さもありなん。
スマートフォンで撮影しているのも理由であろう。どこかに投稿してみるのも面白いのかも知れない……と、悪戯染みた。しかし職業柄、冗談では済まされないような事も思い付いてしまう程には、ほど良い具合の生々しさだ。
手元に視線を落とす。
映像の中の変態は、マスクはしていない。が、タイツと変顔ストッキングのせいでアイドルとしての姿もまた、跡形もない。そもそも彼女の裸身の仔細を知っている人間も多くはない。
ぶるりと身の毛がよだつ感触。破滅的な願望に近いそれは、興奮と隣り合わせのもの。
自らがこうしたのだ。だから見ろ。ほら見ろ。保持して誇示して、見せつける。
それは独占欲がぐんと伸びて、
……少なくとも共有はしておこう。そう思い立ち。
自身のプライベート用途のスマートフォン。専用回線のストレージ。
メンバーの欄にばかばかしいほどに卑猥な
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