回想ララニー ロキシーの痴態
ララ・グレイラットとその母ロキシー・M・グレイラットはよく似ていた。
髪の色や目の色、目鼻立ちは瓜二つと言っても過言ではなく、横に並べば母娘というより双子の姉妹と言われた方がしっくりくるほどだ。
口元は父親に、それ以外は母親に遺伝したと言われる容姿は、ぬぼーっとしていて妙にふてぶてしく見える、というのが主な家族からの評であった。
さて、そんな私ことララではあるが、当然母ロキシーとよく見間違えられる。もちろん口調や行動、服装からなんとなく察することはできるが、それでも間違えるものは間違える。ララは髪をゆるい三つ編みに、ロキシーもまたゆるくおさげにしているが、髪を下ろしてしまうと家族ですら容易に判別はできない。
毎日を共に暮らしている家族ですら間違えるのだから、彼女らのことをよく知らない者が見分けられるはずもない。
当然ララの父親にしてロキシーの夫であるルーデウス・グレイラットもその例に漏れず、過去二度ほど盛大にララをロキシーと見間違えている。
一度目の間違いは、ララが家のキッチンで水差しをとりに向かったときだ。
ララの背中に「ロキシー」と声をかけたルーデウスが、背後から聞こえた返事に振り返った後、もう一度こちらをみて「なん……だと……」と呟いていた時は思わず吹き出したものだ。
「残像……いや、分裂……?」などとぶつぶつ呟いていたルーデウスはロキシーから白けた目で見られており、その後平謝りしていた。
二度目の間違いは、もっと致命的だった。
場所はリビングだった。風呂上がりで髪を下ろしていたララをまたもロキシーと勘違いしたルーデウスが、後ろから抱きすくめたのである。
ここで一言声をかけてからやったのならば悲劇は回避されたのだが、今更言っても詮無いことである。髪に顔を
またしてもロキシーとララを間違えた事実に愕然とした後、洒落にならない事態に平身低頭どころか土下座を敢行したのは言うまでもない。もちろんそこに父の威厳などどこにもなかった。
「まぁまぁ、こういう事もあるよ」と許したときのルーデウスは第二の神を崇めるかの如き表情だったので、ララのばくばくとやたらとうるさい鼓動の音には気付かれていなかったはずである。
「……ぅえ、私は一体何を……」
沈んでいく思考を振り払うように頭を振ったララは、グラスに入った果実酒をちびりと口に含んだ。
いつも誰かしらが必ずいるグレイラット家にしてはめずらしく、今日は誰も家にいなかった。おかけで魔法都市シャリーアの一角は閑散としている。
ルーデウスの妻三人は女子会らしく、今日はエリナリーゼの家に外泊するらしい。エリナリーゼの夫クリフはそれから逃げ出し、ザノバを連れルーデウスと男三人夜の街に繰り出した。
ノルン、アイシャ、ルーシー、アルスはシャリーアを離れ、今はいない。ジークハルトは思春期を拗らせて未だにチェダーマンごっこに精を出しているようで、今夜は帰ってくる様子はない。妹のリリと末妹のクリスティーナはラノア魔法大学の寮で生活している。
ララにとっては祖母にあたるゼニスと、グレイラット家メイドのリーリャは女子会に着いていった。なにやらゼニスがエリナリーゼと長い付き合いらしく、旧交を温めたいらしい。
一応聖獣兼ペットのレオと、トゥレントのビートはいるにはいるが、今は夜半。レオは外の犬小屋で幸せそうに寝息を立てているし、ビートはそもそも木である。
要するにララは今広い家に一人きりであり、滅多に味わうことのできない開放感に身を浸らせていたのである。
リーリャの小言を気にせずお菓子を食べ、滅多に飲まない果実酒を酒蔵から引っ張り出してはちびちびと飲み、ごろごろして、ごろごろして、ごろごろした。
「……普段とさほど変わりませんね」
思わず口調まで母のそれと似てしまう。
静かなリビングの柔らかなソファに背中を預け、お菓子を食い散らかしのんびりとする。実に贅沢な時間の使い方である。
飲み慣れないアルコールによる体の火照りが、妙に座りが悪くみじろぎする。
正直な話、ララは自分の父が好きだった。
年頃の娘が父に抱く感情としては珍しい事ではあったが、隔意や嫌悪といった世間一般の感覚とは縁遠く育っていた。
無論家族としての好意であり、それ以外でのことなど考えたこともなかったが──冷静に思い返してみれば、ルーデウスはララの好みどストライクであった。
そも、ロキシーと瓜二つなララである。
ロキシーよりも少し表情がふてぶてしく、ロキシーよりも少し性格が怠惰なララは、男の好みすらロキシーと似通っていた。
男らしくて、キリッとしていて、背がスラッと高くて、でもまだ子供っぽい表情をする人族の……青年と呼ぶにはいささか苦しいが、実年齢よりもやたら若く見えるルーデウス。これで血が繋がっていなくてもう十歳年齢差が縮めば首ったけだったかもしれない。
二度目の間違いであわやとなったとき、少しばかり期待してしまったくらいには……。
「……あぁ、もう!」
ぶんぶんと勢いよくかぶりを振る。
静かな家に一人だと、余計なことを考えてしまっていけない。アルコールが入れば尚更である。
……まあ、確かにファザコンの気がある、というのは自覚している。元来素直な性格でないからあまり認めたくはないが、クリスティーナと似たようなものだ。……流石にあれほどストレートなパパ大好きっ子も今どき珍しいとは思うが……。
昔はクリスの「将来はパパと結婚する!」と、それにだらしなく相好を崩すルーデウスに対し内心で対抗してはいたが。
「……溜まってるのかな」
手を下腹部に伸ばす。
風呂上がりの緩い部屋着のまま一人酒に突入したため、ララの現在の格好は下着の上にオーバーサイズのシャツ一枚という扇状的なものである。リーリャやルーデウスの小言間違いなしの格好は、やはり誰もいない開放感によるものだろう。
ちなみにだぼだぼのシャツはルーデウスのものであり、ロキシーもたまに同じ格好をするのだが、これも遺伝の為せる技だろう。
思い返すのは、父と母の情事。
ルーデウスは随分と性欲が強いらしく、三人の母は未だにローテーションを組んで頻繁に寝所に連れ込まれている。同様にグレイラットの血を継ぐ者らしく精力も旺盛で、白ママことシルフィエットとロキシーもベッドで随分と
三〇代も半ばを過ぎ、常人ならとうに体力のピークは過ぎているはずなのだが、日頃から剣士並みのトレーニングを欠かさず、近年アンチエイジングにも精を出し始めたルーデウスの精力はまだまだ衰える雰囲気を窺わせない。
長耳族の血を引くシルフィエットや魔族のロキシーを見慣れているせいで目立たないが、ルーデウスもエリスも実年齢より一〇は若く見え、まだ二〇代後半で通じる容姿である。はっきり言って異常だが、見慣れてしまった家族の中でそれに突っ込む人間は誰もいない。
若々しい見た目を維持する好みどストライクの父と、自分と瓜二つの容姿を持った母の情事。興奮するなと言う方が無理な相談である。
ララは脳内で言い訳を続けながらだぼついたシャツの内側に手を滑り込ませた。慎ましくもしっかりと存在を主張する乳房と、薄い下着越しの秘所に手を這わせる。
自分にだってそういう欲求はあるのだ。
そういうことが出来る相手を作ると言うのは考えたこともなかったし、興味もあまりないが、性欲はある。これでも父の血を引いているのだ。きっと並以上はあるだろう。それを持て余している自分と、好みど真ん中の相手を見事捕まえ、からこれ二〇年前後、ベッドの中でも外でも可愛がられている母。
──ずるい、と素直に感じる。
「はっ……ふ、ぅ……」
隆起しはじめた乳房の先端を指先で摘み、右手で秘所の入り口をなぞると、思わず声が漏れる。
薄い下着は妄想によってか僅かに湿り気を帯び、擦り上げる指先がじっとりと濡れた。
家に誰もいないのをいいことに、リビングのソファで自分を慰めているという事実と背徳感に興奮を掻き立てられながら、手をブラジャーとショーツの中に滑り込ませる。
興奮した父に鳴かされて乱れる母──自分と同じ顔をした母。
ずるい、ずるい、とうわ言のように呟きながら指の動きを加速させ、自分を慰める。
だって、羨ましいのだ。妬ましいのだ。自分だって欲しいのだ。
グレイラット家は一般家庭よりもずっと防音性に優れた設計がなされているが、夜中に夫婦の寝室の前を通ればどうしたって声は漏れ聴こえてくる。
思春期真っ盛りの時期はよく寝室のドアの隙間からルーデウスとその妻三人の情事を覗き見て、自分を慰めていた。今にして思うとルーデウスとエリスはしばしばこちらに気付いているような素振りを見せていた気もする。そう思えば、顔から火が出るほど恥ずかしい。
隠れて情事を覗き見て、自らの愛液で廊下を濡らすララ。妻の蕩けた顔と痴態を見せつけるように交合するルーデウス。
「んぅ……ふ、はっ、はぁっ……」
頬が紅潮し、吐息に艶と湿り気が帯び始める。ショーツに潜り込んだ指先からくちゅくちゅと水音が立ち始めた。
小ぶりな乳房を撫でさすり、秘核を指先がこするたび、痺れるような快感が背筋に走り、腰が跳ねる。
脳裏に
ルーデウスはロキシーを誘うときは時折倒錯的な趣味に目覚めるようで、プレイだけでなく場所も時たま変わった。
あるときは寝室で、ある時は浴室で、家族が家にほとんどいない時を見計らって、声を潜めて事に至るのだ。
家にいる頻度の高いララは、時折その現場に遭遇し、息を潜めて情事を覗き見るのが癖になっていた。
×××
『あっ、あっ、んあぁっ……も、もうだめですルディ、や、やすませてくださ……ひあぁっ!?』
『ふっ……ふぅ、まだ、これからですよロキシー』
そういうプレイなのだろう、両手を縛られたロキシーが、ベッドの上で生まれたままの姿を晒し、ルーデウスに責め立てられている。
顔は蕩け、頬は緩み、縛られているゆえに抵抗もままならず、良いように蹂躙される母。
『ロキシーがいけないんですよ……! 「しばらくは控えめにしましょう」なんて言ってたくせに、誘うような真似して』
『あっ♡ ごっ、ごめんなさい♡ ごめんなさいっ♡ ひあぁっ♡ ゆる、ゆるしてぇっ♡』
涙を流し、髪を振り乱して哀願するロキシー。その懇願を無視して、ルーデウスの剛直は小さな膣をぐちゅぐちゅと容赦なく蹂躙する。
ルーデウスの身体はすらりとした長身だが、しっかりと筋肉が付いていて均整の取れたスタイルをしている。ロキシーの一四、五歳ほどにしか見えない身体を組み伏せていると、その絵面は少なからず倒錯的だ。
『んあぁっ♡ はっ、はっ♡ いくっ♡ イってますっ♡ ルディ、もうむりっ♡ もうむりですからぁっ♡』
『駄目ですよロキシー、淫乱な悪い子にはおしおきです。もっと乱れさせてあげますからね……!』
『あっ♡ そんなぁっ♡ お゛っ♡ あっあっあっあっ♡』
『そろそろ、だしますよ!』
『ふえっ?』
ルーデウスの宣言にロキシーは見るからに動揺し、焦り始めた。
『まっ、まってっ! まってくださいっ! い、いま生ですよねっ?』
今更避妊しろだとか、そういうことではない。ルーデウスは人族で、ロキシーは魔族だ。今まで普通に子作りしても中々子供が出来なかったのだから、今更安全日に避妊しなかったからといって妊娠リスクは限りなく低い。だから、問題はそこではないのだ。
『だっ♡ だめぇっ♡ だめです♡ い、いま
それを聞いたルーデウスの動きが停止する。
鍛えられた上体の下で、荒い呼吸に胸元を上下させながら、ロキシーは涙目で懇願した。
『ね……? もう、おわりにしましょう? ルディ……これ以上はもう、私が壊れちゃいますから……』
真っ白な真珠のような肌に玉のような汗を浮かせて、前髪を額に張りつけたロキシーが、縛られた両手を上げてルーデウスの頬を撫でた。
その手をとったルーデウスが、ロキシーの手に施された拘束を解く。
『あ、ありがとうございま──え?』
そのまま解放されると思っていたロキシーは、両の手を取られたまま、再び背中からベッドに押し倒された。
細い両腕は頭の上に固定され、驚愕に目をしばたたかせる。
柔らかいシーツの上なので痛みこそないが、ルーデウスの力強い腕に押さえつけられては非力なロキシーの腕力ではびくともしない。
『ル、ルディ……? 顔がこわいですよ……?』
ルーデウスは答えない。
自分を押し倒す男の尋常ではない様子に気づいたロキシーが、慌てたように媚びを売る。
『ねっ? ルディ、もうお風呂に行きましょう? 手でも、口でもしてあげますから、今日はこのくらいに──』
『ロキシー』
ルーデウスがロキシーを押さえつけたまま、耳元に唇を寄せた。形の良い耳に吐息が触れ、ロキシーが背筋をぶるりと震わせる。
『覚悟してくださいね』
『えっ? あっ──あぁっ♡ ああぁぁっ♡』
顔を上げたルーデウスの表情は、獣欲と嗜虐に染まっていた。
その顔を見てしまったロキシーは、これから起こるであろう事態に、期待と恐怖と情欲の入り混じった声を上げる。
『ん、ふぅぅぅぅぅ……♡』
ロキシーの狭く小さな膣内から、ルーデウスの剛直がずぷずぷと音を立てて、ゆっくりと引き抜かれる。
淫液に濡れたそれが段々と全長を現していき、肉傘が外気に晒される。
ロキシーの下腹部どころかへそまで届いていそうなそれが、今までこんな小さな穴にねじ込まれていただなんて俄かには信じがたい。
厚い肉傘の先端を膣口にめり込ませられ、ロキシーは迫り来る快楽と、自分を貫こうとする剛直から逃れようと身を捩った。
『まっ♡ まってっ♡ さっきからっ♡ おまんこがおかしいんです♡ ずっと痙攣しっぱなしでっ♡ これ以上はもう──ひっ♡♡♡』
ロキシーの喉から引き攣った声が漏れ出た。
当然だ。完膚なきまでにルーデウスの理性を破壊してしまった事を察したロキシーは、肉食獣を前にした小動物も同然だった。
先ほどの交渉も、哀願も、今のルーデウスに取ってはすべて挿入と射精を煽っているようにしか聞こえなかった。あんなものを聞かされて、止まる男などどこにもいない。
当然、ルーデウスが止まるはずもない。
『お、おねがい──おねがいしますっ♡ せめて、せめてゆっくり──ん゛ひぃっ♡♡♡』
どちゅん、と湿った音を盛大に響かせながら、勢いよく腰が叩きつけられた。
挿入と同時に絶頂したロキシーは、脚が痙攣してぴんと伸ばされ、形の良い双丘がふるりと揺れた。
下腹部は捩じ込まれた剛直の形に盛り上がり、痙攣した膣がちぎり取らんばかりにきゅうきゅうと締め付けている。
『〜〜〜〜っ♡♡♡ ぁっ♡ かはっ……♡』
無理やりに流し込まれた快楽に、脳がオーバーフローを起こしたロキシーは、陸に打ち上げられた魚のようにぱくぱくと口を開閉させる。
ぷし、と吹き出す潮を下腹部に受けながら、ルーデウスは抽送を開始した。
『お゛っ♡ お゛っ♡ まっでっ♡ ルディ♡ まってえぇっ♡』
ぱん、ぱんと音を立てて、腰が叩きつけられる。
ロキシーの尻肉と太ももが震え、波打つ様子にさらに情欲を掻き立てられる。
決して豊満とは言えない身体のロキシーだが、子供を二人出産してからは双丘も一回り大きくなり、尻と太ももも少し肉付きが良くなった。その変化を楽しみながら、すっかり出来上がったロキシーをなおも責め立てる。
『やめっ♡ やべてっ♡ とまってぇっ♡ ゆ゛っぐりっ♡ ゆ゛っぐりおねがいっていったのにぃぃっ♡』
ロキシーの声とは裏腹に、汗や淫液に濡れた肢体はルーデウスの腰に絡みつき、貪欲に快楽を貪っていた。
妖艶さを醸し出しながらも幼さの残る肢体が跳ねる。それを押さえつけて、強引なピストン運動を繰り返す。
ごちゅごちゅと剛直の先端が子宮口を容赦なく突くたび、びくびくと汗ばんだ体が跳ね上がり、形の良い唇から嬌声が迸った。
『おく゛っ♡ おく゛突かないでっ♡ しきゅうこわれちゃいますからぁ゛っ♡ ごちゅごちゅや゛めて゛ぇ゛ぇ゛っ♡♡♡』
ロキシーはもう、快楽と絶頂の波にずっと翻弄されたままだった。
涙を散らし髪を乱しながら、ルーデウスから与えられる快楽を従順に無理やりに受け止めさせられる。
かくいうルーデウスもほぼ限界だった。射精直前にロキシーの煽りを受け、そのまま強引に責め立てていたのだから当然だ。
ルーデウスはロキシーの細腕を押しつけていた手を放し、細い腰をがっちりと押さえ込んだ。
もともと手を押さえていたのは抵抗されないようにするためと、自分がただ快楽を受け止めるしかない立場だということをわからせるためだったからだ。
もう抵抗する余力も思考力も失ったロキシーには必要ない。
だがむしろ、ロキシーは腰を押さえつけられたことで完全に快楽の逃げ場を封じられたことと、最後まで絶対に逃がさないという意志を感じ取って震えた。
ラストスパートと言わんばかりに抽送を加速させ、暴力的なピストンを開始する。
何年も交わり続けたことで開発されきったロキシーの膣穴を、自分のものだと声高に主張するように好き放題に蹂躙する。
『ん゛あぁぁぁっ♡♡ イ゛ってるっ♡ イ゛ってますっ♡♡ これだめっ♡ 抜いてっ♡ おちんちん抜いてぇ゛っ♡ もどってこれなくなるっ♡♡♡』
腰を叩きつけ、子宮口を突き上げるたびに、ロキシーの身体が弓なりに反って真っ白なおとがいを覗かせる。
抽送のたびに面白いように跳ねるロキシー。ロキシーにもまたシルフィエットのように被虐欲求があるのだろう、この強姦めいたプレイを楽しんでいる節があった。その性癖をとことんまで開発してやろうと意気込む。
その痴態に嗜虐心と征服欲を満たされながら、ルーデウスが呻いた。
『ぐっ……だしますよ、ロキシー!』
『あああああむりむりむりむりぃっ♡ あ゛っ♡ あ゛あ゛っ♡ だされるっ♡ 孕まされちゃいますっ♡ たすけてっ♡ いやぁっ♡ シルフィっ♡ エリスっ♡ ──っお゛♡♡♡』
快感に跳ね上がり、逃げようとする肢体を抵抗できないよう力尽くで押さえ込み、ルーデウスはロキシーに勢いよく腰を叩きつけ──果てた。
剛直の先端を子宮口に捩じ込むように押し付けて、決壊したかのように白濁液を注ぎ込む。
──びゅるるる、ごぷ、ごぷと遠慮なく容赦なく吐き出された白濁に、ロキシーの小さな子宮が染め上げられる。
『ぁ──っ♡ おっ♡ お゛っ♡ いぐ、いくいくいくいく♡ ──い゛っ……ぐぅぅ……♡♡♡』
ロキシーの上体が反りあがった。
連続する絶頂にびくびくと絶え間なく痙攣し、快楽を逃そうとして──逃しきれず、がくがくと幼ささえ感じさせる身体を無様に震わせる。
押し付けた結合部から、ロキシーの小さな膣には入り切らず逆流した白濁液が漏れ始め、白い身体をつたう。
極度の興奮とようやく訪れた絶頂に、ルーデウスもまた歯を食い縛りながら腰を震わせる。
ロキシーの幼ささえ感じられる体を押さえつけ、膣口に無理やりねじ込んで精を吐き出す快感は、他の妻二人からは得られないまた違った興奮があった。
まるで決壊したかのように注ぎ込まれる射精の勢いは、普段に増して強く、長い。
自由になったロキシーの手が、手掛かりを求めて宙を掻き、腰を押さえつけていたルーデウスの両腕に触れた。拘束を外そうと、弱々しく震える指先でルーデウスの手を掴んでいる。見れば、ロキシーは幼子がいやいやと駄々をこねるように首を振っていた。
『も゛ぉ入んない♡ 入んない、ですからぁ……♡』
呂律の回らないロキシーの様子に意地の悪げな笑みを浮かべたルーデウスは、尚もぐりぐりと亀頭で子宮口を嬲り、ただでさえ限界の子宮に睾丸が空になるほど追加の白濁を流し込んだ。
『ぁ゛っ♡ やめっ♡ それやめてぇっ♡ だしながらぐりぐりしないでぇぇ……っ♡♡』
本能と加虐心に従った行為に、ロキシーも『いぐ♡ いくいくいく♡』と身体をよじり痙攣させ、舌を突き出して視界を明滅させる。
満足するまで精を吐き出すと、ルーデウスはずるりと剛直を引き抜いた。
『っぉ……♡ ……ほぉ……♡♡♡』
ぱくぱくと口を開閉したロキシーの膣口から、剛直を引き抜いたことで
『ロキシー。かわいかったですよ』
『ぁっ──♡ ひゃ♡ ひゃい♡ ありがとうございました……♡』
あれほど一方的に嬲られ、痴態を晒させられたのに──健気に礼を言うロキシーが愛おしく、ルーデウスはその形の良い口元に唇を落とす。
そのまま舌で唇を割り開き、口腔を蹂躙する。
『ん──♡ んぁ♡ ルディ……♡』
目の端に涙を浮かべながら舌で必死に応えようとするロキシーが、狂おしいほどに愛おしい。
頭をあげると、離れた唇の間から唾液がつたった。頬を染め、恍惚とした表情でルーデウスを見上げている。
ロキシーは小柄だ。三〇センチ近い身長差がある身体に、ここまで欲望を叩きつけてしまったという背徳感と満足感。真っ白な発育途中のようでいて、完成された肢体。こちらの愛に健気に応えようとする姿勢。
──幾度抱いても、何度鳴かせても飽きはしない。
息をつくルーデウスの視線と、ロキシーの虚ろに濡れた瞳が重なった。
『あいしてますよ……ルディ……』
気だるそうに上げられたひと回り小さな手が、頬に触れた。
ルーデウスはそれに言葉を返すことなく、ロキシーの手を握るとそのまま彼女を抱きしめた。