※この作品はR-18です。

プロデューサーは人でなし   作:どろまみれ

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黛冬優子④:(具合の良い喉)→(???)

 

 

 黛冬優子④

 

 

 

「―― げぷっ。……あっ」

 

 ベッドに運ぶ途中で、黛冬優子が目を覚ます。

 乱暴にして悪かった。少し焦っていたという旨を告げて謝罪する。

 

「そう、ね。……もう少し、練習をさせてもらえればとは思うけど。でも、また、気持ちよかったのよね」

 

 それだけを免罪符に頷く。またも、黛冬優子は許してくれるようだった。

 ベッドに横になったまま。涙を服の袖の裾端で拭い。

 

「……その。激しいのが好きなの?」

 

 そう尋ねてくる。

 これまでのオーラルでの経験を踏まえると当然の反応である。

 こんなにも付き合って貰っているのだ。話さねばなるまい。以前は、最低限しか伝えなかったが。

 

 ……無様な姿を晒して欲しい。

 ……倫理をこそ逸脱して欲しい。

 ……輝いたまま汚れ塗れて欲しい。

 

 そんな、最低最悪の性癖を。

 

「そう。……そう」

 

 俺なりに分析した「自身が興奮すること」を伝えると、冬優子は顎に手を当てて何事かを考え始める。

 ひとつ頷いてから。正面、目線を合わせて。

 

「あんたはそういうふゆを見て、興奮してるのよね?」

 

 大きく頷く。

 そしてそれが今現在の自らが持つ、仕事以外の……唯一の人としての営みであることも。

 

「大げさ……と、言いたいところなんだけれども。確かにあんた、そういう風に見えてたわ」

 

 やはりお見通しだったようだ。

 呆れ笑いつつも、冬優子は続ける。

 

「―― あんた、アイドルに手を出してるってのは判っているのよね」

 

 もう一度、神妙に頷く。

 直立したまま、彼女の言葉を受けるべく待つ。

 

「判っているなら良いわ。今は(・・)、ちゃんと頭も働いているみたいね。……。……でも、ふゆは……ふゆの側から誘ったでしょ。責任は取るつもりよ。あんたと一緒に、ふゆだって」

 

 頷いたままだった顔を上げる。

 つんと可愛く。理知的で。偶像染みた ―― それだけでなく。

 嬉しそうな(・・・・・)笑みで、黛冬優子は話す。

 

「そもそも『責任を取る』だなんて大それた……誰かに糾弾されるような。その必要があるなら、だけれど」

 

 言葉が出ない。

 これは罪だと、思っている。

 罰が降れば楽になるのだと。

 けれども。違ったのだ。

 

「だって気持ちいいんでしょ? それで良いじゃない。あんたは、知らないかもしれないけど。……ふゆ、いつもは堅苦しい顔ばっかりしてるあんたが、たまぁに嬉しそうな顔をしてるの……結構好きなんだから」

 

 彼女と共に歩んできた先にある、この地。

 休息または終着の地でふたり。翼を畳んで(ねや)の内。

 青空を(さえぎ)って、木(わら)に巣籠もった、濡れた鳥。

 

「だから、ほら。さっそく責任を取らせてよ……」

 

 笑顔のまま。覚悟を声に乗せる。

 それ(・・)は、んあぁ、と自ら入り口(・・・)を開けて。

 

「ふゆの喉をあんたのペニスをしごくための道具にして」

 

 退廃的に、蠱惑的に、輝ける目を細めて。

 

「せっかく整えた顔もメイクも、めちゃめちゃに崩して不細工に歪めて」

 

 カーディガンもキャミソールも外し。

 汚物に塗れたキュロットも下着も脱ぎ捨てて。

 

「ついでに、さっき(・・・)みたいにしてくれるっていうなら……言うことはないわ」

 

 男性器が一際、これまでに無いほどに、大きく固く反り返る。

 既にそこへ入ることしか考えられなかった。

 精を吐き出すことしか考えられなかった。

 自分都合に扱うことしか考えられなかった。

 それは。彼女だったものは。

 

「―― あんたが教えて、躾けて、無様に崩して。ふゆを、あんたのオナホールにしちゃってよ」

 

 声にならない声があがった。

 

 自身は泣いていたのかも知れない。

 

 少なくとも目前穴は、涙を流して嘔吐(えず)き続ける。

 

 男性器は既に口の中。喉の奥。ただ快楽を求めて肉を押し突く。

 

 自身の所持する()となった。壊さないようにだけ気をつけて、気持ちいいを最優先。

 

 濁音(だくおん)嬌声(きょうせい)濁声(だみごえ)。豚の鼻音。

 

 屈んだままの体勢に腕を伸ばし、桜色の乳首を引っ張り上げ、張りを保っていた胸が(すい)状に形を変える。

 

 按摩(あんま)よろしく陰部を足裏でなぞり上げれば喉が揺れて、時折思い出したように愛液や尿をだだ漏らす。

 

 ステージの上で輝いていた。

 流行に目を凝らし。アピールのための手管を揃え。抜かりなく営業を回る。

 自前で揃えた輝く翼で青空をゆくその姿。鳥にも、愚か人にも似ていた ―― そう思う。

 

 それが今や、日の当たらぬ薄暗い部屋の中。

 汚濁に塗れ、男性器に(かしず)く穴と化した。

 生命の倫理に反し、道理に(もと)る、性欲処理。つまりは無駄うち。

 この穴は、無駄うちをするための存在だ。生産性では家畜にも劣る。

 

 けれども。

 最高に無様で。

 最高に気持ちよくて。

 だから、この穴こそが、自身には、必要不可欠だったのだと、気付くことが出来た。

 

 突いて突いて。

 一度。

 二度。

 三度、射精を叩きこんだ頃。

 

「―― ご、ぼぇっ……! おば()……ぶぅ……ぶぇ()ぶふぇ()……お゛っ」

 

 腹に当てていた膝をごりと突き出す。

 背がくの字に曲がって、再び。竿を喉元まで抜き戻して促す。

 

「……だびぼぇ(だして)……ぶふぁぼわぃ(ください)

 

 最高の快楽を得られるという確信を得た。

 自身から、求められた最後の精液を吐き出す。 

 

「お ―――― ぼお゛おお゛おっ……!」

 

 野太い喜びの声が鳴って、心地よい射精を促す。

 尿道内に残った分までを絞って、自身を穴から抜き出した。

 

「ぼぉっ、ん」

 

 白目を剥いて舌をだらり。

 いい顔なのでまたも写真と、動画に残す。

 男性器を頭の上にべたりと乗っけた上でもう一枚。両手を勝手に弄ってピースまでさせる。

 

 それらを、()が最初に出していた……黛冬優子のプライベートのスマートフォンに、送信しておいてやる。

 辱めて。辱めて。辱めた。

 さぞや無様な姿を晒してくれた。

 

 ありがとう。本当に。

 そういう感謝の気持ちを込めて ―― こき捨てるように処女を奪った。

 気絶に近い状態のままの彼女をみて、再び隆起した男性器の収まりがつかなかったからだ。

 ティッシュで拭き取るくらいの手合いで中にも出した。

 最後に入り口(くちびる)にキスをして。舌を入れて内構造を堪能して。苦い。

 

 ああ。これで気持ちよく眠れそうだ。

 そう思ったので。そのまま大切そうに抱きかかえて、泥のように眠りに落ちた。

 

 






 achievement:黛冬優子(具合の良い喉)→(オナホ1号)


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 ・・・

 誰かを幸せにする。笑顔にする。
 そういう仕事はもうやりきった(・・・・・)という感を覚えていたところだった。

 アイドルという活動は、決して嫌いじゃあない。
 ただ、底が。天井が。見えすぎず暗すぎる職業だと思ったのだ。

 飛び続けるか否か。迷ったままに飛んでいた。
 確かに飛び立ったときの喜びを、ずっと確かに覚えているから。

 いつかは降り立つ時が来ると知っている。
 けれども、最も危険な瞬間は着地の時なのだと皆は言う。

 このままに飛んでいては。着陸の時には、きっとわたし(・・・)は疲れ切っていることだろう。
 地面にぶつかるように落ちて。崩れる。そういう未来は、端的に言って嫌だった。

 自分の中のクレバーな部分が告げる。そうなる前に余力を持ってどこかに降りてしまうのが良いと。
 輝きを保ったまま安息の地に隠れ潜めば良いと。
 そう考えるようになったのだ。

 そう考えるほどには、アイドルという活動を続けてきた。
 アイドルという活動を選んで、良かったと思うまま、生きていきたいと思った。

 だから、止まり木を探した。
 そして、探すまでもなくすぐ傍に在ってくれた。

 彼ならば良いと思う。
 傍に居て休んでいたいと思う。
 アイドルとして活動を続けるに連れて、そう強く思うようになった。

 いつからだろうか……いや。あの()が現れてからだ、というのは明白だが。
 彼は疲れるようになった。疲れを、わたし(・・・)たちにも見せてしまうようになっていた。

 彼をこそ休ませねば、と考えるようになった。
 ただ、わたし(・・・)は一介のアイドルに過ぎない。どうしたものかと爪を噛む日々が続く。

 そうやって悩んでいた時に、彼の弱み(・・)を見たのだ。
 理由を付けてあさひと愛依からの誘いを断って。夕食をだしに、相談に乗れればと思っていた。
 けれど見たのは、彼の男性としての側面だった。

 案の定、すぐに彼は謝罪をしてきた。
 それではいけないと思った。倫理的に彼が悪いわけではない。
 そして何より、彼にこれ以上負担を被って欲しくない。強く思った。

 わたし(・・・)は賭けに出た。
 シチュエーションの出所が同人誌なので、多分、拙かっただろうけれども。
 彼を性欲にうち負かすことが出来ていた。

 彼は性欲が強い……の、だろう。
 だから処理を担当しよう。そうしたいと、望む。

 彼の好きなように。望むように。
 ふゆというアイドルすらも微塵(みじん)にすり潰して、彼に差し出す。献上する。

 その上で、彼の傍で歌い続けてみせる。支えたままで飛び続ける。
 きっと。いつかふたりで、安息の地に降り立つために。

 例えその時。
 しゃぼんの彩色に輝いていた身体が、彼の白濁に染まっていたとしても ―― 構わない。

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