※この作品はR-18です。

プロデューサーは人でなし   作:どろまみれ

83 / 92

『オナホレビュー動画』
 ストリーミング:9000pt

 作品説明:喉型と乳型、オナホール2種についてのレビュー動画です。
 出演者:オナホ1号、オナホ2号
 タグ:本番なし、オーラル、イラマチオ、ダンス
 レーベル:072プロダクション

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オナホレビュー:喉、乳

 

『事務所備品 オナホレビュー 喉、乳』

 

 

 白抜きのカーテンで仕切られた一室。

 ふたりの女性が三つ指着いて、土下座。

 頭を床に擦り付け、頭頂部だけが映されている状態だった。

 

 そして当然のように肌色全裸。

 合図によって顔を上げる。女優ふたりの外観がある程度確認できるようになる。

 

 この同人レーベルの方向性として。

 局部は無修正のくせに個人要素の消去が強いため、そもそも本当の髪色かは定かではないが。

 

 ひとりは黒髪で均整の取れた身体つき ―― オナホ1号

 ひとりは茶髪で乳が大きい ―― オナホ2号。

 

 他の動画ではそう呼ばれていた。

 オナホ扱いの女性。つまりはそういうことなのだろう。

 

 声ではなく文字でナレーションが入る。

 字幕では無く紙に書かれ、女達がそれを持っている形式だ。

 

 女が胸の前に持ち上げた紙にフォーカス。字が見える程度。

 

 ―― 本日は当レーベルの備品について、レビュー動画を投稿させて頂きます。

 

 挨拶から始められた。

 カメラが舐め回すような画角で、オナホ2つの周囲を1周する。

 

 印字(・・)も成されている。

 左頬と横乳に大きく、数字だけで無く用途まで。

 

 ―― 乳の大きい方がオナホ2号。

 ―― もうひとつが1号です。

 

 酷い紹介をされたというのに、両方共に笑顔で両手を振った。

 2号の胸はそれだけで揺れるレベルの大きさだ。それが売りのセクシー女優ですら、このサイズは少ないだろう。確かに大きい方で間違いない。

 

 ―― 早速レビューをどうぞ。

 

 最低限の解説を終え、早々に場面が移り変わる。

 

 室内、ではない。

 天井は低く窓も近い。後部を全てフラットシートに出来る車両の中のようだ。

 主観視点を意識したようで、男根の前に(ひざまず)いたオナホ1号の姿が映し出される。

 

『……こんにちわっ! 当レーベル072プロでこの人の(・・・・)性欲処理を担当させて頂いています、オナホ1号ですっ! 今動画をお買い上げありがとうございます! まずはわたし(1号)の使用感をお楽しみくださいねっ』

 

 ばっちりと土下座を決め。

 カメラへ視線を向けること無く腰の高さ、男性器に向けて口上を()べた。

 

 オナホ自身による売り込みレビュー。

 略してオナホレビュー。

 

 では、と切り出して。

 女は前髪をまとめて流し、顔を股の間に埋め込むと。男性器への舌ずりを始めた。

 

『えう……れるぅ、もごっ……』

 

 男性器に沿って、唇で咥えながら、大きなストロークで舐めあげる。

 涎。顔を大きく横に振るう。少しずつ腫脹してゆく男性器に合わせて前へ。

 

『ほぁがっ』

 

 唇を(すぼ)めると竿を吸い込み。

 そのままがばりと口を裂いて、男性器から玉袋までを口の中一杯に頬張った。

 

 いくらオナホでも、玉袋まではケアすまい。

 頬袋に好物を詰め込んだハムスターよろしく、女はふふんと鼻息を鳴らす。

 

 自らが上位であるという示威(しい)行為。

 所詮は無駄うちだというのに、非有機(オナホ)よりも自分こそが上等だと誇示する道具(オナホ)

 

 鳴らして、口内で舐め回す(しご)くこね回す。

 頬が膨らんでゆく。

 段々とサイズを増し続け、男性器はすぐに女の口内には入りきらなくなった。

 

『……んお……ほ、がっ……んむっ……べじゅっ、ぶはっ』

 

 口端からまろびでたので……口を離す。

 狙いを変えるようだ。男の真上へ。

 

『はぁっ……』

 

 カメラの画面を埋めて、正面に跨がり。

 自然な動作で男性器に顔を近づけ。

 

『……はもっ……ずぞぞっ』

 

 口で竿を先から根元まで、吸い込むように飲み込んだ。

 

 陰圧でこけた頬。

 奇蹄目(ウマとか)に負けじと伸びる口先。

 目元は(はっきりとは見えないが)下方に引っ張られ、雌狐の様。

 

『ごぼぅ……おっご、んお゛っ、ずじょっ……がぼっ、がっぼ』

 

 慣れたストロークで竿を激しく大きくしごく。

 下から上を見上げる視点のおかげで、女の喉元が大きく膨れ上がっているのがよく見える。

 

『ごえっ、ぼっ、ぼぶっ』

 

 嘔吐(えず)いても。涙目でも鼻汁が出ようと。

 上下運動は止まらない。男の性器を刺激することこそが優先される。

 

 唇の先を根元から竿先まで。柔らかく広げ、ゴムより密着吸い付けて。

 舌は筋に()わせて迎え入れ、口の中を性器で満たして、涎と共に吐き出した。

 

 速度を上げてゆく、その間。

 女の視線がこちらを見た……ような気がする。

 

 いや。確かに見た。頃合いを見計らっている。

 女は気合いを入れて頬を凹ませると、タイミングを合わせて。

 

『ずるっ……ん、ん゛っ』

 

 目を見開いて、一気に喉奥まで突っ込んだ。

 ……しばらくそのまま動きが止まる。射精されているのだろう。脈打つように喉が動き、飲み込んでいる様が観察できる。

 

 嚥下が終わると。

 

 終わると ―― ぐるり。

 

『べちゅっ……んぶぅっ、ぼぼっ』

 

 すぐさま2回戦が再開された。

 今度は女が、男の股の下敷きになった体勢で。

 

 腰は遠慮も何もない。

 床材がぼふぼふと沈み、ついには車両そのものが小気味良く揺れ始める。

 

 竿が女の顔に突き刺さる。打ち付けられる。叩き込まれる。

 鼻先や額が赤くなってゆくほどの激しいオーラルセックスを。

 彼女(オナホ)は、微動だにせず受け止める。

 

『ごっ、おごっ、んオ゛っ、ごえっ……ぼりゅっ……ごっぼ! じゅっぼ! んごォッ!』

 

 竿が女を(えぐ)り。人の形を崩して壊して、只の性具に作り替えてゆく。

 時折弄ぶように喉奥の最奥をこね回しては、苦しむ(さま)を楽しむように抜き差し。

 

 水音が嬌声に変わり。

 

 嬌声が濁声に変わり。

 

 濁声が、何の意味も……言葉ですらない音に変わる。

 

『ぼっ、がぼっ、がぼっ……お、え゛』

 

 最後に喉に押し付けながら、おそらく、射精した。

 竿を引き抜くと音がする。コルクを抜いた様な、絵面に反した軽快な音。

 

『……ぼびゅっ……んぐっ。……ん……げふうっ』

 

 女は口に溜まっていた精液を飲み込んで最後、喉を震わし腹から空気を吐き出す。

 ゆっくりと身体を起こして……涎と体液でべたべたに固まった前髪を、申し訳程度に摘まんで流して。

 鼻穴から精液を垂らしたまま。

 

『お楽しみいただけましたでしょうか? この映像を使って沢山しこしこしてくれると、1号、とーっても! 嬉しいです~! それでは皆さん、ま……げぷぉっ……。……またみてくださいね~……』

 

 最後の最後にもう1発、極めてあざとい吐息(げっぷ)をかまして。

 前半の映像は終了した。

 

 

 

 

 

 ・・・

 

 

 後半の映像。……どこなのだろう、ここは。

 公民館のようなだだ広い座敷。くるぶし丈の高さのステージ。

 

 その上に、オナホ2号が立って居る。

 

『こ、こんちちわ~! こん事務所で胸担当しと……しています、乳オナホですー! あ、おなほ……2号ばーい、ですー! 動画ば買ってくれた皆、楽しんでいってねー!』

 

 非常にバカバカしい挨拶と共に自己紹介を終える。

 訛りもわざと(・・・)くさいが、先ほどのオナホ1号もわざとらしくあざといのでトントンだろう。

 

 格好は全裸より恥ずかしい紐のスリングショット。

 乳首と陰部が隠れていれば御の字……なのだが、乳が大きすぎて乳輪が隠れていない。陰部に到っては乳の大きさのせいで食い込みすぎて、両側から陰唇がはみ出している状態である。

 

 そのまま。

 カメラを構えたままの男に視線で開始タイミングを取った後。

 

『それじゃあ聞いてください、見てください! 072事務所で、でかちち音頭ー!』

 

 勢いよく、明るい、開始の合図。

 動かぬままポーズを決めている彼女の周囲を、ぐるりとカメラが回りだす。

 

 背後に紅白の目出度い幕。

 首にカウベル。尻に牛尻尾。

 今回はモザイクが無いが、牛柄のアイマスクで目線を隠しているようだ。

 角はない。いずれにせよ家畜であれば削られているに違いない。

 

 画角が正面へと戻ってくる。

 ……ここまで映されてやっと、じわじわと、映像内の光景も理解できてきた。

 MV(ミュージックビデオ)調で、カメラワークも照明も、明らかに専用の機材が使われている。

 

 やがて音が流れ出す。

 太鼓やそのふちを、ばちで叩く音。

 中華風のフレーズ。

 

 カメラが1度、局部にズームアップして。

 切り替わった時には、曲が始まっていた。

 

『ぱいぱーい!』

 

 勢いよく元気よく、歌い出す。

 曲自体は聞いたことがある。これは確か、昔のセクシー女優らがユニットを組んで出したオリジナル曲……だったように記憶している。

 曲はともかく。歌詞がとてもお下劣(げれつ)な奴だ。

 

『おっぱいぱ~い……!』

 

 しかも、ダンス付きなようだ。

 間奏を利用して、小気味よくステップを踏み出した。

 

 小気味よいステップ。

 

 ほら見ろよ、とばかりにフォーカスされた乳が盛大に揺れる。

 

『頑張って、谷間ば作り~、努力ばしっておーるけーん』

 

 作らなくても谷間は出来ている。

 胸は寄せる布地が無い分、垂れて暴れて酷い有様。

 

『いや~ん。……あは~ん。……ぱいぱーい!』

 

 裏歌詞と相槌までも、事前に録音されたものでカバーされているようだ。

 首から下げられたカウベルが揺れる度、裏拍を取ってくるのが小賢しい。

 

『んーふーふー、ぼいんぼいーん』

 

 踊りも歌もこなれていて。

 その良さを全て、歌詞が台無しにしてくれる。

 

 リズムをとる。揺れる。

 踊る。揺れる。

 

 ぶるんだの。ばるんだの。

 そういう擬音が見えてさえくる。

 

 曲が続く。

 歌詞そのものはいわゆる「ネタ曲」として作られたものなので、かなり直接的。

 しかも元曲を歌ったのはグラビアアイドルなどではなく、セクシー女優だ。単語もそれなりに酷いもの。

 

 サビに入る手前でぴたと身体を止めると。

 こなれた様子で頭の後ろで腕を組み、がに股。

 

『でっかでっか、ちっちちっち、めっちゃやーばいー』

 

 そのまま「乳だけを振ってみせる」という暴挙に出た。

 腰や腹や背筋を巧みに使って。乳だけを。ダンスもクソもない。

 

 突き出された顔サイズの乳房がふたつ。

 阿呆(アホ)比喩(ひゆ)だが、踊るように揺れる。

 

『みんなが大好きー? おっぱーい!』

 

 アイドル調のコール&レスポンス。

 

 カメラが乳に寄り、画面一杯にふたつの乳房が映し出された。

 

 曲と共に揺れる乳。

 

 両乳そろえて、上下にぶるんぶるん。

 

 既に紐など外れているが気にしない。

 

 右乳と左乳が交互に上下、ぶるんぶるん。

 

 乳首はやけに主張して、びんと高いまま。

 

 左右にツイスト。開いて閉じて、乳同士がぶつかってばちんばちん。

 

 尻穴に刺さっていた牛尻尾は抜けて床の上。

 

 靱帯を痛めに痛めつけながら彼女は笑う。

 

『save the world ……I'm おーっぱーぁーい!』

 

 サビの最後にカメラが引いて。

 乳をぶら下げ、Vサイン。

 

 動画はここで終了した。

 

 何を歌っているのだろう。

 何をさせられているのだろう。

 何を見せられているのだろう……と思うのと同時に。

 

 確かに同人レーベルでなければ成り立たない映像だった。

 本番がない。後半など、オナホレビューなのにダンスである。

 あくまで女優を(はずかし)めること、それだけに注力している。

 

 ストリップショーを観賞している気分に近いのだろうけれども。

 そんなものよりもいっそう(みじ)めで、馬鹿らしくて。

 女優の無様さだけがくっきりと際立っていた。

 

 こちらが放心したまま。同プロの他の動画も購入しようか、と。

 ぼうっと画面を見つめたままで居ると、動画の最後に文字だけが表示された。

 

 ―― ご視聴ありがとうございました。

 ―― 女優がカバーした曲、およびダンスMVは今夏に物販予定となっています。

 ―― 末尾にアンケートがありますので、ご協力のほど、よろしくお願いします。

 





 system:お題箱より。お題、ありがとうございました。


 system:また、商品アンケートについては締め切らせていただきました。ご協力、ありがとうございました。最終結果は以下の通りとなります。


実商品としてイメージオナホールを販売するなら、どちらを使いたいと思いましたか?
オナホール1号(喉)71 / 80%
オナホール2号(乳)18 / 20%
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