強制する感じではなく、どちらかといえば甘々搾精な感じです。
シャーレのオフィスへ入り、ユウカが初めに目にしたのは机の上に積まれた書類の山だった。地面には領収書の紙が散らばり、ゴミ箱には空になったカップ麺の容器……そして大量のエナジードリンクが捨てられている。
いつからこの状態なのだろうか。そう思いながらオフィス内を見渡すと……くたびれたスーツを身に纏った男性が、ソファーの上で生気の抜けた表情のままうつ伏せに倒れ込んでいた。
「先生、この有様はいったい……?」
先生と呼ばれた男性は、声をかけられようやくユウカの存在に気付いたのかゆっくりと顔を上げる。その顔には倦怠の色が浮かんでおり、目元には大きなクマが出来ている。
それだけで、先生がどれだけひっ迫した状況であるかが、ありありと感じられた。
食事もまともに取れていないのか、唇の皮がめくれている。先生は、そんな唇を動かしゆっくりと状況を語りだす。
「つまり、ここ数日キヴォトス内で生徒間の揉め事が多発し……その揉め事で発生した損害状況や、後処理。地区への通達等で書類が倍々に増えた……ということですか?」
それを聞き、ユウカは思わず額をおさえる。このキヴォトスでは、ほぼ毎日のように各学園同士での衝突が後を絶たない。確かに、最近は一時的立ち入り禁止の区域が増えていたが……まさか、そこまで酷い状況だとは想像以上だった。
確かにとんでもない書類の山だが、先生の元には普段から各学園の生徒たちが訪れ、その中には雑務の手伝いをしてくれる生徒もいる……この数日間ほかの生徒たちは、シャーレオフィスへ訪れる事は無かったのだろうか?
そんな疑問を感じるユウカの目に、机の上で充電器に繋がれたままの携帯が電子音を鳴らし、点滅する。その画面を見て、思わずギョッとした表情をしてしまうユウカ。
「未読件数……+99!?」
点滅する携帯の画面に表示される、MomoTalkの通知。そこには、ここ数日間、携帯を開いていない証明として表示上限を超えた通知画面が照らし出されていた。
見た限りでは、通知画面に連絡を返さない先生を心配するTalkも確認できるが……恐らく、返信をする暇もなく書類や雑務の処理に襲われていたのだろう。
「先生、食事はちゃんと取れていますか……?まずは栄養のあるモノを食べて身体を……」
見るに堪えない姿に心を痛め、ユウカがソファーで寝転がる先生の元へ足を進めると……ユウカは、不意に散らばっていた領収書の一枚を踏みつけてしまう。
慌ててその領収書を拾い上げ、机に戻そうとした時……不意に領収書に書かれていた店名や金額が目に入ってしまう。
『クラブ・とらっぷ……2万』
「これ……はぁ、またスマホゲームに課金されたんですか?前にも言ったじゃないですか!衝動買いもそうですが、一回の課金で2万円はやりすぎだって……」
「それに、こんな名前の領収書置きっぱなしにしてると他の人に勘違いされちゃいますよ?……い、いかがわしいお店の領収書じゃないかって……」
少し頬を染めながら、ユウカが領収書を手に先生の方を見やる……その時、先生はビクッと一瞬身体を硬直させ、あげていた身体をソファーへと埋めなおしてしまった。
最初は無駄遣いに怒られたため、落ち込んでしまったのかと思ったユウカだが……何やら、反応がおかしい。いつもは言い返して来たりするのに、何も言い返してこない……それ程までに疲れているのだろうか?
そう思い、改めて領収書を見やると……普通、スマホゲームの課金を示す注文番号の部分に、住所が書かれている。
奇妙に思い、自らのスマホで『クラブ・とらっぷ』について調べると……検索にヒットしたのは、スマホゲームではなくエステサロンの情報……加え、そのエステサロンのウェブサイトは、明らかにそっち方面をイメージさせる作りになっている。
「……先生まさかこれ……本当にいかがわしいお店の領収書じゃありませんか!?」
「し、信じられません!生徒たちの模範となるべき教育者が……最低です!」
顔を真っ赤にして、領収書を机に置き先生へと急接近するユウカ。その後も、ユウカは教師としての立場や、いかがわしいお店への無駄遣いについてクドクドと先生へと説教をする。
説教が数分続き、ようやくユウカの気持ちも落ち着き始めた頃……。
しく……しく……
突然、ソファーに顔を埋めたまま静かに泣き始める。何も言い返さず、ただ静かに感情を吐露するその姿に、思わず後退るユウカ……。
「……」
その姿を見て、ユウカは頭に上がった血が引いていくのを感じる。少し、言い過ぎたかもしれない。先生だって教師である前に男の人だ。保健体育で聞いた話では、男の人のそういう欲求は女性と違って、簡単に抑え込めれるものではないと聞く……。
常に緊急の問題が舞い込んでくるシャーレに居る先生には、プライベートと言えるべき時間があまりない。例えプライベートの時間が与えられたとしても、不意に訪れる生徒たちとの交流で一人の時間を取る事すら困難である。
加え、生徒たちの中には先生に好意を持つ者も少なからず居り、時には自らの魅力を武器に先生にアピールをすることも多い……そんな激務と誘惑ですり減っていく精神を、こういったお店で発散してもユウカのような生徒に指摘され、戒められるというのはあまりにも”不憫”と言えるだろう。
「……す、すいません先生。私も言い過ぎました……だからほら、泣かないでください!お説教はもうしないですから……せ、先生ってば……」
慰めにも近い言葉を投げかけるユウカだが、先生は変わらずしくしくと泣き続ける……その姿を見て、一時の感情に身を任せ、先生に強い言葉をぶつけてしまった自分を恨めしく思い始めるユウカ。
このような精神状態を放置していれば、シャーレの仕事どころか先生の私生活にすら影響が出始めるかもしれない……そう思ったユウカは、意を決して言葉を続ける。
「先生は、その……溜まってるって、やつなんですか?」
……こくっ
先生がソファーに顔を埋めたまま、ゆっくりと頷く。
「わた……私が、発散させてあげますから……泣かないでください……」
その言葉を聞き、先生が勢いよく顔を上げる。その顔には、先ほどまで激務に追われながら涙を流していた男とは思えないほどの生気が宿っていた。
動く気配の無かった身体を起こし、立ち上がってユウカの手を握る。目は爛々と輝きまるで散歩を告げられた犬のような雰囲気だ。
「お、落ち着いてください!発散はさせてあげますけど、ね、粘膜を接触させるような……深い感じのは無しですからね!」
それでも構わない、という風に何度も首を縦に振る先生。まるで飼い主にご飯を求める犬のような姿に、思わず苦笑してしまうユウカ……そうして、先生の発散を手伝う事となるのであった。
……
…………
「せ、先生。本当にこんな感じで良いんですか?」
数分後、ユウカと先生は抱き合うような体勢になり、お互いが腰に手を回すようなポーズを取っている。一見すれば、ただのハグのようにも見えるが……ハグと一番の違いは、先生のペニスが、ユウカの太ももに差し込まれていることだろう。
『ユウカの太ももで挟んでほしい。』
そんな事を真剣な表情でお願いされ、発散を手伝うと言ってしまった以上引くに引けないユウカは、こんな形で先生のペニスと触れ合うことになっていた。
何故太ももなのか、そう聞けば『ユウカの太ももは太いから』と答えられ、納得いかない表情のまま抱き合うユウカ。
「そんな、言われるほど太くないのに……じゃあ先生、好きにしていいですよ」
はぁ、とため息を吐きながら、先生にそう告げると……静かに腰を前後し、太ももの中でペニスを抽挿する動作が始まる。
ユウカの太ももは肉付きが良く、ペニスを差し込めば柔肉を搔きわけるような感触があり、引き抜く時は、中に入った柔肉が亀頭やカリ首を締め付け擦っていく。
ずにゅっ にゅくっ
オフィス内に肌の擦れる音が静かに木霊する。ユウカは、男の人の趣味は良く分からないと思いながらも、先生の腰を抱きしめ姿勢が崩れないように太ももを閉じる。
当の本人である先生は、激務で徹夜続きにも拘らず、そんな疲れを見せないほどに勢いよく太ももにペニスを差し込み、ギリギリまで抜き……そしてまた差し込む動作を続けている。
「……え、髪の毛を嗅ぎたい?はぁ、まあ……どうぞ?」
突然先生からそんなことを告げられ、ユウカは困惑しつつもその言葉へ了承をする。すると、先生は腰に回していた手を肩へ移動させ、強くユウカを抱きしめる。
そのまま抱き着いた勢いでユウカの髪へ顔を埋め、ゆっくりと深呼吸を始めた。
す~は~……す~……
ずにゅっ ぐにっ
深呼吸をする度に、ユウカの匂いが先生の肺へ送り込まれていく。ユウカの髪からはほのかな汗の匂いと、女の子特有の甘酸っぱさ……そして、オフィスへ訪れる前にシャワーでも浴びたのか、花の香りがしていた。
女の子の太ももにペニスを擦り付けながら、女の子の匂いを嗅ぐ。そんな、男にとっては幸福以外の何物でもない行為に強く興奮したのか、太ももに腰を叩きつける速度が上がっていく。
ぱちゅっ ぱちゅっ
「(はぁ……先生に抱きしめられるのは嬉しいけど、こんな形で抱きしめられるのは何というか……若干不服……)」
内心苦笑しながらも、叩きつけられる腰を受けとめ、挿入されたペニスが決して抜けないように太ももを締め付ける。そんなことが数分続いた後、オフィス内に響く音に変化があった。
にゅぷっ ずちゅっ
先ほどまで響いていた肌が擦れる音とは違い、湿り気を帯びた音。ユウカがその変化に気付き、静かに目線をしたに落とすと、いつの間にか自分の太ももはネバネバとしたモノで濡れている。
そして、それが潤滑油の役割を成しペニスを抽挿速度が増していく。
「これって……えっと、男性が興奮したら出るって聞く尿道球腺液ってやつですか?……先生、そんなに興奮してるんですか?」
ユウカがそんな事を聞くが、先生から返事は返ってこない。
代わりに、太ももへ叩きつける腰の勢いを強めていく。
ぱんっ! ぱんっ!
オフィス内に先生の腰と、ユウカの太ももがぶつかる音が響き渡る。もし、この二人の姿を見ていない人が聞けば、男女が性交をしている音と勘違いする程に激しい音。
「(先生凄い勢いで腰を振ってる……何だか、必死になって私を求めてくれてるみたいで可愛い……)」
抱きしめながら、そんなことを思い頬を染めるユウカ。先生の荒い鼻息が首筋にかかり、少しくすぐったいと感じながらも、腰に回す手を緩めることはない。
だが、このまま勢いのまま続けられると少し体勢が辛い……そんな事を思い、不意に太ももの位置を変えた。
ぎゅっむっ……!
結果、先生のペニスは意図しない形で強く締め付けられることなり、先生は突然の快楽に腰を突き上げてしまう。そして、突き上げたペニスが勢いよくユウカの太ももを貫通し……
びゅくっ びゅっ~!
ペニスから勢いよく精液を吐き出した。
「……?どうしたんですか先生、突然止まって?」
ペニスが太ももを貫通し精液を出されている感触のないユウカには、突然先生が腰を突き上げガクガクと身体を震わせ始めたように映っていた。
そのまま数秒間、ユウカに気付かれずペニスから精液を吐き出し……身体中を弛緩させる。
普段、一人で味わう事のない強烈な快楽に先生は恍惚とし、情けない顔を晒す。幸い、ユウカとは抱きしめあうような体勢であったため、その顔を見られることはなかった……だが、それがユウカの勘違いを助長させてしまう。
「(先生、もしかして動き疲れたのかしら……?まあ、何日も徹夜してたのにいきなり動けばそうなるのも当然か……はぁ、仕方ないわね)」
まだ射精に至っていない。そう考えたユウカは、先生の性欲の発散を手伝う為に今度は自ら太ももを動かす。柔らかく弾力性のある太ももをギュッと閉じ、そのまま太ももの中でペニスを磨り潰すような動きをする。
ぎゅむっ ずりずりっ……!
射精後、完全に油断していた所に強烈な刺激を与えられ先生の全身筋肉が硬直する。そして、そんな硬直した先生を知ってか知らずか、ユウカは抱きしめる力を強くして、太ももの動きをゆっくりと前後させ始める。
先ほどまでとは違う、ゆっくり揉み潰すようなピストン運動。派手さはないが、亀頭やカリ首が太ももの柔肉でゆっくり撫で上げられる度にビクビクと太もも内のペニスが痙攣する。
「先生の、すごくびくついてます……えっと、気持ちいいですか?」
ユウカはそんなことを聞きながら、太ももの締め付けに強弱をつけながらペニスを太ももで嬲り続ける。本当は、射精後の敏感なペニスが強い刺激を受け、意図しない痙攣をおこしているだけなのだが、ユウカがそれを知ることはない。
先生は急いで射精したことを伝えようとするが、強烈な快感に呂律が回らず、口から放つ言葉は全て喘ぎ声へと変換される。そして、その喘ぎ声を聞きユウカが気を良くして、更に刺激を強める……男にとっては地獄の悪循環がそこにはあった。
ペニスが差し込まれれば、太ももの柔肉をかき分ける刺激が与えられ……引き抜く時は、ペニス全体を甘く締め付け、亀頭全体を湿り気のある肌がずりずりと擦れる。
そのどれもが、男のペニスを膣内に挿入させているかのように認識させる魔性の快楽であった。
そんな事が何度も続き、太ももの中でのペニスの痙攣が更に強まり始める。出したばかりにも関わらず、脳が処理しきれない刺激にペニスがバカになり、次の射精の準備を始めていた。
今回ばかりは、ユウカもその動きに気付いたのか、太ももを前後に動かしながら先生へ言葉を放つ。
「……しゃ、射精しそうなんですか?……良いですよ、いつでも」
キツく閉めた太ももでペニスを磨り潰しながら、決してペニスを逃がさないように腰に回す腕の力を強める……そして、いつしか本で読んだ、男性の喜ぶ言葉を先生の耳元で囁いた。
「……私の中に、出しちゃってください」
その言葉が射精のトリガーとなり、柔肉に包まれたペニスが二度目の射精を始める。本来、二度目の射精は勢いがないはずなのだが……
ぎゅむぅぅぅっ……!
太ももの強い締め付けに、精液を吐き出す尿道が狭まり、少ない精液が勢いよく尿道口から放たれ、ユウカの太ももに受け止められる。
びゅくっ!びゅるるるっ!びゅぅ~~~!
最早動かすことのできない腰をガクガクと痙攣させながら、ユウカに抱きしめられる先生。髪に顔を埋め、女の子の匂いを肺いっぱいに吸い込んだままの二度目の射精……
「……あれ、先生?」
先生は、完全に惚け切った顔で意識を失っていた。
……
…………
先生が目を覚ますと、そこはシャーレの中の休憩室だった。
頭部には柔らかい感触があり、すぐ目の前にはユウカの顔がある状態……膝枕をされた状態で先生は休んでいたようだった。
「あ、先生おはようございます……よく眠れましたか?」
微笑みながら、先生の頭を髪をかき分けるように優しく撫でるユウカ。先生は、そんなユウカを見て思わず頬を緩ませてしまう。
「……目の隈もだいぶ取れましたね。軽食を用意しておきましたので、それを食べてからまた仕事再開といきましょう」
太ももから先生の頭を退け、立ち上がり軽食を机に並べていく。『仕事再開』その言葉を聞き、先生は思わず暗い表情をするが……
「お仕事全部終わらせたら……また、してあげますから」
机に並べ終えた後、ユウカが耳元でそんなことを囁いてくる。それを聞いた先生は、目にやる気の炎を灯し、軽食を勢いよく食べ始める。
そんな姿を見て、思わず笑ってしまうユウカだったが……また、性欲を発散させるお手伝いを思うと、少しだけ楽しみにしている自分には気付かなかったのであった。