プロデューサーは人でなし 作:どろまみれ
園田智代子⑤
長かった冬が、いよいよ終わろうとしています。
外套はまだ必要だけれども。それでもマフラーはいらないかな、というくらいの気温となりました。
ああ、でもでも気温と言うか……風? そんなに吹き付けてはこないような。しかしもうすぐ春一番が吹いてきて、どうせ冷え込むんでしょうと言ってしまいたくなるような。そんな感じの季節にこれから、変わってゆくことでしょう。
形は、変われたでしょうか。
私は、変わったのでしょう。
ということで ―― まずは朝。
ケツ穴をほじくる所から、私の1日は始まります。
「ん、ふぅっ……!」
布団の中で、シーツを広げてズボンを下ろして。
ケツ穴に指サック(爪防護の意味を含んでいます)を装着してから、突っ込みます。
グッズ鞄から手触りだけでローションを探り当て。
ぬめったケツ穴を広げるために中指と人差し指をさし入れて。ほじりながら、クリの方には逆の手、中指の腹を押し付けます。
ごりごりと、ぐりぐり。
「ふー、ふーっ……!」
ダンゴムシみたいに身体を丸めて、マンコとケツ穴で気持ちよくなる、女学生私。
摘まんで、裏返して。朝はスピードが命です。お次はケツ穴バイブを手に取って挿入。うぐぅ。
さっさと、イっちゃって、さっさと、朝の、準備、を……!
「―― っぐ! ぃっぐ!! ……。……はぁ、ふぅ」
敷いてあったシーツに大量にぶしゃあ。
股から液を気持ち良く噴き出したところで、朝の日課を終了します。
片付け片付け。
ビニール袋に押し込んで、個人的な廃棄物として区別。
燃えるゴミや洗濯物は、プロデューサーさんの家でも処理をして頂ける予定となっています。今日の夜に持っていく予定としまして。
続いて着替えと準備。シャワー&理容をからりと済ませて、朝トイレ。
おかげ様で私、最近は快便でございまして……。朝からお腹すっきり、出かけることが可能です。
着替えとはいっても、今の私はノーパンです。先週の内に私の下着は全て……えぇ、自宅での洗濯にダミーとして出すもの以外はホントに全て! プロデューサーさんの言葉に従って、廃棄をしちゃいました。廃棄の仕方もアレでしたね。はいたままウンコして駄目にしちゃうとか、そういう感じのヒドい方法です。はい。
その代わりと言っては何ですが、いつものオムツをかっちり装着。
ギャザーのヒダをぴったり合わせるのが、漏れないための秘訣です。
最後に家族と会話をしながら、朝食をしっかり食べまして。
弟とふたりで、学校へと向かいます。
「―― ちょこちゃんは、春先のお仕事の予定は?」
「うーん、そうだね~。今年は私、ソロでの活動が多くなるのかも……?」
今日のお昼はご飯を食べてから、瀬野あすみちゃんとお話。
私のアイドル活動とか。この間のホワイトデーとか。実施予定の体育祭がユウウツだとか、秋口に実施される文化祭の仕切りをどうこうとか、その前にテストだよとか。学生らしく取り留めのない話です。
私たちは笑えるようになりました。話せるようになりました。
過去よりも前に。前よりも少しだけうつくしく。まだぎこちはないけれど、これで良いのだと思っています。
……そういうお話をしながら、私はオムツの中にウンコをしました。
それぐらいは出来るようになってしまった。ええ。なって、しまったのです。
お腹に力が入ってしまって、プラグが抜けて。
もう我慢なんて効かなくて、オムツの中がいっぱいになるくらいには。
あすみちゃんの前で出すことに忌避感はありませんでした。これもプロデューサーさんのおかげです。友人と呼べる人の前で、腸内をすっきりさせて。出口から人権もろとも飛び出し、汚されてゆく感覚がたまらなく気持ち良い。
排泄音はなんとか、お昼のBGMに
ほとんどは水様でしたが……だったので、個室のドアを内側からバタン。オムツを手早く処理。慣れた手つきで拭き取り、消臭。プラグを新たに差し替えて、午後の授業を受けました。
春待つ頃、アフタースクール。
夕方になると、私はレッスン場へ早めに移動をしてしまいます。
我慢しきれず。早足で入り口を潜り。トイレではなく。レッスン場に複数個設けられている内、1番奥にある個室のロッカーを目指すのです。
長い廊下を抜けて。後ろ手に鍵を閉めて。スカートを下ろして、タイツを下ろして。
足先に引っ掛けたままオムツをびりと破いてシーツ代わりにすると、ばしゃり。手のひらにローションをぶちまけて、可能な限りの最高速で……ケツ穴へ、指を突っ込みました。
「―― ふーっ、ふーっ……! んお、ぉぉオッ……!」
指は2本。床の上に横になって、ケツ穴を内側から抜いて差して。
抜く時に曲げた指を、少しだけたてて引っ掛けるのがポイントです。
しばらくすると指の太さに慣れて開いてくるので、スクールバッグの中を漁ります。
「んふー……」
取り出してずらり、ご満悦。
紫のアナルパール。もうちょい小さいビーズ。
少し真ん中が太くなっているプラグに、中で変形してくれる形状記憶の細身のディルド―。
しかと見よ。
ここに並べましたる私コレクション、ケツ穴ほじり器具の数々ですっ!
「今日は、これ……! く、ぅぅぉ~……!」
本日選んだのは最近愛用している、そこそこの太さの黒ディルド―。
ケツ穴を広げてくれるだけでなく、電動式であるため中でいい塩梅にぐねってくれて、お腹を内側から刺激してくれるお高いヤツです。
それをずぼずぼ、後ろから。
「あぁあぁあぁあぁ……うぉうぉうぉ……っ、おほぉ……」
うねりに合わせて、昼間にずっと耐えてきたムラムラを吐き出します。
気持ちが良いだけではありません。今の私はケツ穴に挿入っているだけで充足感を覚えるし、安心してしまうし。
出す時は出す時で、自分が全て出ていって解放された気分になってしまうし。
表には出せないだけで、外面は普通の女の子でありながら、ケツ穴ほじりに夢中。
それがまた、堪らなく心地が良いのです。
「ふう゛ーっ、い、い、い゛! ……オア゛アァ、ア!」
ここは防音の個室ロッカーなので声を我慢する必要もありません。
顔を思い切り床にぶつけて潰してしまいながら、思い切り尻を高く掲げ、妄想に浸る。
あの人が1番喜んでくれますように。アイドルの顔よりも脳みそよりもおっぱいよりも。今の園田智代子にとってはケツ穴こそが最上なんだと、声に出して叫びます。
みっともないポーズで、私の根っこをひっくり返す。
ほじくり回す。背中から頭まで全部。
「ケツ穴、イク、もすこし、お、お、お、お、ぉぉぉぉぉ……オ゛ォッ!?」
妄想だけで1度。
絶頂してから、今度は個人用のスマートフォン内で他アイドルの動画を使用してもう1度。
賢者タイム。
いそいそと着衣を直して、オムツを装着。換気扇を回します。
床と、汚してしまった壁やらを掃除してから鍵を開錠。
そうしてロッカーの外へ出ますと。
「ご、ごめんね果穂ー……って、あ」
「―― ちょこ先輩、次使わせてもらいますーっ……!」
がちゃんばたん。
扉の前で待っていてくれた……んだと思います。同・放クラのメンバーである小宮果穂が、入れ替わりにロッカーの中へと駆け込んでゆきました。
どうやら彼女もオナニーは日課(に、なってしまっている)みたいで。
いつの間にか自然と、放課後レッスンの日は同じ個室ロッカーを交互に使って発散するようになっていました。
でも果穂はなぁ……。オナニーの内容が凄まじいといいますか。
この間なんかプロデューサーさんの
とはいえ多分、果穂からみたら私のも酷いんだろうなぁ。そんなことを考えながら、果穂のが終わるのを扉の前で待機。
黒革のスマホを手に持って画面をぽちぽち。他のメンバーがまだ来ないこと。こんなに端のロッカー室は使っていないことを確認しながら、レッスン後の予定を再度確認。
がちゃり。
出て来た果穂と放課後オナニーガールズ同士、お互いに苦笑をしながら着替えを済ませ。
ようやく、レッスン場へと向かいます。
レッスンの最中は流石に真面目に。
……しながらも、休憩時間は別として。
「この間に撮影させていただいたプロデューサーさまを、待ち受けに……してみたのです……」
そういう小さな秘め事で喜んでいる凛世の前で。
私はプロデューサーさんのチンポを待ち受けにしていることを想って ―― 薄暗い優越感のまま、
「智代子。最近上手くいってたダイエット、ひとつめの壁に当たっているわね……! でも今の運動強度なら、プロテインの配合をもう一段上にしてみないかしら! オススメよ!」
「いや……というか智代子は時期的に、体重増えるくらいで良いんじゃねーの? バレンタインからホワイトデーまで、ずっと忙しそうにしてたしさぁ」
夏葉ちゃんからオススメプロテイン(ココア&ミルクティー風味)を教えてもらいながら、
樹里ちゃんとホワイトデー明けのオススメお菓子の話をしながら、
休憩間もなくロッカーへ。
早くもたぷたぷになってしまったオムツを交換し、消臭剤をぶしゃぶしゃしてから、今度こそ真面目にレッスンを受けるのでした。
園田智代子の中心はもう、プロデューサーさんと、アイドルと、ケツ穴で。
早く次の夜が来て欲しいなぁ……と願う毎日に、なっているのです。
はやくココに挿入してもらえたら……だなんて。
ケツ穴から出すのでは無く挿れてしまうという、背徳の快感。
夢に見ました。毎日、毎日、夢に見ました。
充実しています。
楽しくて。手酷くて。気持ちがよくて。不安で。暖かくて。
おそらく学生である私にとっては、甘過ぎる毒だったのです。
ケツ穴から入って、底部から幽門部を逆流して、口から出て鼻から吹き出して、貫いて。
頭の全部を染めてしまう、気持ちの良い毒。
でも……気持ちが良いから、まぁいいかぁ。
王子様でも魔法使いでも。プロデューサーさんが、私の夢を叶えてくれているんだし。
そうしてこうして、夕暮れに。
汗を流して。身づくろいを整えて。オムツをはいて。
1日の最後に私、園田智代子はるんるんと事務所へ向かうのでした。
――
――――
3月末の、年度末。
帰国後からは事務仕事に時間を割き、来年度における方針をまとめることが出来ている。
年度末の面談の際に、天井社長からの驚く
俺がやるべきことは変わらない。そういう結論が出されている。
事務所の外を見やる。
薄赤い空はまだ長くは保っていられず、日が沈むとすぐに暗くなってしまうくらいの季節。
年度始業に向けた、コメティックの打ち出しが主な業務だった。
斑鳩ルカは流石にノウハウを持っているが、やはりコミュニケーションと……彼女自身の側。周囲からの求められ方に不安がある。
郁田はるきは最も
鈴木羽那は……ああ。アイドルとしての資質は言うまでもなく、
そして新人アイドルを打ち出すということは。彼女らをW.I.N.G.へ挑戦させる、ということとほぼ同義である。挑戦によるメリットが大き過ぎるからだ。
アイドルの選出に関わるあれこれだとか。同時進行するという、新たな
全てを調べ揃えている内に、もうすぐ4月という日付となっていた。
……。
日時が過ぎるのは本当に早い。
そういう少しの感傷とこれからへの期待とに胸を埋めながら、俺は事務所を出ることにする。
ガラス戸を開いて。
駐車場へ向かう歩道を曲がり。
「―― お仕事お疲れさまですっ、プロデューサーさん!」
肌色。
痴女としか呼びようのない格好をした園田智代子が、車の中で待っていた。
何分トップレスに、季節からやや外れた男物のロングコートという組み合わせである。自身を迎えるためなのだろうが、コートの前すら閉じていない。トップレスだから下は履いているのかというと微妙なところで、下半身もオムツ1枚という有様だ。
レッスンを終えた、という智代子からの連絡をもらったのが1時間ほど前。
近場で時間を潰しておいて欲しいと返し、「いいえプロデューサーさんの車の中で待ちたいです」と返され。鍵を開けておいたからとチェインをしたのがそれからすぐのこと。
それからこの格好で待っていてくれたのだろう。
暖房はつけているが……車内はローションの科学合成臭と、消臭剤の臭いが戦っている最中だった。
「すいません。ケツ穴、弄っちゃってました……」
つまみ食いをしてしまったくらいのテンションで、智代子が頬を掻く。
それは構わない。彼女にとっても自身にとっても必要なことだ。
……とはいえ換気をしないのも、気分的にはしまらない。待たせてすまないと苦笑しながら、彼女が寒くならない程度に窓を軽く開いて発車する。
まずは仕事の話をしよう。
アクセルから足を離さず。園田智代子を助手席に置き。車窓に景色を流し見ながら、年始の予定を伝えておく。
これは彼女自身の意向も取り入れつつ、かなり長期的な視点を持って組ませてもらったものになるのだが。
「はい、判りました。秋の
白コートの前を指でつまんで合わせながら、智代子がこくりと頷いた。
秋の合同競技会が目標となるのは、先月に彼女と話した通り。しかしこの競技会がマスターズに組み込まれる都合上、その挑戦者を選別するための変則的な
名を『F.L.E.W.』とする。
そう決めたのは複数のトップや外の人員を呼び込んで作られた委員会のようだ。
恒例の強引頭文字は「Forever Light, End of Wonder」だそうで、なんともはや、相変わらずの夢見心地。
このグランプリとしての立ち位置はG.R.A.D.以降の……何かしらの『冠』に再度の挑戦権を得たいと願う、道も志も半ばの……
俺としては素直にいい催しだなと思っている。新人では無いアイドル群の区間目標として、
それでいて、この祭典で上位入賞することで参加権が得られるマスターズには、他区画のアイドルも参加が可能。そうすることで「1番を決める」という側面も殺していない。前年度以上の倍率になるであろうことは想像に難くない。
……マスターズは単一の祭典であるため、『F.L.E.W.』とは別の
とにかく。
『F.L.E.W.』を勝ち抜き。
秋のマスターズへの参加権を得て。
そしてとびっきりの舞台で歌い、踊り、魅せる。
これが園田智代子というアイドルの、今年の予定である。
「はい。そのために私、頑張っちゃいます! ……というか、えへ。もう頑張ってます……っていう方が適切なんですけれどね」
智代子は苦笑をしているが、仕方がない。
彼女が半期をソロ活動に費やす予定だというのを。彼女が属するユニット・放課後クライマックスガールズの他4人には、伝えてある。
それは少なくとも積極的にユニット活動を推進するというわけではない、ということを意味している。
しかし。
今年の園田智代子の中心は、ひとり、秋にこそある。
そういう、事実上の宣言になってしまっただろう。
……それでも。
それでも、みんなは応援してくれただろう?
「はい! 色々とアドバイスももらっていますし……それに最近はふゆちゃんやあさひちゃん、愛依ちゃん。それにルカさんにも。センターステージを広く使うための踊り方とか、古典を経由した腕先の表現とか、教えてもらってるんですよっ」
ソロ活動の先輩に、という人選なのだろう。
灯織といい、ルカはこういう真っ直ぐな要求は突っぱねずに応じてくれるようだった。むしろ怒りの感情を中心として向けられる、自身やにちかの方が例外だ。
彼女から緋田美琴に、と矢印が向けられた場合には。また違った、色々な感情が混ざっているのだろうけれども……そちらの方は、斑鳩ルカの経歴を考えれば当然と言える。
……今は、自身のことはどうでもいいか。智代子のことを考えよう。
ルカの経験値と評判。アイドルとして持つ独自の武器は、唯一無二だ。彼女が備えた特異な色彩と、それを審査員に認めさせる手札と技巧と魅力の中に。あくまで普遍性を武器とする智代子が吸収できる物があるならば、越したことは無い。
自身にはあの飛行機内でルカを紹介してしまった責任もある。彼女には俺からも、宜しくお願いしますと伝えておくよ。
言って、ブレーキを踏んだ。
車が制動を始めてからハンドルを切る。
「はいっ! ……て、あわわっ!? もう着いちゃいましたかっ!?」
智代子が慌ててコートの前を閉じたのを見計らって、左折。
駐車場へゆっくりと入っていく右手の窓から ―― 菓子店のショーウインドウが見えていた。
事務所からやや離れた位置にあるこの菓子店が、本日の目的地である。智代子を促し車を降りる。
こちらはいつもの営業スーツのままだが。
隣の彼女は生足にスニーカー。ちぐはぐな男物の白コート。いつものシニヨン。変装用の眼鏡とマスクを合わせてはいるものの、アイドルの園田智代子といえなくもない、微妙な格好となっていた。
「えと、これ……バレちゃいます、よね……?」
恐る恐る、智代子が尋ねる。
ああ、だろうなと頷き返した。
「……ひぃ」
身を小さくして、コートの前をぎゅうっと拳で握る智代子。
その尻をぱぁんと叩いて押して、菓子店の入り口を潜ることにした。
「……っ! あ、ど、どうも……!」
入ると同時に電子的な入店音が響くだけで、智代子はその身をびくっと震わせた。
いらっしゃいませーという店員の挨拶に視線だけで会釈をしながら、目的の区画へと歩いて行く。
終業時刻だけあって、何名かいるお客の間を抜けてゆく。
会社帰りのカップルの横を通り。子どもの手を引いた母親の後ろを失礼し。
「あ、これ……」
店の1番目立つところ。チョコレート色の壁にたてかけられた、真っ白な。
車道から視認出来る窓際に ―― ジュピターの3人が描かれた等身大ポップが飾られていた。
天ヶ瀬冬馬。伊集院北斗。御手洗翔太。
今は315プロダクションに所属する彼らが、ホワイトデーのイベントとして実施したものだ。
既に3月末である。ホワイトデーはとうに過ぎ、今週がイベントの最終週。
実の所。園田智代子も……バレンタインデーから引き続き、一部ホワイトデーイベントに参加させていただいていた。
特に今年はコラボイベントも行ってり、ジュピターの3人とは雑誌対談やお菓子談義。イベント商品などを企画させてもらった。その名残が、これである。
「……っ」
ジュピターのポップの前で、智代子はごくりと唾を飲み込んだ。
その顔にはいつもの、菓子をきらきらと値踏みする瞳の輝きは無い。へっぴり腰と、震える膝と、何かを期待するような頬を吊った笑みだけが貼り付いている。
店内カメラの位置を確認。ショーケース周りに集中しているだけで、盗むものがないような窓周辺にはひとつも向けられていないようだ。
智代子の前に出る。じゃあ、写真を撮ろう。
「はぁぃ……!」
ポップの前で撮影を行う人は珍しくない。
自身がカメラを構えても、レジ周囲でお客の対応をしている店員から少し視線をもらった程度。
おそるおそる。
智代子がピースサインをレンズへ向ける。
コートの前面を開き、乳とオムツを丸出しにして。
「い、いぇーい……!」
笑顔でウィンクを繰り出し、ダブルピースサインを構えた痴女が居た。
舌を口の端から出す……食品関係の宣材でよく求められる、美味しさアピールのためのポーズ。
智代子にとてもよく似合うそれを。しかし男性アイドル看板の前で痴女が行ってしまうと、台無しだった。
だから良い。
画角を変えながらシャッターを切ってゆく。
車道側から見えてしまう前に、早めのテンポ。
「へ、えへ……ふぅんっ……んはっ……!」
そして只の露出で収めることは無く。
彼女は当初の予定通り、オムツのポリマーを
よりにもよって菓子店の中で、緩やかなBGMに排泄音が混じる。
尻から排泄された洗浄液を吸い込んで、あっと言う間に膨らんだポリマーがずしりと重い。
しまいにはベルト1つ分ほど、彼女の腰からずり落ちていた。
「ぐひっ……ふ、ぅ……!」
智代子は羞恥のまま俯いてしまったが、乳首は勃起しているのでご満悦だったのだろう。
コートの前を閉じて、今度は彼女を商品棚へと連れて行く。
腰を抱いてケースの前まで。
視線が下にあるのを見て、店員さんはやけに熱心に菓子類を選んでいると考えたろう。
その熱心な女性の顔をじっと見つめ ―― もしかして、園田智代子ちゃんですか。
「……っ! は、はい。そうです……!」
店員から歓声があがる。
自身はその後ろから、プロデューサーですと挨拶をして名刺を置く。こちらの側でイベント最終週の宣伝を、SNS上でさせてもらってもよろしいですか。と続けた。
色よい反応。是非お願いします、とまで応じてくれる。
「それじゃあ、サインを何かに……あ。色紙ありがとうございますっ」
ペンを借りた智代子がサインを描く。
その間に周囲を見回すと、入り口付近に別のイベントポスターが飾ってあって。そちらにジュピター3人の色紙が並べられている。
踊るような筆記。名前の最後にハートマーク。銀の色ペンのせいもあって、
撮影用に多少、アクセサリーや帽子を追加させてもらう。メイクは済んでいる。コートはしっかり前を閉じて。
色紙を持ってポスターの前でも撮影。こちらをSNSに掲載させてもらうこととした。
菓子店で購入したイベントコラボ商品「天ヶ瀬冬馬カレーチョコ」を右手に持って笑顔を浮かべる、トップレスオムツ白コートの園田智代子を。
「……ありがとうございました! ……お邪魔しました~」
……既に酷い状態ではあったが、智代子の腰をぽんと叩いて店を出る。
彼女は撮影の最中に膀胱内のものも全て出し切ったようだった。ずるりとオムツが抜け落ちたのが車内に戻ってからのことで、本当に良かったと心から思う。
……。
そうして出来上がった彼女を連れて、公園へと向かった。
高台にあって。夜に向かうような場所ではないのだけれど。
眺められる夜景の静かさと冷たさと、自然の色が美しい公園だ。
より正確には。
その公園内に併設された、公衆トイレの中にて。
男性トイレの個室。
腹を
洋式便器の上で屈んだ園田智代子が、ふんばった。
「―― ふんっ! ……あ、あぁ、ぁぁぁぁあああ……!」
尻の中に溜め込んでいた液体をぶりぶりと、遠慮も何もなく便器へと排泄してゆく。
「おッ!? ……ぅ、ぉぉ……!」
途中で気持ち良くなってしまったようで、前からびゅっと液体を噴き出してしまい。
そちらは完全に便器から外れ、床を汚してしまっている。
水を流す。床を拭く。
先ほどよりもすっきりとした腹回りを手のひらで撫でると、彼女はすぐさま腰を浮かした。
ずかずかと歩いて行く ―― 男性用小便器の前へ。
「それじゃあ、プロデューサーさんっ!」
園田智代子の肉付きの良い尻が、勢いよく突き出される。
1日中待ち続けていたのだろう。上半身を曲げ、壁に手をつき。頭を半分小便器に入れ込むような体勢で突き出された尻穴は、ぽっかりと大きく広がっていた。
どちらかというと三角形に近い形になった口に左右の指を引っかけ、自ら示し。
園田智代子は
「洗浄も終わりました……ので! 私の夢を叶えてくださいっ……!」
尻穴が声を出す。
ズボンのベルトを緩めながら尋ねる。
夢とは、何だろうか。
「プロデューサーさんと……する! 夢ですっ!! ずっと、ずっとそれを妄想しながら……私! ウンコ! 漏らしてましたっ、から!」
尻穴が萎んで開いて、主張する。
男性用トイレの静かな闇の中。入り口の街灯に照らされ白く光る尻が。
智代子の穴が、揺れる。
「プロデューサーさんで妄想して、毎日練習しました! 今ならケツ穴で、ちんちん気持ち良くなれると思いますっ!! ……あっ、でも! これは絶対、絶対に……私だけじゃあありませんからね!? 283プロで、プロデューサーさんでオナニーしたことない人、いないと思いますっ!!」
小声で「しゃ、社長さん以外は……」と付け加えられた。それはそうだ。アイドルでは無い。
口上を待つ。既に固く勃起した男性器を腰高に構え、彼女の尻の上に置いた。
尻が止まる。
ごくりと、喉が鳴る。
「私のケツ穴、プロデューサーさんのチンポで、ケツマンコに……してくださいっ!」
園田智代子が望むならば、そうしよう。
ローションは軽い程度。スキンは
「―― お、お゛ォォォォ……!?」
ケツマンコが唸る。
入り口はすんなりと通過された。根元を締め付けてくる感触はそのままに。
最後まで入れ込んでから腰をぶつけると、尻肉の弾力が心地よい。
「ン゛! オ゛ッ!? ……ふぉ、ぉほおおぉぉッッッ~……!」
小便器にぶつけられた声がくぐもって、トイレの中で反響する。
中の感触も悪くない。入り口の締め付け具合は、前穴と違って面白い。
根元まで……入って。
抜くために腰を引いた、瞬間。
「ふ、あ……ほ、お。……出るぅ、ケツ、マンコ、ウンコ! ……ン゛オッ!!!!」
ぶしゃり。
酷く幼稚で汚い単語を連呼し。
足元にあらゆる液体を噴射しておいて。
園田智代子の身体から、力がすぅっと抜けてゆく。
だらり。
とっさに腰をつかんだが……保持された彼女は。
どうやら白目を剥きながら、絶頂などしてしまったようだった。
呆れたものだな、と思いながらも。不随意のほうで締め付けられてはいるので、射精は出来るだろう。
力の抜けた身体はやたらと重いが、自身の好きに使えるのはありがたい。どれだけ乱暴に使っても許されるからだ。尻全体を再現したオナホールなどは、こういう感触なのだろう。
再現オナホールの物販なども良いかもしれない。そういう事を考えながら、射精する。
彼女にとっては初めての尻穴性交を終えて、男性器を引き抜いた。
ジャァアーッ。
「がぼっ……ごほっ……!」
気付けば園田智代子の顔は小用便器の中に突っ込まれ、皿に乗ってしまっていた。
離れた拍子にセンサーがしっかりと機能した結果、水が流れ。智代子が頭から被った形である。
気付けにもなったのだろう。
ぶるりと首を振り水を払った彼女がこちらを見上げる。
「うひゃぁ……。えぇと、プロデューサーさん。私の……ケツマンコに。精液、出して、くれましたか……?」
そう言った彼女はすぐさま、自分の尻穴に指を突っ込んで確認などしている。
暗くて確認が捗らないようなので出したよと伝えると、心底残念そうな顔をされた。
「プロデューサーさんを気持ち良く出来ていたなら、それはもう良かったなぁって。安心はするんですけど……その」
そしてまた、表情を変える。
ぴんと指をたてて。
「……も、もう1戦……! プロデューサーさんがよろしければもう1戦、いきましょう! 初めてを覚えていないとか、とっても後悔が残っちゃったり、しますから!!」
とても彼女らしい提案をしてくれた。ので。
そのまま深夜まで。その後は手引きをされて、彼女の部屋で。
……裸身に鳥肌が浮かぶくらい冷え込んだ深夜。
彼女の尻穴を犯し。首元をつかみ上げながら、告白をする。
「―― オナホ……ですか?」
ああ。
尻穴をここまで集中的に使わせてもらったのは初めてだったが、とても良かった。
排泄口を……本来の用途と相反する挿入のための穴として扱うのは、自身の癖にとって好ましい。
アイドルなのに排泄物をオムツ内に垂れ流しなのも。
臭いで周りに気を使いっぱなしで本末転倒なのも。
チョコアイドルなのにウンコなのも。
アイドルなのに排泄中毒なのも。
普通なのに普通じゃないのも。
おおよそ全て汚らわしくて、惨めで、下水処理を必要とするもので。
だから自身が、大好きなものだ。だから。
園田智代子はセックスフレンドではなく、自身のオナホールで在ってくれないか。
「え、と」
最低なお願いをされた彼女は、目をぱちくりと瞬かせていたが。
かつての輝きを忘れないままでありながら。
退廃に濁った瞳で乞い、願う。
「……プロデューサーさんは私のこと、
頷く。当然だ。汚れているからこそ、手放すことは無い。
綺麗に飛べるなら尚更だ。そのザマでこそ、成し遂げて欲しい。
園田智代子は瞼を閉じて。
深呼吸をして、開く。
自身からのむごたらしい返答を受けて。
彼女は観念したように、笑った。
「ふふっ。それじゃあ良いですよ。だって私が欲かったのはセフレじゃなくって、プロデューサーですもん。プロデューサーさんとエッチしたいだけ、なんです。……それじゃあ私、園田智代子は。今から貴方のオナホール3号、ケツマンコです。末永く宜しくお願いします、プロデューサーさん!」
存分に汚してくださいとばかりの笑顔だった。
笑い声と同時に尻穴からぶびゅっと、漏れた精液が噴き出していて。それでまた、笑う。
だから絶対に忘れることがないくらい容赦なく、使わせてもらうことにした。
next:春:自分自身⑥
achievement:園田智代子:(排泄中毒)→(オナホール3号)